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旭山記念公園野鳥情報2026年4月18日(土曜日)

 

旭山記念公園野鳥情報、2026(令和8)年4月18日土曜日。

ここ1週間の旭山記念公園と札幌市旭山都市環境林の野鳥の動きをまとめました。

この野鳥情報は、旭山で野鳥観察をしておられる方から直接ご提供を受けたものも含まれています。

 

●旭山記念公園および旭山都市環境林で野鳥などの観察や撮影をされるみなさまへお願い。
観察や撮影の際には、道を塞ぐなどにより、野鳥撮影をしない人の通行の妨げにならないようご留意ください。
また、人が通ることにより野鳥が逃げてしまった場合は、仕方ないものと受け止めてください。

 

 

●野鳥の巣を探さないでください!
野鳥は、春の繁殖シーズンには非常にデリケートになります。
巣を作っているようすを見られたり、巣をのぞかれたりすると、巣を放棄したり、巣を他の鳥などに壊されて、繁殖しなくなってしまう可能性が高くなります。
人間も自分の家をのぞかれると嫌ですよね・・・
野鳥のために、次のことをお願いします!
①巣を探さない
②巣に気づいたら目をそらしてすぐに、しかし動きはゆっくりとその場を離れる
③巣を見ない/巣がある場所が分かったら近づかない
④巣の場所を人に話したり、ネットに情報を上げたりしない

 

●4月から5月上旬の野鳥観察会は、以下の日程のみまだ受付中です。

野鳥観察会【定例】
④5月2日(土曜日) ※締切間近
8時から10時頃まで

4月26日(日曜日)、4月29日(水曜祝日)、5月4日(月曜祝日)の早朝野鳥観察会は募集定員に達したため受付終了となりました。

【定例】の野鳥観察会は、おひとり様が参加できるのは3回のうち「1回のみ」とさせていただきます。

参加費:200円
集合:旭山記念公園森の家
定員:15名程度 先着順
受付:現在受付中(電話および窓口直接)

定員になり次第受付終了となります。
定員になりましたらホームページでお知らせします。

なお、5月開催分については、来週中にHPにてご案内の予定です。

 

 

◎亜種表記について

当方ではこれまで、外見で容易に識別できるエナガ、カケス、ゴジュウカラの3種についてのみ、
エナガ(亜種シマエナガ)
カケス(亜種ミヤマカケス)
ゴジュウカラ(亜種シロハラゴジュウカラ)
と記してきましたが、基亜種とは別の亜種名がついている種については、外見での識別が困難なものでも同様に表記してゆきます。
なお、ウソ、カワラヒワについては別亜種が出現した際には本文中に明記します。

 

 

夏鳥渡来情報
10 メジロ
2026年4月15日、メジロ今年初認です。
2025年は4月23日初認、今年は昨年より8日早い初認となりました。
ただし2024年は4月13日初認、昨年が遅かったもので、今年は一昨年から見ると2日遅いだけです。
園内各所で「チュリチュリチリチリー」と朗らかな囀りがよく聞かれ、ヤナギ類の花を食べに来る姿も見られています。

メジロ2026年4月18日

 

11 クロジ
2026年4月14日、クロジ今年初認です。
2025年は春の確かな観察情報はなかったのですが、2024年は4月12日が初認記録で、今年は一昨年より2日遅い初認です。
クロジは2025年秋にひと月近く見られていましたが、それは過去20年の間にはなかったことであり、通常は秋も通過で数日間見られるだけです。
クロジは概ね標高300m以上の森林で繁殖し、春と秋の移動の時期に旭山記念公園でも数日間見られます。
4月17日木曜日には園内でまだ見られていました。

 

12 ヤブサメ
2026年4月17日、ヤブサメ今年初認です。
2025年は4月19日初認、今年は昨年より2日早い初認となりました。
「栗の木デッキ」下の「双子沢川」の沢で最初に「シリシリシリ」と囀りを聞きましたが、これから園内一円の笹薮で囀りが聞かれるようになるものと思われます。
ヤブサメは5月上旬までは笹薮の外に出たり木にとまって囀りしたりといったことがあり、姿を見られるチャンスではあります。
また、笹薮の中にいる場合も、しゃがんで笹の葉の下の根元付近を見ていると動いているのが見えることがあります。

 

13 トラツグミ
2026年4月17日、トラツグミ今年初認です。
2025年、2024年は春の到来時の記録は取れず、5月には夜や明け方たまに朝に「ヒー ヒョー」という囀りが聞かれるようになっていましたが、それ以前の過去の記録を見るとだいたい4月中旬に初認となっていました。
日没後の18時30分頃に囀りが聞こえてきましたが、姿を見たとの情報は今のところありません。

