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旭山記念公園野鳥情報2026年8月31日(月曜日)

 

旭山記念公園野鳥情報、2026(令和8)年8月31日月曜日。

ここ1週間の旭山記念公園と札幌市旭山都市環境林の野鳥の動きをまとめました。

この野鳥情報は、旭山で野鳥観察をしておられる方から直接ご提供を受けたものも含まれています。

また、後半では、野鳥以外の自然の情報も上げています。

 

●旭山記念公園および旭山都市環境林で野鳥などの観察や撮影をされるみなさまへお願い。
観察や撮影の際には、道を塞ぐなどにより、野鳥撮影をしない人の通行の妨げにならないようご留意ください。
また、人が通ることにより野鳥が逃げてしまった場合は、仕方ないものと受け止めてください。

 

 

9月の野鳥観察会・自然観察会・樹木観察会のご案内

A.定例 野鳥観察会
①9月12日(土曜日)
②9月27日(日曜日)

8時から10時頃まで

参加費:200円
集合:旭山記念公園森の家
定員:15名程度 先着順

 

B.自然観察会
9月20日(日曜日)

9時から11時頃まで

参加費:200円
集合:旭山記念公園森の家
定員:15名程度 先着順

 

C.バードウォッチャーのための樹木観察会
①9月5日(土曜日)
②9月22日(火曜祝日)

9時から11時頃まで

参加費:300円(資料代含む)
集合:旭山記念公園森の家
定員:各15名程度 先着順

 

いずれも定員になり次第受付を終了いたします。
定員になりましたら前日までにホームページでお知らせいたします。

なお、定員のお知らせが上がらなかった会については、事前お申込みなしでの当日のご参加も受け付けております。
その場合、ご希望の日の開始時間前までに「森の家」に直接お越しください。

よろしくお願いします。

 

 

◎亜種表記について
当方ではこれまで、外見で容易に識別できるエナガ、カケス、ゴジュウカラの3種についてのみ、
エナガ(亜種シマエナガ)
カケス(亜種ミヤマカケス)
ゴジュウカラ(亜種シロハラゴジュウカラ)
と記してきましたが、基亜種とは別の亜種名がついている種については、外見での識別が困難なものでも同様に表記してゆきます。
なお、ウソとカワラヒワについては、別亜種が出現した際には本文中に明記します。

 

 

今週のトピックス
シメ
8月29日土曜日5時頃、南14条西20丁目付近の上空でシメ3羽が観察されました。
シメは旭山記念公園では冬から春に見られ、5月下旬には見られなくなりますが、9月頃からしばしば見られるようになります。
今回は旭山記念公園内ではないですが、近くには来ていることが分かり、旭山記念公園でもそろそろ見られるようになるかもしれません。
この先シメの動きに要注目です。

 

コゲラ
8月29日、コゲラの雄の頭部にある赤い羽が分かる写真が撮れました。
コゲラは目にする機会も多いし、撮影機会も多い方の野鳥ですが、雄の頭部の赤い羽はなかなか分かりません。
そもそも、その赤い羽はとても細くて小さく、双眼鏡を使っても野外での目視ではほとんど分からず、写真を拡大して見てもなかなか見られません。
コゲラの雄と雌の比率がどれくらいか分からないですが、撮影した写真を整理していても、圧倒的に頭部の赤い羽が写っていない写真が多いです。
ただ、頭部の赤い羽が細くて、他の羽に隠れて見えていないだけのものもあるかもしれないですが、とにかく赤い羽はなかなか撮れません。
今回も現場では気づかず、撮影した写真をパソコンで見ていて赤い羽が写っているのが分かりました。
トピックスにするほどのことでもないかもしれないですが、今回はこの話題を大きく取り上げてみました。
写真は2枚あり、同一個体のもので、2枚目は(被写体ブレしてますが)頭部を大きくトリミングしたものです。

コゲラ雄20260831全身

コゲラ雄20260831頭部トリミング

 

 

今週のシマエナガ
エナガ(亜種シマエナガ)
今週は園内での観察情報は少なく、この状態が2週続いたことになります。
この先は観察機会が多くなってゆくのか、そうであればいつ頃からかなど、シマエナガの動きには注目しています。

 

 

夏鳥情報
オオルリ
今週は確かな観察情報はなかったです。
オオルリは通常9月中旬頃に南に渡ったいなくなりますが、2025年は9月26日に見られており、この先まだ観察機会はあると思われます。

 

