旭山記念公園野鳥情報、2026(令和8)年6月22日月曜日。
ここ1週間の旭山記念公園と札幌市旭山都市環境林の野鳥の動きをまとめました。
この野鳥情報は、旭山で野鳥観察をしておられる方から直接ご提供を受けたものも含まれています。
●旭山記念公園および旭山都市環境林で野鳥などの観察や撮影をされるみなさまへお願い。
観察や撮影の際には、道を塞ぐなどにより、野鳥撮影をしない人の通行の妨げにならないようご留意ください。
また、人が通ることにより野鳥が逃げてしまった場合は、仕方ないものと受け止めてください。
●野鳥の巣を探さないでください!
野鳥は、春の繁殖シーズンには非常にデリケートになります。
巣を作っているようすを見られたり、巣をのぞかれたりすると、巣を放棄したり、巣を他の鳥などに壊されて、繁殖しなくなってしまう可能性が高くなります。
人間も自分の家をのぞかれると嫌ですよね・・・
野鳥のために、次のことをお願いします!
①巣を探さない
②巣に気づいたら目をそらしてすぐに、しかし動きはゆっくりとその場を離れる
③巣を見ない/巣がある場所が分かったら近づかない
④巣の場所を人に話したり、ネットに情報を上げたりしない
●6月28日(日)の野鳥観察会は、引き続き参加受付中です。
◎亜種表記について
当方ではこれまで、外見で容易に識別できるエナガ、カケス、ゴジュウカラの3種についてのみ、
エナガ(亜種シマエナガ)
カケス(亜種ミヤマカケス)
ゴジュウカラ(亜種シロハラゴジュウカラ)
と記してきましたが、基亜種とは別の亜種名がついている種については、外見での識別が困難なものでも同様に表記してゆきます。
なお、ウソとカワラヒワについては、別亜種が出現した際には本文中に明記します。
今週のトピックス
オオアカゲラ
6月15日月曜日、「記念樹の森」でオオアカゲラ雌が観察されました。
写真がそれですが、腹部に赤い部分がまったくない個体でした。
6月19日金曜日にもほぼ同じ辺りで同一の可能性がある腹部が赤くなりオオアカゲラ雌が観察されました。
この先まだ見られるか、要注目です。
写真は上が6月15日、下が6月19日撮影のものです。
チゴハヤブサ
6月19日、園内でチゴハヤブサが観察されました。
9時過ぎに「噴水広場」付近の上空低く飛ぶ1羽が見られ、ハシブトガラス数羽が追いかけて飛んでいました。
今年は園内や近隣での観察情報はなかったのですが、近くで繁殖している可能性もあり、今後要注目です。
今週のシマエナガ
エナガ(亜種シマエナガ)
先週までは日に何度か見られていましたが、今週は観察情報がほとんどなく、巣立ち幼鳥も観察されておらず、観察機会が少なくなってきました。
夏鳥情報
オオルリ
囀りはほとんど聞かれずと先週は書きましたが、またもや一転して今週はほぼ毎日囀りが聞かれていました。
特に「藻岩山登山口」方面からは毎朝囀りが聞こえてきますが、ここは8時30分を過ぎるとほとんど聞かれなくなります。
6月22日月曜日も朝7時前から囀りが聞かれ、8時過ぎには聞かれなくなりました。
一方で「遊具広場の森」から「旭山グランドキャニオン」辺りでは、9時過ぎくらいからときどきオオルリの囀りが聞こえており、6月22日にも聞かれました。
ただそこは「遊具広場の森」からは遠く、「第1駐車場」や道路沿いからも見えにくそうな場所で、姿を目視するのは難しいです。
また6月19日には朝9時頃に「巨木の谷」で囀りが聞かれ、17時頃には「ポートランドの森」でも聞かれました。
ただ、姿を近くで見たとの観察情報はなく、割と近くで囀りしていても木の葉に隠れて姿は見つけにくいです。
写真は道内の他の場所で撮影したオオルリ雄ですが、この時もまたエゾハルゼミを捕まえ嘴にくわえていました。
キビタキ
今週も園内数か所で囀りが聞かれており、鳴き声が近かった場合は木の枝をよく探すと姿が見つかることがあります。
雄どうしの争いはもう見られなくなっていますが、100mくらい離れた場所で雄2羽が囀りしていて同時に聞こえた日ははありました。
キビタキの囀りはまだひと月ほど聞くことができると思われます。
写真はこの1週間以内に道内別の場所で撮影したものです(オオルリ雄と同じ場所です)。
コサメビタキ
今週は園内での確かな観察情報はなかったです。
コルリ
今週も園内での確かな観察情報はなかったです。
クロツグミ
今週は園内での確かな観察情報はなかったです。
ただ、クロツグミは6月後半になるとまた囀りが聞かれる機会が多くなる傾向にあります。
