旭山記念公園野鳥情報、2026(令和8)年3月31日火曜日。
ここ1週間の旭山記念公園と札幌市旭山都市環境林の野鳥の動きをまとめました。
この野鳥情報は、旭山で野鳥観察をしておられる方から直接ご提供を受けたものも含まれています。
●旭山記念公園および旭山都市環境林で野鳥などの観察や撮影をされるみなさまへお願い。
観察や撮影の際には、道を塞ぐなどにより、野鳥撮影をしない人の通行の妨げにならないようご留意ください。
また、人が通ることにより野鳥が逃げてしまった場合は、仕方ないものと受け止めてください。
園内は、雪のため、散策路の踏み固められた部分が狭くなっており、すれ違いができない状況になっています。
人が近づいて来た際には、広い場所で待つなど、譲り合いを心がけるようお願いします。
●野鳥の巣を探さないでください!
野鳥は、春の繁殖シーズンには非常にデリケートになります。
巣を作っているようすを見られたり、巣をのぞかれたりすると、巣を放棄したり、巣を他の鳥などに壊されて、繁殖しなくなってしまう可能性が高くなります。
人間も自分の家をのぞかれると嫌ですよね・・・
野鳥のために、次のことをお願いします!
①巣を探さない
②巣に気づいたら目をそらしてすぐに、しかし動きはゆっくりとその場を離れる
③巣を見ない/巣がある場所が分かったら近づかない
④巣の場所を人に話したり、ネットに情報を上げたりしない
●4月から5月上旬の野鳥観察会は、以下の日程で行います。
野鳥観察会【定例】
①4月11日(土曜日) ※締切間近
②4月26日(日曜日)
③4月29日(水曜祝日)
④5月2日(土曜日)
いずれも8時から10時頃まで
野鳥観察会【早朝】
5月4日(月曜祝日) ※締切間近
6時15分から8時15分頃まで
【定例】の野鳥観察会は、おひとり様が参加できるのは4回のうち「1回のみ」とさせていただきます。
【早朝】は【定例】と併せてお申込みが可能です。お申し込みの際に、ご希望日を係員にお伝えください。
参加費:200円
集合:旭山記念公園森の家
定員:15名程度 先着順
受付:現在受付中(電話および窓口直接)
定員になり次第受付終了となります。
定員になりましたらホームページでお知らせします。
◎亜種表記について
当方ではこれまで、外見で容易に識別できるエナガ、カケス、ゴジュウカラの3種についてのみ、
エナガ(亜種シマエナガ)
カケス(亜種ミヤマカケス)
ゴジュウカラ(亜種シロハラゴジュウカラ)
と記してきましたが、基亜種とは別の亜種名がついている種については、外見での識別が困難なものでも同様に表記してゆきます。
なお、ウソ、カワラヒワについては別亜種が出現した際には本文中に明記します。
夏鳥渡来情報
01 ホオジロ
2026年3月28日、ホオジロ今年初認です。
2025年は3月23日初認、今年は昨年より5日遅い初認となりました。
「友愛の小径」付近のヨーロッパトウヒから「ツリツリッ」と地鳴きが聞こえ、すぐに展望台方面に飛んで行くのが見えました。
3月29日日曜日には囀り=初鳴きはも聞かれましたが、初鳴きの頃は「展望台松林」の松など展望台周辺か「ミニ梅園」付近の木で囀りする姿を見ることが多いです。
写真は3月31日火曜日、「展望台北西木立」のシラカンバで囀りしていた雄です。
02 キジバト
2026年3月28日、キジバト今年初認です。
2024年は3月30日初認、今年は昨年より2日早い初認となりました。
キジバトは渡来直後は「ピクニックテラス」付近や「遊具広場」など道路沿いで姿を目にすることが多いですが、「西側エリア」で見る機会は少ないです。
03 ルリビタキ
2025年3月29日、ルリビタキ今年初認です。
2024年は4月26日、今年は昨年より29日も早い初認ですが、旭山記念公園では今までで最も早い初認記録となりました。
ルリビタキは元々旭山記念公園では春の初認日の振れ幅が大きく、この個体(数羽いる?)だけが早い可能性があり、全体の渡来が早いかどうかはまだ分かりません。
夏鳥到着済みリスト(カッコ内は昨年比)
01 ホオジロ 2026年3月28日(5日遅)
02 キジバト 2026年3月28日(2日早)
03 ルリビタキ 2026年3月29日(29日早)
この先1週間は、ヤマシギ、モズ、早ければキセキレイとベニマシコの初認となる可能性があります。
今週のシマエナガ
エナガ(亜種シマエナガ)
今週はほぼ毎日観察情報があり、「遊具広場の森」と「学びの森」、「巨木の谷」および森の家周辺と、見られる場所がばらけてきています。
一度に見られるのは基本2羽のペアですが、その周りにもう2~4羽がいることもあります。
樹液が出ているイタヤカエデやヤマモミジに寄って来て樹液を飲む様子が観察されたこともありましたが、その頻度は落ちてきています。
そろそろ巣作りが始まる頃で、すでにそのような動きをしているペアも見られています。
また、雪が解けた地面に降りて採餌する姿も観察されています。
マヒワ
今週も確かな観察情報はなかったですが、まだ様子をみてゆきます。
ウソ
3月28日土曜日9時頃「栗の木デッキ」付近で雄1羽の観察情報がありましたが、今週も観察情報は少なかったです。
シメ同様、移動したのか一時的なものか、この先注視してゆきます。
キクイタダキ
今週も園内での観察情報があり、3月27日金曜日は「作業員詰所」周辺のトドマツと「吊り橋」右岸側のトドマツで相次いで確認されましたが、低い位置で近くで見られる瞬間はほとんどなかったです。
