毎週アップしている旭山記念公園野鳥情報です。
2019年7月20日土曜日、ここ1週間の旭山記念公園と札幌市旭山都市環境林の野鳥の動きをまとめました。
この野鳥情報は、旭山で野鳥観察をしておられる方からご提供を受けたものも含まれています。
今週のトピックス
クロツグミ
今週も低い位置から囀りが聞こえてきていますが、ここ数日は森の家西側の沢から橋にかけての辺りから、主に朝に声が聞こえてきます。
クロツグミは数分間囀りした後、「キュキュキュッ」というような声を出し、音から判断すると移動して鳴きやみ、少ししてまた別の場所で囀りを始めるという行動をとっています。
目視観察は難しいですが、粘っていれば見られることがあると思います。
今週のシマエナガ
エナガ(亜種シマエナガ)
今週はつり橋付近で10羽以上の群れが見られたという情報がありました。
他、主につり橋から廃屋にかけての辺りでの観察が幾つかあり、先週までよりは見る機会が多くなっているように感じられます。
また本日12時頃、森の家南側に10羽以上と思われる群れが東から現れ、西に飛んで行きました。
この先観察機会が増える可能性があります。
夏鳥情報
キビタキ
森の家南側や裏からの囀りがほとんど聞こえてこなくなりました。
一方で幼鳥を見たという情報が複数あり、幼鳥が巣立ったのであれば、囀りもほとんどやめたと考えられます。
「ヒッ ヒッ、キュルキュル」という地鳴きは聞くことがよくあります。
コサメビタキ
今週は一転して観察情報が増えました。
主につり橋周辺での観察情報が多いですが、この写真もつり橋から写したものです(顔を木の葉が覆って半分しか見えないですが)。
この写真の個体は成鳥と思われますが、幼鳥も巣立っている可能性が高そうです。
写真はトリミングしています。
オオルリ
藻岩山登山道入口南側からの囀りもたまにしか聞こえてこなくなりました。
そろそろ幼鳥が見られる頃です。
コルリ
都市環境林ホオノキ散策路でも囀りを聞かなくなりました。
イカル
園内では日に何度か囀りや地鳴きが聞かれます。比較的よく見られるといっていいですが、低い位置にはあまり降りて来ないです。
カワラヒワ
園内でよく見られます。
アオジ
囀りはほとんど聞かれなくなりましたが、「チッ」という地鳴きは笹藪がある場所でよく聞くことができます。
ホオジロ
囀りはほとんど聞かれず、噴水広場周辺で時々見られます。
センダイムシクイ
幼鳥を連れた群れ、あるいはカラ類との混群でまだ見られる機会が多いです。
写真はつり橋で撮影した幼鳥と思われる個体です。
ウグイス
森の家の周りでまだ囀りが聞かれますが、聞かれる頻度は少なくなりました。
ヤブサメ
囀りはほとんど聞かれなくなりましたが、笹の中から「ジュッ」という鳴き声がしばしば聞かれ、姿が見られることも結構あります。
メジロ
声を聞く回数は多いですが、なかなか低い位置に降りてきません。
キセキレイ
第2駐車場周辺で時々見られ、時々、森の家から声が聞こえるくらいの辺りまで来ることがあります。
モズ
今週は情報がありませんでした。
アオバト
声はまだ聞くことができます。
キジバト
道路沿いを中心によく見られ、「デデー ポーポーッ」という声もよく聞かれます。
ツツドリ
今週はほとんど声を聞くことがありませんでした。
ハリオアマツバメ
今週は観察情報がありませんでした。
オオタカ、ハイタカ
今週は観察情報がありませんでした。
留鳥情報
クマゲラ
今週は園内での観察情報はありませんでした。
オオアカゲラ
今週は観察情報がありませんでした。
アカゲラ
観察する機会は多いです。
コゲラ
観察機会が多いです。
写真は幼鳥と思われる個体で、もう1羽の幼鳥と思われる個体と絡んで(遊んで)いました。
ヤマゲラ
今週も観察情報はありませんでした。
ハクセキレイ
噴水広場周辺で時々見られます。
ゴジュウカラ
よく見られます。
写真は栗の木デッキで撮影したものです。
シジュウカラ
幼鳥を連れた群れを今週もよく見ました。
ハシブトガラ、ヤマガラ
幼鳥を連れた群れがいたり、シジュウカラなどと混群で行動していたりしています。
ヒガラ
幼鳥が時々見られます。
ハシブトガラス、ハシボソガラス、ヒヨドリ、スズメ
よく見られます。
次回は7月27日土曜日に上げる予定です。
旭山でのバードウォッチング、皆様が多く見られることを願っております。