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旭山記念公園野鳥情報2026年6月28日(日曜日)

 

旭山記念公園野鳥情報、2026(令和8)年6月28日日曜日。

ここ1週間の旭山記念公園と札幌市旭山都市環境林の野鳥の動きをまとめました。

この野鳥情報は、旭山で野鳥観察をしておられる方から直接ご提供を受けたものも含まれています。

 

●旭山記念公園および旭山都市環境林で野鳥などの観察や撮影をされるみなさまへお願い。
観察や撮影の際には、道を塞ぐなどにより、野鳥撮影をしない人の通行の妨げにならないようご留意ください。
また、人が通ることにより野鳥が逃げてしまった場合は、仕方ないものと受け止めてください。

 

●野鳥の巣を探さないでください!
野鳥は、春の繁殖シーズンには非常にデリケートになります。
巣を作っているようすを見られたり、巣をのぞかれたりすると、巣を放棄したり、巣を他の鳥などに壊されて、繁殖しなくなってしまう可能性が高くなります。
人間も自分の家をのぞかれると嫌ですよね・・・
野鳥のために、次のことをお願いします!
①巣を探さない
②巣に気づいたら目をそらしてすぐに、しかし動きはゆっくりとその場を離れる
③巣を見ない/巣がある場所が分かったら近づかない
④巣の場所を人に話したり、ネットに情報を上げたりしない

 

●7月の野鳥観察会・自然観察会は、ただいま参加申込受付中です。
開催日時は以下の通りです。

A.定例 野鳥観察会
①7月11日土曜日
②7月26日日曜日

各回8時から10時頃まで

参加費:各200円
集合:旭山記念公園森の家
定員:各回15名程度 先着順

B.自然観察会
①7月19日日曜日

9時から11時頃まで

参加費:200円
集合:旭山記念公園森の家
定員:15名程度 先着順

定員になり次第受付を終了いたします。
定員になりましたらホームページでお知らせいたします。
ご参加お待ちしております。

 

◎亜種表記について
当方ではこれまで、外見で容易に識別できるエナガ、カケス、ゴジュウカラの3種についてのみ、
エナガ(亜種シマエナガ)
カケス(亜種ミヤマカケス)
ゴジュウカラ(亜種シロハラゴジュウカラ)
と記してきましたが、基亜種とは別の亜種名がついている種については、外見での識別が困難なものでも同様に表記してゆきます。
なお、ウソとカワラヒワについては、別亜種が出現した際には本文中に明記します。

 

 

今週のトピックス
アオバト
6月24日水曜日、アオバト雄1羽が比較的近くで見られました。
その数日前から「カラマツ林」から「ポートランドの森」周辺で鳴き声がよく聞かれるようになっており、その日も「ポートランドの森」のシラカンバのてっぺん付近で鳴いていましたが、離れて見ていると、少しして近くのエゾヤマザクラに飛び移り、数分間桜の実を食べていました。
「ミュンヘンの森」のエゾヤマザクラはかつて6月中旬になるとアオバトが日に何度かやって来て桜の実を食べていましたが、3、4年前からそんな光景が見られなくなっていました。
そこにハシブトガラスが数羽で食べに来るようになったことと関係があるかは分からないですが、桜の実を食べには来ているようで、この日来ていた木は実がたくさんついているわけではないものの、何かの理由でそこが気に入っていた可能性があります。
しかし6月28日日曜日はそこには来ませんでした。
アオバトは「オー アーオー」という鳴き声は日に何度か聞かれ、飛んでいる姿もときおり見られますが、近くで見られる機会は少なく、警戒心が強いためすぐに飛んで逃げてしまうためか、観察情報は少ないです。
写真2枚目は枝につかまって桜の実をついばんでいるところです。

アオバト雄2026年6月28日1正面

アオバト雄2026年6月28日2逆さ

 

 

今週のシマエナガ
エナガ(亜種シマエナガ)
今週も観察情報がほとんどなく、巣立ち幼鳥も観察されておらず、ほとんど見られていないといった状況です。

 

