– 札幌のまちなみを見渡せる、自然豊かな公園 –

旭山の花や虫2020年7月5日ゼフィルスが出てきた

旭山記念公園と札幌市旭山都市環境林でその時に見られる花や虫を、毎週、写真で紹介します。
2020年7月5日

 

7月の声を聞くと同時に、ゼフィルスと呼ばれる蝶の仲間、青緑色に輝くミドリシジミの仲間が出てきました。

ジョウザンミドリシジミ2020年7月5日

ジョウザンミドリシジミ
旭山で最も多く見られるゼフィルスで、青みが強い。
つり橋周辺や第2駐車場など、園内数か所で多く見られます。

 

メスアカミドリシジミ2020年7月5日

メスアカミドリシジミ
やや少なく、ジョウザンミドリシジミに比べて緑みが強い輝きです。

 

他の蝶も。

キバネセセリ2020年7月5日

キバネセセリ
夏に多く見られる蝶で、昨年は少なかったですが、今年はどうでしょう。
よく見るとかわいい顔(特に目)をしています。

 

コチャバネセセリ2020年7月5日

コチャバネセセリ
色が茶色系のセセリチョウの仲間はよく「蛾」と言われますが、蝶です。

 

ヒロオビトンボエダシャク2020年7月5日

ヒロオビトンボエダシャク
一方こちらは蛾の仲間に分類されますが、シャクと付くものは幼虫時代は尺取虫と呼ばれています。
森の中をひらひらふわふわ飛び、多く見られます。

 

オオミズアオ2020年7月5日

オオミズアオ
こちらもきれいで大きい蛾の仲間。
夜の自動販売機によく集まります。

 

エゾコマルハナバチ雄2020年7月5日

エゾコマルハナバチ雄
今年はほんとうに多く見られています。

 

昨日からの2日間で観察された主な昆虫(五十音順)
エゾコマルハナバチ、エゾスジグロシロチョウ、オオスズメバチ、キバネセセリ、キマワリ、
クロヒカゲ、コクワガタ、コチャバネセセリ、コミスジ、ジョウザンミドリシジミ、
スジクワガタ、セイヨウオオマルハナバチ、ダイミョウヒラタコメツキ、ヒメウラナミジャノメ、ヒラタシデムシ、
ミカドフキバッタ、ミスジチョウ、ミヤマクワガタ、メスアカミドリシジミ、モイワサナエ、
ヤマキマダラヒカゲ

 

 

かたつむり2種

エゾマイマイ2020年7月5日

エゾマイマイ
このように間隔をあけて地面を濡らしながら進むことがありますが、なぜかは分かりません。

 

サッポロマイマイ2020年7月5日

サッポロマイマイ
晴れた日はこのように木の葉にくっついて寝ている姿が見られます。

 

 

続いて植物編

ハエドクソウ2020年7月5日

ハエドクソウ
夏の花、7月に入って咲き始めました。
花があまりにも小さく、観察や撮影に一苦労です。

 

コウゾリナ2020年7月5日

コウゾリナ
背の高い菊の仲間。
秋まで長く咲いています。

 

ダイコンソウ2020年7月5日

ダイコンソウ
旭山では夏にいちばん多く見られる花、早くも咲き始めました。

 

ナワシロイチゴ2020年7月5日

ナワシロイチゴ
「木イチゴ」の仲間。
8月上旬に実が熟します。

 

イワガラミ2020年7月5日

イワガラミ
つる植物で、近い仲間のツルアジサイより少し遅れて咲きます。

 

昨日からの2日間で観察された主な自生種の花(五十音順)
イチヤクソウ、イワガラミ、ウマノミツバ、エゾアカバナ、カタバミ、
コウゾリナ、ダイコンソウ、チシマアザミ、ツルアジサイ、ナワシロイチゴ、
ハエドクソウ

 

 

外来種もひとつ

シロツメクサ5つ葉2020年7月5日

森の家の近くにあった「五つ葉のクローバー」
探せば「四つ葉」も見つかりそうです。

 

 

昨日からの2日間で観察された主な外来種植物の花(五十音順)
エゾノギシギシ、コウリンタンポポ、シロツメクサ、ヒメジョオン、ヒメスイバ、
フランスギク、ブタナ、ヘラオオバコ、ムラサキツメクサ、ルピナス

 

最後に、昨日の野鳥の記事の補足追加として1枚

ヒガラ親子2020年7月5日

ヒガラの親子、手前の親鳥が奥の幼鳥に餌をあげていました。

 

 

気温が高くなってきました。
園内散策の際には、熱中症対策も忘れずにお願いします。