– 札幌のまちなみを見渡せる、自然豊かな公園 –

旭山記念公園の生き物たち 2017年8月15日(火)

2017年8月15日(火)

この1週間に見られた動植物をまとめた「旭山記念公園の生き物たち」です。

今週は昆虫の話題が中心です。

 

◎脊椎動物編

20170815Ezorisu

エゾリス

展望台の石垣を駆け上っていました。

 

 

20170815KibitakiF

キビタキ

雌の個体、「カラマツ林」に現れましたが、近くに雄の個体を見つけることはできませんでした。

 

 

◎昆虫編

20170815Konoshimetonbo

コノシメトンボ

旭山記念公園では初めて確認されました。

ノシメトンボと同じく4枚の翅の端が黒(焦げ茶)ですが、顔が赤いのが特徴です(この写真では分かりにくいですが)。

 

 

20170815Natsuakane

ナツアカネ

アキアカネに比べると圧倒的に数が少ないナツアカネ、しかし、ここ数年は旭山でも見る機会が増えているように感じられます。

こちらも真っ赤な顔が特徴です。

 

 

20170815Akiakane

アキアカネ

増えてきました。

 

 

20170815Kimawari

キマワリ

今の時期もっともよく目にする昆虫のひとつ。

いつも歩き回っていますが、たまたま立ち止まったところを撮れました。

 

 

20170815Ezoazamitentou

エゾアザミテントウ

小さいけれど意外と目立つてんとう虫です。

 

 

20170815Akahanakamikiri

アカハナカミキリ

7月からよく見るカミキリムシです。

 

 

20170815Ruriboshikamikiri

ルリボシカミキリ

このところ「森の家」の周りでよく目にしているのですが、写真を撮れたのは今年初めてです。

 

 

◎植物編

20170815Haedokusou

ハエドクソウ

7月頭に咲き始めてまだ花がたくさん見られます。

 

 

20170815Kitsurifune

キツリフネ

咲き始めました。

 

 

20170815Ezonokongiku

エゾノコンギク

旭山の秋を代表するこの花も咲き始めました。

 

 

写真は撮れませんでしたが、セミの話題を3題ほど。

 

・ニイニイゼミ旭山初記録

8月12日(土)、「森の家」の前でニイニイゼミが鳴いていました。

ニイニイゼミは旭山では初記録、札幌圏でも稀ということです。

 

 

・ツクツクボウシ今年初認

翌8月13日(日)、旭山でツクツクボウシの声を今年初めて確認しました。

ツクツクボウシは真駒内を中心とした南区でもはや定着したセミですが、旭山でもここ4年、8月に一度は鳴き声を耳にしています。

しかし不思議なことに毎年1日か2日で鳴き声を聞かなくなります。

 

 

・ミンミンゼミ今年初認

8月15日(火)、本日、旭山でミンミンゼミの声を今年初めて確認しました。

ミンミンゼミも10年ほど前から毎年8月中旬から下旬に鳴き声を聞いていますが、こちらも毎年1日か2日で鳴き声を聞かなくなります。

ちなみに今年は例年よりアブラゼミが多いように感じられます。

 

そして本日、久し振りにクマゲラが園内で鳴いていました。

つり橋付近にいましたが、姿を見ることはできませんでした。

 

野鳥ではもうひとつ、センダイムシクイ、そろそろ南に渡っていなくなりますが、本日8月15日はまだ園内随所で声が聞かれました。

 

 

夏も過ぎ、生き物も秋の風情に移りつつあります。