アカハラ
今週は園内での確かな観察情報はなかったです。
トラツグミ
今週は園内での確かな観察情報はなかったです。
ウグイス
囀りはときどき、ところどころで聞かれる、というくらいになりました。
ヤブサメ
園内各所笹薮で「シリシリシリ」という囀りが聞かれており、散策路を低く飛んで横切る姿が見られることもしばしばあり、鳴き声が聞こえる辺りを見ていると姿が見えることもあります。
センダイムシクイ
「チヨチヨビー」という囀りはときどき聞かれる程度になっており、「チチヨチチヨ」という強い鳴き声もあまり聞かれなくなりました。
オオムシクイ
今週は確かな観察情報がなく、北方に移動していなくなった可能性がありますが、この先確かな観察情報がなければ、来週からここでは取り上げません(また来年)。
ホオジロ
「展望台」や「展望台北西木立」でときどき囀りしていますが、見られない日もあります。
今週は道内他の場所で幼鳥を確認しましたが、旭山記念公園ではまだ幼鳥の観察情報は入っていません。
アオジ
今週も園内での確かな観察情報はなかったです。
イカル
「キョッキョキョッ」という地鳴きや「ホヒリホヒー」という囀りが聞かることもある、くらいの観察頻度になっています。
キセキレイ
園内での観察情報は少ないですが、界川沿いではしばしば見られているとの情報があります。
メジロ
囀りは聞かれる機会は少ないですが、「チュピー」という地鳴きはよく聞かれており、エゾハルゼミの鳴き声も少なくなってきて、メジロの存在が分かりやすくなってきました。
ヤマグワの実も黒く熟してきており、この先ヤマグワの実を食べに寄る姿が見られるようになるものと思われます。
モズ
今週は確かな観察情報はなかったですが、「ちびっこ広場」で見られる可能性はあります。
チゴハヤブサ
(前述)
ハリオアマツバメ
今週は確かな観察情報はなかったですが、この時期は天気が下り坂の時間に上空を飛んでいることがあります。
ツツドリ
今週は鳴き声もほとんど聞かれておらず、近くでの観察情報もなかったです。
キジバト
「デデポーポー」という声が聞かれ、飛ぶ姿も見られることがありますが、近くで姿が見られる機会は少ないです。
ただ、公園外の近隣の住宅街では姿を見る機会も少なくないようです。
アオバト
「オー アーオー」という声はほぼ毎日聞かれており、姿が見られる機会もあり、2羽から5羽くらいで飛ぶ姿もときどき見られます。
エゾヤマザクラの実を食べに来たとの観察情報はないですが、かつてはよく寄りついて来ており、近年は寂しい限りです。
ヤマシギ
今週は確かな観察情報はなかったですが、夜のディスプレイフライト以外は見られる機会はほとんどないものと思われます。
留鳥情報
クマゲラ
今週も園内で近くで見られたとの観察情報もありました。
クマゲラが近くで見られるかどうかはその日しだいです。
写真は6月22日月曜日、森の家の脇のイヌエンジュの木に飛んで来た雄です。
オオアカゲラ(亜種エゾオオアカゲラ)
(前述)
アカゲラ(亜種エゾアカゲラ)
今週もほぼ毎日見られていますが、鳴き声をほとんど出さなくて気づきにくいのは同じです。
コゲラ(亜種エゾコゲラ)
「遊具広場」で幼鳥連れと思われる数羽が6月22日に観察されましたが、この先もっと広い範囲で見られる可能性があります。
ヤマゲラ
「ピョッピョッピョッピョッピョッ」という鳴き声は聞かれなくなり、園内でも確かな観察情報はなかったです。
この先はたまに見られるくらいになりますが、夏に幼鳥がいるときは不意に近くで見られることもあります。
オオタカ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでした。
ハイタカ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでした。
ノスリ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでした。
トビ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでした。
オジロワシ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでした。
ハヤブサ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでした。
