旭山記念公園と札幌市旭山都市環境林でも、夏を感じる生き物たちがだいぶ出てきました。
ノシメトンボ
毎年7月中旬に初めて見ますが、今年は7月11日でした。
翅の端が黒いのが特徴です。
赤とんぼの仲間のアキアカネと、オニヤンマも今日までに観察されています。
キマワリ
小型のクワガタほどあるコウチュウで、ころっとした体で木の回りや地面を歩き回っています。
アブラゼミ
7月に入ってエゾハルゼミがいなくなり、今は少しの間セミの声が聞こえない時期です。
しかし、また出てきました、アブラゼミ、これは羽化したて、でも鳴き声はまだ聞いていません。
エゾゼミ、コエゾゼミもそろそろ出てきて鳴く頃です。
ヒロオビトンボエダシャク
分類上は蛾の仲間ですが、昼間に蝶のようにひらひらと飛び、色合いもきれいです。
林縁部でよく見かけます。
ウラギンスジヒョウモン
ヒョウモンチョウは夏の蝶。
旭山では数種類が毎年観察されています。
ジョウザンミドリシジミ
野鳥の記事でも触れました、「ゼフィルス」、ミドリシジミの仲間も夏らしい生き物です。
まだまだたくさん飛んでいます。
夏を感じる花たちも。
ダイコンソウ
今年は6月から咲き始めましたが、夏を通してずっと、立秋を過ぎてもたくさん咲いている花です。
ハエドクソウ
林縁の道の脇にたくさんあります。
地面近くの葉っぱの間から長い穂が伸び、先の方にごく小さな花が咲きます。
花は下から上に開いてゆきます。
そして夏の花といえばこれ、オオウバユリ。
7月中旬から下旬、短い間だけ花が開きます。
今年は公園内で多く咲いています。
これ、作業員さんが笹狩りをした際に残してくれたオオウバユリ、きれいに花が咲きました、よかったです。
夏の生き物たち、まだまだたくさん出てきますよ。