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旭山記念公園野鳥情報2023年2月10日(金曜日)

 

旭山記念公園野鳥情報、2023(令和5)年2月10日金曜日

ここ1週間の旭山記念公園と札幌市旭山都市環境林の野鳥の動きをまとめました。

この野鳥情報は、旭山で野鳥観察をしておられる方からご提供を受けたものも含まれています。

 

  • 2月26日(日曜日)開催予定の旭山野鳥観察会は、募集定員に達しましたので、受付終了となりました。
    あしからずご了承ください。

 

 

  • 今週のシマエナガ
    エナガ(亜種シマエナガ)
    10羽以上の群れの観察情報は今週もなし。
    2~5羽の小さな群れに日に何度か出会う状態は続いており、森の家から風の丘にかけての辺りで午前中に1~3回ほど見られています。
    朝7時半から8時前後に園内のどこかで見られる確度が高くなっていますが、毎日決まってこの時間にここに来るというような場所は特にはないようです。
    今日は7時45分に第1駐車場からレストハウス下にかけての辺りで5、6羽、8時15分頃につり橋周辺に6~8羽がいました。
    イタヤカエデの樹液が出ていることはまだ確認していませんが、今年は低温が続いていて少し遅くなりそうです。
    まだもう少しこのような出方で見られるものと思われます。

シマエナガ2023年2月10日正面顔

シマエナガ2023年2月10日朝日

 

 

 

  • 今週のトピックス
    シロハラ
    園内でほぼ毎日観察情報があり、今日も見られていますが、雌雄どちらも観察されていて最低2羽はいついていることが分かりました。
    写真は西側エリアで撮影された雄の個体です。
    シロハラは過去に何度か2月に見られたことがあり、これで3年連続となりますが、しかし3月の観察情報は過去にはないので、この先どうなるか注意深く見てゆきます。

シロハラ雄2023年2月10日

 

キレンジャク
2月6日月曜日、キレンジャク50羽前後の群れが園内で観察されました。
その群れはキレンジャクだけだったとのことですが、キレンジャクは集団で越冬する年があり、今年は越冬するのかそれとも(遅い)通過なのか、今後要注目です。

キレンジャク2023年2月10日群れ

 

 

 

 

  • 季節の野鳥情報(夏鳥、冬鳥、旅鳥など)
    マミチャジナイ
    今週も園内での確かな観察情報はありませんでしたが、市内近郊で見られている場所があるようで、まだ様子を見てゆきます。

 

シロハラ
(上述)

 

イカル
今週も確かな観察情報はありませんでしたが、いなくなったとは言い切れません。

 

モズ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでしたが、もう南に渡っていなくなったのかもしれません。

 

メジロ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでした。

 

カケス(亜種ミヤマカケス)
先週は見られる機会が若干減ったように感じられると書きましたが、今週はまた観察情報が多く、まだ移動はしていないようです。

 

イスカ
今週は確かな観察情報はありませんでした。

 

マヒワ
今週は2羽だけの観察情報がありましたが、やはり少ないです、どうしたのでしょう。

 

ベニヒワ
今週も園内での確かな観察情報はなく、見られるとすれば3月以降の春先になると思われます。

 

シメ
今週も学びの森周辺から遊具広場にかけての辺りで鳴き声を聞く機会は多いですが、警戒心が強いため近くで見られることは少ないです。

 

アトリ
今週は確かな観察情報はありませんでした。

 

ウソ
今週も園内での確かな観察情報がなく、もうひと月ほど情報がありません。
ウソは例年5月あたままで旭山でも見られますが、今年はどうなる、この先見る機会が増えるのでしょうか。

 

キクイタダキ
今週も学びの森周辺や風の丘近くの針葉樹そしてミュンヘンの森などで時々見られています。

 

キバシリ
今週も西側エリアで時々見られており、囀りを聞くこともあります。
キバシリの囀りはミソサザイを若干おとなしくしてかつショートバージョンにしたような感じです。

キバシリ2023年2月10日

 

ツグミ
園内で見られる個体数は少なくなりましたが、学びの森周辺のどこかにいつも1羽から数羽がいる感じです。
アズキナシの実は減ってはいますがまだあり、その数羽が代わる代わる食べに来ています。
西側エリアでも見る機会は多いです。

