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旭山記念公園野鳥情報2023年2月17日(金曜日)

旭山記念公園野鳥情報、2023(令和5)年2月17日金曜日

ここ1週間の旭山記念公園と札幌市旭山都市環境林の野鳥の動きをまとめました。

この野鳥情報は、旭山で野鳥観察をしておられる方からご提供を受けたものも含まれています。

 

 

 

2月26日(日曜日)開催予定の旭山野鳥観察会は、募集定員に達しましたので、受付終了となりました。
あしからずご了承ください。

なお、3月開催の野鳥観察会(3月11日土曜日、26日日曜日)につきましては、2月25日(土曜日)10時より、電話か窓口直接にて受付開始となります。

 

 

 

今週のシマエナガ
エナガ(亜種シマエナガ)
今週はペアと思われる2羽での行動が多く見られています。
3羽から5羽で見られることもあり、また2つ以上の小さな群れが集まって数羽になることもあります。
見られる場所と時間にはやはり規則性のようなものはなく、例えば今日は9時前に第1駐車場下(おそらく4羽前後)、9時30分頃に風の丘近く(2羽)で見られ、一昨日2月15日は7時45分に旭山都市環境林広場付近(2羽と思われるが不明)、10時半頃に森の家の前南側(4羽前後)、といった感じです。
強いて言えば森の家の周りで見られる機会が多いといえば多いです。
イタヤカエデの樹液はまだ出ていないようで、つららも見つかっていません。
今年は低温が続いていてやはり少し遅くなってはいますが、逆に1月下旬から出ていた昨年は例年にないほど早かったので、今年が特に遅いというわけではありません。
まだもう少しこのような出方で見られるものと思われますが、今後はペアでの行動がより目立ってくると思われます。

シマエナガ2023年2月17日1

シマエナガ2023年2月17日2

 

 

 

 

今週のトピックス
シロハラ
今週もほぼ毎日観察情報があり、市内の別の場所でもまだ見られているようです。
このまま越冬するのか要注目です。

 

 

 

 

 

季節の野鳥情報(夏鳥、冬鳥、旅鳥など)
マミチャジナイ
今週も園内での確かな観察情報はありませんでしたが、市内近郊でまだ見られている場所があるようで、まだ様子を見てゆきます。

 

シロハラ
(上述)

 

イカル
今週も確かな観察情報はありませんでした。

 

モズ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでしたが、来週まで観察情報がなければひとまず来週からここでは取り上げません(また3月に)。

 

メジロ
今週は園内での確かな観察情報はなく、市内近郊の別の場所での情報もありませんでしたが、まだいるのかもういないのかまるで見当がつきません。

 

カケス(亜種ミヤマカケス)
ひところよりは見る頻度は落ちましたが、1日のうちに園内どこかではほぼ必ず出ています。

ミヤマカケス2023年2月17日

 

イスカ
今週は確かな観察情報はありませんでした。

 

マヒワ
今週も5羽くらいの群れの観察情報があり、少しまた増えるかと思いましたがそうはならず、やはり少ないです。

 

ベニヒワ
今週も園内での確かな観察情報はなく、見られるとすれば3月以降の春先になると思われます。

 

シメ
今週も学びの森周辺から遊具広場にかけての辺りと森の家の周りで鳴き声を聞ことが多く、25mくらいまでなら逃げずに観察することができます。

 

アトリ
今週は確かな観察情報はありませんでした。

 

ウソ
今週は2月12日に園内で1羽のみ観察されましたが、それだけで、やはり観察機会は少ないです。

 

キクイタダキ
今週も学びの森周辺や風の丘近くの針葉樹そしてミュンヘンの森などで時々見られています。

 

キバシリ
今週も西側エリアで時々見られており、囀りを聞く機会が増えてきました。

 

ツグミ
先週同様園内では個体数は少ないものの見る機会はまだ多いです。

 

ハチジョウツグミ
今冬は今のところまだ観察されていません。

 

ヒレンジャク
15羽前後の群れで見られ、その中にキレンジャクも2、3羽混じっていることがよくあります。
例年よりも遅くまで残っているとこのところいつも書いていますが、今週も見られたことで例年よりひと月遅いということになります。
なお、ヒレンジャクとキレンジャクの見分けについて、大きさなどいくつかポイントがありますが、正面から見るとヒレンジャクはお腹の真ん中の黄色みがつよく、一方キレンジャクは一様にベージュ色です(下の写真参照)

