旭山記念公園野鳥情報、2026(令和8)年3月24日火曜日。
ここ1週間の旭山記念公園と札幌市旭山都市環境林の野鳥の動きをまとめました。
この野鳥情報は、旭山で野鳥観察をしておられる方から直接ご提供を受けたものも含まれています。
●旭山記念公園および旭山都市環境林で野鳥などの観察や撮影をされるみなさまへお願い。
観察や撮影の際には、道を塞ぐなどにより、野鳥撮影をしない人の通行の妨げにならないようご留意ください。
また、人が通ることにより野鳥が逃げてしまった場合は、仕方ないものと受け止めてください。
園内は、雪のため、散策路の踏み固められた部分が狭くなっており、すれ違いができない状況になっています。
人が近づいて来た際には、広い場所で待つなど、譲り合いを心がけるようお願いします。
●野鳥の巣を探さないでください!
野鳥は、春の繁殖シーズンには非常にデリケートになります。
巣を作っているようすを見られたり、巣をのぞかれたりすると、巣を放棄したり、巣を他の鳥などに壊されて、繁殖しなくなってしまう可能性が高くなります。
人間も自分の家をのぞかれると嫌ですよね・・・
野鳥のために、次のことをお願いします!
①巣を探さない
②巣に気づいたら目をそらしてすぐに、しかし動きはゆっくりとその場を離れる
③巣を見ない/巣がある場所が分かったら近づかない
④巣の場所を人に話したり、ネットに情報を上げたりしない
●4月から5月上旬の野鳥観察会は、以下の日程で行います。
野鳥観察会【定例】
①4月11日(土曜日)
②4月26日(日曜日)
③4月29日(水曜祝日)
④5月2日(土曜日)
いずれも8時から10時頃まで
野鳥観察会【早朝】
5月4日(月曜祝日)
6時15分から8時15分頃まで
【定例】の野鳥観察会は、おひとり様が参加できるのは4回のうち「1回のみ」とさせていただきます。
【早朝】は【定例】と併せてお申込みが可能です。お申し込みの際に、ご希望日を係員にお伝えください。
参加費:200円
集合:旭山記念公園森の家
定員:15名程度 先着順
受付:3月28日(土曜日)10時から開始
定員になり次第受付終了となります。
定員になりましたらホームページでお知らせします。
■3月29日(日曜日)の野鳥観察会は、募集定員に達したため、受付終了とさせていただきました。
あしからずご了承ください。
◎亜種表記について
当方ではこれまで、外見で容易に識別できるエナガ、カケス、ゴジュウカラの3種についてのみ、
エナガ(亜種シマエナガ)
カケス(亜種ミヤマカケス)
ゴジュウカラ(亜種シロハラゴジュウカラ)
と記してきましたが、基亜種とは別の亜種名がついている種については、外見での識別が困難なものでも同様に表記してゆきます。
なお、ウソ、カワラヒワについては別亜種が出現した際には本文中に明記します。
今週のシマエナガ
エナガ(亜種シマエナガ)
今週はほぼ毎日観察情報があり、「遊具広場の森」で午前中に観察されたという情報が多かったです。
「記念樹の森」から「巨木の谷」にかけての辺りでも時々見られています。
一度に見られるのは基本2羽のペアですが、その周りにもう2~4羽がいることもあります。
樹液が出ているイタヤカエデやヤマモミジに寄って来て樹液を飲む様子が観察されたこともありましたが、決まった木に来ている様子は観察されませんでした。
そろそろ巣作りが始まる頃で、すでにそのような動きをしているペアも見られています。
また、雪が解けた地面に降りて採餌する姿も観察されています。
秋から春に見られる野鳥
シメ
今週も観察情報は少なかったですが、やはりこれは一時的なものか、数が減ったのかは分かりません。
シメは通常5月中旬まで旭山記念公園で見られ、それから8月下旬までは見られなくなります。
マヒワ
今週も確かな観察情報はなかったですが、まだ様子をみてゆきます。
ベニヒワ
今週も確かな観察情報はなく、北に渡って行った可能性が高そうです。
この先観察情報がなければ、来週からここでは取り上げません(また秋以降に)。
ウソ
今週も近くで見られたとの観察情報はなく、「フィッ」という鳴き声も毎日のように聞かれるわけではなく、観察機会は少なかったです。
シメ同様、移動したのか一時的なものか、この先注視してゆきます。
キクイタダキ
今週も園内での観察情報があり、3月22日日曜日には「風の丘U字坂」の松に来て10分以上見られていましたが、低い位置には来ずに飛び去りました。
囀りはまだ聞かれておらず、雄が頭の羽を広げてオレンジ色に見えるような行動もまだ見られていません。
キバシリ
先週は観察情報が少ないと書きましたが、今週はほぼ毎日観察情報があり、まだ山に移動したわけではないようです。
