旭山記念公園野鳥情報、2023(令和5)年8月4日金曜日。
ここ1週間の旭山記念公園と札幌市旭山都市環境林の野鳥の動きをまとめました。
この野鳥情報は、旭山で野鳥観察をしておられる方からご提供を受けたものも含まれています。
8月の野鳥観察会及び自然観察会は以下の日程で行います。
ただ今参加受付中です。
※日程等は変更になる場合があります。
またヒグマ出没等の状況により急きょ中止する場合がございますのでご了承ください。
【旭山野鳥観察会】
日時:①2023年8月12日(土曜日)
②2023年8月27日(日曜日)
各回ともに8時00分から10時00分頃まで
【自然観察会】
日時:2023年8月19日(土曜日)
9時00分から11時00分頃まで
皆様のご参加をお待ちしております。
今週のトピックス
アカゲラ
アカゲラの幼鳥が園内で見られています。
アカゲラは雌雄ともに巣立ち幼鳥は頭頂部が広く赤いのが特徴で、次の写真はまさにそうなっているのが分かります。
しかし、次の写真をご覧ください。
撮影時遠目には分からなかったのですが、PCで拡大してみると、黒い頭頂部にまるで痕跡のように赤い部分が残っているのが見えます。
アカゲラはもしかして、雌の場合はこのようにだんだん赤い羽がなくなっていくのかもしれません。
コサメビタキ
「旭山コサメビタキランド」、まだ続いてはいますが、見られる頻度は落ちてきました。
「遊具広場の森」や「学びの森」周辺と見られる場所は同じですが、今日は森の家の周りにもいました。
コサメビタキは、「~ランド」というほど頻繁ではなくなりますが、9月いっぱいまで比較的見られる機会が多く、その間にごま塩だった幼鳥もだんだんと灰褐色になってゆきます。
写真は遊具広場「五差路」付近で撮影したコサメビタキ幼鳥です。
チゴハヤブサ
今週もここ数日で藻岩山麓道付近の住宅街で「ケッケッケッ」という声を聞いたとの情報がありました。
近くで営巣しているの可能性が高まってきており、今後さらに動向に注目です。
今週のシマエナガ
エナガ(亜種シマエナガ)
今週は園内での確かな観察情報はありませんでした。
この先どうなるのか、でも暑いので、少し高い所に避暑にいっている可能性もあります。
夏鳥情報
キビタキ
囀りはまったく聞かなくなりましたが、地鳴きは時々聞かれています。
姿を見つけるのは難しいですが、次の写真は森の家ワークスペースの外に来た雄で、ガラス越しですが、久しぶりに雄を撮影できました(若雄のようです)。
雌や幼鳥の観察情報もあり、次の写真は幼鳥ですが、幼鳥はつり橋周辺右岸側で比較的よく見られています。
コサメビタキ
(前述)
オオルリ
今週は確かな観察情報はありませんでしたが、幼鳥も含め時々見られているものと思われます。
コルリ
今週は確かな観察情報はありませんでした。
来週まで観察情報がなければ、次回からここでは取り上げません(短かった、また来年)。
クロツグミ
今週はたまに囀りを聞く程度で、笹薮から「キュロキュロ」という地鳴きも時々聞かれています。
幼鳥の確かな観察情報はやはりまだ入ってきていません。
アカハラ
今週は確かな観察情報はありませんでした。
トラツグミ
今週は確かな観察情報はありませんでした。
イカル
今週は確かな観察情報はありませんでしたが、時々園内上空を飛んでいるものと思われます。
アオジ
今週も園内各所で「チッ」という声を聞き、時々姿が見られています。
しかし目視が意外と難しく、幼鳥もまだ確認できていません(いる可能性はあります)。
ホオジロ
「展望台」周辺及び「噴水広場」周辺で時々見られ、「ツリツリッ」という地鳴きも聞かれていますが、囀りはあまり聞かれなくなりました。
ウグイス
今週は時々思い出したように日に何度か囀りが聞こえてくるだけで、しかも遠くから、接する機会は減ってきました。
秋になるとまた「ヂッ ヂッ」という地鳴きとともに接する機会が多くなるのが例年のことです。
ヤブサメ
囀りはほぼ聞かれなくなりましたが、園内の笹薮がある場所で笹の中から「チュリッ」という声が聞こえてくることはまだあって、探すと姿が見られることがあります。
センダイムシクイ
幼鳥の観察情報もありました。
「チヨチヨビー」という囀りはまだあまり聞かれていませんが、来週あたり聞く機会が増える可能性があります。
メジロ
「中央トイレ」真裏にあるミズキの実を食べに来ていますが、実が減ってきており、来る頻度も落ちてきました。
それでもまだ実はあるので、待っていると見えやすい場所に出て来ることもあります。
囀りも地鳴きも比較的耳にする機会は多いです。
キセキレイ
今週は確かな観察情報はありませんでしたが、例年、夏から秋にかけて「西側エリア」で時々見られるようになります。
モズ
今週は確かな観察情報はありませんでした。
ハリオアマツバメ
今週は上空を飛ぶ姿が見たとの情報はありませんでした。
ヤマシギ
今週も確かな観察情報はありませんでした。
アオバト
今日も声は森の家の周りで聞かれましたが、やはり聞かれる頻度は落ちており、近くで見られたとの観察情報もありませんでした。
キジバト
今週も園内で声を聞く機会が多くなったと感じており、飛ぶ姿もちょくちょく見られています。
ツツドリ
8月に入り、鳴き声も聞かれなくなってきました。
チゴハヤブサ
(前述)
留鳥情報
クマゲラ