キビタキ
8月31日月曜日、「双子沢坂」で「ヒッヒッヒッ」という地鳴きとぐぜりが聞こえ、すぐにキビタキ雄が視界に入り、少しずつ移動しながら3分ほど観察できました。
写真はその時のもので、雄の観察情報は久しぶりですが、キビタキは通常9月末に南に渡っていなくなり、この先まだひと月ほど観察機会はあるものと思われます。
この先、8月中よりは観察機会が増える可能性もあります。

キビタキ雄2026年8月31日

 

コサメビタキ
今週も幼鳥の観察情報もありましたが、オオルリとキビタキよりは観察機会は多いです。
カラ類と一緒にいることがあり、8月26日水曜日午後、「展望台松林」でカラ類と一緒にいた1羽が見られました。
「森のユニバーサル園路」付近や森の家の周りでの観察情報も多く、また、コサメビタキ1羽だけで見られることもあります。

 

コルリ
今週も園内での確かな観察情報はなく、この先観察情報がなければ、来週からここでは取り上げません(また来年)。

 

クロツグミ
今週は成鳥幼鳥ともども確かな観察情報はなかったですが、タイミングが合えば見られる可能性があります。

 

アカハラ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでした。

 

トラツグミ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでした。

 

ウグイス
8月26日から、朝に「ポートランドの森」で「ジッ ジッ」という鳴き声が週に何度か聞かれました。
鳴いている時間は短いですが、笹の動きなどを根気よく追ってゆくと姿が見られるかもしれません。

 

ヤブサメ
「ポートランドの森」や「遊具広場の森」などで「チュッ」という地鳴きが聞かれることがしばしばありますが、姿を見つけるのはなかなか難しいです。
ヤブサメは通常9月中旬から下旬に南に渡っていなくなりますが、それまで見られることはあると思われます。

 

センダイムシクイ
8月23日の野鳥観察会で見られたのが今のところ最後の確かな観察情報で、南に渡っていなくなった可能性がありますが、もう1週間様子をみます。

 

ホオジロ
8月29日9時前、「噴水広場下斜面」で「ツリツリッ」という地鳴きが聞かれましたが、園内ではときどき観察されています。
今年は「展望台ユニバーサル園路」沿いのハマナスの実が豊作で、ホオジロはハマナスの実を食べますが、今年はまだホオジロが食べているという観察情報は今のところありません。
ホオジロは通常9月中旬から10月上旬に南に渡っていなくなりますが、その間しばしば見られます。

 

アオジ
8月29日9時前、前述のホオジロと同じ時に同じ「噴水広場下斜面」で雌と思われる1羽が観察されました。
8月26日8時30分頃、「森の家坂」から「ポートランドの森」にかけての辺りでも雌と思われる1羽が観察されましたが、観察情報が増えてきており要注目です。

 

イカル
8月26日、8月29日と森の家上空から「キッキッ」という鳴き声が聞こえてきましたが、近くで見られたとの観察情報はなかったです。
昨年のようにヌルデの実が豊作かどうか偵察に来ているのかもしれません。
ヌルデの実は今年もそこそこなっており、写真は8月22日に撮影したものです(イカルは写っていません)。

ヌルデ2026年8月22日果実

 

キセキレイ
8月29日、近隣住宅街の界川での観察情報があり、界川沿いではよく見られているとのことです。
同じ日、「第1駐車場」上空低く飛ぶ1羽も観察されました。
キセキレイは通常10月中旬から下旬に南に渡っていなくなりますが、今年はどうでしょうか。

 

メジロ
囀りはあまり聞かれていませんが、「チュイー」という地鳴きは聞かれており、観察機会はカラ類とどちらが多いかというくらいに多いです。
ただし、動きが速く、高い位置にいることが多いため、撮影機会になかなか恵まれません。

 

モズ
今週も園内での確かな観察情報はなかったですが、まだ様子をみてゆきます。

 

チゴハヤブサ
8月27日木曜日、西20丁目通りの南9から10条にかけての辺りで「ケッケッケッ」という声が聞かれましたが、園内で見られたとの観察情報はなかったです。
チゴハヤブサは通常9月下旬まで見られることがあり、この先旭山記念公園上空にも飛んで来る可能性があります。

 

ハリオアマツバメ
今週は確かな観察情報はなかったですが、もう少し様子をみます。

 

ツツドリ
ツツドリは例年8月下旬から9月上旬に林内で姿が見られることがあるため、この先要注目です。
ただ、ツツドリは地鳴きをほとんどしないので、少し大きめの鳥が動いたことに気づいて見られる、という状況がほとんどです。

 

