旭山記念公園野鳥情報、2023(令和5)年11月11日土曜日。
ここ1週間の旭山記念公園と札幌市旭山都市環境林の野鳥の動きをまとめました。
この野鳥情報は、旭山で野鳥観察をしておられる方からご提供を受けたものも含まれています。
2023年11月26日(日曜日)の野鳥観察会は、募集定員受付終了とさせていただきました。
ご了承ください。
本日の旭山野鳥観察会
8時より旭山野鳥観察会を行いました。
観察会の間に観察された野鳥は以下の11種です(五十音順)
オオワシ、コゲラ、ゴジュウカラ、シジュウカラ、シマエナガ、
ハシブトガラ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、ヒガラ、ヒヨドリ、
ヤマガラ
+エゾリス
今日はオオワシ1羽が北から飛んで行き、旭山記念公園の西側の尾根上で何度か旋回し、そのまま西に抜けて行くのが観察されました。
オオワシは毎年ではないですが冬の間に旭山記念公園でも見られることがありますが、今日はラッキーでした。
遠くてやや不鮮明ですが、今日のそのオオワシの写真です。
シマエナガは「遊具広場五差路」付近で一瞬だけ見られました。
コゲラが6mほどに寄っても逃げずに採餌し続けていて、じっくりと観察できました。
今朝はうっすらと雪が積もり、一気に冷えて気温も低かったですが、それ以上に風が強くて見られた野鳥も11種と少なかったです。
野鳥観察会の後に以下の6種が観察されました(同)。
アカゲラ、イスカ、カワラヒワ、キレンジャク、ヒレンジャク、
ミソサザイ
今週のトピックス
キレンジャク
本日13時頃、森の家南側でキレンジャク10羽+の群れが見られました。
キレンジャク、確かな情報としては今季初記録になります。
ヒレンジャクも数羽混じり、アカミヤドリギの実を食べていました。
キレンジャクは旭山ではヒレンジャクの群れに2、3羽混じっているだけだったり、キレンジャク20羽以上で越冬したり、春先だけ見られたりと、旭山では年によって見られたり見られなかったりですが、今冬はどうなるか要注目です。
ミソサザイ
本日、「ちびっこ広場」で今季初めて確認されました。
ミソサザイは冬の間見られますが、年により多かったり少なかったりで、昨冬は観察機会が多かった方でした。
今週のシマエナガ
エナガ(亜種シマエナガ)
今日はこちらで確認しているだけで、1回目:8時前「双子沢川」から北西へ、2回目9時30分頃「遊具広場五差路」付近で西から東へ(観察会時間中)、3回目:10時10分頃「ミュンヘンの森」から「栗の木デッキ」方面へ、4回目11時45分頃「ちびっこ広場の沢」周辺で確認できました。
公園全体で見ると観察機会は多いともいえますが、場所が一定ではないのでやはり見られるかどうかは運も必要ではあります。
なお、今冬も「シマエナガ出没マップ」を作成し、森の家横の掲示板に貼り出しています。
情報更新頻度は未定ですが、ご来園の際にはご参考までに。
夏鳥情報
トラツグミ
今週は確かな観察情報はありませんでしたが、、来週まで確かな観察情報がなければここでは取り上げません(また来年)。
イカル
昆虫は確かな観察情報はありませんでしたが、もう少し様子をみます。
ベニマシコ
今週は確かな観察情報はありませんでしたが、、来週まで確かな観察情報がなければここでは取り上げません(また来年)。
アオジ
今週は確かな観察情報はなく、そろそろ南に渡って見られなくなる頃で、、来週まで確かな観察情報がなければここでは取り上げません(また来年)。
ホオジロ
今週は確かな観察情報がなく、来週まで確かな観察情報がなければここでは取り上げません(また来年)。
ウグイス
今週は確かな観察情報はなく、、来週まで確かな観察情報がなければここでは取り上げません(また来年)。
メジロ
今週はカラ類混群に1羽だけ入っているのが観察されました。
メジロは夏鳥ではありますが、渡らずに残っている個体もいるようで、真冬でも見られることがあります。
こちらはもう少し様子をみます。
モズ
今週は確かな観察情報はありませんでしたが、まだ様子をみます。
アオバト
今週も園内での確かな観察情報はありませんでしたが、、来週まで確かな観察情報がなければここでは取り上げません(また来年)。
キジバト
今週は園内での確かな観察情報はありませんでしたが、、来週まで確かな観察情報がなければここでは取り上げません(また来年)。
旅鳥情報
マミチャジナイ
今週は確かな観察情報はなく、もう抜けた可能性がありますがもう少し様子をみます。
カシラダカ
今週も確かな観察情報はありませんでした。
冬の鳥情報
ツグミ
