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旭山記念公園野鳥情報2024年1月12日(金曜日)

 

旭山記念公園野鳥情報、2024(令和6)年1月12日金曜日。

ここ1週間の旭山記念公園と札幌市旭山都市環境林の野鳥の動きをまとめました。

この野鳥情報は、旭山で野鳥観察をしておられる方からご提供を受けたものも含まれています。

 

 

 

今週のトピックス
キクイタダキ
本日、「ピクニックテラス」付近のトドマツに2羽が来ていて、10分以上観察・撮影することができました。
キクイタダキは12月中旬以降園内ではほとんど見られなくなっていましたが、例年この先観察機会が増えます。
ただし、真冬の間は年によりよく見られたりそうでもなかったりで、この先どうなるのか要注目です。

キクイタダキ2024年1月12日1

キクイタダキ2024年1月12日2

 

 

ゴジュウカラ(亜種シロハラゴジュウカラ)
1月10日、園内で「初鳴き」=今冬初めて囀りを聞きました。
「フィー フィーフィーフィー」というよく通る声で囀りますが、まだ本格化はしておらず、ときどき聞かれるだけです。

 

 

 

今週のシマエナガ
エナガ(亜種シマエナガ)
今週も見られない日があるなど、出現頻度は低いままです。
例年であればこの先見られる機会が多くなりますが、今年はどうでしょうか。

 

 

 

 

冬の鳥情報
ツグミ
週に何度か「キキーッ」という上空からの鳴き声を聞き、姿も見られますが、このところ見られるのはいつも1羽だけです。

 

ヒレンジャク
今週はまだ見られており、30羽以上の群れで森の家の前に来た日もありました。
ヒレンジャクは例年であれば旭山ではそろそろ見られなくなる頃です。

 

キレンジャク
数羽から10羽以上の群れが何度か観察されており、またヒレンジャクの群れに1、2羽混じっていることもあり、まだ見られていますが、いつまで見られるでしょうか。

キレンジャク2024年1月12日

 

イスカ
園内で時々見られることがありますが、低い位置にはなかなか降りて来ないです。

 

ウソ
日に何度か「フィッ フィッ」という柔らかい鳴き声を聞きますが、時々撮影可能なくらい低い位置にも来ます。
亜種アカウソの観察情報もあります。

 

シメ
「噴水広場」周辺から展望台周辺で時々見られ、たまに森の家周辺でも見られますが、相変わらず低い位置にはめったに来ないです。
写真は中島公園で撮影したものです。

シメ2024年1月12日中島公園にて撮影

 

マヒワ
本日、久しぶりに園内で観察されましたが、観察情報はほとんどない状態で今まできており、今後増えるのかどうか注視してゆきます。

 

ベニヒワ
今週も園内での確かな観察情報はありませんでしたが、豊平公園など市内近郊ではまだ見られている場所があるようです。

 

アトリ
今週も園内での確かな観察情報はありませんでした。

 

キクイタダキ
(前述)

 

キバシリ
時々見られており、「シリシリシリー」というか細い鳴き声が近くで聞こえたら探せば見られることがあります。

 

ミソサザイ
笹のある斜面で時々観察されています。
中島公園で比較的よく見られているようです。

 

カケス(亜種ミヤマカケス)
今週も観察機会は少なくないですが、日の出から2時間くらいまではよく見られ、その後落ち着く傾向は今週も同じです(それ以降に見られないというわけではありません)。

ミヤマカケス2024年1月12日

 

 

コガラ
今週も観察情報はありませんでしたが、見られてもいい頃ではあります。

 

オオワシ
今週も確かな観察情報はありませんでした。

 

オジロワシ
今週も確かな観察情報はありませんでした。

 

 

 

留鳥情報
クマゲラ
今週も園内での確かな観察情報はなかったですが、藻岩山方面から鳴き声が聞こえてきた日が何日かあり、また今日は「森の家階段」付近から「キョーン」という鳴き声が聞こえてきました。
先月よりは近くに来ることが多くなってきています。

 