 

14 クロツグミ
2026年4月18日、クロツグミ今年初認です。
2025年は4月11日初認、今年は昨年より7日遅い初認となりました。
園内北部「オオムラサキの谷」で盛んに囀りしていましたが、毎年囀りがよく聞かれる「遊具広場の森」や「吊り橋」周辺では今日はまだ囀りは聞かれていません。
クロツグミは5月中旬くらいまでは囀りが園内や藻岩山方面からよく聞こえてきます。

 

 

夏鳥到着済みリスト(カッコ内は昨年比)
01 ホオジロ 2026年3月28日(5日遅)
02 キジバト 2026年3月28日(2日早)
03 ルリビタキ 2026年3月29日(29日早)
04 ヤマシギ 2026年4月3日(11日遅)
05 ベニマシコ 2026年4月3日(4日早)
06 キセキレイ 2026年4月4日(5日早)
07 ウグイス 2026年4月5日(14日早)
08 アオジ 2026年4月8日(18日早)
09 モズ 2026年4月11日(同じ)
10 メジロ 2026年4月15日(8日早)
11 クロジ 2026年4月15日(昨年は春の記録なし)
12 ヤブサメ 2026年4月17日(2日早)
13 トラツグミ 2026年4月17日(昨年は到来時の記録なし)
14 クロツグミ 2026年4月18日(7日遅)

この先1週間は、オオルリ、コルリ、センダイムシクイなどが初認となる可能性があります。
なお、ノビタキは4月14日に道内別の場所で確認しており、旭山記念公園にも通過で現れる可能性があります。

 

 

旅鳥情報
ミヤマホオジロ
4月13日月曜日、ミヤマホオジロ雌1羽の園内での観察情報がありました。
翌日以降の観察情報はないですが、この先様子をみてゆきます。

 

シロハラ
2026年4月18日、シロハラ今年初認です。
シロハラは2024-25年の冬は越冬し4月まで見られていましたが、旭山記念公園では通常、4月中旬からぱらぱらと現れ、5月上旬まで散発的に見られます。

 

 

今週のトピックス

キクイタダキ
4月14日火曜日から園内での観察情報が増え、本日4月18日現在まだ頻繁に見られています。
主にヤナギ類の花を食べに来ており、オノエヤナギやバッコヤナギの花が咲いている木を見て回るとどこかで見られるくらいの頻度で出ています。
シラカンバやいつも通り針葉樹に来ることもありますが、ヤナギ類が多いです。
数は、一度に見られるのは3~6羽くらいですが、園内全体でいえば、同時に見られるわけではないですが、20羽かそれ以上いるかもしれません。
キクイタダキがヤナギに寄って来るのはほぼ毎年ヤナギの花が咲く時期に見られることであり、まだ葉が出ていないため、針葉樹よりは写真が撮りやすいです。
この光景は数日間見られますが、今日でもう5日目、そろそろ見られなくなるかもしれません。

キクイタダキ2026年4月18日オノエヤナギの花を食べる

 

オシドリ
今週はほぼ毎日、旭山都市環境林でオシドリの観察情報がありました。

オシドリ雄2026年4月18日

 

 

 

今週のシマエナガ
エナガ(亜種シマエナガ)
今週もほぼ毎日観察情報があり、「遊具広場の森」と「学びの森」、「巨木の谷」、「栗の木坂」および森の家周辺など見られています。
午後でも見られており、観察頻度は低くはないですが、2羽で見られることがほとんどです。

シマエナガ2026年4月18日

 

 

夏鳥
ホオジロ
展望台周辺で観察機会が多く、囀りが聞かれることもありますが、今週は先週よりは囀りする姿を見る機会が少なめでした(理由は分かりません)。
4月15日には「森の家南斜面」にも来ていました。

 

アオジ
今週は「巨木の谷」「遊具広場」周辺そして「森の家南斜面」などで「チッ チッ」と鳴き声が聞かれ、鳴き声を追っていると姿が見られることもあります。
ただし、警戒心が強めの鳥で、近くで見られる機会はなかなかないか、見られても一瞬で飛んで行きます。
「チー チリッ ビー チュリ」という4音からなる囀りも聞かれており、今のところ昨年同時期よりは見られる頻度が高めですが、この先どうなるか注視してゆきます。
写真は雄です。

アオジ雄2026年4月18日

 

ベニマシコ
4月8日以降観察情報がなかったですが、4月15日に「ピッ ポッ」と鳴き声が聞こえました。
ただし、もう大方繁殖場所である草原や河川敷などに移っている可能性は高そうです。

