旭山記念公園野鳥情報2024年1月21日（日曜日）

旭山記念公園野鳥情報、2024（令和6）年1月21日日曜日。

ここ1週間の旭山記念公園と札幌市旭山都市環境林の野鳥の動きをまとめました。

この野鳥情報は、旭山で野鳥観察をしておられる方からご提供を受けたものも含まれています。

今週のトピックス
ギンザンマシコ
1月14日、ギンザンマシコが旭山に現れました。
来園された方から、3羽いて1羽は雄だったとの情報を受け、外に出たところ、「ミュンヘンの森」から「カラマツ林」の辺りから「ビュルルルー」という旭山では聞き慣れない鳴き声が聞こえてきました。
15分ほど辺りから鳴き声が聞こえててきて、どこかへ飛び去ったようでそれから鳴き声は聞こえなくなりました。
翌日以降確かな観察情報はなく、移動の途中だったと考えられます。
ギンザンマシコは旭山でも過去に何度か観察されていますが、春先の観察例が多いです。

ベニヒワ
今冬は札幌市内の平地や開けた場所で見られており、一方で旭山ではほとんど観察情報がなかったと書いてきましたが、先週から園内でもときどき見られるようになってきました。
1月17日には15羽前後が観察されましたが、今日は1羽、昨日も1～3羽といった具合で数は少なく、いずれも高い位置で見られるか飛んでいるかですが、ベニヒワは越冬する年は3月下旬から4月に入る頃まで継続的に見られるので、この先も観察する機会はありそうです。

今週のシマエナガ
エナガ（亜種シマエナガ）
今週も見られない日があるなど、出現頻度は低いままです。
例年であればこの先見られる機会が多くなりますが、今年はどうでしょうか。

冬の鳥情報
ツグミ
週に何度か「キキーッ」という上空からの鳴き声を聞き、姿も見られますが、だいたいいつも1羽だけです。

なお、今冬はハチジョウツグミの観察情報はいまのところ入ってきていません。

ヒレンジャク
昨日15時前に20羽前後の群れが森の家の前に来ました。
その時のものと同じかどうかは分からないですが、ヒレンジャクは20羽前後の一群が藻岩山方面に塒をとっていることがあるらしく、朝8時過ぎくらいまで（山から街方面）と夕方（街から山方面）に森の家の前で見られることがよくあります。
やはりヤドリギ（アカミヤドリギ）に来ています。

キレンジャク
ヒレンジャクの群れに混じって1、2羽見られることがありますが、旭山ではこの1週間キレンジャクだけの群れの観察情報はありません。

イスカ
園内で時々見られることがありますが、低い位置にはなかなか降りて来ないです。
今日は♀1羽の観察情報がありました。

ウソ
日に何度か「フィッ　フィッ」という柔らかい鳴き声を聞きます。
亜種アカウソの観察情報もあります。

シメ
「噴水広場」周辺から展望台周辺で時々見られ、たまに森の家周辺でも見られます。

マヒワ
この1週間は確かな観察情報はありませんでした。

ベニヒワ
（前述）

アトリ
今週も園内での確かな観察情報はありませんでした。

キクイタダキ
園内で時々観察されるようになってきました。
1月15日は「森の家階段」付近のヨーロッパトウヒに2羽が来ていました。

キバシリ
時々見られており、「シリシリシリー」というか細い鳴き声が近くで聞こえたら探せば見られることがあります。
キバシリは今冬旭山では例年より観察機会が多いです（昨年が少なすぎたのもありますが）。

ミソサザイ
笹のある斜面で観察されることがあるという程度で、観察頻度は低くなってきました。

カケス（亜種ミヤマカケス）
「学びの森」付近、「ミュンヘンの森」から森の家南側等で見られる機会は少なくないです。

コガラ
今週も観察情報はありませんでしたが、見られてもいい頃ではあります。

オオワシ
今週も確かな観察情報はありませんでした。

オジロワシ
今週も確かな観察情報はありませんでした。

留鳥情報
クマゲラ
今週は園内での確かな観察情報はなかったですが、藻岩山方面から鳴き声が聞こえてくる日は多くなってきました。

オオアカゲラ
ほぼ毎日園内で見られています。

アカゲラ
園内各所で見られる機会は比較的多いです。

コゲラ
園内各所で観察機会は多く、「ギー　キーッキッキ」という声がよく聞かれ、近くで姿を見られる機会も多いです。

ヤマゲラ
今週は確かな観察情報はありませんでした。

フクロウ
今週も鳴き声が聞こえてくることはなく、観察情報もありませんでした。

オオタカ
今週は園内での観察情報はありませんでした。

ハイタカ
今週は園内での観察情報がありました。

ノスリ
今週は確かな観察情報はありませんでした。

トビ
今週は確かな観察情報はありませんでした。

ハヤブサ
今週は園内での観察情報はありませんでした。

カワラヒワ
「噴水広場」周辺でたまに声を聞くことがありますが、近くの住宅街では毎日見られています。

ゴジュウカラ（亜種シロハラゴジュウカラ）
園内各所で観察機会は多いです。

シジュウカラ
園内各所で観察機会は多いです。

ハシブトガラ
園内でよく見られており、囀りも本格化してきました。

ヤマガラ
森の家の周りをはじめ園内一円で比較的よく見られていますが、「初鳴き」はまだ記録していません。

ヒガラ
園内で比較的よく見られていますが、ヒガラも「初鳴き」はまだ記録していません。

ハクセキレイ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでした。

スズメ
道路沿いや第2駐車場付近で見られることがあります。

ヒヨドリ
今週も園内各所でよく見られています。

ハシボソガラス
園内にいつもいるというわけではなく、ときどき飛んで来ています。

ハシブトガラス
園内でよく見られています。

旭山記念公園各所名称マップ
野鳥等が観察された詳細な地点をご案内するにあたり、園内各所に名称をつけました。
主に野鳥情報の記事でそれら名称を使用しており、「」（かぎかっこ）でくくったものがその名前で、こちらの地図で場所を確認することができます。
文字が小さいので拡大してご覧ください。

冬のまちにスノーキャンドルの灯りをともそう

本日午後より「冬のまちにスノーキャンドルの明かりをともそう」が行われました。

今回はその様子をダイジェストでお届けします。

ご参加いただいた皆様、また会場作りなどでご協力いただいた「旭山記念公園ボランティアの会」の皆様、

ありがとうございました。

次回は、2024年1月27日土曜日に上げる予定です（金曜日ではありません）。

旭山でのバードウォッチング、皆様が多くの野鳥を見られることを願っております。