ヒレンジャク2023年2月17日

 

キレンジャク
今日は飛んでいる15羽前後の群れをやや遠くに見ましたが、キレンジャクの鳴き声が聞こえ、一方ヒレンジャクの声は聞こえなかったので、それはキレンジャクだけの群れだった可能性があります(ヒレンジャクの群れも別の機会に目視確認しています)。
鳴き声、ヒレンジャクは「ヒー」、キレンジャクは「チリチリリー」です。

 

ミソサザイ
園内の沢や斜面でときどき見られていますが、先週に引き続き観察頻度は落ちています。

 

コガラ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでしたが、今後も4月まではときどき見られると思われます。

 

オジロワシ
今週は確かな観察情報はありませんでした。

 

 

 

留鳥情報
クマゲラ
今週も園内で見られたとの情報が多く、場所も園内数か所で出ていました。
雄と雌ともに観察情報がありました。

クマゲラ雌2023年2月17日

 

オオアカゲラ
今週も園内や旭山都市環境林で観察されていますが、今週は雌雄両方とも観察情報がありました。

オオアカゲラ雌2023年2月17日

 

アカゲラ
園内でよく見られており、雄が雌を追いかけて「キャッキャッ」と鳴く様子が見られることもあります。

アカゲラ雄2023年2月17日

 

コゲラ
今週もよく見られています。

コゲラ2023年2月17日

 

ヤマゲラ
今週も園内で時々見られており、1日に何度か、園内のどこかから声が聞こえてきます。

 

フクロウ
今週は園内での観察情報はありませんでした。
フクロウは毎年2月から3月にかけて日没後に旭山でも鳴き声を聞くことがあるのですが、今年はどうでしょうか。

 

オオタカ、ハイタカ
今週は確かな観察情報はありませんでした。

 

クマタカ
今週は園内での観察情報はありませんでした。

 

ノスリ
今週は園内での観察情報はありませんでした。

 

トビ
今週は園内での観察情報はありませんでした。

 

ハヤブサ
今週も園内での観察情報はありませんでした。

 

ゴジュウカラ(亜種シロハラゴジュウカラ)
観察機会は多いですが、囀りを聞く機会はやはりまだ少なく、例年よりかなり遅いです。

ゴジュウカラ2023年2月17日亜種シロハラゴジュウカラ

 

 

シジュウカラ
観察機会は多いです。
シジュウカラの囀りは今年はまだ聞いていませんが、時期的にそろそろ囀り始めるものと思われます。

 

ハシブトガラ
観察機会は多く、囀りを聞く機会も多いですが、午前11時台によく聞きます。

 

ヤマガラ
観察機会は多く、囀りを聞くことも多いです。

 

ヒガラ
観察機会は多く、やはり囀りを聞くことが多いです。

 

カワラヒワ
今週も学びの森から展望台周辺で観察機会が多く、森の家周辺でもときおり見られています。

 

ハクセキレイ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでしたが、近くの住宅街を飛んでいるのを見ました。

 

スズメ
遊具広場やちびっこ広場など道路沿いで見られています。

 

ヒヨドリ
3羽から5羽で行動していることが多いです。

 

ハシボソガラス
第1駐車場から展望台、噴水広場にかけての辺りで見られています。

 

ハシブトガラス
園内でよく見られています。

 

 

 

カワラバト(ドバト)
このところ園内上空に2羽から7羽ほどのカワラバトの群れが時々飛んで来ます。
灰色っぽいそのくらいの大きさの鳥は旭山では見慣れないので「なんだなんだ」となりますが、冷静に双眼鏡で見て、カワラバトか、と。
すぐ下の住宅街にはよく飛んで来るので、それが飛んで来ているのでしょう。

 

 

 

今週のエゾリス
エゾリスは2月下旬から3月中旬にかけてが「恋の季節」、4頭~6頭で同じ場所に集まって追いかけっこをしますが、今年はまだその光景は見られていません。
今年は例年より気温が低い日が続いていますが、いつ頃その光景が見られるでしょうか。

エゾリス2023年2月17日

 

 

 

次回は2023年2月24日金曜日に上げる予定です。

 

旭山でのバードウォッチング、皆様が多くの野鳥を見られることを願っております。