オオアカゲラ
ほぼ毎日園内で見られており、♂、♀ともに観察情報があります。

オオアカゲラ♂2024年1月12日

 

アカゲラ
園内各所で見られる機会は比較的多いです。

アカゲラ♀2024年1月12日

 

コゲラ
園内各所で観察機会は多く、「ギー キーッキッキ」という声がよく聞かれ、近くで姿を見られる機会も多いです。

 

ヤマゲラ
園内で時々見られていますが、「ピョッピョッピョッピョッ」という大きな鳴き声を聞くことはまだ少ないです。

 

フクロウ
今週も鳴き声が聞こえてくることはなく、観察情報もありませんでした。

 

オオタカ
今週は園内での観察情報はありませんでした。

 

ハイタカ
今週は園内での観察情報はありませんでした。

 

ノスリ
今週は確かな観察情報はありませんでした。

 

トビ
今週は確かな観察情報はありませんでした。

 

ハヤブサ
今週は園内での観察情報がありましたが一瞬だったとのことです。

 

カワラヒワ
「噴水広場」周辺でたまに声を聞くことがありますが、近くの住宅街では毎日見られています。
たった数百メートルですが、冬の間は旭山記念公園にはあまり来ていないようです。

 

ゴジュウカラ(亜種シロハラゴジュウカラ)
園内各所で観察機会は多いです。

 

シジュウカラ
園内各所で観察機会は多いです。

シジュウカラ2024年1月12日

 

ハシブトガラ
園内でよく見られています。
囀りも本格化してきたようで、今日は離れた位置で2羽が「鳴き合い」していました。
なお、12月に時々見られていた「手乗り個体」はこのところ情報がありません。

ハシブトガラ2024年1月12日

 

ヤマガラ
森の家の周りをはじめ園内一円で比較的よく見られていますが、ヤマガラも今冬はまだ「初鳴き」を記録していません。

ヤマガラ2024年1月12日

 

ヒガラ
少し前よりは観察機会は増えてきましたが、ヒガラも今冬はまだ「初鳴き」を記録していません。

ヒガラ2024年1月12日

 

ハクセキレイ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでしたが、環状通付近で時々見られています。

 

スズメ
道路沿いや第2駐車場付近で見られることがあります。

 

ヒヨドリ
今週も園内各所でよく見られています。

 

ハシボソガラス
第1駐車場西側斜面に5羽集まっていた日がありましたが、少ない数が時々見られています。

 

ハシブトガラス
園内でよく見られています。
写真は「記念樹の森」付近にあるカラスの古巣の様子をうかがっているところですが、補強して使ったりするのでしょうか?

ハシブトガラス2024年1月12日

 

 

 

旭山樹木冬芽と葉痕図鑑

「旭山記念公園おさんぽガイドシリーズ」最新作、「旭山樹木冬芽と葉痕図鑑」が出来ました。
旭山記念公園で見られる55種類の樹木(植栽および外来種含む)の冬芽と葉痕を拡大した写真を、A4用紙裏表で紹介したミニ図鑑です。
散策の際にこれを手に樹木を観察して楽しんだり勉強したりもできますが、冬芽と葉痕が拡大して見られるのもなかなか面白いです。
森の家にて販売中、ラミネートなし1部100円、ラミネート加工1部150円です。
樹木好きな方、樹木を勉強したい方、樹木に親しみたい方、ぜひご活用ください。

旭山冬芽葉痕図鑑(表) 旭山冬芽葉痕図鑑(裏)

 

 

 

 

 

旭山記念公園各所名称マップ
野鳥等が観察された詳細な地点をご案内するにあたり、園内各所に名称をつけました。
主に野鳥情報の記事でそれら名称を使用しており、「」(かぎかっこ)でくくったものがその名前で、こちらの地図で場所を確認することができます。
文字が小さいので拡大してご覧ください。

旭山記念公園各所名称マップ

 

 

次回は、2024年1月20日土曜日に上げる予定です(金曜日ではありません)。

 

 

旭山でのバードウォッチング、皆様が多くの野鳥を見られることを願っております。