旭山記念公園野鳥情報、2026(令和8)年3月3日火曜日、桃の節句。
ここ1週間の旭山記念公園と札幌市旭山都市環境林の野鳥の動きをまとめました。
この野鳥情報は、旭山で野鳥観察をしておられる方から直接ご提供を受けたものも含まれています。
●旭山記念公園および旭山都市環境林で野鳥などの観察や撮影をされるみなさまへお願い。
観察や撮影の際には、道を塞ぐなどにより、野鳥撮影をしない人の通行の妨げにならないようご留意ください。
また、人が通ることにより野鳥が逃げてしまった場合は、仕方ないものと受け止めてください。
園内は、雪のため、散策路の踏み固められた部分が狭くなっており、すれ違いができない状況になっています。
人が近づいて来た際には、広い場所で待つなど、譲り合いを心がけるようお願いします。
■3月の野鳥観察会は、以下の回は引き続き受付中です。
3月14日(土曜日)
3月29日(日曜日)
3月7日(土曜日)は募集定員に達しましたため、受付終了とさせていただきました。
あしからずご了承ください。
みなさまのご参加を心よりお待ちしております。
◎亜種表記について
当方ではこれまで、外見で容易に識別できるエナガ、カケス、ゴジュウカラの3種についてのみ、
エナガ(亜種シマエナガ)
カケス(亜種ミヤマカケス)
ゴジュウカラ(亜種シロハラゴジュウカラ)
と記してきましたが、基亜種とは別の亜種名がついている種については、外見での識別が困難なものでも同様に表記してゆきます。
なお、ウソ、カワラヒワについては別亜種が出現した際には本文中に明記します。
今週のトピックス
ヤマゲラ
「藻岩山登山口」方面からはほぼ毎日朝9時過ぎくらいまでの間に一度は「ピョッピョッピョッピョッピョッ」という声が聞こえてきており、3月3日には「ちびっこ広場北の森」で雌の個体が観察され、30分以上その辺りにいました。
この時は鳴き声も何もなく飛んで来て近くの木にとまったものですが、ヤマゲラはその鳴き方以外はあまり声を出さず、出しても「ピョーッ」と体の大きさの割にか細い声で鳴くため、近くにいても気づかないことがあります。
ヤマゲラは例年3月から5月上旬の間は園内で近くで見られる機会が多くなる傾向にありますが、今年はどうでしょうか。
ヤマゲラは、時期やタイミングによっては、旭山記念公園ではクマゲラより見る機会が少ない野鳥です。
ヒレンジャク
2月27日金曜日8時前、ヒレンジャク3羽が「森の家南斜面」のアカミヤドリギがあるハルニレにとまっているのが観察されました。
見ているとすぐに飛び去りましたが、その1時間ほど後に「カラマツ林」付近からも「ヒーヒー」という鳴き声が聞こえ、観察情報もありました。
今週は現れたのはその日だけでしたが、また見られる可能性はありそうです。
ヒレンジャクは通常、10月下旬に北から渡って来て、1月下旬に南に移動して見られなくなり、4月から5月に短期間見られるという動きをしますが、今冬は11月に少ない数が見られただけでいなくなっていました。
2月下旬から3月上旬に見られることはほとんどなかったので、今冬は通常とは違う動きをしているものと思われ、今後の動きに要注目です。
カワラヒワ
2月28日土曜日、カワラヒワの今年初めての囀り=初鳴きが聞かれました。
「ミュンヘンの森」のシナノキのてっぺん付近で数分間「ジュイジュイキリコロキリービビビー」などと囀りしていました。
カワラヒワは2月27日に園内で久しぶりに観察され、3月3日土曜日にも確認しましたが、囀りが聞かれたということは、この先観察機会が増えるものと思われます。
今週のシマエナガ
エナガ(亜種シマエナガ)
今週は見られない日もあり、先週よりも観察情報は少なかったです。
イタヤカエデの樹液は、同じ木でも日によって出たり出なかったりがあるようで、シマエナガをはじめ野鳥が寄って来る日もあれば、同じ木でも来ない日もあります。
今冬はここまで少なくとも3か所で頻繁に寄って来ていた木が確認されていましたが、それも一時のもので、やがて来なくなっていました。
しかしイタヤカエデの樹液はまだ出ている木もあり、今後もシマエナガをはじめ野鳥がイタヤカエデに寄って来ることもありそうです。
3月2日9時30分頃「遊具広場の森」に4、5羽が現れ、10分ほどやや近くで観察できました。
シマエナガの今後の動きにさらに注目しています。
