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旭山記念公園野鳥情報2022年12月16日(金曜日)

 

旭山記念公園野鳥情報、2022(令和4)年12月16日金曜日

ここ1週間の旭山記念公園と札幌市旭山都市環境林の野鳥の動きをまとめました。

この野鳥情報は、旭山で野鳥観察をしておられる方からご提供を受けたものも含まれています。

 

 

 

◎12月25日(日曜日)の旭山野鳥観察会は参加受付中です。(残り1~2名程度)

 

 

 

 

◎今週のシマエナガ
エナガ(亜種シマエナガ)
今週に入って森の家の周りでの観察頻度が低くなってきており、以前のように森の家の周りに昼までに必ず現れるというほどではなくなってきました。
調べてみると昨冬=昨年も12月中旬に入ってから森の家の周りでの観察頻度が落ちており、年明けまでその状態が続いていました。
ただ、観察情報がないわけではなく、風の丘西側の沢沿いでの観察情報もありますが、人が入っていけない場所であるため撮影条件がいいとはいえません(遠くてほとんど撮れない)。
その他つり橋周辺、遊具広場からちびっこ広場にかけての辺りでの観察情報もありました。

 

 

 

◎今週のトピックス
ヒレンジャク
今週に入って数が増え、30羽前後の群れが見られるようになり、ようやく例年通りになってきた感じです。
園内では8時過ぎくらいまでは見る機会が比較的多いですが、それ以降はたまに見られるくらいです。

 

ヒレンジャクの群れにキレンジャク2022年12月16日

 

キレンジャク
一方でキレンジャクは数が減り、群れではほとんど見られなくなり、ヒレンジャクの群れに1羽か2羽混じって見られることが多くなりました。
この動きも例年通りではあります。
上の写真は、上から2列目の3羽のうち左側の個体と右端の尾羽の先が切れかかっている個体の2羽がキレンジャク、他はヒレンジャクの群れです。

ヒレンジャクとキレンジャク2022年12月16日松

こちらの写真は、画面の中で上から2番目と下の方の一番右端の2羽がキレンジャクと確認できますが、他はヒレンジャクの群れです。

ヒレンジャクの中にキレンジャク2022年12月16日飛翔

こちらの写真にもキレンジャクが最低1羽混じっています。

 

 

オジロワシ
今週も旭山上空での観察情報がありました。
今後も散発的に見られる可能性がありそうです。

オジロワシ2022年12月16日

 

 

 

◎夏鳥旅鳥情報
ミヤマホオジロ
今週も園内での観察情報がありました。

 

カシラダカ
今週は園内での観察情報はありませんでした。

 

ホオジロ
今週は園内での観察情報はありませんでした。

 

イカル
12月12日月曜日と14日水曜日に園内で観察され、囀り(ぐぜり?)の声も聞こえてきました。
イカルはかつて越冬したことがあるため、今後も様子をみてゆくことにします。

 

ベニマシコ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでした。
もう少し様子をみてゆきます。

 

モズ
今週も確かな観察情報はありませんでしたが、もう少し様子をみてゆきます。

 

 

 

◎冬の鳥情報
カケス(亜種ミヤマカケス)
今週も学びの森からつり橋にかけての辺りで見られることが多かったです。
ミヤマカケスは鳴き声を出さないで飛んだり採餌したりもするので、見つけられないこともあり、写真は鳴き声を出さずに地面に降りて何か(埋めたもの?)を探していたときのものです。

ミヤマカケス2022年12月16日

 

イスカ
今週は確かな観察情報はありませんでした。

 

マヒワ
今日も園内で観察されており、20羽前後の群れが見られた日もありました。
カラマツやシラカンバなどの高い位置にいることがあり、その場合は双眼鏡があれば遠いですがゆっくり観察することができます。

 

ベニヒワ
今週も確かな観察情報はありませんでしたが、まだ様子をみてゆきます。

 

シメ
学びの森にいることが多く、園内他の場所でも声を聞くことがありますが、数は多くはないです。

シメ2022年12月16日

 

アトリ
今週は確かな観察情報はありませんでした。

 

ウソ
「フィッ」という柔らかい鳴き声がときどき園内で聞かれていますが、引き続き今のところ近くでの観察機会はなかなかありません。

 

キクイタダキ
今週も観察情報は毎日のようにあり、噴水広場近くの松での観察情報が多く、ミュンヘンの森でも見られた日がありました。

 

ツグミ
学びの森周辺で引き続き見られる機会が多く、アズキナシの実を食べによく降りて来ます。
日の入り間近になると藻岩山の方から遠い声が聞こえてくることがよくありますが、園内西側エリアでの観察情報は多くはないです。

ツグミ2022年12月16日アズキナシ

 

ハチジョウツグミ
この秋から冬は今のところまだ観察されていません。

 

ヒレンジャク
(上述)

 

キレンジャク
(上述)

 

ミソサザイ
今週もつり橋周辺での観察情報ががあり、園内他の場所、遊具広場や森の家周辺でもときどき見られています。

 

コガラ
今週も園内での確かな観察情報はありませんでした。

 

オジロワシ
(上述)

 

 

 

 

◎留鳥情報
クマゲラ
今週は園内での観察情報はありませんでしたが、旭山都市環境林からはほぼ毎日声が聞こえてきています。

 

オオアカゲラ
今週も園内で見られています。

 

アカゲラ
園内でよく見られています。

 

コゲラ
今週もよく見られており、近くで見られることもよくあり、森の家の周辺でよく見られています。
カラ類混群にいることもよくあります。

コゲラ2022年12月16日

 

ヤマゲラ
今週も園内での観察情報がありましたが、近くで見られたという情報はありませんでした。

 

フクロウ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでした。

 

オオタカ
今週も園内での観察情報がありました(上空ですが)。

 

ハイタカ
今週も園内での観察情報がありました。

 

ノスリ
今週は確かな観察情報はありませんでした。

 

トビ
今週は園内での観察情報はありませんでした。

 

ハヤブサ
今週も確かな観察情報はありませんでした。

 

ゴジュウカラ(亜種シロハラゴジュウカラ)
観察機会は多く、近くに寄れることもあります。
12月13日火曜日は午前中が雨、午後から晴れましたが、晴れてからミュンヘンの森にカラ類混群がやって来て、ゴジュウカラやシジュウカラをじっくりと観察できました。

シロハラゴジュウカラ2022年12月16日

 

シジュウカラ
観察機会は多く、笹薮や地面に降りて餌を探していることがよくあります。
写真は実がたくさんなっているアズキナシの木にとまったところです。

シジュウカラ雌2022年12月16日アズキナシ

 

ハシブトガラ
観察機会は多く、樹木の種子を食べる姿がよく見られます。

ハシブトガラ2022年12月16日

 

ヤマガラ
観察機会は多く、森の家の周りと学びの森付近でよく見られます。

 

ヒガラ
園内の針葉樹で観察機会が多いです。

 

カワラヒワ
今週も数羽が飛んでいましたが、積雪が本格化してきてこの先どうなるか、引き続き様子を見てゆきます。

 

ハクセキレイ
今週は確かな観察情報はありませんでした。

 

スズメ
遊具広場やちびっこ広場など道路沿いで見られています。

 

ヒヨドリ
観察機会は多いです。

 

ハシボソガラス
第1駐車場から展望台、噴水広場にかけての辺りでよく見られています。

 

ハシブトガラス
園内でよく見られています。

 

 

 

 

 

次回は2022年12月23日金曜日に上げる予定です。

 

 

 

旭山でのバードウォッチング、皆様が多くの野鳥を見られることを願っております。