旭山記念公園野鳥情報、2023(令和5)年8月11日金曜日。
ここ1週間の旭山記念公園と札幌市旭山都市環境林の野鳥の動きをまとめました。
この野鳥情報は、旭山で野鳥観察をしておられる方からご提供を受けたものも含まれています。
明日開催の「旭山野鳥観察会」は募集定員に達しておらずまだ空きがあります。
お申込みがまだで明日参加ご希望の方は、明日8時前までに直接森の家にお越しください。
また、以下の8月の野鳥観察会及び自然観察会も引き続き今参加お申込み受付中です。
※日程等は変更になる場合があります。
またヒグマ出没等の状況により急きょ中止する場合がございますのでご了承ください。
【旭山野鳥観察会】
日時:2023年8月27日(日曜日)
8時00分から10時00分頃まで
【自然観察会】
日時:2023年8月19日(土曜日)
9時00分から11時00分頃まで
皆様のご参加をお待ちしております。
今週のトピックス
ヤマゲラ
ヤマゲラはこの夏園内でよく見られており、雄幼鳥の情報も多く寄せられています。
写真がそれで、この時は森の家の裏に来ましたが、学びの森周辺での情報が多いです。
あの「ピョッピョッピョッピョッ」という大声で鳴くことはほとんどないですが、「ピョー」という体の割にはか細い声が聞こえたら辺りを探すと見つけられることがあります。
ヤブサメ
ヤブサメの幼鳥が撮れました。
笹薮から「チュッ」もしくは「キュッ」という声が聞こえてきたら、しゃがんで笹薮の中を探すと動いているヤブサメが見られることがあり、それが幼鳥のこともあります。
「シリシリシリ」という囀りはもう聞くことがほぼなくなりましたが、ヤブサメは9月中旬頃までは意外と見られる機会があります。
今週のシマエナガ
エナガ(亜種シマエナガ)
今週は園内でたびたび観察されており、8月5日は「栗の木坂」から「記念樹の森」へ抜けてそのまま第1駐車場の方に流れ、8月6日は雨でしたが「学びの森」から「トドマツ林」方向で、今日8月11日は「記念樹の森」の人が入れない辺りで「ジュルッ」と鳴いていました。
このように時々見られており、他のカラ類混群と一緒にいることもあります。
夏鳥情報
キビタキ
もう囀りはほぼまったく聞かれなくなりましたが、地鳴きは時々聞かれています。
姿を見つけるのは難しいですが、時々不意に出くわすことがあります。
幼鳥も引き続き見られており、写真は本日つり橋左岸側で撮影したものです。
コサメビタキ
「コサメビタキランド」状態はもう終わったかなあといったところですが、まだ遊具広場や学びの森周辺でよく見られているといえます。
今日は、上のキビタキ幼鳥を撮影した際に近くにコサメビタキもいました。
オオルリ
8月5日朝に遊具広場で複数の観察情報があり、囀りも聞かれました。
ただなぜかその時だけで、それ以外の観察情報はありませんでした。
クロツグミ
やはり8月5日朝に遊具広場周辺で囀りが聞かれましたが、まだたまに囀りしている程度で、しかしそれも収まってくると思われます。
たまに笹薮から「キュロキュロ」という声が聞こえてくることもありますが、姿はなかなか見られません。
幼鳥の確かな観察情報はやはりまだ入ってきていません。
アカハラ
今週は確かな観察情報はありませんでした。
トラツグミ
今週は確かな観察情報はありませんでした。
イカル
今週は確かな観察情報はありませんでしたが、時々園内上空を飛んでいるものと思われます。
アオジ
8月5日に「展望台木立ち」から「舗装道路」を北西側にまず2羽が飛び、すぐに2羽が続き、まだ2羽が木立ちに残っていて、最低6羽が同時に観察されました。
アオジは繁殖期間中にはほぼまったく見られなかったのですが、今は「チッ」という声を聞くことも多く、今朝もつり橋付近で聞かれ、園内各所で見られる機会があります。
