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旭山記念公園野鳥情報2024年3月24日(日曜日)

旭山記念公園野鳥情報、2024(令和6)年3月24日日曜日。

ここ1週間の旭山記念公園と札幌市旭山都市環境林の野鳥の動きをまとめました。

この野鳥情報は、旭山で野鳥観察をしておられる方からご提供を受けたものも含まれています。

●4月の野鳥観察会は、3回行います。
4月13日(土曜日) 8時開始
4月28日(日曜日) 8時開始 (3/31付記 こちらは受付終了となりました)
4月29日(月曜祝日) 6時15分 早朝野鳥観察会
定員各15名様程度ですが、お一人様につき3回のうちどれか1回のご参加ということでお願いします。

受付開始は、3月30日(土曜日)、10時、電話もしくは森の家窓口にて承ります。
皆様のご参加をお待ちしております。

■旭山記念公園では、シマエナガの巣についての情報にはお答えしておりません。
スタッフ等が巣を探すこともしていません。
巣を探さないよう、そしてもし偶然シマエナガの巣を見つけてしまった場合、すぐにその場を立ち去り、以降そこには近寄らないようお願いします。

他の野鳥も巣の情報は公開していません(人に影響をおよぼす可能性のあるハシブトガラスは除く)

 

 

 

 

今週のトピックス
ウソ
今週は毎日のように園内で観察されており、3月20日(水曜日)には「友愛の小径」付近の桜に数羽が来て冬芽を食べていましたが、それらは亜種ウソで亜種アカウソはいませんでした。
園内の桜の木の下にウソの食痕=冬芽のたべかすが散らばっていることがあり、園内には頻繁に来ているようです。
ただ、今日の野鳥観察会ではまるで気配も感じらなかったように、見られないときもあります。
写真は観察会のだいぶ後、午後にちびっこ広場付近で撮影された♀です。

ウソ♀2024年3月24日

 

ミソサザイ
本日の野鳥観察会の際にちびっこ広場で1羽を確認、観察を続けていたところ囀りを始め、2分ほど断続的に囀りをしていました。
ミソサザイの囀り声は旭山ではあまり聞かれることがないものですが、ミソサザイは例年4月いっぱいくらいまで旭山で見られることがあり、この先も囀りを聞く機会があるかもしれません。

 

シジュウカラ
2024年3月22日金曜日、ようやく園内で今年の「初鳴き」を聞きました。
昨年は3月3日が「初鳴き」で、一昨年は2月8日だったので、さらに遅くなりました。
ただ、ここでも以前触れましたが、中島公園では2月に入ってすぐに「初鳴き」が聞かれており、ここがどうしてそれだけ遅いのか、分かりません。
今日は観察会の時間中に3回囀りを聞き、本格化してきているようです。

 

 

 

今週のシマエナガ
エナガ(亜種シマエナガ)
今週も日に何度か園内で観察されていますが、じっくりと観察できる機会は少なくなり、高い位置をすぐに通り抜けることが多くなりました。
本日の野鳥観察会でも、噴水広場付近とつり橋付近で2度確認できましたが、どちらも姿を近くで見ることはありませんでした。
そろそろ巣材集めを始める頃ですが、シマエナガを見かけても追いかけてゆかないようお願いします。
前述の通りシマエナガに限らず野鳥の巣についての情報は発信しておりません。

シマエナガ2024年3月24日

 

 

 

冬の鳥情報
ツグミ
今週も確かな観察情報はなかったですが、そろそろ北帰行が始まり、その過程でまた南から移動してきて見られるようになるかもしれません。

ハチジョウツグミは今冬まったく観察情報がありませんでした。

 

ヒレンジャク
今週は確かな観察情報はありませんでしたが、ヒレンジャクは5月に入ってごく短期間見られる年もあるので、まだ様子をみます。

 

キレンジャク
今週は確かな観察情報はありませんでしたが、4月に何日間か見られたことも過去にあるので、もう少し様子をみます。

 

イスカ
3月22日に園内で数羽の声を確認しました。
イスカは例年春先に何度か通過し観察されますが、春先はとどまっていることはなく、見られる日もあるといったところです。

 

ウソ
(前述)

 

シメ
園内ではときどき見られる程度で少ないですが、円山南麓では引き続き見られています。

 

マヒワ
今週は確かな観察情報はありませんでした。

 

ベニヒワ
今週は確かな観察情報はありませんでした。

 

アトリ
今週も園内での確かな観察情報はありませんでした。

 

キクイタダキ
今週は園内での確かな観察情報はなかったですが、この先まだ見られると思われます。
西側エリアで見られるようになるかどうかも要注目です。

 

