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旭山記念公園野鳥情報2025年1月19日(日曜日)

 

旭山記念公園野鳥情報、2025(令和7)年1月19日日曜日。

ここ1週間の旭山記念公園と札幌市旭山都市環境林の野鳥の動きをまとめました。

この野鳥情報は、旭山で野鳥観察をしておられる方から直接ご提供を受けたものも含まれています。

 

 

●1月26日(日)の定例野鳥観察会は、募集定員に達しましたため、受付終了とさせていただきました。

あしからずご了承ください。

 

 

●2月の定例野鳥観察会は以下の日程です。

2月8日(土曜日)、23日(日曜日)、いずれも8時から10時頃まで。

1月25日土曜日朝10時より、電話および窓口直接にて受付開始となります。
みなさまのご参加をお待ちしております。

 

 

◎亜種表記について
当方ではこれまで、外見で容易に識別できるエナガ、カケス、ゴジュウカラの3種についてのみ、
エナガ(亜種シマエナガ)
カケス(亜種ミヤマカケス)
ゴジュウカラ(亜種シロハラゴジュウカラ)
と記してきましたが、別の亜種名がついている種については、外見での識別が困難なものでも同様に表記してゆきます。
なお、ウソ、カワラヒワについては別亜種が出現した際には本文中に明記します。

 

 

今週のトピックス
ツグミ
先週号で数が減って来たと書き、そのまま減り続けるか一気にほとんどいなくなるかもしれないと思いましたが、昨日今日は再びよく見られる状況になり、20羽前後で高空を飛ぶ姿も見られました。
今日の午前は「アーチ橋」たもとの低いナナカマドに10羽前後が入れ替わり来続けていて、低くて近い位置で観察撮影できる機会がありました。
ただし「噴水広場下斜面」周辺ではあまり見られなくなってきました。
ツグミの動きに引き続き注目しています。

ツグミ2025年1月19日ナナカマドの実を食べる

 

シロハラ
今週もほぼ毎日見られており、「記念樹の森」のナナカマドと「学びの森」から「新桜並木」のアズキナシに来ています。
シロハラは通常春と秋それぞれ数日から半月滞在する旅鳥ですが、今年は出現が遅く、もうひと月近く留まっており、この先いつまで見られるのか要注目です。

シロハラ2025年1月19日

 

 

 

今週のシマエナガ
エナガ(亜種シマエナガ)
今週も園内でほぼ毎日観察されています。
今週は「カラマツ林」から「ポートランドの森」にかけての辺りで見られることが多かったですが、1回に見られるのは3、4羽でそれ以上という情報はほとんどなかったです。
1月18日土曜日は、10時過ぎと13時過ぎに「第1駐車場」の遊具広場側の木に現れ、後者では4羽が30分以上同じ場所に留まって採餌していました。
ここまで10羽以上の群れで見られることは相変わらず少ないですが、この先どういう動きをするのか、要注目です。

シマエナガ2025年1月19日

 

 

夏鳥情報
イカル
1月15日水曜日に園内で観察され、さらに本日1月19日に3羽が上空を南に飛んで行く姿が観察されました。
いつまで見られるか要注目です。

 

アオバト
1月3日以降の確かな観察情報はないですが、この先確かな観察情報がなければ、現れた時のみここで触れることにします。

 

 

 

 

旅鳥情報
マミチャジナイ
今週も確かな観察情報がなかったですが、ツグミ類はまだ多く残っており、探せばみつかる可能性はありそ

 

シロハラ
(前述)

 

ワキアカツグミ
今週も確かな観察情報はなかったですが、この先確かな観察情報がなければ、来週からここでは取り上げません(またいつか)。

 

 

 

冬の鳥情報
ツグミ
(前述)

 

ハチジョウツグミ
今週は確かな観察情報はなかったですが、もう少し様子をみます。

 

ウソ
今週は一転しては声を聞く機会はほとんどなく、近くで見られたという情報もありませんでした。

 

シメ
今週も「噴水広場」周辺で観察機会が比較的多く、「記念樹の森」周辺でも見られており、森の家周辺に来ることもあります。
数は1羽から3羽くらいで、5羽以上という情報はなかったですが、この先もしばしば見られるものと思われます。

 

マヒワ
先週同様「カラマツ林」から森の家周辺にいることが多く、「吊り橋」周辺でもときどき見られ、「チュリチュリチュリ」と朗らかな小さい声が常に聞こえてくるような時間帯もあります。
マヒワがこのまま居つくのかか要注目です。

マヒワ2025年1月19日

 

キクイタダキ
今週も園内ところどころでときどき見られるくらいです。
声が小さくて気づきにくいので、常緑針葉樹の前を通る際には立ち止まって耳を澄まして鳴き声が聞こえないか注意し、聞こえたら場所の見当をつけて動きを追えば撮影可能な状態で見られることもあるかと思います。

 

キバシリ(亜種キタキバシリ)
やはり「カラマツ林」より東での観察情報ははほとんどなく、「カラマツ林」付近でときどき見られています。

 