ただ、写真を撮る余裕があるほど長く見られることは少なく、すぐに飛んで逃げてしまいます。
ホオジロ
「展望台」周辺及び「噴水広場」周辺で時々見られ、「ツリツリッ」という地鳴きも聞かれていますが、囀りはあまり聞かれなくなりました。
ウグイス
「ホーホケキョ」という声も聞かれなくなり、「ヂッ ヂッ」という地鳴きもほとんど聞くことがなく、今はいるのかいないのか分からない状態になっています。
ヤブサメ
(前述)
センダイムシクイ
センダイムシクイは例年お盆を過ぎて20日頃までには南に渡っていなくなり、今年も来週か再来週には見られなくなります。
「チヨチヨビー」という囀りも時々聞かれていますが、カラ類混群に入って行動していることが多いです。
写真は今日撮影した幼鳥と思われる個体で、この時もカラ類混群でした。
メジロ
「中央トイレ」真裏にあるミズキの実を食べに来ていますが、来る頻度はさらに落ちました。
ヤマグワの実を食べに来ることもありますが、メジロは今の時期に声がよく聞かれる野鳥のひとつです。
キセキレイ
8月5日につり橋周辺から鳴き声が聞こえてきましたが、先週お伝えした通り、例年、夏から秋にかけて「西側エリア」で時々見られるようになります。
モズ
今週は確かな観察情報はありませんでした。
ハリオアマツバメ
今週は上空を飛ぶ姿が見たとの情報はありませんでした。
ヤマシギ
今週も確かな観察情報はありませんでした。
アオバト
「オー アーオー」という声を聞く機会も少なくなってきており、木にとまっている姿を見ることもあまりなく、たまに飛んでいるのが見られるくらいです。
アオバトは例年9月中旬頃まで旭山では見られます。
キジバト
今週も園内で声が聞かれており、飛ぶ姿もちょくちょく見られています。
キジバトは初秋になると農耕地や山地の道路から飛び上がったり道路沿いの電線にとまっている姿がよく見られるので、どこかへ出かける際には気に留めておくと意外と見られます。
ツツドリ
今週も鳴き声を聞くことはなく、姿も見たという情報はありませんでした。
チゴハヤブサ
今週も藻岩山麓道周辺で「キーキッキッキッ」という大きな声を聞いたとの情報が複数あり、やはり近くで営巣している可能性がありますが、場所は分かっていません。
留鳥情報
クマゲラ
今週も園内で見たとの観察情報がありませんでしたが、またいつ来ても不思議ではないです。
オオアカゲラ
今週も園内での観察情報がありました。
アカゲラ
園内随所でよく見られており、幼鳥もいます。
コゲラ
園内各所で観察機会は多く、「ギー キーッキッキ」という声もよく聞かれています。
カラ類混群に入っているか近くで一緒にいることもよくあります。
コゲラ自身も1羽だけでいることはあまりなく、たいてい2~3羽でいます。
ヤマゲラ
(前述)
キクイタダキ
今週は確かな観察情報はありませんでした
フクロウ
今週も園内での観察情報はありませんでした。
オオタカ
今週は園内での観察情報はありませんでした。
ハイタカ
今週も園内での観察情報がありましたが久しぶりで、オオタカやハイタカは例年夏から秋の間は観察機会が増える傾向にあり、今年もそうなるでしょうか。
ノスリ
今週は園内での観察情報がありました。
トビ
今週は園内での観察情報がありました。
ハヤブサ
今週も園内での観察情報はありませんでした。
ゴジュウカラ(亜種シロハラゴジュウカラ)
園内各所で観察機会は多いです。
シジュウカラ
園内各所で観察機会は多く、幼鳥もよく見られています。
シジュウカラは先日のNHK NEWSおはよう日本でも、その「言語」が話題として取り上げられていました。
ハシブトガラ
園内各所で観察機会は多いです。
ヤマガラ
園内各所でよく見られており、笹薮や地面に降りて餌を探す姿を見ることが意外と多いです。
ヒガラ