ツグミ2023年2月10日

 

ハチジョウツグミ
今冬は今のところまだ観察されていませんが、市内別の場所では見られたとの情報がありました。

 

ヒレンジャク
森の家南側のアカミヤドリギにいる姿が頻繁に観察されており、まだ20羽前後が残っています。
旭山で2月にヒレンジャクが見られるのは過去にあまりなかったことだと先週も書きましたが、いつまで見られるでしょうか。

ヒレンジャク2023年2月10日

 

キレンジャク
(上述)

 

ミソサザイ
園内の沢や斜面でときどき見られていますが、観察頻度は落ちてきました。
ただ、例年通りだとこの先また観察頻度が高くなることも考えられます。

 

コガラ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでしたが、先週観察されており、あまり意識されていないだけで実際はちょくちょく出ている可能性もありそうです。

 

オジロワシ
今週は確かな観察情報はありませんでした。

 

 

 

◎留鳥情報
クマゲラ
今週は園内で見られたとの情報が多く。場所も園内数か所で出ていました。
昨冬はほぼまったく見られなかったので、今年は戻って来てくれて楽しみが増えました。

クマゲラ雌2023年2月10日

 

オオアカゲラ
今週も園内や旭山都市環境林で観察されていますが、今週の観察情報はすべて雌で、雄を見る機会が少なくなっています。

オオアカゲラ雌2023年2月10日

 

アカゲラ
園内でよく見られており、雄が雌を追いかけて「キャッキャッ」と鳴く様子が見られることもあります。

アカゲラ雄2023年2月10日

 

コゲラ
今週もよく見られています。

コゲラ2023年2月10日

 

ヤマゲラ
今週も園内で時々見られています。

 

フクロウ
今週は園内での観察情報はありませんでした。

 

オオタカ、ハイタカ
今週は確かな観察情報はありませんでした。

 

クマタカ
今週は園内での観察情報はありませんでした。

 

ノスリ
今週は園内での観察情報はありませんでした。

 

トビ
今週は園内での観察情報がありました。

 

ハヤブサ
今週も園内での観察情報はありませんでした。

 

ゴジュウカラ(亜種シロハラゴジュウカラ)
観察機会は多いですが、囀りを聞く機会はやはりまだ少ないです。

ゴジュウカラ2023年2月10日

 

シジュウカラ
観察機会は多いです。
写真はカラマツに寄って来た時のものですが、この時はカラマツにいる虫ではなく種子そのものを食べていたようで、木の下の雪面にカラマツの種子の食べかす(殻)がたくさん落ちていました。
なお、シジュウカラの囀りは今年はまだ聞いていません。

シジュウカラ2023年2月10日

 

ハシブトガラ
観察機会は多く、囀りも盛んにするようになってきました。

 

ヤマガラ
観察機会は多く、三拍子=ワルツの囀りを聞く機会が増えてきました。

 

ヒガラ
観察機会は多く、やはり囀りを聞くことが多いです。

ヒガラ2023年2月10日

 

カワラヒワ
今週も学びの森から展望台周辺で観察機会が多く、森の家周辺でもときおり見られています。

 

ハクセキレイ
今週は確かな観察情報はありませんでした。

 

スズメ
遊具広場やちびっこ広場など道路沿いで見られています。

 

ヒヨドリ
観察機会は多く、今日は学びの森の1本のアズキナシに5羽が集まっていました。

ヒヨドリ2023年2月10日

 

 

ハシボソガラス
第1駐車場から展望台、噴水広場にかけての辺りで見られています。

 

ハシブトガラス
園内でよく見られています。

 

 

 

◎アカゲラ通信2023年2月号
「アカゲラ通信」2023年2月号ができました。
今号の表面特集では、冬の鳥のいつもとは違う動きをまとめました。
野鳥メモは旭山で過去に何度か観察されたアオシギ、そして先週ここで取り上げた樹木の冬芽もいくつか紹介しています。
森の家にて無料配布しておりますが、JPEG版はこちらでもご覧になれます。

アカゲラ通信2023年2月号A面

アカゲラ通信2023年2月号B面

 

 

次回は2023年2月17日金曜日に上げる予定です。

 

旭山でのバードウォッチング、皆様が多くの野鳥を見られることを願っております。