囀りはまだ聞かれておらず、雄が頭の羽を広げてオレンジ色に見えるような行動もまだ見られていません。
キバシリ
今週も園内での観察情報は少なくはなく、まだ見られています。
「ミソサザイ」に似た囀りはまだ聞かれておらず、通常2月頃から聞かれるのですが、今期はこのまま終わるのかどうか。。
キバシリは通常4月中旬にはは旭山記念公園では見られなくなり、山に移動しますが、今年はどうでしょうか。
ミソサザイ
3月29日日曜日の野鳥観察会では、「吊り橋」から下流側を見た双子沢川の砂防ダム付近を飛ぶ姿が一瞬だけ見られました。
旭山記念公園では聞かれていませんが、場所によっては囀りが聞かれています。
ツグミ
今週は確かな観察情報はなかったです。
カケス(亜種ミヤマカケス)
園内でほぼ毎日見られており、「遊具広場」周辺と「作業員詰所」から「学びの森」にかけての辺りで観察情報が多いです。
3月31日、ヤマゲラ2羽を目視観察している際に、ヤマゲラのような声が聞こえてヤマゲラが3羽いるかと思ったところ、カケスが鳴き真似している声でした。
その個体も学びの森で10分以上見られていましたが、その間に、イカルの囀り、ウグイスの囀り、クマゲラの鳴き声の鳴き真似もしていました。
カケスはその時そこに2羽いましたが、それがペアであるかどうかは分かりません。
カケスは早ければ4月中旬に旭山記念公園では見られなくなりますが、今年はどうでしょうか。
ヒレンジャク
今週も園内での確かな観察情報はなかったです。
キレンジャク
今週も園内での確かな観察情報はなかったです。
コガラ
今週も園内での確かな観察情報はなかったです。
オオワシ
3月29日、園内上空でオオワシ亜成鳥の観察情報がありました。
写真がそれで、オオワシは3月中に北に渡っていなくなりますが、もうそろそろ見られなくなる頃です。
オジロワシ
今週も園内での確かな観察情報はなかったです。
留鳥情報
クマゲラ
今週も園内で近くで見られた日もありましたが、ひと月前と比べると園内での観察情報は減っています。
藻岩山や旭山都市環境林方面からは日に1度は鳴き声が聞こえてきています。
3月29日の野鳥観察会では、10時30分頃、「ミュンヘンの森」の木に藻岩山方面から飛んで来た雌1羽が比較的近くで観察されました。
クマゲラが近くで見られるかどうかはその日しだいです。
ヤマゲラ
(前述)
オオタカ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでした。
ハイタカ
3月29日の野鳥観察会では、9時30分頃、園内上空に飛んで来て数ど旋回する姿が見られ、旋回していた約10秒ほどの間は双眼鏡で十分観察できました。
写真がそれで、雌と思われる個体ですが、その時も近くにいたシジュウカラが警戒する高い声で鳴いていました。
ノスリ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでした。
今冬は渡りで移動して旭山記念公園周辺には冬の間は居ついていなかった可能性が高そうですが、渡りの場合、4月中旬から見られるようになり、5月上旬までは観察機会が増える傾向にあります。
トビ
今週は園内での確かな観察情報はなかったですが、この先まだ見られそうです。
ハヤブサ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでした。
フクロウ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでした。
カワラヒワ
園内の「学びの森」「ちびっこ広場」や「遊具広場」周辺で囀りを聞くことが多く、3月31日には「学びの森」付近のニセアカシアの木で囀りしていまいたが、一方で「西側エリア」ではほとんど見られていません。
ただしこれは毎年のことで、季節が進むと「西側エリア」での観察情報も増えてきます。
ゴジュウカラ(亜種シロハラゴジュウカラ)
園内一円でよく見られており、「テュッテュッテュッ」という地鳴きもよく聞かれており、「フィーフィー」あるいは「フィッフィッフィッ」という囀りも聞かれています。
シジュウカラ
園内一円でよく見られ、「ツーピーツーピー」という囀りもよく聞かれています。
笹薮の中にいる姿を見ることが意外と多いです。
ハシブトガラ
園内一円でよく見られており、「ピィピィピィ」という囀りもよく聞かれ、100m離れて2羽が競うように囀りする光景も時々見られています。
ヤマガラ
園内一円でよく見られており、「チーリーツー」という3拍子の囀りや「ツツピー」という囀りも聞かれています。
ヒガラ
園内の主に針葉樹で見られ、囀りも聞かれています。
ハクセキレイ
今週は園内での確かな観察情報はなかったです。
スズメ
道路沿いで見る機会があります。
ヒヨドリ
園内一円で見られており、ようやく普通に見られるくらいになってきました。
■今週のエゾリス
3月29日の野鳥観察会の際に撮影されたものです。
この時は谷の中6頭で追いかけっこをしていましたが(写真はその中の1頭のみ)、エゾリスの追いかけっこは春の訪れを強く感じさせる光景のひとつです。
エルタテハ(タテハチョウ科)
タテハチョウ科のエルタテハ、シータテハ、クジャクチョウは成虫で越冬し、春先気温が上がるとまだ雪が残っている中でも見られる蝶の仲間です。
写真はエルタテハですが、これも春の訪れを感じる生き物のひとつです。
次回は、2026年4月4日土曜日か5日日曜日に上げる予定です。
旭山でのバードウォッチング、皆様が多くの野鳥を見られることを願っております。