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旭山記念公園野鳥情報2026年7月19日(日曜日)

 

旭山記念公園野鳥情報、2026(令和8)年7月19日日曜日。

ここ1週間の旭山記念公園と札幌市旭山都市環境林の野鳥の動きをまとめました。

この野鳥情報は、旭山で野鳥観察をしておられる方から直接ご提供を受けたものも含まれています。

また、後半では、野鳥以外の自然の情報も上げています。

 

●旭山記念公園および旭山都市環境林で野鳥などの観察や撮影をされるみなさまへお願い。
観察や撮影の際には、道を塞ぐなどにより、野鳥撮影をしない人の通行の妨げにならないようご留意ください。
また、人が通ることにより野鳥が逃げてしまった場合は、仕方ないものと受け止めてください。

 

●野鳥の巣を探さないでください!
野鳥は、春の繁殖シーズンには非常にデリケートになります。
巣を作っているようすを見られたり、巣をのぞかれたりすると、巣を放棄したり、巣を他の鳥などに壊されて、繁殖しなくなってしまう可能性が高くなります。
人間も自分の家をのぞかれると嫌ですよね・・・
野鳥のために、次のことをお願いします!
①巣を探さない
②巣に気づいたら目をそらしてすぐに、しかし動きはゆっくりとその場を離れる
③巣を見ない/巣がある場所が分かったら近づかない
④巣の場所を人に話したり、ネットに情報を上げたりしない

 

 

●7月26日日曜日の野鳥観察会は、募集定員に達したため、受付終了とさせていただきました。
あしからずご了承ください。

8月の野鳥観察会と自然観察会は、今週中にご案内させていただきます。
いましばらくお待ちください。

 

 

◎亜種表記について
当方ではこれまで、外見で容易に識別できるエナガ、カケス、ゴジュウカラの3種についてのみ、
エナガ(亜種シマエナガ)
カケス(亜種ミヤマカケス)
ゴジュウカラ(亜種シロハラゴジュウカラ)
と記してきましたが、基亜種とは別の亜種名がついている種については、外見での識別が困難なものでも同様に表記してゆきます。
なお、ウソとカワラヒワについては、別亜種が出現した際には本文中に明記します。

 

 

今週のトピックス
クマゲラ
今週は園内での観察情報が毎日のようにあり、間近で見られることもありました。
7月17日金曜日9時から12時の間に少しずつ間を置いて園内4ヵ所で見られましたが、すべて雌の個体で、若鳥のように見え、同一個体の可能性が高そうでした。
10時半頃には「カラマツ街道」で道から距離5m高さ2mの木で採餌する姿が間近に見られました。
7月14日火曜日9時頃「寺田京子句碑」近くのニセアカシアの木で雄が見られ(西側に飛び去った)、少し後に「展望台北西木立」で見られた1羽も雄で、こちらも同一個体の可能性があります。
次の写真がその時のもので、上が「寺田京子句碑」近く、下が「展望台北西木立」にいた時のものです。
クマゲラは観察情報は少なくないですが、いつどこで見られるかはその日しだい運しだいです。

クマゲラ雄2026年7月19日1寺田京子句碑近く

クマゲラ雄2026年7月19日2展望台北西木立

 

 

今週のシマエナガ
エナガ(亜種シマエナガ)
7月18日土曜日9時過ぎ、「オオムラサキロード」付近でシマエナガ数羽が見られ、そこに幼鳥もいたとの観察情報がありました。
ほかにも幼鳥の観察情報があり、まったく来ていないわけではなく、ときどき旭山記念公園にも来ているようです。
見られない日、観察情報がまったくない日もあるのは変わらないですが、それも明日から流れが変わるかもしれません。
過去には、夏の間ほぼまったく見られなかった年もあれば、8月でも毎日のように見られた時期があった年もあり、シマエナガの動きにも注目しています。

 

 

夏鳥情報
オオルリ
園内「吊り橋」周辺で幼鳥の観察情報がありました。
キビタキ幼鳥と同時に見られたとの観察情報もあり、今後も見られる可能性があります。
囀りはまだ「吊り橋」周辺で聞かれていますが、ときどき聞かれるくらいに頻度が落ちました。

