旭山記念公園野鳥情報、2022(令和4)年2月27日 日曜日
ここ1週間の旭山記念公園と札幌市旭山都市環境林の野鳥の動きをまとめました。
この野鳥情報は、旭山で野鳥観察をしておられる方からご提供を受けたものも含まれています。
■3月に予定しております旭山野鳥観察会は、3月12日(土曜日)、3月27日(日曜日)ともに募集定員に達しましたため、受付終了とさせていただきます。
あしからずご了承ください。
◎本日の旭山野鳥観察会
本日8時より旭山野鳥観察会を行いました。
観察会の間に確認された野鳥は以下の14種です(五十音順)
アカゲラ、ウソ、キバシリ、コゲラ、ゴジュウカラ、
シジュウカラ、シマエナガ、ツグミ、ハシブトガラ、ハシブトガラス、
ヒガラ、ヒヨドリ、ミソサザイ、ヤマガラ
今日はシマエナガを10分以上近くでゆっくりと観察・撮影することができました。
数はひとペア=2羽でしたが、巨木の谷にある低木に寄り付き、つる性木本のつるが絡まったあたりで目線の高さで見られる瞬間もあり、空抜けではない角度で撮影できた人もいました。
シマエナガが見られたのはその時だけでしたが、観察会の前半で盛り上がりました。
キバシリは途中2回見られ一度は目線の高さくらいで見ることができました。
シジュウカラが同時に2羽少し離れたところで囀り合いしていました。
他に囀りしていたのはゴジュウカラ、ハシブトガラ、ヤマガラ、ヒガラでした。
キクイタダキは今日は出ませんでした。
ツグミとウソは声は聞いたものの近くで姿を見ることはできませんでした。
本日、観察会の時間以外に観察情報があった野鳥5種です(同)
カワラヒワ、キクイタダキ、クマゲラ、ハシボソガラス、ヤマゲラ
◎今週のトピックス
ヤマゲラ
先週に続いて昨日2月26日、トイレ近くのハリギリに採餌に来て、近くでじっくりと観察・撮影できました。
この木には虫が多くいるのか、このところしばしば来ているようで、この先も注目ポイントです。
それ以外でも園内での観察・撮影情報が多くなってきており、例年通りであればこれから5月上旬までは見られる機会が多くなりそうです。
ウソ
園内での観察情報が多くなってきましたが、高い位置にいることが多く撮影にいい場所で見られることはまだ少ないです。
写真も20mくらいの距離から撮影した写真をトリミングしたもので、この時はこの雌1羽だけが来ていました。
それでも、今年は他の冬の鳥の数が軒並み少ない中、ウソは平年並みくらいには見られています。
◎今週のシマエナガ
エナガ(亜種シマエナガ)
この1週間の前半はイタヤカエデの樹液のつららに来ていましたが、一昨日あたりから気温が上がってつららができなくなり、つららの下でホバリングする姿は見られなくなりました。
つららに来るシマエナガの観察・撮影は、この先つららができるほど冷え込むかどうかによります。
イタヤカエデの樹液は出ており、つららではなく樹皮から飲む姿はまだ見られています。
今週は6羽前後の群れを2、3回見ましたがそれ以外はほぼペアで見られており、まだその様子は確認できていませんが、巣作りを始めるのも近くなってきたように思われます。
シマエナガを見られる頻度は3月中はまだそれほど低くはならないですが、動きが早いので観察・撮影の際には狙いを絞って追い続けるのがよいでしょう(今日の観察会のように同じ場所に数分いることもあるにはあります)。
◎冬の鳥情報
ヒレンジャク、キレンジャク
ヒレンジャクは先週の後半から確かな観察情報がなくなり、ついにいなくなったようです。
キレンジャクの観察情報はありませんでした。
ツグミ
今日の観察会では数羽の群れが見られた他何度か見られましたが、実のなっている木があまりないので近くで観察する機会は少ないです。
2月23日のスノーシュー観察会の際には、レストハウス近くの八重桜並木の辺りにあるヌルデの木の実を食べに来ていた1羽を15mくらいの近さで見ることができました。
ハチジョウツグミ
今週は確かな観察情報はありませんでした。
シロハラ
今週は確かな観察情報はありませんでした。
キクイタダキ
今週も園内でときどき観察されていますが、噴水広場近くのトドマツ林での観察情報が今週は多かったです。
ベニヒワ
この1週間も確かな観察情報はありませんでした。
マヒワ
今日は何度か観察されましたが一度は数羽、もう一度は3羽と相変わらず数は少ないです。
シメ
今週も園内で何度か観察されている程度で少ないです。
キバシリ
今週も森の家の周りで比較的観察機会が多く、毎日午前中に一度は見られているような感じです。
ミソサザイ
つり橋周辺や森の家の周りでときどき見られています。
コガラ
今週はコガラかもしれないカラ類の観察情報はありませんでしたが、まだ山に移動していなくなったというわけではないと思われます。
オジロワシ
今週は観察情報がありました。
オオワシ
今週は確かな観察情報はありませんでした。
◎留鳥その他情報
クマゲラ
旭山都市環境林及び藻岩山からはしばしば声は聞こえてきますが、園内で観察されたという情報は今週はありませんでした。
オオアカゲラ
主に森の家から旭山都市環境林方面で雌雄ともに観察されています。
アカゲラ
観察機会は多いです。
コゲラ
観察機会は多いです。
フクロウ
今週も声も姿も観察情報はありませんでした。
オオタカ
今週も観察情報がありましたが、見られる日は8時30分から9時過ぎの間に飛んで来て園内を偵察して飛び去ります。
ハイタカ
今週も観察情報がありました。
ノスリ
今週も観察情報がありました。
トビ
久しぶりに昨日園内で1羽が観察されましたが、その1羽は2羽のハシブトガラスに追われていました。
ハヤブサ
今週も観察情報はありませんでした。
モズ
今週も観察情報はありませんでした。
ゴジュウカラ
囀りを聞く機会は多く、姿もよく見られています。
シジュウカラ
囀りを聞くことが多くなってきました。
ハシブトガラ
園内でよく見られており、「ピィピィピィ」という囀りを聞くことも多いです。
ヤマガラ
園内でよく見られており、囀りもそろそろ本格化してきました。
ヒガラ
園内で観察機会が多く、囀りもよく聞かれています。
カワラヒワ
園内での観察情報が増えてきました。
ハクセキレイ
今週は園内での観察情報はありませんでした。
ヒヨドリ
観察機会は多いです。
写真は木にとまって糞をしているところですが、この時は2羽で飛んで来て、もう1羽が先に飛び去りこの1羽だけが残っていました。
スズメ
道路沿いや第2駐車場付近で時々見られます。
ハシボソガラス
展望台から第1駐車場にかけての辺りでよく見られています。
ハシブトガラス
園内でよく見られています。
次回は2022年3月5日土曜日に上げる予定です。
旭山でのバードウォッチング、皆様が多く見られることを願っております。