 

ルリビタキ
ほぼ毎日園内「巨木の谷」周辺その他、および旭山都市環境林「お寺跡地」周辺での観察情報があり、数は少なく見られても一瞬ですが、まだ滞在しています。

 

クロツグミ
(前述)

 

トラツグミ
(前述)

 

ウグイス
「栗の木デッキ」から「吊り橋」にかけての辺りでほぼ毎日囀りが聞かれ、木に上がって囀る時はよく探すと姿が見られることもあります。
園内では他に「遊具広場」周辺や「藻岩山登山口」周辺など複数個所で、「ホーホケキョ」と囀りが聞かる機会は少なくないです。
写真は「栗の木デッキ」付近で撮影した囀りをする雄ですが、小さい上に木の幹に紛れていて見つけにくいかもしれません(真ん中辺り)。

ウグイス2026年4月18日

 

ヤブサメ
(前述)

 

キセキレイ
森の家から「第2駐車場」周辺で時々見られていますが、近くで見られる機会は少ないです。

 

メジロ
(前述)

 

モズ
「ちびっこ広場」から「噴水広場」にかけての辺りで時々見られますが少ないです。
写真は雌ですが、これも小さくて木に紛れており、見つけにくいかもしれません(真ん中辺り)。

モズ雌2026年4月18日

 

キジバト
「ちびっこ広場」「遊具広場」など道路沿いでの「デデポーポー」という声が聞かれることが多くなってきましたが、比較的警戒心が強く、近くで見られる機会は少ないです。

 

ヤマシギ
4月15日午後、「森のユニバーサル園路」付近で飛ぶ姿が遠巻きに双眼鏡で見え、一度地面に降りてから「吊り橋」方面に飛ぶ一連の行動が観察できました。
また、4月17日18時30分過ぎ、森の家上空で、夜に「チキッ ブブブー」と鳴きながら飛ぶ「ディスプレイフライト」が見られました。
「ディスプレイフライト」は完全に暗くなってから見られることがありますが、夜なので通常撮影は不可能です。

 

 

 

秋から春に見られる野鳥
シメ
4月18日に久しぶりに園内で声が聞かれましたが、今週の観察情報はそれだけで、これだけ少ない春は今までほとんどなかったくらいです。
シメは通常5月中旬まで旭山記念公園で見られ、それから8月下旬までは見られなくなります。

 

マヒワ
今週も園内で見られていますが観察頻度が落ち、数も10羽くらいと少なくなってきています。
この先いつまで見られるか要注目です。

 

ウソ
今週はほぼ毎日園内で声が聞かれ、姿を近くで見たとの観察情報もありました
ウソは5月上旬まで見られることがあり、まだ様子をみてゆきます。

 

キクイタダキ
(前述)

 

キバシリ
今週も園内での確かな観察情報はなく、もう山に移動した可能性がありますが、もう少し様子をみます。

 

ミソサザイ
園内でまだ観察情報はありますが少ないです。
ミソサザイは5月上旬まで旭山記念公園で見られることもあり、もう少し様子をみます。

 

ツグミ
今週も確かな観察情報はなかったです。

 

カケス(亜種ミヤマカケス)
今週は園内での確かな観察情報はなかったです。
カケスは通常4月中旬に旭山記念公園では見られなくなりますが、もう少し様子をみます。

 

ヒレンジャク
今週も園内での確かな観察情報はなかったです。

 

キレンジャク
今週も園内での確かな観察情報はなかったです。

 

コガラ
今週も園内での確かな観察情報はなかったです。

 

オジロワシ
4月17日9時過ぎ、園内上空を北から南に帆翔(はんしょう=はばたかないで飛ぶこと)する成鳥1羽が見られましたが、旭山で4月中旬に見られたという記録はこれが初めてで、この先も見られることがあるのか要注目です。

 

 

 

留鳥情報
クマゲラ
今週も園内で近くで見られた日もありました。
写真は「カラマツ街道」のシラカンバ倒木で採餌する雄ですが、同一個体かどうかは確証が得られなかったものの、この同じ木に2日続けて雄が来て採餌していました。
藻岩山や旭山都市環境林方面からは日に1度は鳴き声が聞こえてきています。
クマゲラが近くで見られるかどうかはその日しだいです。

クマゲラ雄2026年4月18日シラカンバで採餌

 

オオアカゲラ(亜種エゾオオアカゲラ)
園内での観察情報がいっきに少なくなりました。
オオアカゲラは10年ほど前までは5月になると旭山記念公園では見られなくなっていましたが、ここ数年は夏でも見られるようになっており、この先動向が注目されます。

 

