これからの季節、旭山記念公園そして野山を歩く際、ダニにはくれごれもご注意ください。
その年の気候にもよりますが、9月いっぱいから10月上旬くらいまでダニは活動しています。
ダニは主に笹薮に潜んでいて、人や動物が近づくとまずは体につき、皮膚をかみ、血を吸って大きくなります。
ダニにかまれることで、「ライム病」をはじめとしたさまざまな感染症にかかってしまい、命を落とすこともあります。
◎ダニにかまれないためにまず重要なこと
■笹に近づかない
自然観察・撮影や山菜採取(旭山では禁止です)をする場合、決して笹薮には入らず、散策路から外れないよう心がけてください。
また、ダニは笹の葉1枚に触っても体につくことがありますので、笹は避けて通ってください。
■犬を笹に近づけない
犬の散歩の際には、犬が笹に近づかないようにしてください。
犬は人よりもダニがつきやすく、犬がかまれるのももちろんですが、犬の体についたダニが人に移って人をかむこともあります。
逆に、人についたダニが犬に移ることもあります。
ダニ対策も含め、犬のリード(引き綱)は決して放さずにつないだままお歩きください。
■ダニがつかないための服装
・肌の露出を少なくする = 帽子・手袋着用、首にタオルを巻く、顔を覆う虫除けネットがついた帽子をかぶる、など
・長袖・長ズボン・登山用スパッツなどを着用する = シャツの裾はズボンの中に、ズボンの裾は靴下や長靴などの中に入れる
・足を完全に覆う靴を履く
・明るい色の服を着る → ダニを目視で探しやすい ※スズメバチ対策にも有効です
■外を歩いた後に心がけること
・上着や帽子、ズボンなどをたたいて払い落として車やバスなどに乗る
・車の場合、掃除機を積んでおいて乗る前に掃除機で吸う
・帰宅時、玄関前でもういちど払い落とす
・帰宅後すぐに入浴またはシャワーを浴び、服を着替える
・犬も同様に、体や服をたたいて払い落としたり、掃除機で吸ったり、体を拭いたりする
■それでもダニにかまれてしまったら
自分で引き抜こうとせず、病院で処置してもらってください。
その後は、医師の先生の指示に従ってください。
犬がかまれた場合も、動物病院で処置してもらってください。
ダニには常に注意を払いながら行動しましょう。