 

夏鳥情報
オオルリ
本日6月28日の野鳥観察会の際に、「吊り橋」下流の橋から近い場所で囀りが聞かれたのですが、探しても姿は見られず、そのうち下流側に遠のいて声が聞こえなくなりました。
「吊り橋」から「巨木の谷」周辺ではときどき囀りが聞かれており、姿が見られることもあります。
また野鳥観察会では、「オオムラサキの谷」の道路に近い辺りの遠目から囀りが聞こえてきましたが、こちらも姿は見られずでした。
このようにときおり囀りが聞かれることはありますが、近くで姿を見れることはごく少ないです。
幼鳥はまだ確認されておりません。

 

キビタキ
6月28日の野鳥観察会では、「吊り橋」左岸下流側の散策路から20mほど離れた木で囀りする雄が見られましたが、声を頼りに探すと見られることもあります。
なお、その時は「吊り橋」の下流側と上流側で別の2羽が囀りしており、同時に聞こえてくることもありました。
オオルリが囀りしていたのも同じ頃で、一時はキビタキとオオルリの声が交互に聞こえ、聞き比べができる状態でした。
他に園内数か所で囀りが聞かれており、園内での生息密度は低くはないです。

 

コサメビタキ
今週は園内での確かな観察情報はなかったです。

 

コルリ
今週も園内での確かな観察情報はなかったです。

 

クロツグミ
今週は園内での確かな観察情報はなかったです。

 

アカハラ
今週は園内での確かな観察情報はなかったです。

 

トラツグミ
今週は園内での確かな観察情報はなかったです。

 

ウグイス
野鳥観察会では2か所で囀りが聞かれましたが、完全な「ホーホケキョ」という声よりは、「ケキョ」とだけ鳴く声が聞かれることが多かったです。

 

ヤブサメ
園内各所笹薮で「シリシリシリ」という囀りが聞かれ、野鳥観察会ではキビタキの次に囀りが聞かれる機会が多かったです。
一時は5mほどの間近の笹薮で囀りしていまさいたが、姿は見られず。
ただ、囀りや「チュキッ」という鳴き声が笹薮から聞こえてきたら、見ていると低い位置を飛んで横切ったり笹薮の中を移動する姿が見られることがあります。

 

センダイムシクイ
「チヨチヨビー」という囀りはときどき聞かれるくらいで、「チチヨチチヨ」という強い鳴き声も聞かれなくなり、存在が分からなくなってきました。
センダイムシクイは雛が巣立った7月下旬以降にまた囀りがよく聞かれるようになります。

 

ホオジロ
「展望台」や「展望台北西木立」で囀りしていたり、「展望台北西斜面」で地面にいるのが見られたりする日もありますが、見られない日もあります。
旭山記念公園では幼鳥はまだ確認されていません。

 

アオジ
今週も園内での確かな観察情報はなかったですが、今年も繁殖期には旭山記念公園にはいないという状況になりました。

 

イカル
「キョッキョキョッ」という地鳴きや「ホヒリホヒー」という囀りが聞かることもある、くらいで観察頻度は少ないです。

 

キセキレイ
園内での観察情報は少ないですが、界川沿いではしばしば見られているとの情報があります。

 

メジロ
囀りはあまり聞かれていませんが、「チュピー」という地鳴きはよく聞かれており、桜の実を食べに桜の木に来ることがよくあります。
ヤマグワの実も黒く熟してきており、この先ヤマグワの実を食べに寄る姿が見られるようになるものと思われます。

 

モズ
今週は園内での確かな観察情報はなかったです。

 

チゴハヤブサ
今週は園内での確かな観察情報はなかったです。

 

ハリオアマツバメ
今週は確かな観察情報はなかったですが、この時期は天気が下り坂の時間に上空を飛んでいることがあります。
西岡公園ではときおり見られているようです。

 

ツツドリ
6月24日に久しぶりに藻岩山方面から鳴き声が聞こえてきましたが、それだけで、他の観察情報もなかったです。

 