ここ数日旭山では時々見られる程度になっていて、以前のようにいつでも鳴き声が聞こえるということもなく、もはや大半が南に移動した可能性があります。
ヒレンジャク
キレンジャクの項で書いたように、本日キレンジャクの群れの中に1、2羽混じっていましたが、ヒレンジャクだけの群れはたまに見られる程度で、観察頻度は今のところ高くはないです。
キレンジャク
(前述)
イスカ
園内で時々見られていますが、やはり低い位置にはあまり降りて来ません。
今日は「ミュンヘンの森」で♀1羽が「ヒョロヒョロヒリー」というようなかわいげな声で鳴いているのが観察されました。
ウソ
今週は確かな観察情報はありませんでした。
シメ
園内での観察機会は多くはないですが、今年はこのまま数が少ないのか、まだ増えるのか、注視してゆきます。
マヒワ
今週も確かな観察情報はありませんでした。
ベニヒワ
今週も確かな観察情報はありませんでした。
キクイタダキ
「ミュンヘンの森」で見られたことがありますが、今のところ観察情報は多くはないです。
キバシリ
今週は確かな観察情報はありましたが、こちらも今のところ観察情報は多くはないです。
カケス(亜種ミヤマカケス)
いつも見られるイメージですが、今日は観察会時間中には出ませんでした。
今日がたまたまなのか、減ってきたのか、注視してゆきます。
コガラ
今週も観察情報はありませんでした。
オオワシ
前述の通りですが、この先もまだ観察されることはあるかもしれません。
オジロワシ
オジロワシは冬の間時々見られます。
留鳥情報
クマゲラ
園内での観察情報はありますが、やはり来たり来なかったりです。
写真は森の家の近くで撮影したものです。
オオアカゲラ
今週も園内での観察情報がありましたが、このところ♀の観察情報の方が多くなっています。
アカゲラ
園内各所で見られる機会は多いですが、今日は観察会時間中にはなぜか出ませんでした。
コゲラ
園内各所で観察機会は多く、「ギー キーッキッキ」という声がよく聞かれ、近くで姿を見られる機会も多いです。
今日は観察会の際に近くで見られたと書きましたが、その間周りにいる別の個体と鳴き合ってコミュニケーションしているようすでした。
ヤマゲラ
今週は観察情報は少なかったですが、たまたまそうだっただけの可能性もあります。
フクロウ
今週は鳴き声が聞こえてくることはなく、観察情報もありませんでした。
オオタカ
11月7日、つり橋付近でシマエナガを観察していたところ、シマエナガが急に緊迫感がある高い声で鳴き始め、見上げると真上にオオタカが飛んで来ていました。
ハイタカ
今週は園内での観察情報がありましたが、林の中の木にとまってじっとしていたとのことです。
ノスリ
今週は確かな観察情報はありませんでした。
トビ
今週は園内での観察情報がありました。
ハヤブサ
今週も園内での観察情報はありませんでした。
カワラヒワ
園内で時々鳴き声が聞こえてきますが、観察によいほど近くに来ることはほとんどありません。
ゴジュウカラ(亜種シロハラゴジュウカラ)
園内各所で観察機会は多く、「テュッ テュッテュッ」という地鳴きを聞くことも多いですが、囀りはまだ始めていません。
シジュウカラ
園内各所で観察機会は多いです。
ハシブトガラ
園内でよく見られています。
ヤマガラ
森の家の周りをはじめ園内一円でよく見られています。
イチイの実(種子)がまだ残っている場所には食べに来ていますが頻度は高くはないです。
ヒガラ
先週に比べると観察機会が低くなっていますが、なぜかは分かりません。
ハクセキレイ
今週は確かな観察情報はありませんでした。
スズメ
道路沿いや第2駐車場付近で見られることがあります。
ヒヨドリ
今週も園内各所でよく見られています。
ハシボソガラス
展望台から「噴水広場」そして「学びの森」付近に常に数羽いますが、森の家の周りに首の周りが白っぽい個体は今日はいませんでした。
ハシブトガラス
園内でよく見られていますが、レストハウス周辺や展望台では人が持っている食べ物を奪おうとする個体がいるので、くれぐれもご注意ください。
今週のエゾリス
この個体は耳毛が「だいぶ」伸びてきたといったところですが、既に伸び切って体の毛もふっくらとしてきている個体もいます。
旭山記念公園各所名称マップ
野鳥等が観察された詳細な地点をご案内するにあたり、園内各所に名称をつけました。
主に野鳥情報の記事でそれら名称を使用しており、「」(かぎかっこ)でくくったものがその名前で、こちらの地図で場所を確認することができます。
文字が小さいので拡大してご覧ください。
次回は2023年11月18日土曜日に上げる予定です(金曜日ではありません)。
旭山でのバードウォッチング、皆様が多くの野鳥を見られることを願っております。