2017年9月26日(火)
この1週間に見られた動植物をまとめた「旭山記念公園の生き物たち」です。
◎脊椎動物編
★
エゾリス
クリの実を食べていました。
今年はクリが豊作です。
★
シジュウカラ
今年生まれた成鳥になりかけの若い個体、まだ胸の辺りの「ネクタイ」が不完全です。
★
ニホンカナヘビ
今の時期は子どものカナチョロがよく見られます。
◎昆虫編
★
シータテハ
今年はこのシータテハが多く、ここ数年これほどいた年はなかったというくらいによく見かけます。
一方で昨年はよく見かけたエルタテハを今年はほとんど見ません。
同じハルニレを食する種類であることと関係があるのかもしれません。
★
モンキチョウ
向かって左が雌、右が雄、デートしているように見えました。
モンキチョウは例年通りよく見かけるといったところで、特に展望台周辺の開けた場所に多いです。
★
ミカドフキバッタ
秋遅くまで見られる昆虫のひとつです。
★

ハナムグリ
コウチュウもめっきり少なくなってきました。
★

モンキモモブトハナアブ
ハナアブの仲間はよく観察すると種類が多くデザインも多彩で面白いです。
とまっているのはエゾノコンギクの花。
◎植物編
★
ネバリノギク
外来種、今の時期「森の家」の前などでよく見かけます。
★
セイタカアワダチソウ
こちらも外来種。
よく似た同じ外来種オオアワダチソウは園内の明るい場所に多くありますが、セイタカアワダチソウは数カ所でしか確認できていません。
「森の家」の前にもひと株だけあります。
オオアワダチソウは盛夏の花ですが、セイタカアワダチソウは少し遅れて秋に咲きます。
ただし今の時期も遅れて咲くオオアワダチソウの花が少しだけ見られます。
では、違いはというと。
上:セイタカアワダチソウ
下:オオアワダチソウ
セイタカアワダチソウの茎には毛が生えていますが、オオアワダチソウは無毛です。
園内でセイタカアワダチソウを探してみてはいかがですか。
★
マムシグサ(コウライテンナンショウ)の実
毎年秋になると園内でちらほらと見られますが、今年は「栗の木デッキ」すぐそばでも見られます。
(この写真は園内の別の場所で撮影しました)。
★
サワシバの種子
カバノキ科のサワシバの種子はホップのような形をしています。
旭山もアキアカネ以外の昆虫がだんだん少なくなってきました。