旭山記念公園野鳥情報、2026(令和8)年4月5日日曜日。
ここ1週間の旭山記念公園と札幌市旭山都市環境林の野鳥の動きをまとめました。
この野鳥情報は、旭山で野鳥観察をしておられる方から直接ご提供を受けたものも含まれています。
●旭山記念公園および旭山都市環境林で野鳥などの観察や撮影をされるみなさまへお願い。
観察や撮影の際には、道を塞ぐなどにより、野鳥撮影をしない人の通行の妨げにならないようご留意ください。
また、人が通ることにより野鳥が逃げてしまった場合は、仕方ないものと受け止めてください。
園内は、雪のため、散策路の踏み固められた部分が狭くなっており、すれ違いができない状況になっています。
人が近づいて来た際には、広い場所で待つなど、譲り合いを心がけるようお願いします。
●野鳥の巣を探さないでください!
野鳥は、春の繁殖シーズンには非常にデリケートになります。
巣を作っているようすを見られたり、巣をのぞかれたりすると、巣を放棄したり、巣を他の鳥などに壊されて、繁殖しなくなってしまう可能性が高くなります。
人間も自分の家をのぞかれると嫌ですよね・・・
野鳥のために、次のことをお願いします!
①巣を探さない
②巣に気づいたら目をそらしてすぐに、しかし動きはゆっくりとその場を離れる
③巣を見ない/巣がある場所が分かったら近づかない
④巣の場所を人に話したり、ネットに情報を上げたりしない
●4月から5月上旬の野鳥観察会は、以下の日程で行います。
野鳥観察会【定例】
①4月11日(土曜日) ※締切間近
②4月26日(日曜日)
③4月29日(水曜祝日)
④5月2日(土曜日)
いずれも8時から10時頃まで
野鳥観察会【早朝】
5月4日(月曜祝日) ※締切間近
6時15分から8時15分頃まで
【定例】の野鳥観察会は、おひとり様が参加できるのは4回のうち「1回のみ」とさせていただきます。
【早朝】は【定例】と併せてお申込みが可能です。お申し込みの際に、ご希望日を係員にお伝えください。
参加費:200円
集合:旭山記念公園森の家
定員:15名程度 先着順
受付:現在受付中(電話および窓口直接)
定員になり次第受付終了となります。
定員になりましたらホームページでお知らせします。
◎亜種表記について
当方ではこれまで、外見で容易に識別できるエナガ、カケス、ゴジュウカラの3種についてのみ、
エナガ(亜種シマエナガ)
カケス(亜種ミヤマカケス)
ゴジュウカラ(亜種シロハラゴジュウカラ)
と記してきましたが、基亜種とは別の亜種名がついている種については、外見での識別が困難なものでも同様に表記してゆきます。
なお、ウソ、カワラヒワについては別亜種が出現した際には本文中に明記します。
夏鳥渡来情報
04 ヤマシギ
2026年4月3日、ヤマシギ今年初認です。
2025年は3月23日初認、今年は昨年より11日遅い初認となりました。
「木の橋」付近を歩いていた方が「ヤマシギ飛ばし」をしたとの情報がありました。
4月中旬くらいまで、笹薮がある散策路を歩いていると、突然大きな羽音を立ててヤマシギが飛び出す「ヤマシギ飛ばし」が今年も見られるようになりました。
ただ、飛ばす前に笹薮の中にその姿を探すのは至難の業で、撮影機会に恵まれることはめったいないです。
それでもこの先しばらくは「ヤマシギ飛ばし」で姿を見る機会はあると思われます。
ヤマシギは夜行性であり、夜の「ディスプレイフライト」は5月に入る頃から始め、それは6月くらいまで見ることはできます。
「ディスプレイフライト」は、「チキッ ブブー」と鳴きながら地上から30mくらいの低い位置を旋回飛行するもので、日が落ちて完全に暗くなってから見られ、森の家や展望台の周りで見られることもあります。
夜の「ディスプレイフライト」以外は、5月以降はほぼまったくといっていいくらい見られなくなりますが、10月まで滞在していることが分かっています。
05 ベニマシコ
2026年4月3日、ベニマシコ今年初認です。
2025年は4月7日初認、今年は昨年より4日早い初認となりました。