キジバト
朝に「西側エリア」のどこかで鳴いていた日もありましたが、近くで見られたとの観察情報はなかったです。
この時期、農耕地や山地の道路を車で走ると、電線にとまっていたり地面から飛び上がったりするキジバトがよく見られますが、旭山では見る機会は少ないです。

 

アオバト
8月26日に藻岩山方面の遠くから「オー アーオー」という声が聞こえてきましたが、近くで見たとの観察情報はなかったです。
アオバト、旭山記念公園では通常9月中旬から下旬に南に渡っていなくなりますが、昨年は11月に見られたことがあり、イレギュラーな動きの個体が見られることもあります。

 

ヤマシギ
今週は確かな観察情報はなかったですが、ヤマシギは10月上旬まで滞在しているようで、今後も稀に見られることもあるかもしれません。

 

 

 

冬に見られる鳥情報
シメ
前述の通りですが、今週からここに項目を設けて様子を追ってゆきます。

なお、カケス(亜種ミヤマカケス)は早い年であれば9月初旬に見られるようになりますが、今年は山の木の実が豊作であると推測され、その場合は旭山まで降りて来ない可能性もあり、要注目です。

 

 

留鳥情報
クマゲラ
今週も8月28日金曜日、29日土曜日と園内で近くで見られており、どちらも雌でした。
今週もほぼ毎日声がやや遠くから聞こえてきていましたが、クマゲラは日によって動きが変わっており、クマゲラが見られるかどうかはその日しだいです。

 

オオアカゲラ(亜種エゾオオアカゲラ)
今週は確かな観察情報はなかったですが、この先もしばしば見られるものと思われます。

 

アカゲラ(亜種エゾアカゲラ)
園内での観察機会は多く、幼鳥もまだ頭頂部が赤いので幼鳥と分かります。

 

コゲラ(亜種エゾコゲラ)
カラ類混群と一緒に見られることがよくありますが、その場合でもコゲラはたいてい2、3羽が近くにいます。

 

ヤマゲラ
8月28日、29日、朝7時前に界川住宅街方向から「ピョッピョッピョッピョッピョッ」という鳴き声が聞こえてきており、園内でも見られる可能性があります。

 

オオタカ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでした。

 

ハイタカ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでした。

 

ノスリ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでした。

 

トビ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでした。

 

オジロワシ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでした。

 

ハヤブサ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでした。

 

フクロウ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでした。

 

カワラヒワ
今週は園内での確かな観察情報はなかったですが、この先また見られるようになるのか、注意深く見てゆきます。

 

ゴジュウカラ(亜種シロハラゴジュウカラ)
観察頻度は、普通に見られる、くらいに高くなって(戻って)おり、お得意の「逆さポーズ」が間近で見られることもあります。
成鳥と幼鳥はほとんど区別できないくらいになっています。

ゴジュウカラ2026年8月31日逆さ

 

シジュウカラ
成鳥、幼鳥とも観察機会は多いです。
林のなかで「ツッ ツー」とか細い声で鳴いていることがあり、その声だけではヒガラと混同することもあるので注意が必要です。
写真は成鳥です。

シジュウカラ2026年8月31日

 

ハシブトガラ
園内で観察機会は多いです。
8月29日にはクズの花が終わった子房をついばんでおり、写真はその時のものです。

ハシブトガラ2026年8月29日

 

ヤマガラ
観察機会は多いです。
前々回も書きましたが、この時期は地面か地面近くに降りて餌を探す姿がよく見られます。

ヤマガラ2026年8月31日笹薮の下にいる

 

ヒガラ
囀りはまだ高い木の上の方から聞こえてくることがあります。
今後は近くで見られる機会も増えて来るものと思われますと書きましたが、まだそのようにはなってきていません。

 

ハクセキレイ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでした。

 

スズメ
道路沿いで見る機会があります。

 

ヒヨドリ
園内一円でよく見られており、幼鳥も見られています。

 

ハシボソガラス
主に「第1駐車場」周辺、「噴水広場」周辺から道路沿いそして森の家周辺でよく見られています。

 

ハシブトガラス
園内で多く見られています。
レストハウスから展望台の辺りに、手に持っている食べ物を狙うハシブトガラスがいるので、お気を付けください。
森の家の周りにも食べ物をチェックしに来る個体がいるので、ご注意ください。
ハシブトガラスは8月に入って一時それまでより少なくなりましたが、今週はまた数が少し増えたように感じられました。

ハシブトガラス2026年8月31日

 

 

 

