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旭山記念公園野鳥情報2022年12月23日(金曜日)

 

旭山記念公園野鳥情報、2022(令和4)年12月23日金曜日

ここ1週間の旭山記念公園と札幌市旭山都市環境林の野鳥の動きをまとめました。

この野鳥情報は、旭山で野鳥観察をしておられる方からご提供を受けたものも含まれています。

 

 

 

◎1月の旭山野鳥観察会は、1月14日(土曜日)、29日(日曜日)いずれも8時開始です。
参加お申し込みの受付は明日12月24日10時より、電話及び窓口にて行います。
よろしくお願いします。

 

◎明後日12月25日(日曜日)開催の旭山野鳥観察会は募集定員に達しましたため受付を締め切りました。
ご了承ください。

 

 

 

◎今週のトピックス
ミヤマホオジロ
12月5日月曜日にこの秋から冬に初めてミヤマホオジロが園内で観察されました。
暫くは雄1羽でしたが、12月16日金曜日に6羽が見られ、その日以降雄のみ3羽が滞在し、森の家の周りに頻繁に出てくるようになりました。
12月21日水曜日にはその雄3羽が観察されましたが、翌12月22日木曜日は園内での観察情報はありませんでした。
なお、その21日にはカラマツの種子かそれについた何かを食べていましたが、ミヤマホオジロがカラマツに来るのは初めて見ました(見上げで見るのも珍しい)。
もう抜けた可能性がありますが、まだ見られることがあるかもしれず、もう少し様子を見てゆきます。

ミヤマホオジロ雄2022年12月23日ススキ

 

イスカ
12月20日火曜日にミュンヘンの森のヨーロッパトウヒに2羽がとまっていましたが、北西方向に飛んで行きそのまま見られなくなりました。
今回も通過だけのようですが、まだ見られるかもしれません。

 

クマタカ
12月22日木曜日、園内でクマタカの観察情報がありました。
クマタカは南区の山に住んでいるものがたまに旭山まで飛んで来て見られることがあります。
なお、クマタカはたまに見られる程度なので、今後は観察情報があった際にのみ取り上げます。

 

 

 

◎今週のシマエナガ
エナガ(亜種シマエナガ)
今週も観察頻度は低く、森の家の周りで見られない日もありました。
風の丘西側の沢で声を聞くことがありますが、道から外れた遠い場所にいることが多く、撮影は難しいです。
先週も書きましたが、昨年も12月中旬に入ってから森の家の周りでの観察頻度が落ちており、年明けまでその状態が続いていましたが、今年はどうでしょうか。

 

 

 

◎夏鳥旅鳥情報
ミヤマホオジロ
(上述)

 

カシラダカ
今週は園内での観察情報はありませんでした。

 

ホオジロ
今週は園内での観察情報はありませんでした。
この先1週間で確かな観察情報がない場合は、来週からここでは取り上げません(また来年)

 

イカル
今週は園内での観察情報はありませんでした。

 

ベニマシコ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでした。
この先1週間で確かな観察情報がない場合は、来週からここでは取り上げません(また来年)。

 

モズ
今週は17日と20日に森の家の近くで雄の観察情報がありましたが、まだいるようで、もう少し様子をみてゆきます。

 

 

 

◎冬の鳥情報
カケス(亜種ミヤマカケス)
今週も学びの森からつり橋にかけての辺りとミュンヘンの森周辺で見られることが多かったです。
いつも2羽もしくは3羽で見ますが、それ以上はいないようです。

カケス2022年12月23日亜種ミヤマカケス

 

 

イスカ
(上述)

 

マヒワ
今日も園内で観察されており、20羽前後の群れが見られた日もありましたが、やはり低い位置にはなかなか降りて来ません。

 

ベニヒワ
今週も確かな観察情報はありませんでしたが、まだ様子をみてゆきます。

 

シメ
学びの森にいることが多く、園内他の場所でも声を聞くことがありますが、数はやはり多くはないです。

 

アトリ
今週は15羽前後の群れの観察情報がありました。

 

ウソ
今週は確かな観察情報はありませんでしたが、今冬は今のところ観察機会が少ないです。

 

キクイタダキ
噴水広場からピクニックテラス周辺での観察情報が多く、その他園内の針葉樹で時々見られています。

 

ツグミ
学びの森周辺で引き続き見られる機会が多く、アズキナシの実を食べによく降りて来ます。
日の入り間近になると藻岩山の方から遠い声が聞こえてくることがよくあり、園内西側エリアでの観察情報も増えてきました。
さらに、18日日曜日には50羽、21日水曜日と今日23日には20羽前後が高い空を飛んでいるのが見え、数は増えてきているようです。

