樹々の落葉が進み、見晴らしが良くなってきました。
園内の紅葉はピークを越えたようです。
西岡公園で最後に紅葉、落葉するのはカラマツです。
カラマツが少し黄色く色づき始めています。
森の中のシラカンバ、オオバボダイジュ、ミズナラ、ヤチダモ、オニグルミなどは、ほとんど落葉したようです。
池にはシラカンバなどの樹木の幹や枝の、白っぽい色が映り込んでいました。
つい数日前までは、黄色い紅葉が映っていました。
季節が進んだことを感じますね。
マガモがオス、メスペアで行動しています。
小さな声で「チ、チ」と聞こえたので振り向くとスズメくらいの茶色いキツツキ、コゲラが木の幹を登っていきましたよ。
クマゲラの飛びながら鳴く声も聞こえました。
シマエナガの群れにも会えましたよ。
木の葉がなくなると良く見えるのが、ヤドリギです。
赤い果実をたくさん付けています。
キレンジャクも目撃されていますよ。
ヤドリギの果実も食べていったでしょうか。
西岡公園の管理事務所では双眼鏡をレンタルしています(200円)。
バードウオッチングをしてみたい方はご利用ください。
イチョウも散り始めました。
落ち葉が黄色い絨毯になっていますね。
足元の落ち葉の間から、ちいさなキノコが生えていましたよ。
キノコなどの菌類の一部は、落ち葉を分解していく役割をしてくれていますよ。
毎年、たくさんの落ち葉に埋め尽くされますが、いつの間にか見えなくなっているのは菌類の働きもあるんですね。
エゾアカマツの樹皮にたくさんの傷がついています。
このフィールドサインは、エゾシカの角研ぎの痕跡ですよ。
エゾシカの角は皮膚に包まれて伸びていきます(袋角)。
最後に皮膚が破れて中から角が出てきます。
その時、角を樹木の幹に当て、こすって皮膚を剥ぎ取り、角の表面を磨きますよ。
これがシカの角研ぎです。
園内ではエゾシカが目撃されたり、フンなどの痕跡もたくさん見られます。
角研ぎも、していったんですね。
秋はシカの発情期で、それに合わせて角が完成しますよ。
西岡公園の管理事務所では、オスのエゾシカの立派な角の付いた頭骨を展示しています。
エゾシカの展示についてはこちらからもどうぞ ↓↓↓
10月25日の園内 – 西岡公園 (sapporo-park.or.jp)
寒い日が多くなってきました。
暖かい服装で散策をお楽しみください。
園内の花や山菜、動植物の採集と傷つける行為は禁止されております。
皆さまのお越しをお待ちしております。