旭山記念公園野鳥情報、2024(令和6)年3月17日日曜日。
ここ1週間の旭山記念公園と札幌市旭山都市環境林の野鳥の動きをまとめました。
この野鳥情報は、旭山で野鳥観察をしておられる方からご提供を受けたものも含まれています。
●3月24日(日曜日)開催の旭山野鳥観察会は、募集定員に達しましたため、受付終了となっております。
あしからずご了承ください。
■旭山記念公園では、シマエナガの巣についての情報にはお答えしておりません。
スタッフ等が巣を探すこともしていません。
巣を探さないよう、そしてもし偶然シマエナガの巣を見つけてしまった場合、すぐにその場を立ち去り、以降そこには近寄らないようお願いします。
他の野鳥も巣の情報は公開していません(人に危害を加える可能性のあるハシブトガラスは除く)
今週のシマエナガ
エナガ(亜種シマエナガ)
今週は先週よりは観察頻度が落ちており、一度に見られる数も2羽であることが多く、そろそろ巣作りに入ると思われます。
旭山では結局、今冬は樹液に集まることがあまりないまま今に至っており、この先もどうなるか分かりません。
この先については分かりませんが、3月4月は例年数は少ないものの、出会う機会は比較的多い時期です。
なお、前述の通りシマエナガに限らず野鳥の巣についての情報は発信しておりません。
今週のトピックス
ウソ
亜種アカウソが観察されました。一転して今週はちらほらと観察情報が出てきました。
写真の個体がそれで、この時はこれ1羽のみで周りに他の個体はいませんでした。
亜種ウソも園内で観察されており、14日木曜日には4羽の群れが「カラマツ林」付近で見られました。
桜の冬芽を食べに来ており、園内を歩いているとところどころ桜の芽の食痕がちらばっています。
カケス(亜種ミヤマカケス)
先週はほとんど見られなくなったと書きましたが、今週は14日に「ピクニックテラス」付近、16日に「ポートランドの森」付近で観察されており、まだ完全にいなくなったわけではないようです。
旭山では例年4月上旬から中旬に見られなくなりますが、今年はどうでしょうか。
冬の鳥情報
ツグミ
今週も確かな観察情報はなかったです。
今冬はハチジョウツグミの観察情報は入ってきていません。
ヒレンジャク
今週は確かな観察情報はありませんでした。
キレンジャク
今週は確かな観察情報はありませんでした。
イスカ
今週は確かな観察情報はありませんでした。
ウソ
(前述)
シメ
園内ではときどき見られる程度で少ないですが、円山南麓では引き続き見られています。
マヒワ
今週は確かな観察情報はありませんでした。
ベニヒワ
今週は確かな観察情報はありませんでした。
アトリ
今週も園内での確かな観察情報はありませんでした。
キクイタダキ
ピクニックテラス周辺のトドマツに来ており、粘っているとその辺りで日に1回は見られるくらいになってきました。
西側エリアではまだあまり見られていないですが、この先どうなるのか要注目です。
キバシリ
園内で時々見られています。
ミソサザイ
今週は確かな観察情報はありませんでした。
カケス(亜種ミヤマカケス)
(前述)
コガラ
今週は確かな観察情報はありませんでした。
オオワシ
今週も確かな観察情報はありませんでしたが、そろそろ北に渡って行って見られなくなる頃です。
オジロワシ
今週も確かな観察情報はありませんでしたが、こちらもそろそろ北に渡って行く頃で、この先は道内で繁殖している個体のみが見られるようになります。
留鳥情報
クマゲラ
今週は一転して園内でほぼ毎日観察されていますが、クマゲラは春先に観察情報が多くなる傾向があります。
オオアカゲラ
しばしば見られています。
アカゲラ
園内各所で観察機会は少なくないです。
コゲラ
園内各所で観察機会は多く、「ギーキーキッキッキッ」という声もよく聞かれています。
ヤマゲラ
観察頻度は相変わらず低く、「ピョッピョッピョッピョッ」という大きな声もほとんど聞かれていません。
例年だとそろそろ観察機会が増えてきてもいい頃ではありますが、どうなるでしょうか。
写真は「ちびっこ広場」付近で撮ったものです。
フクロウ
今週も鳴き声が聞こえてくることはなく、観察情報もありませんでした。
オオタカ
今週は園内での観察情報はありませんでした。
ハイタカ
今週は園内での観察情報はありませんでした。
ノスリ
今週も確かな観察情報はありませんでした。
トビ
今週は園内で観察され、写真がその個体ですが、トビは例年春先3月4月に旭山で見られる機会が比較的多くなります。
ハヤブサ
今週は園内での観察情報はありませんでした。
カワラヒワ
中島公園で囀りが聞かれるようになってきましたが、旭山ではまだ「初鳴き」は記録されていません。
カワラヒワは雪が解ける頃になると囀りが賑やかになりますが、今年はどうでしょうか。
ゴジュウカラ(亜種シロハラゴジュウカラ)
園内各所で観察機会は多く、「フィーフィー」という囀りも聞かれ、「テュッテュッ」という声で鳴き交わすことも多いです。
シジュウカラ
園内各所で観察機会は多いですが、今週もまだ「初鳴き」を聞いておらず、さてどうしたものか、円山南麓では囀りが聞かれているのですが。
ハシブトガラ
園内でよく見られ、囀りを聞く機会も多いです。
ヤマガラ
森の家の周りをはじめ園内一円で比較的よく見られていますが、囀りはまだ時々聞かれる程度で本格化していません。
ヒガラ
園内の常緑針葉樹や森の家付近のカラマツで見られており、囀りも聞く機会が多くなってきました。
ハクセキレイ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでした。
スズメ
道路沿いや第2駐車場付近で見られることがあります。
ヒヨドリ
今週も園内各所で見られています。
ハシボソガラス
第1駐車場とその周辺で見られています。
ハシブトガラス
園内でよく見られています。
今週は昆虫
写真は成虫越冬するオツネントンボ、森の家デッキ外の網戸にとまっていました。
オツネントンボは物置の脇、その他建物の隙間や積んである薪の裏などで越冬しますが、この日は気温が5℃くらいまで上がり、出てきたのかもしれません。
旭山記念公園各所名称マップ
野鳥等が観察された詳細な地点をご案内するにあたり、園内各所に名称をつけました。
主に野鳥情報の記事でそれら名称を使用しており、「」(かぎかっこ)でくくったものがその名前で、こちらの地図で場所を確認することができます。
文字が小さいので拡大してご覧ください。
次回は、2024年3月24日日曜日に上げる予定です。
旭山でのバードウォッチング、皆様が多くの野鳥を見られることを願っております。