アカゲラ(亜種エゾアカゲラ)
今週もほぼ毎日見られていますが、観察頻度は落ちており、雄と雌のドラミングや雄どうしのけんかも見られなくなりました。

アカゲラ雌2026年4月18日

 

コゲラ(亜種エゾコゲラ)
「ギーキーキッキー」という鳴き声を聞く機会も多く、近くで見られることもあり、1羽に気づくとたいてい周りにもう1、2羽います。
雄の頭部の赤い羽はやはりなかなか撮れません。

コゲラ2026年4月18日

 

ヤマゲラ
今週も園内での観察情報は少なくはないですが、「学びの森」周辺で地面に降りているという観察情報は今週はなかったです。
ヤマゲラは通常5月上旬までは比較的観察機会が多くなりますが、今年はどうでしょうか。

 

オオタカ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでした。

 

ハイタカ
4月17日9時30分頃、「西側エリア」を西から飛んで来て東に抜ける雌と思われる1羽が観察されました。

 

ノスリ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでした。

 

トビ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでした。

 

ハヤブサ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでした。

 

フクロウ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでした。
4月17日の夜にヤマシギの「ディスプレイフライト」を観察した際にも、フクロウの鳴き声は聞かれませんでした。

 

カワラヒワ
園内の「学びの森」「ちびっこ広場」や「遊具広場」周辺で囀りを聞くことが多く、「キリコロキリー」と飛びながら鳴く声はよく聞かれています。

カワラヒワ2026年4月18日

 

ゴジュウカラ(亜種シロハラゴジュウカラ)
園内一円でよく見られており、「テュッテュッテュッ」という地鳴きもよく聞かれており、「フィーフィー」あるいは「フィッフィッフィッ」という囀りも聞かれていますが、囀りを聞く頻度はじゃっかん落ちてきました。

 

シジュウカラ
園内一円でよく見られ、「ツーピーツーピー」という囀りもよく聞かれています。
シジュウカラは、他のシジュウカラ科の種のようにヤナギ類の花を食べる姿はほとんど見ないです。

シジュウカラ2026年4月18日

 

ハシブトガラ
園内一円でよく見られており、「ピィピィピィ」という囀りもよく聞かれています。

ハシブトガラ2026年4月18日

 

ヤマガラ
園内一円でよく見られており、「チーリーツー」という3拍子の囀りや「ツツピー」という囀りも聞かれていますが、囀りを聞く頻度は落ちてきています。
シジュウカラ科のここまで3種は、ペアと思われる2羽で行動する姿を見ることが、ほとんどといっていいほど多くなってきました。

ヤマガラ2026年4月18日

 

ヒガラ
園内の主に針葉樹で見られ、囀りを聞く機会も多いです。

 

ハクセキレイ
今週は園内での確かな観察情報はなかったです。

 

スズメ
道路沿いで見る機会があります。

 

ヒヨドリ
園内一円で見られています。
今週もヒヨドリがオノエヤナギの花を食べに来たところの写真です。

ヒヨドリ2026年4月18日

 

ハシボソガラス
主に「第1駐車場」周辺、「噴水広場」周辺から道路沿いで普通に見られています。

 

ハシブトガラス
園内で多く見られています。
巣材を集める様子も観察されていますが、どこに巣を作るか注視してゆきます。

 

 

 

旭山記念公園各所名称マップ
野鳥等が観察された詳細な地点をご案内するにあたり、園内各所に名称をつけました。
主に野鳥情報の記事でそれら名称を使用しており、「」(かぎかっこ)でくくったものがその名前で、こちらの地図で場所を確認することができます。
文字が小さいので拡大してご覧ください。

旭山記念公園各所名称マップ

 

 

キタコブシ(モクレン科)
「森の家南斜面」にあるキタコブシの花が開花しました。
昨年はほとんど花をつけなかったのですが、今年は写真2枚目のようにたくさん花を咲かせています。
藻岩山や円山でも花が咲いているのが遠くからでも見えるようになってきました。

キタコブシ2026年4月18日1花アップ

キタコブシ2026年4月18日2木全体

 

イタヤカエデ(ムクロジ科)の花
一見地味なつくりの花ですが、よく見ると花らしいかたちの花が咲きます。
鮮やかな黄色い花はこの時期の山で遠目でも目に留まります。

イタヤカエデの花2026年4月18日

 

アキタブキ(キク科)
「ふきのとう」もだいぶ育ってきました。

アキタブキ2026年4月18日ふきのとう

 

 

次回は、2026年4月26日日曜日に上げる予定です。

 

旭山でのバードウォッチング、皆様が多くの野鳥を見られることを願っております。