 

キビタキ
キビタキも「吊り橋」周辺での幼鳥の観察情報がありました。
囀りはまだ聞かれていますが、いつも園内どこかで鳴いているという状況ではなくなってきました。
「ヒッ ヒッ ヒッ キュピキュピ」という地鳴きもときどき聞こえてきますが、その鳴き声が聞こえる場合は割と近くにいるので(声が大きな音ではなく遠くまでは聞こえないため)、探すと見つかる可能性が少し高くなります。

キビタキ雄2026年7月19日

 

コサメビタキ
幼鳥の観察情報はありましたが、昨年のようにある決まった場所によく出て来るという状況にはなっておらず、成鳥も含め観察情報は少ないです。

 

コルリ
今週も園内での確かな観察情報はなく、この先も見られる可能性はきわめて低そうですが、一応まだ取り上げつつ様子をみてゆきます。

 

クロツグミ
7月18日「巨木の谷」の笹薮から「キュロキュロ」という地鳴きが聞こえてきましたが、姿を見ることはできませんでした。
囀りは聞かれておらず、幼鳥も確かな観察情報はなかったですが、今後姿が見られる可能性はあります。

 

アカハラ
今週は園内での確かな観察情報はなかったです。

 

トラツグミ
今週は園内での確かな観察情報はなかったです。

 

ウグイス
囀りがほとんど聞かれなくなっており、姿もほとんど見らなくなりましたが、7月17日金曜日に円山南麓で囀りしていました。

 

ヤブサメ
「シリシリシリ」という囀りが聞かれる頻度はさらに落ち、たまに、くらいになりました。
ヤブサメは通常7月に幼鳥が見られるようになりますが、今年はまだその観察情報はなく、そろそろではないかと思われます。

ヤブサメ2026年7月19日

 

センダイムシクイ
囀りは先週よりは聞かれる機会が多くなっており、「とりのようちえん」状態の時に囀りが聞かれることがよくあり、センダイムシクイ単独でということは少ない傾向にあります。
観察機会は増えてきています。

 

ホオジロ
7月17日に「四季の散歩道」周辺で囀り、「展望台北西斜面」で地鳴きが聞かれ、旭山にいることは確認できました。
旭山記念公園ではまだ、幼鳥の確かな観察情報はありません。

 

アオジ
今週も園内での確かな観察情報はなかったですが、平岡公園では囀りと地鳴きが、豊平公園では「チッ」という地鳴きが聞かれており、やはり今の時期にいないのは旭山記念公園だけのようです。
夏には見られる可能性もあるので、ようすをみてゆきます。

 

イカル
今週も園内での確かな観察情報はなかったですが、毎年7、8月はたまに観察されるくらいになります。

 

キセキレイ
7月17日に園内「西側エリア」で観察されましたが、キセキレイは幼鳥が巣立つと、それまであまり見られていなかった「西側エリア」でもときどき見られるようになります。

 

メジロ
囀りはあまり聞かれていませんが、「チュピー」という地鳴きはよく聞かれており、観察機会は少なくないです。
ヤマグワの実を食べにしばしば来ています。

 

モズ
今週も園内での確かな観察情報はなかったですが、まだようすをみてゆきます。

 

チゴハヤブサ
今週も園内での確かな観察情報はなかったですが、まだようすをみてゆきます。

 

ハリオアマツバメ
7月14日火曜日、上空から「チュリリリー」と鳴き声が聞こえ、見上げると、数羽が飛んでいるのが見えました。
西岡公園ではまだ晴れた日には水を飲みに飛来しているようです。

 

ツツドリ
今週も藻岩山方面から鳴き声も聞かれておらず、園内での確かな観察情報はなかったです。
道内ではまだ鳴き声が聞かれている場所があります。

 

キジバト
鳴き声も姿も観察情報はありましたが、近くで見られたとの観察情報はなかったです。

 

アオバト
「オー アーオー」という鳴き声もあまり聞かれなくなり、飛ぶ姿もときどき見られるくらいになっています。

 