朝8時頃「第2駐車場」付近から「ピッ ピッ ポッ」と独特の鳴き声が聞こえ、その後、「展望台木立」でも見られました。
ベニマシコは草原性の野鳥ですが、春と秋にそれぞれ半月ほど旭山に滞在していて見ることができます。
旭山では開けた場所に出て来る傾向が強いです。
旭山では囀りはほとんど聞かれません。
06 キセキレイ
2026年4月4日、キセキレイ今年初認です。
2025年は4月9日初認、今年は昨年より5日早い初認となりました。
キセキレイは「旭山川」沿いの「第2駐車場」周辺で見られ、「学びの森」や「吊り橋」周辺など水路や川がある場所にも時々やって来ます。
キセキレイは例年10月下旬まで見られます。
07 ウグイス
2026年4月5日、ウグイス今年初認です。
2025年は4月19日初認、今年は昨年より14日早い初認となりました。
ただし、2025年は2024年より12日遅かったつまり2024年は4月7日であり、ウグイスの平年は4月13日頃なので、昨年が遅かったと見る方がいいかと思います。
森の家の裏の笹薮で姿を目視した後、「森の家南斜面」で「ケッキョケキョケキョ」という「谷渡り」の鳴き声が聞かれましたが、今日のところはまだ「ホーホケキョ」という囀りは聞かれていません。
ウグイスは園内で10月いっぱいくらいまで見られます。
夏鳥到着済みリスト(カッコ内は昨年比)
01 ホオジロ 2026年3月28日(5日遅)
02 キジバト 2026年3月28日(2日早)
03 ルリビタキ 2026年3月29日(29日早)
04 ヤマシギ 2026年4月3日(11日遅)
05 ベニマシコ 2026年4月3日(4日早)
06 キセキレイ 2026年4月4日(5日早)
07 ウグイス 2026年4月5日(14日早)
この先1週間は、アオジ、クロツグミ、早ければメジロの初認となる可能性があります。
今週のトピックス
ヤマゲラ
3月31日に学びの森にペアと思われる雄と雌計2羽が来てから、4月5日まで毎日「学びの森」から「新桜並木」周辺で見られるようになっています。
今週もほぼ毎日、朝が多いですが午後にも、「藻岩山登山口」方面から「ピョッピョッピョッピョッピョッ」という鳴き声が聞こえてきています。
3月31日10時過ぎ、ペアの可能性がある雄と雌が「学びの森」周辺で地面に降りて採餌したり、追いかけるように辺りを飛び回ったりする様子が30分以上観察されました。
次の写真の下はその時のものですが、ヤマゲラは毎年4月に「学びの森」周辺で地面に降りている姿を目にすることがあり、今年もそうなってきました。
上は4月3日に「新桜並木」の横にあるハウチワカエデに来た雌ですが、前日も同じ木に来ていたとの観察情報もありました。
今後も園内で見られる機会は少なくないものと思われます。
今週のシマエナガ
エナガ(亜種シマエナガ)
今週もほぼ毎日観察情報があり、「遊具広場の森」と「学びの森」、「巨木の谷」および森の家周辺と、今週も見られる場所がばらけています。
一度に見られるのは基本2羽のペアですが、その周りにもう2~4羽がいることもあります。
森の家から「第2駐車場」にかけての辺りで、4月4日、5日と、午前中は何度も見られていました。
巣材集めをする様子も見られています。
樹液が出ているイタヤカエデやヤマモミジにはほぼ寄って来なくなりました。
夏鳥
ホオジロ
展望台周辺で観察機会が多く、午前中は囀りがよく聞かれています。
地面の雪がほぼとけ、地面に降りて採餌する姿も見られるようになってきました。
ベニマシコ
(前述)
ルリビタキ
今週は確かな観察情報はなかったですが、通常の年では来るまでまだ1週間以上あります。
ウグイス
(前述)
キセキレイ
(前述)
キジバト
「ちびっこ広場」「遊具広場」など道路沿いでの姿は声の観察情報は少なくないですが、「西側エリア」ではほとんど見られていません。
旭山記念公園は毎年このような感じではあります。
ヤマシギ
(前述)
秋から春に見られる野鳥
シメ
今週も観察情報はほとんどなかったですが、通常の年と比べるとこの時期の観察情報が少なく、この先注視してゆきます。
