旭山記念公園と札幌市旭山都市環境林「旭山の森」では、2024年5月15日現在、120種の野鳥が記録されています。
ここではその全種を紹介します。
一部は写真がない種があります、ご了承ください。
なお、写真について、断りがないもので外見で識別できる種は雄の写真を使用しています。
大きさ、見られる時期、見られる頻度のほか、旭山で見られる頻度について、その鳥がいる時期に旭山に2時間いて見られる可能性を★の数で表しています。
| ★★★★ | ほぼ必ず見られる |
| ★★★ | 見られることがよくある |
| ★★ | 見られることは少ない |
| ★ | 珍しい、年に1~数回見られる程度 |
| ☆☆ | 旭山では少ないが普通種で他によく見られる場所がある |
| ☆ | 過去に記録があるが今はほとんど見られない、もしくは迷鳥 |
なお、この時期に見られる鳥でこのページにないものは、「1年中見られる鳥」のページもご参照ください。
(カラス科)
9月~5月上旬 ★★★★ ハトくらい
鳴き声=ゲーイッ、ジェーイ
●旭山では例年9月中旬以降に現れる
●来た当初は10羽前後の群れでいることもある
●年によりほとんど見られないこともある
●飛ぶと翼の青い部分がきれいに見える
●タカ類、ヒヨドリやクマゲラなど他の鳥や犬の鳴き真似をすることがある
●北海道の亜種ミヤマカケスは頭部が赤茶色、本州以南の亜種は濃い茶褐色で見た目が違う

(写真上=雄、下=雌)
(キクイタダキ科)
11月~3月中旬★★★、3月下旬~4月中旬★★★★ スズメより小さい(日本一小さな鳥)
囀り=リーシュリシュリー(小声)
地鳴き=シッ、チリー
●日本一小さくて軽い鳥
●主に針葉樹にいる
●旭山では針葉樹のある場所で冬に比較的よく見られる
●夏の観察例も稀にあり、6月に幼鳥連れ親子が園内で観察されたことがある
●頭頂部の菊色が名前の由来
●雄は頭頂部の黄色の中に赤い羽が混じっているが野外観察では隠れて見えないことが多い。雌は赤い羽がない
●雄の赤い羽は婚姻期にとさかのように膨れる
●近年シマエナガの次くらいに人気が高まる
●2023年6月幼鳥連れ、7月に観察され、今後は夏にも観察機会が増えるかもしれない
(シジュウカラ科)
11~4月 ★★ スズメくらい
●秋に山から降りて越冬するカラ類
●ハシブトガラと酷似し識別が難しいが ・次列風切羽が白く目立つことがある ・嘴上下会合部が白くない が主な違い
●針葉樹にいることが多い
●5月に巣を探す行動を何度か観察したことがあり、旭山でも繁殖する可能性がある
(キバシリ科)
10月~4月★★★ スズメより小
囀り=チリチリシュリシリー
地鳴き=シリリー
●背中が樹皮のような模様
●木の幹の下にとまり幹をらせん状に登りながら餌を採る
●真冬に囀りが樹上から聞こえる
●冬はカラ類などと行動をともにする
(ミソサザイ科)
10月~5月上旬★★★ スズメより小
囀り=チッピッチリチリチリー(朗らかな声)
地鳴き=ジッ ジッジッ(連続して鳴く)
●夏は山地の渓流で繁殖し秋に低地に降りて越冬する
●尾羽を上向きに立てて低い木などにとまる
●笹の低い位置を動くためネズミと間違われることもある
●春に囀りが聞かれることがあり、日の出前から囀る
●ここ1、2年で撮影対象としての人気が高まってきた鳥
(写真上=雄、下=雌)
(アトリ科)
10月~5月上旬 ★★ スズメくらい
囀り=旭山では聞かれない
地鳴き=キュロッ(飛びながら鳴く)
●秋口に100羽前後の群れが見られることがある
●それ以外は数羽が冬の間散発的に見られるが4月に観察機会が多くなる傾向がある
●雄は頭部が黒く雌は濃茶褐色
(写真上=亜種ウソ雄、中=雌、下=亜種アカウソ雄)
(アトリ科)
10月~5月上旬★★★ スズメよりやや大
囀り=フュルヒリフュラー(旭山では稀)
地鳴き=フィッ
●旭山では秋から春の間に割とよく見られる
●たいてい雌雄ペアか3羽以上の群れでいる
●バラ科樹木の冬芽や木の実をよく食べに来る
●地鳴きが口笛に似ていて、江戸時代、口笛を吹くことを「嘘を吹く」と称したのが名前の由来
●雄の腹部が薄赤茶色の亜種アカウソも年により飛来
●雄の腹部が赤い亜種ベニバラウソも記録がある
(写真上=雄、下=雌)
(アトリ科) 10月下旬~5月中旬 ★★★ スズメより小
囀り=チュルチリチュリ(旭山では稀)
地鳴き=チュイーン、ジュリーッ
●冬は数羽の群れで行動し1羽だけ見ることはめったにない
●秋口と春は50羽以上の群れになることもある
●シラカンバの種子をよく食べる ※雄(下)は黄色みが強い
●道内で一部繁殖するが旭山では秋から春の間にしか見られない
(写真上=雄、下=雌)
(アトリ科)
10月下旬~5月上旬 ★★★★ スズメくらい
囀り=旭山では聞かれない