キジバト
「デデポーポー」という声が聞かれ、飛ぶ姿も見られることがありますが、近くで姿が見られる機会は少ないです。
先日訪れた茨戸川緑地公園では観察機会が多く、電線にとまるなど近くで見られることもありました。

 

アオバト
(前述)

 

ヤマシギ
今週は確かな観察情報はなかったですが、夜のディスプレイフライト以外は見られる機会はほとんどないものと思われます。

 

 

 

留鳥情報
クマゲラ
今週も園内で近くで見られたとの観察情報もあり、6月28日8時前に「巨木の谷」で倒木で採餌する姿が見られたとの観察情報もありました。
鳴き声は日に何度か聞かれ、鳴き声が近かった場合は姿が見られることもありますが、クマゲラが近くで見られるかどうかはその日しだいです。

 

オオアカゲラ(亜種エゾオオアカゲラ)
6月26日金曜日に「巨木の谷」で雄成鳥が見られたとの観察情報がありました。
ときおり見られていますが、アカゲラ同様あまり鳴き声を発しないため、気づかないことも結構あるものと思われます。

 

アカゲラ(亜種エゾアカゲラ)
今週もほぼ毎日見られていますが、鳴き声をほとんど出さなくて気づきにくいのは同じです。
旭山記念公園では今年はまだ幼鳥の観察情報はないですが、月寒公園では巣立ち幼鳥が見られたとの情報がありました。

アカゲラ雌2026年6月28日

 

コゲラ(亜種エゾコゲラ)
6月26日に「ミュンヘンの森裏の道」で幼鳥連れと思われる数羽が観察され、6月28日の野鳥観察会では「遊具広場と噴水広場の間の道」で観察され、少しずつ観察情報が増えてきています。

コゲラ2026年6月28日

 

ヤマゲラ
「ピョッピョッピョッピョッピョッ」という鳴き声は聞かれなくなり、園内でも確かな観察情報はなかったです。
この先はたまに見られるくらいになります。

 

オオタカ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでした。

 

ハイタカ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでした。

 

ノスリ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでした。

 

トビ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでした。

 

オジロワシ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでした。

 

ハヤブサ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでした。

 

フクロウ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでした。

 

カワラヒワ
「キリコロキリー」という声が聞こえ高いところを飛んでいる姿を見る機会はそこそこありますが、「ギュイーン」という囀りは聞かれなくなりました。
6月28日昼前には「展望台」のシラカンバで比較的近くで見られる機会がありました。

 

ゴジュウカラ(亜種シロハラゴジュウカラ)
6月28日の野鳥観察会では観察されず、その日はそれ以外の時間帯にも観察情報がなく、観察しにくい状況になっています。
ただ、一度見つけると比較的長い時間観察することができる野鳥ではあります。

ゴジュウカラ2026年6月28日

 

シジュウカラ
6月28日の野鳥観察会では「噴水広場」付近で幼鳥混じりの数羽の群れが比較的近くで観察できました。
幼鳥の観察機会が増えてきており、この先も要注目です。

シジュウカラ幼鳥2026年6月28日

 

ハシブトガラ
園内で見られていますが、6月28日の野鳥観察会では珍しく確認できず、観察機会は少なくなっています。

 

ヤマガラ
幼鳥も観察されており、シジュウカラとの混群状態で見られることもあります。
「チーリーツー」という3拍子の囀りや「ツツピー」という囀りは聞かれなくなりました。

ヤマガラ2026年6月28日

 

ヒガラ
囀りはまだ聞かれていますが、聞く機会は少なくなっており、近くで姿が見られる機会も少ないです。

 

ハクセキレイ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでした。

 

スズメ
道路沿いで見る機会があります。

 

ヒヨドリ
園内一円でよくに見られています。

 

