11月3日の園内

樹々の落葉が進み、見晴らしが良くなってきました。

園内の紅葉はピークを越えたようです。

池の赤い屋根の取水塔と葉が少なくなった森の木々

西岡公園で最後に紅葉、落葉するのはカラマツです。

カラマツが少し黄色く色づき始めています。

葉が落ちて明るい森の中

森の中のシラカンバ、オオバボダイジュ、ミズナラ、ヤチダモ、オニグルミなどは、ほとんど落葉したようです。

池に映る葉の無いの樹々

池にはシラカンバなどの樹木の幹や枝の、白っぽい色が映り込んでいました。

つい数日前までは、黄色い紅葉が映っていました。

季節が進んだことを感じますね。

マガモのつがい

マガモがオス、メスペアで行動しています。

他にもキンクロハジロ、コガモ、カイツブリがいましたよ。木の幹を登っていくコゲラ

小さな声で「チ、チ」と聞こえたので振り向くとスズメくらいの茶色いキツツキ、コゲラが木の幹を登っていきましたよ。

クマゲラの飛びながら鳴く声も聞こえました。

シマエナガの群れにも会えましたよ。

鳥の巣のようなヤドリギ

木の葉がなくなると良く見えるのが、ヤドリギです。

赤い果実をたくさん付けています。

キレンジャクも目撃されていますよ。

ヤドリギの果実も食べていったでしょうか。

西岡公園の管理事務所では双眼鏡をレンタルしています(200円)。

バードウオッチングをしてみたい方はご利用ください。

葉が散り始めたイチョウの並木

イチョウも散り始めました。

落ち葉が黄色い絨毯になっていますね。

落ち葉の間から生えている小さいキノコ

足元の落ち葉の間から、ちいさなキノコが生えていましたよ。

キノコなどの菌類の一部は、落ち葉を分解していく役割をしてくれていますよ。

毎年、たくさんの落ち葉に埋め尽くされますが、いつの間にか見えなくなっているのは菌類の働きもあるんですね。

樹皮に縦に何本も傷がついている

エゾアカマツの樹皮にたくさんの傷がついています。

このフィールドサインは、エゾシカの角研ぎの痕跡ですよ。

エゾシカの角は皮膚に包まれて伸びていきます(袋角)。

最後に皮膚が破れて中から角が出てきます。

その時、角を樹木の幹に当て、こすって皮膚を剥ぎ取り、角の表面を磨きますよ。

これがシカの角研ぎです。

園内ではエゾシカが目撃されたり、フンなどの痕跡もたくさん見られます。

角研ぎも、していったんですね。

秋はシカの発情期で、それに合わせて角が完成しますよ。

エゾシカの頭骨の展示

西岡公園の管理事務所では、オスのエゾシカの立派な角の付いた頭骨を展示しています。

エゾシカの展示についてはこちらからもどうぞ  ↓↓↓

10月25日の園内 – 西岡公園 (sapporo-park.or.jp)

寒い日が多くなってきました。

暖かい服装で散策をお楽しみください。

園内の花や山菜、動植物の採集と傷つける行為は禁止されております。

皆さまのお越しをお待ちしております。