キバシリ
園内で時々見られていますが、キバシリは山に帰る時期が早めで、例年4月中旬までには見られなくなります。

キバシリ2024年3月24日

 

ミソサザイ
本日の野鳥観察会での話は前述ですが、他「栗の木デッキ」付近での観察情報もあり、まだ時々見られています。

 

カケス(亜種ミヤマカケス)
今週も散発的に観察情報はありましたが、見られない日もあり、観察頻度は落ちています。
この先いつまで見られるでしょうか。

 

コガラ
今週は確かな観察情報はありませんでした。

 

オオワシ
今週も確かな観察情報はありませんでしたが、この先1週間で確かな観察情報がなければ、来週からここでは取り上げません(また秋に)。

 

オジロワシ
今週も確かな観察情報はありませんでしたが、旭山では通常夏の間は見られないので、オオワシ同様この先1週間で確かな観察情報がなければ、来週からここでは取り上げません(また秋に)。

 

 

 

 

留鳥情報
クマゲラ
今週も園内でほぼ毎日観察されています。

 

オオアカゲラ
しばしば見られています。

 

アカゲラ
園内各所で観察機会は少なくないです。
アカゲラは春になると雄が雌を追いかけたり(その際に「キャッキャッキャッ」という軽い声を発する)、雄が雄を追い払ったりといった繁殖行動が見られます。
ペアの相手が決まると、雄と雌が50mほど離れた木にとまり、片方が「コンコンコン」とドラミングをすると、もう片方が「コンコンコン」とドラミングで返して愛情を確かめ合う「コール&レスポンス」を聞くこともあります。

アカゲラ♂2024年3月24日

 

コゲラ
園内各所で観察機会は多く、「ギーキーキッキッキッ」という声もよく聞かれています。
雄の側頭部(目の後ろ辺り)にある小さな赤い羽根、春には他の時期より見えやすくなる傾向にありますが、野外観察ではなかなか気づかず、撮影した写真を拡大して見ると赤い羽根が写っていることもあります。

コゲラ2024年3月24日

 

ヤマゲラ
本日の観察会の際に、「ピクニックテラス」付近から「ピョッピョッピョッピョッ」という大きな声が聞こえてきましたが、姿を見つけることはできませんでした。
4月に入ると例年観察機会が増えてきますが、今年はどうでしょうか。

 

フクロウ
今週も鳴き声が聞こえてくることはなく、観察情報もありませんでした。

 

オオタカ
今週は園内での観察情報はありませんでした。

 

ハイタカ
今週は園内での観察情報はありませんでした。

 

ノスリ
今週も確かな観察情報はありませんでした。

 

トビ
今週は園内での確かな観察情報はなかったですが、この先5月くらいまでは見られる機会が比較的多い時期です。

 

ハヤブサ
今週は園内での観察情報はありませんでした。

 

カワラヒワ
旭山での「初鳴き」はまだですが、そろそろ聞くことができると思われます。

 

ゴジュウカラ(亜種シロハラゴジュウカラ)
園内各所で観察機会は多く、「フィーフィー」という囀りも聞かれ、「テュッテュッ」という声で鳴き交わすことも多いです。

ゴジュウカラ2024年3月24日亜種シロハラゴジュウカラ

 

シジュウカラ
園内各所で観察機会は多いです。

シジュウカラ2024年3月24日

 

ハシブトガラ
園内でよく見られ、囀りを聞く機会も多く、今日は学びの森周辺で3羽が競うように囀りしていました。

ハシブトガラ2024年3月24日

 

ヤマガラ
森の家の周りをはじめ園内一円で比較的よく見られており、「チーリーツー」という三拍子の囀りを聞く機会も少しずつ増えてきました。

 

ヒガラ
園内の常緑針葉樹や森の家付近のカラマツで見られており、囀りも時々聞かれています。

 

ハクセキレイ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでした。

 

スズメ
道路沿いや第2駐車場付近で見られることがあります。

 

ヒヨドリ
今週も園内各所で見られています。

 

ハシボソガラス
第1駐車場とその周辺で見られています。

 

ハシブトガラス
園内でよく見られています。

 

 

 

 

 

 

 

 

旭山記念公園各所名称マップ
野鳥等が観察された詳細な地点をご案内するにあたり、園内各所に名称をつけました。
主に野鳥情報の記事でそれら名称を使用しており、「」(かぎかっこ)でくくったものがその名前で、こちらの地図で場所を確認することができます。
文字が小さいので拡大してご覧ください。

旭山記念公園各所名称マップ

 

 

 

次回は、2024年3月31日日曜日に上げる予定です。

 

 

 

旭山でのバードウォッチング、皆様が多くの野鳥を見られることを願っております。