2017年8月8日(火)。
この1週間に旭山で見られた動植物をまとめた「旭山の生き物たち」です。
◎脊椎動物編
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キタキツネ
或る日の午後4時過ぎ、「森の家」の裏に2頭で現れました。
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アカゲラ幼鳥
「巨木の谷」にいました。
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ホオジロ
上は雌、下は巣立ち幼鳥。
「野鳥情報」の記事で、また巣立ち幼鳥が出てきたことは報告しました。
下の写真はその時にいた2羽の幼鳥のうち、先の記事とは違う個体です。
上の雌は昨日の写真ですが、大きな芋虫を捕まえたはいいけれど、どうやって食べようか格闘していたところです。
これ、幼鳥に与えるため、と考えると話が通ります。
ホオジロは公衆トイレから「ミュンヘンの森」の間でよく声が聞かれます。
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ニホンカナヘビ
道の真ん中で出くわし、固まって様子をうかがっているところ。
この後すぐに逃げました(ご安心ください)。
◎昆虫編
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ウラギンスジヒョウモン
展望台西側のヨツバヒヨドリ小群落に行けばいつも2、3頭が飛んでいるのが見られます。
クジャクチョウ
こちらもヨツバヒヨドリ小群落で見られました。
今の時期は多くはないです。
ミカドフキバッタ
今の時期よく見られるバッタです。
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オオスジコガネ
同じコウチュウのカミキリムシ、先週はたくさん見られましたが、今週はめっきり減りました。
特に「森の家」の前にあるノリウツギの花が閉じてからは(装飾花はまだついていますが)、カミキリムシがそこに集まることはなくなりました。
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アキアカネ
こちらはよく見られます。
オニヤンマも時折みられますが、なかなかとまってくれなくて撮影できていません。
※昆虫のトピック、大ニュース!
8月6日(日)、午後4時過ぎ、「森の家」の前でニイニイゼミが鳴いていました。
ニイニイゼミは旭山では初記録ですが、図鑑「札幌の昆虫」によれば、「圏内には生息しているが稀」と書かれています。
今のところその時しか声は聞いていませんが、リストに旭山での「新発見種」として加わりました。
セミといえば本日8月8日(火)、ツクツクボウシの声を今年初めて聞きました。
真駒内周辺で近年増え定着したツクツクボウシ、旭山でも毎年何度か声を聞きますが、旭山の場合はまだ定着したとは言い難い状況のように思われます。
◎植物編
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クサギ
8月の花、咲き始めました。
道路沿い「札幌窯跡」のすぐ下に木があって毎年花を咲かせていますが、この写真はもう1カ所、「遊具広場」から「レストハウス」に向かう道沿いのものです。
花の香りが強く、10m離れていても匂ってきます。
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ネジバナ
この花は「神出鬼没」、毎年いろいろな場所で咲きますが、今年は先ず「つり橋」右岸側の道沿いで1株だけ見つけました。
小さい花ですが、園内を探し歩くと楽しいかもしれません。
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ヤナギタンポポ
この写真では分からなくて申し訳ないですが、タンポポににた花が咲き柳のような細い葉が輪生するのが特徴です。
道沿いの法面や林床などに点在しています。
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ユウゼンギク
一瞬エゾノコンギクかと思いましたが、花弁が20枚以上あり、葉も細いため、移入種のユウゼンギクと判断しました。
園内で一株だけ見つけましたが、動向を追ってゆきたいです。
エゾノコンギクは最初の花が咲くのはもう少し遅く、でも今週末か来週には咲き始めると思います。
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エゾニワトコ
赤い実が所々でなっていますが、これは「つり橋」左岸側のたもとにある木のものです。
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ナワシロイチゴ
いわゆる「ワイルドベリー」が赤く色づいてきました。
園内所々で見られます。
植物の実も目につくようになってきました。
今週は明日から天気が崩れる予報。
しかしまだまだ暑い時期であり湿度も高くなる可能性があるので、散策の際には水分補給など熱中症対策を施した上でお越しください。