旭山記念公園野鳥情報、2023(令和5)年8月18日金曜日。
ここ1週間の旭山記念公園と札幌市旭山都市環境林の野鳥の動きをまとめました。
この野鳥情報は、旭山で野鳥観察をしておられる方からご提供を受けたものも含まれています。
8月開催の「旭山野鳥観察会」、以下の日程にて参加受付中です。
※日程等は変更になる場合があります。
またヒグマ出没等の状況により急きょ中止する場合がございますのでご了承ください。
【旭山野鳥観察会】
日時:2023年8月27日(日曜日)
8時00分から10時00分頃まで
皆様のご参加をお待ちしております。
今週のシマエナガ
エナガ(亜種シマエナガ)
今週は毎日のように園内及び旭山都市環境林で観察されました。
本日8月18日は8時半頃森の家周辺、8月16日は10時過ぎに旭山都市環境林の藻岩山登山道に続く木段の辺り、8月15日は8時台に「遊具広場の森」、8月13日は9時頃「つり橋」周辺、8月12日は9時過ぎに「記念樹の森」から「栗の木デッキ」にかけての辺り。
他にもこちらで把握していない情報はあると思われますが、上記すべて他のカラ類と一緒にいる「混群」状態でした。
また「ジュルッ」と鳴くことや舌打ちするような声で鳴くことは少なく、ともすればシジュウカラと混同するような「チッ」という声で鳴いていることが多かったです。
このように今年は観察機会が比較的多い夏から初秋となっています。
ここのシマエナガの写真はすべて今日撮影したものですが、2枚目以降の羽づくろいをしている個体は、顔にまだ黒い部分が少しだけ残っており、幼鳥と思われます。
今週のトピックス
ヤマゲラ
ヤマゲラを見る機会が今年は多いです。
「学びの森」から「つり橋」にかけての辺りと「遊具広場」周辺での観察情報が多いですが、写真は「記念樹の森」で間近に来て地面で採餌していた雌です。
この時、近くにもう1羽いて違う方向に飛び立っちましたが、一瞬のことで性齢は確認できませんでした。
この時も鳴き声はほとんど発していませんでしたが、人間を見ると飛んで逃げることが多く、一度にあまり遠くには飛んで行かないので、観察機会は意外と多いです。
夏鳥情報
キビタキ
囀りはもうまったく聞かれなくなったといっていいでしょう。
地鳴きは時々聞かれていますが、姿を見つけるのは意外と難しく、時々不意に出くわすことがあります。
幼鳥も引き続き見られており、写真は本日「学びの森」で撮影したものです。
コサメビタキ
「コサメビタキランド」状態はもう終わりましたが、引き続き「学びの森」と「遊具広場」周辺で観察機会が多く、森の家の周りで見られることもあります。
幼鳥はだいぶごま塩ではなくなり、成鳥に近い色合いになってきています。
オオルリ
本日、「学びの森」で幼鳥が観察されました(写真撮影できず)。
その個体は、土が出ている地面に降りて砂浴びをしていました。
今の時期、「学びの森」でこれらヒタキ科やカラ類、そしてアオジなど野鳥に出会うチャンスが多くなっており、木陰で待っているとそれら野鳥が出てきます。
クロツグミ
たまに笹薮から「キュロキュロ」という声が聞こえてくることもありますが、姿はなかなか見られず、囀りも聞くことはなくなりました。
幼鳥の確かな観察情報はやはりまだ入ってきていませんが、今年はいないのかもしれません。
アカハラ
今週は確かな観察情報はありませんでした。
トラツグミ
今週は確かな観察情報はありませんでした。
イカル
今週は確かな観察情報はありませんでしたが、時々上空を「キョッキョッ」もしくは「ホヒリホヒー」と鳴きながら飛んでいるのを見ることがあります。
アオジ