3月24日10時頃森の家の周りで2羽が同時に確認されたほか、今週は「西側エリア」以外の「遊具広場」や「展望台北西木立」での観察情報もありました。
「ミソサザイ」に似た囀りはまだ聞かれていません。
キバシリは通常4月中旬にはは旭山記念公園では見られなくなり、山に移動しますが、今年はどうでしょうか。
ミソサザイ
3月24日「ちびっこ広場坂」で「ジッ」と鳴きながら飛んで来て笹薮に入る姿が見られましたが、ミソサザイはそれを見ようと思って園内を歩いてもあまり出会えず、不意に見られることがほとんどで、観察情報は少ないです。
ツグミ
今週は確かな観察情報はなかったです。
カケス(亜種ミヤマカケス)
園内でほぼ毎日見られており、「遊具広場」周辺と「作業員詰所」から「学びの森」にかけての辺りで観察情報が多いです。
ヒレンジャク
今週も園内での確かな観察情報はなかったです。
キレンジャク
今週も園内での確かな観察情報はなかったです。
コガラ
今週も園内での確かな観察情報はなかったです。
オジロワシ
今週も園内での確かな観察情報はなかったです。
留鳥情報
クマゲラ
今週も園内で近くで見られた日もありましたが、藻岩山方面や旭山都市環境林あるいは円山から声が聞こえるだけの日もあり、一方で朝から午後まで声も聞かれない日もありました。
クマゲラが近くで見られるかどうかはその日しだいです。
ヤマゲラ
(前述)
オオタカ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでした。
ハイタカ
3月24日10時30分頃、「遊具広場」でシマエナガを観察していた際に上空に雄と思われる1羽が飛んで来ましたが、そのまま通り過ぎました。
見ていたシマエナガが突然「ヒヒヒヒヒヒー」と警戒する高い声で鳴き、直後にハイタカが飛んで来ました。
ノスリ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでした。
トビ
3月20日金曜日に園内上空高く飛ぶ1羽が観察されましたが、このところ毎週一度は見られています。
ハヤブサ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでした。
フクロウ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでした。
カワラヒワ
園内の「噴水広場」を中心としたエリアで見られ囀りも聞かれることがあります。
ゴジュウカラ(亜種シロハラゴジュウカラ)
園内一円でよく見られており、「テュッテュッテュッ」という地鳴きもよく聞かれており、「フィーフィー」あるいは「フィッフィッフィッ」という囀りも聞かれています。
シジュウカラ
園内一円でよく見られ、「ツーピーツーピー」という囀りもよく聞かれています。
シジュウカラとヤマガラは、雪が解けた地面に降りて採餌する姿を見る機会が多くなってきています。
ハシブトガラ
園内一円でよく見られており、「ピィピィピィ」という囀りもよく聞かれ、100m離れて2羽が競うように囀りする光景も時々見られています。
ヤマガラ
園内一円でよく見られており、「チーリーツー」という3拍子の囀りや「ツツピー」という囀りも聞かれています。
ヒガラ
園内の主に針葉樹で見られ、囀りも聞かれています。
ハクセキレイ
今週は園内での確かな観察情報はなかったです。
スズメ
道路沿いで見る機会があります。
ヒヨドリ
園内一円で見られており、今冬は少ないですと書きましたが、先週よりは見られる機会が増えてきました。
ハシボソガラス
首を上下に振りながら「ガァー」と鳴く姿が見られており、「西側エリア」ではまだ少ないですが、「第1駐車場」周辺で普通に見られるようになりました。
3月24日、「噴水広場」で1羽がオニグルミの実=クルミをくわえていましたが、落として割るにはまだ地面の雪が解けておらず、食べずに持って飛び去りました。
ハシブトガラス
園内で多く見られています。
■春の花
旭山記念公園ではまだ見られていませんが、3月19日木曜日、長沼町で春の花が咲いていました。
フクジュソウ(キンポウゲ科)
フクジュソウは旭山記念公園では確認されておらず、旭山都市環境林でわずかに見られます。
ナニワズ(ジンチョウゲ科)
ナニワズは園内に1か所だけ出ており、旭山都市環境林でも何箇所か見られます。
小さくても分類上は木で、夏になると葉が落ちて秋に葉が出て越冬し、春真っ先に花が咲きます。
アキタブキ(キク科)
ふきのとう、ふきもところどころで花を咲かせていました。
園内でもそろそろ見られそうですが、長沼町よりは雪がまだ多く残っていて、見られるのはいつになるでしょうか。
次回は、2026年3月31日火曜日に上げる予定です。
旭山でのバードウォッチング、皆様が多くの野鳥を見られることを願っております。