囀りはほぼ聞かれなくなりましたが、「噴水広場」付近の「トドマツ林」や「学びの森」付近そして展望台の松などでよく見られています。
カワラヒワ
主に展望台周辺から「噴水広場」周辺から学びの森にかけてで見られていますが、観察機会は少なくなってきた感があります。
ハクセキレイ
今週は確かな観察情報はありませんでした。
スズメ
道路沿いや第2駐車場付近で見られることがあります。
ヒヨドリ
今週も園内各所でよく見られています。
ハシボソガラス
展望台から「噴水広場」そして「学びの森」付近に常に数羽いますが、「巨木の谷」と森の家周辺でも見られることがあります。
ハシブトガラス
園内でよく見られていますが、レストハウス周辺や展望台では人が持っている食べ物を奪おうとする個体がいるので、くれぐれもご注意ください。
今週の野鳥以外の生き物情報
花
ネジバナ
ネジバナが咲いていました。
場所は展望台西側の芝生法面、4株確認しましたが探せばまだあるかもしれません。
ラン科のネジバナは花茎にねじれた状態でたくさんの花がつき、それが名前の由来となっています。
旭山では毎年「どこかで」咲いていますが、面白いことに前の年と同じ場所で見つかることは少なく、今日発見したこの場所も昨年は咲いていませんでした。
晩夏の花ネジバナ、花はまだ数日見られるので、ぜひ探してみてください。
下の写真、1枚目は花茎全景、2枚目はマクロレンズで撮影した花のアップです。
ツユクサ
盛夏から初秋に青い花を咲かせるツユクサ、「噴水広場」付近でちらほらと見られています。
どちらかといえばどこにでも生える「雑草」の類ですが、花はきれいです。
昆虫
ウラギンスジヒョウモン
例年旭山ではいちばん多く見られるヒョウモンチョウですが、今年は少なく、(似たような名前の)ウラギンヒョウモンが今年は多く見られていました。
生き物好きとしては、それまであまり見られなかった種が見られるのは嬉しいですが、一方でよく見られた種が少なくなるのは心配になります。
ウラギンスジヒョウモン、今年はどうでしょうか。
なお、蝶がとまっているのはヨツバヒヨドリの花です。
ツクツクボウシ
写真は撮れませんでしたが、今週、セミの仲間のツクツクボウシが園内で鳴いていました。
ツクツクボウシは南区真駒内公園からイオンの辺りで毎年局所的に発生し、その辺りでは普通に鳴き声が聞かれていますが、旭山では年に数回鳴いているだけです。
しかし今年は最低2匹が鳴いている日もあり、また鳴いていた日も複数で、もしかするとだんだんと進出してきているのかもしれません。
オオルリボシヤンマ
こちらも写真は撮れませんでしたが、トンボの仲間のオオルリボシヤンマも今週園内で確認しました。
オオがつかないルリボシヤンマは毎年8月中旬以降に場所限定で園内及び都市環境林で見られますが、オオルリボシヤンマは年により見られたり見られなかったりです。
「アカゲラ通信2023年8月号」
「アカゲラ通信」、今月号の特集は、「他の場所ではよく見るのに旭山ではあまり見ない花」、いくつか紹介します。
裏面「野鳥メモ」は「ハシボソガラス」です。
森の家で配布しています(無料)、ぜひお手に取ってお読みください。
また、こちらのサイトでも、このページに貼り付けたJPEG及びトップページの「アカゲラ通信」から入って読むことができます。
旭山記念公園各所名称マップ
野鳥等が観察された詳細な地点をご案内するにあたり、園内各所に名称をつけました。
主に野鳥情報の記事でそれら名称を使用しており、「」(かぎかっこ)でくくったものがその名前で、こちらの地図で場所を確認することができます。
文字が小さいので拡大してご覧ください。
次回は2023年8月18日金曜日に上げる予定です。
旭山でのバードウォッチング、皆様が多くの野鳥を見られることを願っております。