今日は「学びの森」に最低3羽もしかしてそれ以上の声が聞こえ、時々見える所に出てきていましたが、アオジはこちらが見つけるとすぐに飛んで逃げてしまい、うまく撮影できませんでした。
それ以外に「遊具広場の森」や「カラマツ街道」「ミュンヘンの森」周辺で頻繁に声が聞かれており、7月までアオジはいないのではないかと心配していたのが嘘のようです。
姿をじっくりと見る機会がほとんどないので、幼鳥がいるかどうかはまだ確認していません。
ホオジロ
「展望台」周辺及び「噴水広場」周辺で時々見られ、「ツリツリッ」という地鳴きも聞かれていますが、囀りはあまり聞かれなくなりました。
8月12日(土曜日)の野鳥観察会の際には、展望台のキタコブシの木のてっぺんふきんに黙ってとまっていました。
ウグイス
先週から「ホーホケキョ」という声も聞かれなくなり、「ヂッ ヂッ」という地鳴きもほとんど聞くことがなく、今はいるのかいないのか分からない状態になっています。
ヤブサメ
囀りは聞かれなくなりましたが、笹薮で「キュッー」という声を聞く機会は比較的多く、しゃがんで探すと姿が見られることもあります。
センダイムシクイ
今日はまだ園内にセンダイムシクイがいることを確認しました。
しかし、お盆も過ぎ、次に記事を上げる来週土曜日までにはいなくなるかもしれません。
「チヨチヨビー」という囀りも時々聞かれていますが、カラ類混群に入って行動していることが多いです。
メジロ
「中央トイレ」真裏にあるミズキの実もほとんどなくなり、食べに来る機会もがくんと減りました。
キセキレイ
今日は「学びの森」周辺から声が聞こえてきましたが、観察情報は少ないです。
モズ
今週は確かな観察情報はありませんでした。
ハリオアマツバメ
今週は上空を飛ぶ姿が見たとの情報はありませんでした。
ヤマシギ
今週も確かな観察情報はありませんでした。
アオバト
昨日は「カラマツ林」周辺から鳴き声を聞いたとの情報がありましたが、声を聞く機会も少なくなってきています。
キジバト
今週も園内で声が聞かれており、飛ぶ姿もちょくちょく見られています。
またメジロのところで触れた「中央トイレ」裏のミズキの実を食べに来ていたという観察情報もありました。
ツツドリ
もうすっかり「ボボッ」という鳴き声も聞こえてこなくなりました。
チゴハヤブサ
今週も藻岩山麓道周辺で「キーキッキッキッ」という大きな声を聞いたとの情報があり、近くで営巣している可能性は高そうですが、場所は分かっていません。
留鳥情報
クマゲラ
今週も園内で見たとの観察情報がありませんでしたが、またいつ来ても不思議ではないです。
オオアカゲラ
今週も園内での観察情報がありました。
アカゲラ
園内随所でよく見られており、幼鳥もいます。
コゲラ
園内各所で観察機会は多く、「ギー キーッキッキ」という声はきわめてよく聞かれています。
カラ類混群に入っているか近くで一緒にいることもよくあります。
ヤマゲラ
(前述)
キクイタダキ
今週は確かな観察情報はありませんでした
フクロウ
今週も園内での観察情報はありませんでした。
オオタカ
今週は園内での観察情報はありませんでした。
ハイタカ
今週も先週に引き続き園内での観察情報がありましたが、オオタカやハイタカは例年夏から秋の間は観察機会が増える傾向にあり、今年もそうなるでしょうか。
ノスリ
今週は園内での観察情報はありませんでした。
トビ
今週は園内での観察情報がありました。
ハヤブサ
今週も園内での観察情報はありませんでした。
ゴジュウカラ(亜種シロハラゴジュウカラ)
園内各所で観察機会は多く、「テュッ テュッテュッ」という地鳴きを聞くことも多いです。
(写真ピンボケですが・・・)
シジュウカラ
園内各所で観察機会は多く、幼鳥もよく見られています。