ハシボソガラス
主に「第1駐車場」周辺、「噴水広場」周辺から道路沿いでよく見られています。
写真は「第1駐車場」にいた幼鳥と思われる個体で、顔があどけない感じで、口を開けると中が赤くて分かりやすいのですが、少し待ってもそれは撮れませんでした。
ハシボソガラスは幼鳥がいても人を直接襲うことはほぼないですが、親が周りで鳴き声を上げながら警戒はしています。

ハシボソガラス2026年6月28日

 

ハシブトガラス
園内で多く見られており、まだエゾヤマザクラの実を食べには来ています。
レストハウスから展望台の辺りに、手に持っている食べ物を狙うハシブトガラスがいるので、お気を付けください。
森の家の周りにも食べ物をチェックしに来る個体がいるので、ご注意ください。

 

 

 

旭山記念公園各所名称マップ
野鳥等が観察された詳細な地点をご案内するにあたり、園内各所に名称をつけました。
主に野鳥情報の記事でそれら名称を使用しており、「」(かぎかっこ)でくくったものがその名前で、こちらの地図で場所を確認することができます。
文字が小さいので拡大してご覧ください。

旭山記念公園各所名称マップ

 

 

エゾコマルハナバチ雄(ミツバチ科)
エゾコマルハナバチの雄が出てきました。
全身レモンイエローにお尻の先だけオレンジ色のきれいな蜂で、初夏の風物詩ともいえるハチです。
ナワシロイチゴの花に寄って来ていました。

エゾコマルハナバチ2026年6月28日

 

エゾトラマルハナバチ(ミツバチ科)
同じくマルハナバチの仲間で、旭山記念公園では初夏に比較的よく見られる種です。
ムラサキツメクサの花に寄って来ていました。
全身黄色の毛に覆われ、腹部に虎模様が出るのが特徴です。

エゾトラマルハナバチ2026年6月28日

 

ヒメウラナミジャノメ(タテハチョウ科)
初夏の旭山記念公園でよく見られる地味な色合いの蝶です(蛾ではありません)。
ムラサキツメクサに寄って来ていました。

ヒメウラナミジャノメ2026年6月28日

 

メスアカミドリシジミ(シジミチョウ科)
今年も「ゼフィルス」、ミドリシジミの仲間を中心としたシジミチョウの季節がやって来ました。
毎年「吊り橋」周辺で見られるメスアカミドリシジミ、今年は6月24日に初認でした。
6月28日にはジョウザンミドリシジミも今年初認となりました。
この先ひと月ほど、園内各所でゼフィルスが見られるものと思われます。

メスアカミドリシジミ2026年6月28日

 

ミカドフキバッタ(バッタ科)
園内で最もよく見られるバッタ、ミカドフキバッタの幼虫と思われるものの写真です。
ピンク色に変色するバッタがいるとネット上などで話題になりましたが、旭山記念公園では見ていません。

ミカドフキバッタ2026年6月28日

 

ハシドイ(モクセイ科)
園内のハシドイ、先週は満開までもう少しでしたが、1週間経って逆に満開を通り過ぎてしまい、「ちびっこ広場」では花弁が茶枯れた花も見られるようになってきました。
ライラックの近縁種で、ライラックを「ムラサキハシドイ」と呼ぶこともあります。
街路樹や公園樹にも利用されており、目にする方もいらっしゃるかと。

ハシドイ2026年6月28日

 

キアシドクガに葉を食べ尽くされたミズキの回復ぶり
2週前、今年はキアシドクガが大発生していて、幼虫が食樹であるミズキのうちの何本かの葉を食べ尽くしたと書きました。
それから2週間、葉が食べ尽くされた木にもまた新しい葉が伸びてきました。
枯れてしまうかと心配になるほどの食べっぷりでしたが、今年はどうやら乗り切れそうです。
次の写真、下はまだ葉が伸びてきていない食い尽くされた直後と同じ状態の木ですが、こちらも大丈夫そうです。

ミズキ2026年6月28日葉が出て来た

ミズキ2026年6月28日2

 

 

次回は、2026年7月5日日曜日に上げる予定です。

 

旭山でのバードウォッチング、皆様が多くの野鳥を見られることを願っております。