ミソサザイ
今週は観察情報がめっきり減り、朝早いうち、8時前くらいの情報がほとんどでした。
少し前に比較的よく出ていた「吊り橋」周辺や「噴水広場下斜面」でもほとんど出ていません。

ヒレンジャク
今週も確かな観察情報はありませんでしたが、一度来ただけでこの先もう来ないのか、また来るのか、要注目です。

 

キレンジャク
今冬は今のところ園内での確かな観察情報はありません。

 

 

 

留鳥情報
クマゲラ
今週も毎日ではないですが園内に飛んで来ています。
本日1月19日は「ピクニックテラス」周辺で、昨日1月18日には「遊具広場の森」から声が聞こえ、前者は比較的近くで姿も見られたとの情報です。
クマゲラはいつもいいますが、今日来なかったからといって明日も来ないとは限らない、その逆もある、ということでこの先もまた毎日のように近くで見られることもあるかと思います。

 

オオアカゲラ(亜種エゾオオアカゲラ)
園内でときどき見られていますが、今週は雌が森の家周辺でよく見られていました。

オオアカゲラ雌2025年1月19日

 

アカゲラ(亜種エゾアカゲラ)
園内一円で「キョッ」という声が聞かれることが多く、特に「森の家」周辺で観察機会も多いです。

アカゲラ雌2025年1月19日

 

コゲラ(亜種エゾコゲラ)
観察機会は多く、カラ類混群と一緒に2、3羽でいることがよくあり、「ギー」という声が同じ辺りで複数聞こえることもよくあります。

 

ヤマゲラ
昨日1月18日、本日1月19日と「ピョッピョッピョッピョッ」という声が園内で聞かれ、撮影した人もいて、観察機会が増えてきました。

 

フクロウ
今週は確かな観察情報はありませんでした。

 

オオタカ
1月18日朝8時前、円山南麓を飛ぶ姿が観察されました。
今冬はオオタカの観察情報が少なかったですが、この先どうなるのか要注目です。

 

ハイタカ
本日1月19日、「記念樹の森」付近での観察情報がありました。
ハイタカはここまでちょくちょく見られています。

 

ノスリ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでした。

 

トビ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでした。

 

ハヤブサ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでした。

 

カケス(亜種ミヤマカケス)
今週も確かな観察情報はなかったですが、この冬はもう来ないかもしれない・・・

 

カワラヒワ
群れでは見られなくなり、1羽だったり3羽だったりですがちょくちょく見られています。
群れでいたものは渡りの途中だった可能性がありますが、今いるものについては、この先いつまで見られるか要注目です。

 

ゴジュウカラ(亜種シロハラゴジュウカラ)
園内一円でよく見られており、「テュッテュッ」という声はよく聞かれ、近くで見られる機会もあります。
囀りも聞かれています。
ゴジュウカラは「野鳥ガイド」に参加された方に「かわいい」と好評です。

ゴジュウカラ2025年1月19日

 

シジュウカラ
園内一円でよく見られています。

シジュウカラ2025年1月19日

 

ハシブトガラ
園内一円でよく見られています。
囀りが聞かれる機会も増えてきました。

ハシブトガラ2025年1月19日

 

ヤマガラ
園内一円でよく見られており、「遊具広場の森」に行くといつでもいると感じるくらいで、森の家の周りでもよく見られています。

ヤマガラ2025年1月19日

 

ヒガラ
今週も囀りがよく聞かれており、園内一円の針葉樹で観察機会が多いです。

ヒガラ2025年1月19日

 

ハクセキレイ
今週は確かな観察情報はありませんでした。

 

スズメ
道路沿いで見る機会があります。

 

ヒヨドリ
今週もほぼいつでもどこかから複数の鳴き声が聞こえてくるような感じでした。

 

ハシボソガラス
今週は数は1、2羽ですが第一駐車場周辺で見られる機会が比較的多かったです。

 

ハシブトガラス
園内でよく見られています。

 

 

 

旭山記念公園各所名称マップ
野鳥等が観察された詳細な地点をご案内するにあたり、園内各所に名称をつけました。
主に野鳥情報の記事でそれら名称を使用しており、「」(かぎかっこ)でくくったものがその名前で、こちらの地図で場所を確認することができます。
文字が小さいので拡大してご覧ください。

旭山記念公園各所名称マップ

 

 

 

 

◎「トリテン」 国立科学博物館 特別展「鳥」のご案内
東京上野にある国立科学博物館にて「特別展 鳥」通称「トリテン」開催中です。
2025年2月24日まで開催、東京に行かれる方は足を運んでみてはいかがでしょうか。
詳しくは以下のリンクよりホームページをご覧ください。

特別展「鳥 ~ゲノム解析が解き明かす新しい鳥類の系統~」

 

 

次回は年明け、2025年1月26日日曜日に上げる予定です。

 

旭山でのバードウォッチング、皆様が多くの野鳥を見られることを願っております。