ヤマシギ
今週は確かな観察情報はなく、夜のディスプレイフライトもそろそろ見られなくなる頃ですが、ヤマシギは10月上旬まで滞在しているようで、今後も稀に見られることもあるかもしれません。

 

 

 

留鳥情報
クマゲラ
(前述)

 

オオアカゲラ(亜種エゾオオアカゲラ)
7月18日土曜日に「栗の木デッキ」付近で雄成鳥が見られました。
写真がそれで、今の時期は一瞬アカゲラ幼鳥かと思いましたが、よく見るとオオアカゲラ雄で(胸から腹に黒い縦斑が入っている)、このように咄嗟に見間違うことがときどきあります。
幼鳥と思われる個体も観察されており、観察頻度が高くなってきました。

オオアカゲラ雄2026年7月19日

 

アカゲラ(亜種エゾアカゲラ)
幼鳥、成鳥ともほぼ毎日どこかで観察されています。
写真は7月19日12時過ぎに「中央トイレ」付近で撮影したものです。

アカゲラ幼鳥2026年7月19日

 

コゲラ(亜種エゾコゲラ)
鳴き声が聞かれることが多くなり、近くで鳴いている場合は姿も見つけることができます。
幼鳥もいますが、じっくり観察するか撮影しないと幼鳥であるかどうかの確認は少々難しいです。
「とりのようちえん」に入っていることもあります。

コゲラ2026年7月19日

 

ヤマゲラ
今週も園内での確かな観察情報はありませんでした。
幼鳥が出ると見られる機会が増える可能性がありますが、まだ幼鳥の観察情報はありません。

 

オオタカ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでした。

 

ハイタカ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでした。

 

ノスリ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでした。

 

トビ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでした。

 

オジロワシ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでした。

 

ハヤブサ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでした。

 

フクロウ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでした。

 

カワラヒワ
囀りは聞かれておらず、「キリコロキリー」という鳴き声が日に何度か聞かれ、ときどき姿が見られるくらいになっています。

 

ゴジュウカラ(亜種シロハラゴジュウカラ)
カラ類混群やゴジュウカラだけの群れでの観察頻度がさらに高くなっており、「チーィッ」という鋭くて細い鳴き声が聞かれる機会も増えてきました。

ゴジュウカラ2026年7月19日

 

シジュウカラ
「とりのようちえん」、でもシジュウカラだけでの群れでも観察機会は多いです。
そろそろ2回目の幼鳥が出てくる可能性があり、要注目です。

シジュウカラ2026年7月19日

 

ハシブトガラ
園内で見られていますが、引き続きシジュウカラとヤマガラよりは観察機会は少なです。

 

ヤマガラ
幼鳥も観察されており、橙色の部分はだいぶ色が濃くなってきましたが、まだ成鳥のような色にはなっていません。
「とりのようちえん」でも見られています。
先週、囀りは聞かれなくなりました、と書きましたが、今週はまだ何度か囀りが聞かれたことがありました。

 

ヒガラ
ときどき甲高い囀りが高い木の上の方から聞こえてきますが、近くで姿が見られる機会はいまだに少ないです。

 

ハクセキレイ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでした。

 

スズメ
道路沿いで見る機会があります。

 

ヒヨドリ
園内一円でよく見られています。

 

ハシボソガラス
主に「第1駐車場」周辺、「噴水広場」周辺から道路沿いでよく見られています。
写真は親子と思われる幼鳥(左)と成鳥(右)が歩いている光景で、この後幼鳥が成鳥に餌をねだっていました。
こうして見ると、体の大きさが違うのが分かり、特に首回りが右側の成鳥はしっかりしていますが、左側の幼鳥はまだ細いです。

ハシボソガラス2026年7月19日親子

 

ハシブトガラス
園内で多く見られています。
6月後半はエゾヤマザクラの実を食べにたくさん来ていて、7月に入ってから数が少し減った感じがしていましたが、本日7月19日はまた数が多くなったと感じした。
レストハウスから展望台の辺りに、手に持っている食べ物を狙うハシブトガラスがいるので、お気を付けください。
森の家の周りにも食べ物をチェックしに来る個体がいるので、ご注意ください。