シメは通常5月中旬まで旭山記念公園で見られ、それから8月下旬までは見られなくなります。
ベニヒワ
今週は観察情報がなく、そろそろ見られなくなる時期ですが、もう少し様子をみます。
マヒワ
今週も確かな観察情報はなかったですが、まだ様子をみてゆきます。
ウソ
今週も園内での観察情報は少なかったです。
ミソサザイ
今週は園内での確かな観察情報はなかったですが、まだ見られる可能性はあります。
オオワシ
今週は園内での確かな観察情報はなかったですが、この先観察情報がなければ、来週からここでは取り上げません(また秋に)。
ヤマゲラ
(前述)
オオタカ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでした。
ハイタカ
今週は園内での確かな観察情報はなかったですが、いつもいうように、園内には日に一度は来ているものと思われます。
ノスリ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでした。
周辺に越冬個体がいなかった場合(今年がそうだと考えられます)、4月中旬から見られるようになり、5月上旬までは観察機会が増える傾向にあります。
トビ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでした。
ハヤブサ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでした。
フクロウ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでした。
カワラヒワ
園内の「学びの森」「ちびっこ広場」や「遊具広場」周辺で囀りを聞くことが多く、「第1駐車場」から「舗装道路」沿いでも見られ、森の家周辺でも見られる機会が増えてきました。
ゴジュウカラ(亜種シロハラゴジュウカラ)
園内一円でよく見られており、「テュッテュッテュッ」という地鳴きもよく聞かれており、「フィーフィー」あるいは「フィッフィッフィッ」という囀りも聞かれています。
囀りの声は音が大きくて強く、近くで聞くと迫力があり、少し遠くてもはっきりと聞こえてきます。
シジュウカラ
園内一円でよく見られ、「ツーピーツーピー」という囀りもよく聞かれています。
ハシブトガラ
園内一円でよく見られており、「ピィピィピィ」という囀りもよく聞かれています。
今年はシラカンバの種子が多いせいか、シラカンバに来ている様子もよく見られています。
ヤマガラ
園内一円でよく見られており、「チーリーツー」という3拍子の囀りや「ツツピー」という囀りも聞かれています。
ヒガラ
園内の主に針葉樹で見られ、囀りも聞かれています。
ハクセキレイ
今週は園内での確かな観察情報はなかったです。
スズメ
道路沿いで見る機会があります。
ヒヨドリ
園内一円で見られています。
■春の花
今年は3月後半の雪解けのペースが速く、花も早めに咲き始めています。
アキタブキ(キク科)
「ふきのとう」、今年も園内随所に顔を出しています。
「塔」になりかけのものも出てきましたが、これはまだ開花直後の小さいもの。
ナニワズ(ジンチョウゲ科)
夏の間落葉し、秋に葉をつけて越冬し、春真っ先に黄色い花が咲きます。
園内ではこの写真を撮った1か所でしか見られないですが、この株は今年も大丈夫でした。
オノエヤナギ(ヤナギ科)
落葉高木、園内で最もよく見られるヤナギの仲間、雄花が開花していました。
ヤナギ類の花粉は、ヤマガラ、ヒガラ、キクイタダキなどが食べます。
カツラ(カツラ科)
落葉高木、こちらも雄花、山に一部赤く見える場所があるのは、この花が咲いているから、ということもあります。
ツノハシバミ(カバノキ科)
落葉亜高木、こちらは雌花で、「ヘーゼルナッツ」の近縁種、昨年はほぼゼロでしたが、今年は実がなるでしょうか?
次回は、2026年4月11日土曜日か12日日曜日に上げる予定です。
旭山でのバードウォッチング、皆様が多くの野鳥を見られることを願っております。