フクロウ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでした。
カワラヒワ
「キリコロキリー」という声が聞こえ高いところを飛んでいる姿を見る機会はそこそこありますが、「ギュイーン」という囀りはほぼ聞かれなくなりました。
ゴジュウカラ(亜種シロハラゴジュウカラ)
6月15日に「木の橋」付近で4、5羽が見られ、巣立ち幼鳥がいる家族の可能性がありますが、ゴジュウカラは巣立ち幼鳥と成鳥の見分けが難しく、家族であることの確認までには至りませんでした。
翌日はもう同じ辺りでゴジュウカラは見られず、広く動き回るようになったのかもしれず、6月19日以降は観察情報があまりない状態になっています。
「フィーフィー」という囀りは聞かれなくなりました。
シジュウカラ
園内一円でよく見られ、「ツーピーツーピー」という囀りも聞かれています。
幼鳥もちらほらと見られるようになり、6月22日には「双子沢坂」で見られました。
ハシブトガラ
園内で見られており、「ピィピィピィ」という囀りが聞かれる頻度が先週よりも高くなっており、幼鳥が巣立ったことと関係があるのかもしれません。
ヤマガラ
幼鳥の観察機会が増えており、「吊り橋」周辺や「遊具広場の森」で比較的見られる機会が多いです。
幼鳥は茶色い部分の色が濃くなってきています。
幼鳥を連れたシジュウカラとヤマガラが一緒にいることがよくあり、数種の幼鳥が集まる「とりのようちえん」状態に近づいてきました。
「チーリーツー」という3拍子の囀りや「ツツピー」という囀りはあまり聞かれなくなりました。
ヒガラ
囀りは遠くから聞こえることはありますが、近くで姿が見られる機会は少ないです。
ハクセキレイ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでした。
スズメ
道路沿いで見る機会があります。
ヒヨドリ
園内一円でよくに見られています。
ハシボソガラス
主に「第1駐車場」周辺、「噴水広場」周辺から道路沿いでよく見られています。
ハシブトガラス
園内で多く見られ、エゾヤマザクラの実を食べによく来ています(写真)。
レストハウスから展望台の辺りに、手に持っている食べ物を狙うハシブトガラスがいるので、お気を付けください。
森の家の周りにも食べ物をチェックしに来る個体がいるので、ご注意ください。
旭山記念公園各所名称マップ
野鳥等が観察された詳細な地点をご案内するにあたり、園内各所に名称をつけました。
主に野鳥情報の記事でそれら名称を使用しており、「」(かぎかっこ)でくくったものがその名前で、こちらの地図で場所を確認することができます。
文字が小さいので拡大してご覧ください。
藻岩山「平和の塔」補修中?
旭山記念公園から見える藻岩山のシンボルともいえる通称「平和の塔」は、補修でも行われているのでしょうか、先週から写真のように足場が組まれています。
この先どうなるのか、見守りたいです。
テントウムシ(ナミテントウ)(テントウムシ科)
テントウムシは珍しくないでしょうか。
「無紋型」と呼ばれる、星がほぼない(薄い)赤1色のタイプがいました。
エゾタチカタバミ(カタバミ科)
園内一円のやや明るい場所からやや暗い場所に咲く黄色い花、エゾタチカタバミも見られるようになってきました。
「クローバー」ではありませんが、葉がこの形に描かれた「クローバー」の絵をときどき目にします。
ナワシロイチゴ(バラ科)
「木苺」のナワシロイチゴ、今年も花を咲かせています。
写真中央のピンク色のものがそれですが、花びらは開かず、これが咲いている状態です。
たまに開いた状態のものも見ます。
実は食べられます。
オニシモツケ(バラ科)小群落
オニシモツケは園内ではたまに見られるくらいで、旭山都市環境林でも少ないですが、道内では沢沿いや池の周りなど、やや湿った場所に比較的多く見られる植物です。
それが、旭山記念公園内でも、「巨木の谷」の「柳のテント」から「双子沢川」を見下ろした辺りに、2坪ほどの小群落があるのを発見しました。
写真がそれですが、先週お伝えするつもりが写真を撮り忘れており、1週間が経って花が終わりかけて黄ばんできてしまいました。
本来はほのかにピンク色みがかった白いきれいな花です。
この小群落には今年気づきましたが、いつからあったのか、来年以降も花を咲かせてくれるのか、見守ってゆきたいです。
次回は、2026年6月28日日曜日に上げる予定です。
旭山でのバードウォッチング、皆様が多くの野鳥を見られることを願っております。