ハシブトガラス2026年7月19日

 

 

 

旭山記念公園各所名称マップ
野鳥等が観察された詳細な地点をご案内するにあたり、園内各所に名称をつけました。
主に野鳥情報の記事でそれら名称を使用しており、「」(かぎかっこ)でくくったものがその名前で、こちらの地図で場所を確認することができます。
文字が小さいので拡大してご覧ください。

旭山記念公園各所名称マップ

 

 

ニホンカナヘビ(カナヘビ科)
7月17日、森の家の中にいたニホンカナヘビ。
どうやら森の家のどこかに住みついているようで、時々館内で見かけます。
見かけたらそっと見守ってください。

ニホンカナヘビ2026年7月19日森の家の中にて

 

ノシメトンボ今年初認は7月14日(トンボ科)
7月14日火曜日、ノシメトンボ今年初認です。
昨年2025年の初認日は7月11日、今年もだいたい平年並みです。
今の時期割と近くを飛び交っているのがノシメトンボで、草などにもよくとまるので、観察がしやすいトンボです。
翅の先が黒い(こげ茶色)のが特徴で、同じ特徴を持つのは近い仲間のコノシメトンボくらいですが、コノシメトンボはごく少ないので、その特徴が分かれば、それはほとんどがノシメトンボです。

ノシメトンボ2026年7月14日

 

ミヤマクワガタ雌(クワガタ科)
ミヤマクワガタの雌がいました。
写真がそれですが、かなり大きな個体です。
旭山ではミヤマクワガタの雄はほとんど見ないですが、今年は頭部だけ落ちていたという情報が例年より多く寄せられ、雄は多くがハシブトガラスやアカゲラなどに食べられているものと推察されます。

ミヤマクワガタ雌2026年7月19日

 

エゾオオマルハナバチ(ミツバチ科)とノリウツギ(アジサイ科)
満開になったノリウツギの花に、エゾオオマルハナバチが蜜を求めてやって来ていました。
脚には花粉をたくさんつけていますが、これが植物側にとっては受粉に役立っています。
「アカゲラ通信」今月号(2026年7月)はマルハナバチのミニ特集ですが、マルハナバチは基本的には人を刺しません。
ただ、100%刺さないわけではないようなので、気を付けるにこしたことはないでしょう。

エゾオオマルハナバチ2026年7月19日

 

今週のウシタキソウ(アカバナ科)
先週、咲き始めたとお伝えしたウシタキソウ、今週もまた取り上げます。
ウシタキソウは園内では一か所だけにあると書きましたが、一般的にみてどれくらい多いのか少ないのか、あるいは旭山以外ではよく見かけるのかなどは、情報が少ないため分かりません。
調べたところ、絶滅危惧種には指定されておらず、レアなどというものではないようですが、ほぼ普通種の植物しかない旭山では、とりわけ貴重な種であることには違いありません。
旭山では株数が昨年より増えているように感じられるのは嬉しい限りです。
あまり目立つ植物ではないので、踏まないようにご注意ください。

ウシタキソウ2026年7月19日

 

ウツボグサ(シソ科)
ウツボグサが咲き始めました。
7月10日前後に開花が始まりますが、今年はじゃっかん遅めで、7月17日に園内で初めて確認しました。
本日の自然観察会では、旭山都市環境林の通称「お寺跡地」で約10平方メートルに渡って一面に咲いていましたが、雨上がりでぬかるんだ水はけが良くない場所で、すぐそばに寄って見ることはできませんでした。
ウツボグサは例年8月中旬くらいまで花が見られます。

ウツボグサ2026年7月19日

 

ナワシロイチゴの果実(バラ科)
旭山でも見られる「木苺」の仲間、ナワシロイチゴの赤い実(果実)がなってきました。
今年は6月に花がやや多く見られましたが、実も多くなるのではないかと思われます。

ナワシロイチゴ2026年7月19日赤い果実

 

 

 

次回は、2026年7月26日日曜日、もしくは27日月曜日に上げる予定です。

 

旭山でのバードウォッチング、皆様が多くの野鳥を見られることを願っております。