今週は園内で近くで見たとの観察情報がありませんでしたが、またいつ来ても不思議ではないです。
オオアカゲラ
今週も園内での観察情報がありましたが、夏の間もすっかり定着したようです。
アカゲラ
園内随所で成鳥もよく見られています。
下の写真は雌成鳥です。
コゲラ
園内各所で観察機会は多く、「ギー キーッキッキ」という声もよく聞かれています。
ヤマゲラ
今週も園内で見られており、やはり「学びの森」方面での観察情報が多いです。
キクイタダキ
今週は確かな観察情報はありませんでした
フクロウ
今週も園内での観察情報はありませんでした。
オオタカ
今週は園内での観察情報はありませんでした。
ハイタカ
今週は園内での観察情報がありましたが久しぶりで、オオタカやハイタカは例年夏から秋の間は観察機会が増える傾向にあり、今年もそうなるでしょうか。
ノスリ
今週は園内での観察情報がありました。
トビ
今週は園内での観察情報がありました。
ハヤブサ
今週も園内での観察情報はありませんでした。
ゴジュウカラ(亜種シロハラゴジュウカラ)
園内各所で観察機会は多いです。
気の抜けたような「チュッ」という声、あるいは「チュッ」と「ヒュッ」の中間的なやや弱い声がゴジュウカラの地鳴きです。
シジュウカラ
園内各所で観察機会は多く、幼鳥もよく見られていますが、写真のように胸のネクタイがだんだん伸びてきて大人に近くなってきています。
ただ、この個体は頬の下の黒い部分(輪っか)がまだ完全にはつながっていません。
ハシブトガラ
園内各所で観察機会は多く、カラ類混群ではなく単独でいる場合はたいてい3羽から5羽でいます。
ヤマガラ
園内各所でよく見られており、笹薮や地面に降りて餌を探す姿を見ることが意外と多いです。
ヒガラ
囀りはほとんど聞かれなくなりましたが、「噴水広場」付近の「トドマツ林」や「学びの森」付近そして展望台の松などでよく見られています。
カワラヒワ
主に展望台周辺から「噴水広場」周辺から学びの森にかけてそして展望台の辺りで観察機会は比較的多いです。
ハクセキレイ
今週は確かな観察情報はありませんでした。
スズメ
道路沿いや第2駐車場付近で見られることがあります。
ヒヨドリ
今週も園内各所でよく見られています。
ハシボソガラス
展望台から「噴水広場」そして「学びの森」付近に常に数羽いますが、「巨木の谷」と森の家周辺でも見られることが多いです。
なお、近々発行する「アカゲラ通信」2023年8月号の「野鳥メモ」はハシボソガラスの予定です。
ハシブトガラス
園内でよく見られていますが、レストハウス周辺や展望台では人が持っている食べ物を奪おうとする個体がいるので、くれぐれもご注意ください。
今週の野鳥以外の生き物情報
花
ヤナギタンポポ
盛夏に咲くキク科の花で、「アーチ橋」下、「中央トイレ」周辺から「森の家坂」でぽつぽつと咲いています。
その名の通り花の形はタンポポに似ていますが、葉が細長く、それが「ヤナギ」の名前の由来となっています。
ところで、この花は10年ほど前までは立秋を過ぎてから咲くどちらかといえば「秋の花」との認識でしたが、ここ数年ほんとうにほぼすべての花が咲く時期が早くなっています。
ミヤマヤブタバコ
旭山では10年かそれ以上前にぽつぽつと少ない数が咲いていましたが、ここ数年見ておらず、それが今年は一株だけ出てきました。
「ピクニックテラス」近くの道のすぐ脇に出ていますが、キク科のこの植物は背丈も30㎝ほどで花が下向きに咲くので、この写真は地面に寝転んで撮りました。
ヌスビトハギ
マメ科の草本で、長い穂に咲く花が終わると、2つ合わせてサングラスのような形の種子ができ、それが「ひっつき」になって運ばれてゆきます。
昆虫
ナツアカネ
10年ほど前は激レアなトンボでしたが、ここ数年は確実に、それも少なくない数が見られるようになった不思議な昆虫です。
雄は盛夏に全身真っ赤になります。
ルリシジミ
とてもよく見る蝶ですが、めったに翅を広げてとまることはなく、翅の表側はなかなか見られません。
今日、たまたま飛んでいるところを適当に撮ったら、翅を広げているところが撮れました。
ピント甘いですが、なかなかきれいな色をしています。
脊椎動物
エゾリス
オニグルミの実、昨年ほどではないものの今年もたくさんなり、落ちて外側の緑色の部分が黒くなってとれてきて、エゾリスもクルミを食べるのに忙しくなってきました。
エゾリスは園内で見られる機会が極めて多く、1時間歩いて見ないことの方が少ないくらいです。
エゾシカ2歳か3歳の♂ふたたび、
先週、「ちびっこ広場」斜面に現れた若い♂のエゾシカを上げましたが、7月30日にもまた来ていました。
やはり25mくらいまで近寄ってもすぐには逃げずに草を食み続けていましたが、クズの葉が好きなようで、この写真のように延び上がって食べることもありました。
この先まだ見られるでしょうが、そろそろ袋角の袋がとれる頃です。
旭山記念公園各所名称マップ
野鳥等が観察された詳細な地点をご案内するにあたり、園内各所に名称をつけました。
主に野鳥情報の記事でそれら名称を使用しており、「」(かぎかっこ)でくくったものがその名前で、こちらの地図で場所を確認することができます。
文字が小さいので拡大してご覧ください。
次回は2023年8月11日金曜日に上げる予定です。
旭山でのバードウォッチング、皆様が多くの野鳥を見られることを願っております。