 

ハチジョウツグミ
この秋から冬は今のところまだ観察されていません。

 

ヒレンジャク
先週から数が増え30羽前後の群れで見られるようになりましたが、昼間には少ない傾向があり、一方で朝には学びの森付近のアズキナシの実を食べに低い位置に来ることもあります。

キレンジャクヒレンジャク2022年12月23日

 

キレンジャク
大きな群れはいなくなり、ヒレンジャクの群れに数羽混じって見られるようになりました。
上の写真はキレンジャクにピントを合わせて撮影したものですが、ヒレンジャクの群れに混じっていたものです。

 

ミソサザイ
今週は観察情報が少なく、昨冬よりも少ないように感じていますが、この先どうなるでしょうか。

 

コガラ
今週も園内での確かな観察情報はありませんでした。

 

オジロワシ
今週は確かな観察情報はありませんでしたが、旭山でも春先までは時々見られるものと思われます。

 

 

 

 

◎留鳥情報
クマゲラ
今週は園内での観察情報はありませんでしたが、旭山都市環境林からはほぼ毎日声が聞こえてきています。

 

オオアカゲラ
今週も園内で見られていますが、見られる頻度は雄と雌半々くらいになってきました。

 

アカゲラ
園内でよく見られています。
写真はハリギリの実を食べているところですが、アカゲラやコゲラはハリギリの実が好物なようで、毎年このような光景が見られます。
今日の写真のいくつかは、鳥がハリギリの実を食べている「ハリギリの実シリーズ」です。

アカゲラ雌2022年12月23日ハリギリの実を食べる

 

コゲラ
今週もよく見られていますが、こちらもハリギリの実を食べているところの写真を。

コゲラ2022年12月23日ハリギリの実を食べる

 

ヤマゲラ
今週も園内での観察情報があり、園内学びの森付近で近くで見られたという情報もありました。

 

フクロウ
今週は園内での観察情報はありませんでした。

 

オオタカ
今週は園内での観察情報はありませんでした。

 

ハイタカ
今週は園内での観察情報はありませんでした。

 

ノスリ
今週は園内での観察情報はありませんでした。

 

トビ
今週は園内での観察情報はありませんでした。

 

ハヤブサ
今週も園内での観察情報はありませんでした。

 

ゴジュウカラ(亜種シロハラゴジュウカラ)
観察機会は多く、近くに寄れることもあります。
ゴジュウカラは今冬はまだ囀りを聞いていませんが、そろそろ「初鳴き」が聞かれる頃です。

ゴジュウカラ2022年12月23日亜種シロハラゴジュウカラ

 

シジュウカラ
観察機会は多く、笹薮や地面に降りて餌を探していることがよくあります。
下の写真の上はハリギリの実を食べているところです。

シジュウカラ2022年12月23日ハリギリの実を食べる

 

ハシブトガラ
囀りが本格化してきており、聞く機会が多くなってきました。
こちらもハリギリの実シリーズで。

ハシブトガラ2022年12月23日ハリギリの実を食べる

 

ヤマガラ
観察機会は多く、森の家の周りと学びの森付近でよく見られます。
なお、ヤマガラの写真はハリギリの実シリーズではありません。
せっかくなので合わせたかったのですが、そうもうまくはゆきませんでした。

ヤマガラ2022年12月23日

 

ヒガラ
ヒガラも囀りを聞く機会が多くなってきました。
針葉樹にいることが多いヒガラですが、こちらもハリギリの実シリーズで。

ヒガラ2022年12月23日ハリギリの実を食べる

 

カワラヒワ
今週も観察されていますが、数は減り1羽で見られることが多くなってきました。
この先どうなるか、引き続き様子を見てゆきます。

 

ハクセキレイ
今週は確かな観察情報はありませんでした。

 

スズメ
遊具広場やちびっこ広場など道路沿いで見られています。

 

ヒヨドリ
観察機会は多く、今週は個体数が増えたように感じられましたが、来週以降要注目です。

 

ハシボソガラス
第1駐車場から展望台、噴水広場にかけての辺りでよく見られています。

 

ハシブトガラス
園内でよく見られています。

 

 

 

 

今年1年お読みいただきありがとうございました。

2022年の旭山記念公園野鳥情報は今回が最後となりますが、最後ということでミヤマホオジロ雄をもう1枚。

ミヤマホオジロ雄2022年12月23日2

 

そしてエゾリスも1枚。

エゾリス2022年12月23日

 

次回は年明け、2023年1月6日金曜日に上げる予定です。

よいお年をお迎えください。

 

 

 

旭山でのバードウォッチング、皆様が多くの野鳥を見られることを願っております。