秋から春に見られる野鳥
シメ
今週もほぼ毎日観察情報はあり、「シーッ」という鳴き声が聞かれることも少なくなく、遠くても木の高い所にとまってじっとしていて観察しやすい時もあります。
キバシリ
「西側エリア」での観察情報は少なくはなく、2月27日には「双子沢川」から「ポートランドの森」付近で2羽が見られ、後者は10m以内の間近で見られる瞬間もありました。
「ミソサザイ」に似た囀りはまだ聞かれていないですが、もう聞かれてもよい頃です。
ミソサザイ
今週は園内での確かな観察情報はなかったですが、まだ見られる可能性はあります。
ツグミ
今週も園内での確かな観察情報はなかったですが、まだ様子をみてゆきます。
カケス(亜種ミヤマカケス)
園内でほぼ毎日見られており、2月28日のスノーシュー自然観察会の際には、「遊具広場の森」で2羽が見られました。
3月3日には「作業員詰所」から「学びの森」にかけての辺りで3羽が見られ、この辺りでの観察機会が多いです。
何の鳥の真似か分からない「ピヨーッ」という鳴き方をする個体もまだいます。
ヒレンジャク
(前述)
キレンジャク
今週は園内での確かな観察情報はなかったですが、2月24日火曜日に富良野市内で数羽が観察されており、道内にはキレンジャクがいる地域もあることが分かり、旭山記念公園にも現れるあもしれません。
コガラ
今週は園内での確かな観察情報はなかったです。
オジロワシ
今週は園内での確かな観察情報はなかったです。
留鳥情報
クマゲラ
今週も園内で近くで見られた日もありましたが、藻岩山方面や旭山都市環境林あるいは円山から声が聞こえるだけの日もありました。
クマゲラが近くで見られるかどうかはその日しだいです。
オオアカゲラ(亜種エゾオオアカゲラ)
今週もほぼ毎日見られており、雄を見る機会の方が依然として多いです。
アカゲラ(亜種エゾアカゲラ)
今週もほぼ毎日見られていますが、この時期の雄は全体的にその他の時期より色合いがくっきりしていてきれいに見えるように感じられます。
ヤマゲラ
(前述)
オオタカ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでした。
ハイタカ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでした。
ノスリ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでした。
トビ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでした。
ハヤブサ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでした。
フクロウ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでした。
カワラヒワ
(前述)
ゴジュウカラ(亜種シロハラゴジュウカラ)
園内一円でよく見られており、「テュッテュッテュッ」という地鳴きもよく聞かれており、「フィーフィー」あるいは「フィッフィッフィッ」という囀りも聞かれています。
シジュウカラ
園内一円でよく見られ、「ツーピーツーピー」という囀りもよく聞かれるようになってきました。
ハシブトガラ
園内一円でよく見られており、「ピィピィピィ」という囀りもよく聞かれています。
2羽で絡みつくように素早く飛び回る姿も見られています。
ヤマガラ
園内一円でよく見られており、「チーリーツー」という3拍子の囀りや「ツツピー」という囀りも聞かれています。
ヒガラ
園内の主に針葉樹で見られ、囀りも聞く機会が増えてきました。
ハクセキレイ
今週は園内での確かな観察情報はなかったです。
スズメ
道路沿いで見る機会があります。
ヒヨドリ
園内一円で見られています。
バッコヤナギ
バッコヤナギの芽吹きは春の訪れを感じるもののひとつです。
園内でもちらほらと見られるようになり、この木はここ数日で芽吹きが進んでいます。
エゾリス
ハウチワカエデの樹液を舐めています。
樹液が好きなのは野鳥だけではないのですね。
次回は、2026年3月9日火曜日に上げる予定です。
旭山でのバードウォッチング、皆様が多くの野鳥を見られることを願っております。