地鳴き=チュイーン(飛びながらも鳴く)、ジュリーッ
●年により数の変動が大きくまったく来ない年もある
●2020-21の冬はマヒワと合わせ数百羽の群れが越冬しシラカンバの種子の食べかすが降ってくるほどだった
(アトリ科)
11月~5月上旬 ★★ スズメより大きい
囀り=旭山では聞かれない
地鳴き=キュリー(飛びながら鳴く)
●嘴の先が交差していて松ぼっくりの断片をはがして食べるのに適している
●松の木から「パチッ」という食べる際の音が聞こえてくることがある
●旭山ではほぼ毎年秋と春に数回ずつ通過するが越冬することは少ない
●一部は道内高標高地で繁殖する
(写真上=雄、下=雌)
(アトリ科)
11月~4月 ★ ムクドリよりやや小
囀り=旭山では聞かれない
地鳴き=ピョロロー(か細い笛のような音)
●一部は大雪山系など道内高山帯で繁殖
●旭山では年により見られることがある
●警戒心があまり強くない
(アトリ科)
11月~4月 ★(☆) スズメよりやや大
●数少ない冬鳥で旭山では2013年春に初めて確認された
●今後も散発的に見られる可能性あり
(アトリ科)
11月~4月 ★(☆☆) スズメくらい
囀り=旭山では聞かれない
地鳴き=ジュッジュッ
●数少ない冬鳥で旭山ではたまにくる年がある程度だが、2020-21の冬に数羽が何度か観察された
●黒岳で夏季の観察記録がある
●石狩市の海岸に毎年飛来している
(ヒタキ科)
9月下旬~5月上旬 ★★★★(2月~3月は個体数が少ない) ムクドリくらい
囀り=旭山では聞かれない
地鳴き=ツィー、キュッキュッ
●冬鳥では最もよく目にする鳥
●厳冬期は南へ移動し数が減る
●ナナナカマドをはじめ木の実を食べによく来る
●稀に「ピュリーチリリ」などと囀りのような声=ぐぜりを聞くことがある
(ヒタキ科)
11月~1月 ★★★ ムクドリくらい
囀り=旭山では聞かれない
地鳴き=ツィー、キュッキュッ
●ツグミの亜種とする説と別種とする説があって固まっていないがここでは別種として扱う
●旭山ではほぼ毎年少数記録がある
●体の橙色ですぐにそれと分かる
(写真なし)
(ヒタキ科)
☆ ムクドリくらい
●迷鳥、旭山では数回記録があるが今後も見られる可能性がある
(レンジャク科)
10月下旬~5月上旬 ★★★ ムクドリくらい
地鳴き=チリリリ-(弱い鈴のような音)
●冬鳥だが積雪期はより南へ移動しほとんど見ることがない
●春は見られたり見られなかったり、見られても1から3日(回)程度
●10~30羽の群れで行動し、ヤドリギの実が大好物で実がなくなるまでそこに群れで食べに来る
●北海道ではキレンジャクの方がよく見られるといわれるが、旭山ではヒレンジャクの方が多い
(レンジャク科)
10月下旬~4月上旬 ★★ ムクドリくらい
地鳴き=チリリリー(鈴のような音)
●ヒレンジャクより少し大きい
●旭山ではヒレンジャクに混じって数羽見られることが多く、キレンジャクだけの群れは少ない
●2014年2月に約20羽の群れがひと月滞在した
(シギ科)
10月~3月 ★ ハトくらい
●冬鳥として現れるシギの仲間
●冬でも凍らない渓流や湖沼でじっとしていて、人が近づくと勢いよく飛んで逃げる
●旭山では10月から1月までの間で過去に何度か記録がある
(ハヤブサ科)
10月~3月★ ハトくらい
●冬鳥として現れるハヤブサの仲間
●本来は農耕地など開けた場所を好み、旭山での記録は散発的だが過去に越冬した年もある
(タカ科)
11月~3★ カラスよりかなり大きい
鳴き声=クワッ
●豊平川下流から石狩湾にかけてで越冬。旭山でも冬の間に見られ、注意していると冬は意外と観察機会が多い
●ただし旭山で木にとまる姿はめったに見られない
●札幌圏でも繁殖し茨戸川緑地などでは夏でも見られ幼鳥もいる
●道内で繁殖しているものと北から冬鳥として渡って来るものがいると考えられる
(タカ科)
11月~3月★ カラスよりかなり大きい
鳴き声=グワーッ
●旭山ではたまに見られる
●通常上空高くを飛んでいるが目視できる高さにまで降りてくることもある
●石狩川河口から下流部で越冬している
●本来は海辺の鳥だが、エゾシカの残滓(ざんし)を食べに山にも飛んで来る
(カモ科)
4中、10下★ カラスよりかなり大きい
鳴き声=クゥワォーッ
●秋(北から南)と春(南から北)の渡りの時期に編隊で飛んでいる姿を旭山上空でも見られることがある
●地上でも声が聞こえ、双眼鏡で嘴を確認し種が同定できるほど低く飛ぶこともある
●厳冬期は多くが南に移動し北海道では不凍水域でのみ見られる
(カモ科)
★ カラスよりかなり大きい
鳴き声=キャハンッ
●オオハクチョウ同様だが旭山の記録は現時点で3月のみ
(カモ科)
4月★ カラスより大きい
声=キャハンッ
●オオハクチョウ同様だが旭山の記録は現時点で3月のみ