ハシブトガラ
園内各所で観察機会は多いです。
ところで、ハシブトガラといえば「灰色」「グレー」というイメージが強いかもしれないですが、夏から秋にかけてはもう少し茶色みが強い褐色に見えることがよくあります(この写真はそうでもないですが)。
ヤマガラ
園内各所でよく見られており、笹薮や地面に降りて餌を探す姿を見ることが意外と多いです。
ヒガラ
囀りは聞かれなくなりましたが、「噴水広場」付近の「トドマツ林」や「学びの森」「カラマツ林」などでよく見られています。
カワラヒワ
主に展望台周辺から「噴水広場」周辺から学びの森にかけて見られています。
ハクセキレイ
今週は確かな観察情報はありませんでした。
スズメ
道路沿いや第2駐車場付近で見られることがあります。
ヒヨドリ
今週も園内各所でよく見られています。
ハシボソガラス
展望台から「噴水広場」そして「学びの森」付近に常に数羽いますが、「巨木の谷」と森の家周辺でも見られることがあります。
ハシブトガラス
園内でよく見られていますが、レストハウス周辺や展望台では人が持っている食べ物を奪おうとする個体がいるので、くれぐれもご注意ください。
今週の野鳥以外の生き物情報
花
アキノノゲシ
初秋のキク科の花、アキノノゲシが「噴水広場」柵の下(東側)に咲き始めました。
草丈1mほどある高い木で、花が写真のように横広がりでたくさんつきます。
分類学的には野菜のレタス(チシャ)に近い仲間で、ネットで見るとレタスの花はこれとよく似ています。
トゲチシャ
さらにレタスに近い仲間の花がもう1種類、今咲いています。
トゲチシャ、こちらは外来種で、旭山記念公園内には少ないですが、今の時期道端の空き地や庭先、駐車場脇などにたくさんさいています。
細長いもしくは長くて分裂する大きな葉の主脈(葉の中央の白い部分)の裏に触ると結構痛いトゲが生えています。
街中で探してみてください。
ヒメムカシヨモギ
キク科の外来種をもうひとつ、ヒメムカシヨモギ。
草丈50cmくらい、上の方に写真のような花がたくさんつきます。
今年はこの花が園内で多く見られるように感じていますが、こちらも街中の空き地などでも見られます。
キンミズヒキ
バラ科、秋に種子が「ひっつき」になる黄色い花ですが、こちらは今年は少ないと感じています。
ケチヂミザサ
イネ科、笹といってもせいぜい高さ30cmくらいまでですが、やや湿った場所にぽつぽつと出ています。
昆虫
ナツアカネ
雄は顔から胸部から真っ赤になる赤とんぼ、そろそろ真っ赤になりかけの個体が見られるようになってきました。
ミンミンゼミ
写真は撮れませんでしたが、先週のツクツクボウシに続き、8月12日に園内でミンミンゼミが鳴いていました。
ミンミンゼミも市内では局所的に表れ「ミーンミンミンミーーン」と鳴いていますが、旭山でも(なぜか)8月に年に1日から3日くらい鳴き声が聞かれる日があり、今年もその日しか今のところ聞いていません。
そしてツクツクボウシは今日も園内で鳴いていましたが、こちらは来年以降増えるかもしれません。
哺乳類
エゾリス
今年もクルミ(オニグルミ)集めに忙しくなってきたようです。
今年のオニグルミ、昨年が大豊作でそれよりは少ないですが、なり具合は並くらいでしょうか。
旭山記念公園各所名称マップ
野鳥等が観察された詳細な地点をご案内するにあたり、園内各所に名称をつけました。
主に野鳥情報の記事でそれら名称を使用しており、「」(かぎかっこ)でくくったものがその名前で、こちらの地図で場所を確認することができます。
文字が小さいので拡大してご覧ください。
次回は2023年8月26日土曜日に上げる予定です(金曜日ではありません)。