旭山記念公園各所名称マップ
野鳥等が観察された詳細な地点をご案内するにあたり、園内各所に名称をつけました。
主に野鳥情報の記事でそれら名称を使用しており、「」(かぎかっこ)でくくったものがその名前で、こちらの地図で場所を確認することができます。
文字が小さいので拡大してご覧ください。

旭山記念公園各所名称マップ

 

 

エゾシカ(シカ科)
8月31日、エゾシカが園内で見られました。
「作業員詰所」付近に大きさの違う2頭がいましたが(写真)、「学びの森通り」方向を見ると、他に数頭いるのが見えました。
最初に見つけた2頭は、15mほど離れたこちらの様子をうかがいつつ、その群れに合流するために、横目でこちらを見ながらそろりそろりと歩いて合流しました。
全部で9頭、1頭だけ角がある若い雄、今年生まれと思われる「バンビ」は2頭、大きな雌が1頭と、その他でした。
橙色の体色はいくぶんくすんできていましたが、まだまだ「鹿の子模様」がはっきりとしていました。
エゾシカの観察情報は多いですが、秋になってさらに観察情報が増えるかもしれません。

エゾシカ2026年8月31日2頭

 

エゾリス(リス科)
「ポーランドの森」で「カリカリッ」と小さな音が聞こえ、探すと、カラマツの枝でオニグルミの実を割っているエゾリスがいました。
オニグルミはそろそろ食べごろかもしれません。

エゾリス2026年8月31日オニグルミの実を食べる

 

ニホンカナヘビ(カナヘビ科)
ニホンカナヘビの幼体、つまり子どもが今週も見られました。
尾が青っぽくて色が違うのが面白いです。

ニホンカナヘビ2026年8月31日幼体

 

アキアカネ(トンボ科)
残暑も終わり、秋が本格化、アキアカネが増えてきました。
アキアカネは夏の間は避暑のため高標高地に行くそうですが、そうであるなら数が増えてきたのも納得です。

アキアカネ2026年8月31日

 

クサカゲロウの1種(クサカゲロウ科)
クサカゲロウの仲間、実際には結構いるのかもしれないですが、このように見られて撮影できる機会は少ないです。
透明な翅がきれいです。

クサカゲロウの1種2026年8月31日

 

モンシロチョウ(シロチョウ科)
モンシロチョウ、名前はおなじみですが、旭山記念公園では意外と見る機会は少ないです。
よく見る白い蝶はエゾスジグロシロチョウかスジグロシロチョウですが、そういえば今年はそれらが少なかったかな。

モンシロチョウ2026年8月31日

 

クスサン(ヤママユガ科)
大型の蛾クスサンがいました。
ほぼ毎年見られます。

クスサン2026年8月31日

 

エゾオオマルハナバチ(ミツバチ科)
マルハナバチの仲間もちょくちょく見られるようになってきました。
こちらは旭山でよく見られるマルハナバチの1種で、オオアワダチソウの花で吸蜜していました。
後肢に花粉をたくさんつけて飛んでいる姿も見られます。

エゾオオマルハナバチ2026年8月31日

 

エゾトラマルハナバチ(ミツバチ科)
マルハナバチをもう1種、こちらはムラサキツメクサで吸蜜していました。
こちらも旭山でよく見られるマルハナバチですが、今年はこちらの方が見る機会が多いように感じています。
なお、この時期はスズメバチも多く飛んでいるのでご注意ください。

エゾトラマルハナバチ2026年8月31日

 

ツユクサ(ツユクサ科)
ツユクサは、割と雑草的に身近なところから山地まで広く見られる植物です。
ソーダ色の花がきれいです。
花が終わると豆のような果実がなります。

ツユクサ2026年8月31日

 

ヒロハヒルガオ(ヒルガオ科)
レストハウス前の斜面にびっしり生えているヒロハヒルガオ。
7月前半に花が咲き、もう今年は花が終わったかと思われましたが、先週から今週にかけてまたたくさん咲き、まだ花は見られています。

ヒロハヒルガオ2026年8月31日

 

アキノノゲシ(キク科)
アキノノゲシは「噴水広場下斜面」で毎年花を咲かせており、年によっては「展望台北西斜面」の「舗装道路」沿いでも見られます。
1mほどの草丈、花序が横に広く、朝に花が開き、午後になるとしぼみます。
ただ、今年はもう花が終わりかけていて、タンポポの綿毛のような種子が既になっている株もあります。
紹介するのが少々遅かったようで、来年の課題とします。

アキノノゲシ2026年8月31日

 

 

 

次回は、2026年9月7日月曜日に上げる予定です。

 

旭山でのバードウォッチング、皆様が多くの野鳥を見られることを願っております。