旭山記念公園野鳥情報、2026(令和8)年11月8日日曜日。
ここ1週間の旭山記念公園と札幌市旭山都市環境林の野鳥の動きをまとめました。
この野鳥情報は、旭山で野鳥観察をしておられる方から直接ご提供を受けたものも含まれています。
また、後半では、野鳥以外の自然の情報も上げています。
●旭山記念公園および旭山都市環境林で野鳥などの観察や撮影をされるみなさまへお願い。
観察や撮影の際には、道を塞ぐなどにより、野鳥撮影をしない人の通行の妨げにならないようご留意ください。
また、人が通ることにより野鳥が逃げてしまった場合は、仕方ないものと受け止めてください。
●11月の野鳥観察会ですが、11月29日日曜日は募集定員に達したため、受付終了となりました。
あしからずご了承ください。
なお、11月14日土曜日(8時開始、参加費200円)はまだ受付しておりますが、締切間近です。
みなさまのご参加をお待ちしております。
◎亜種表記について
当方ではこれまで、外見で容易に識別できるエナガ、カケス、ゴジュウカラの3種についてのみ、
エナガ(亜種シマエナガ)
カケス(亜種ミヤマカケス)
ゴジュウカラ(亜種シロハラゴジュウカラ)
と記してきましたが、基亜種とは別の亜種名がついている種については、外見での識別が困難なものでも同様に表記してゆきます。
なお、ウソとカワラヒワについては、別亜種が出現した際には本文中に明記します。
今週のトピックス
ミソサザイ
11月3日火曜日、ミソサザイがこの秋初めて園内で確認されました。
森の家のすぐ裏で「チュッ チュチュッ」と鳴き声が聞かれ、笹薮の脇に一瞬出て来たところがこの写真です(トリミングしています)。
翌11月4日にも同じ辺りで鳴き声が聞かれましたが、この先観察機会が増えるかどうか要注目です。
ところで、今年もミソサザイはウグイスがいなくなってから確認されました(後述しますがウグイスの最後の確認は今のところ10月31日土曜日です)。
ウグイスとミソサザイは地鳴きの声が似ていて、ウグイスの方が強くて音の濁りが強いといった感じで、笹薮の中で行動するのも同じですが、毎年ウグイスがいなくなってから入れ替わるようにミソサザイが現れるというのは、不思議といえば不思議です。
ウソ
同じく11月3日、ウソがこの秋初めて園内で確認されました。
「ミュンヘンの森」付近から「フィッ」と柔らかい鳴き声が複数聞こえ、西側に飛び去ったように聞こえました。
ウソは年によっては冬の間に観察機会が多いこともありますが、積雪期までは観察機会が少なく、今年はどうなるのか、この先要注目です。
マヒワ
こちらも同じく11月3日、マヒワがこの秋初めて園内で確認されました。
マヒワはここ数年、秋に少ない数が確認され、今年この日もせいぜい5羽でしたが、年によっては12月に増えたり、春先に増えたりで、この先要注目です。
ミヤマホオジロ
本日11月8日日曜日、ミヤマホオジロの園内での観察情報がありました。
ミヤマホオジロは通常、10月下旬から1月上旬の間に何度か断続的に観察され、3日ほど滞在することもありますが、たいていは1回につき1日で通り過ぎてゆきます。
今後も観察される可能性があり、要注目です。
カシラダカ
同じく本日11月8日、それとは別にカシラダカが観察されました。
カシラダカは5、6羽で「カラマツ林」から西側に少しずつ移動して見えなくなりました。
カシラダカはこの秋何度か観察されており、まだ見られる可能性もあります。
今週のシマエナガ
エナガ(亜種シマエナガ)
今週もほぼ毎日観察情報がありました。
11月8日10時20分過ぎ、「藻岩山登山口」付近で確認、すぐに旭山都市環境林の方に飛び去りましたが、数は5羽前後だと思われます。
11月6日金曜日9時過ぎ、「森の家階段」付近で確認、「ミュンヘンの森」を通って「カラマツ林」に移動、そのまま西に飛び去り、数羽でした。
11月4日水曜日8時35分頃、「記念樹の森」で確認、東側の「遊具広場」方面に飛んで声が聞こえなくなりました。
その日の9時45分頃、「ポートランドの森」で確認、10分ほど辺りに留まり、「カラマツ林」を抜けて西側に飛び去り、この時は10羽前後の群れでした。
11月3日9時40分頃、「栗の木デッキ」付近で確認、南に飛び「ミュンヘンの森」を通ってさらに南に飛び去り、数羽の群れでした。
その日は11時25分頃、「カラマツ林」で確認、すぐに北側に飛び去り、数羽の群れでした。
なお、雪が降り寒かった11月7日土曜日は確かな観察情報はなかったです。
写真は11月4日に「巨木の谷」で撮影したものですが、低い位置で見られることもこの先増えてゆくものと思われます。
夏鳥情報
ウグイス
ミソサザイの項目で触れましたが、10月31日土曜日を最後に園内では観察されておらず、南に渡っていなくなった可能性が高そうです。
この先確かな観察情報がなければ、来週からここでは取り上げません(また来年)。
アオジ
11月7日、雪の日でしたが、まだ園内で「チッ」という地鳴きが聞かれており、もう少し様子をみます。
ベニマシコ
10月31日以降確かな観察情報はないですが、もう少し様子をみます。
イカル
11月3日に上空から「キョ キョッ」と鳴き声が聞こえ、1羽が飛ぶ姿が見られましたが、もう少し様子をみます。
キセキレイ
今週は確かな観察情報はなく、この先確かな観察情報がなければ、来週からここでは取り上げません(また来年)。
メジロ
11月8日現在園内でまだ確認されていますが、今年は例年より長く居残っており、この先いつまで見られるか要注目です。
モズ
今週も園内での確かな観察情報はなかったですが、冬に再び見られるようになる年もあるので、まだ様子をみてゆきます。
キジバト
今週は確かな観察情報はなかったですが、もう少し様子をみます。
旅鳥情報
ミヤマホオジロ
(前述)
カシラダカ
(前述)
マミチャジナイ
今週も確かな観察情報はなかったですが、まだ様子をみてゆきます。
冬に見られる鳥情報
シメ
園内では「噴水広場下斜面」から「学びの森」にかけての辺りで声が聞かれる機会が多く、姿も時々見られていますが、近くで見られたとの観察情報は今週もなかったです。
ウソ
(前述)
マヒワ
(前述)
キクイタダキ
今週は園内での観察情報がいくつかありましたが、まだ観察情報は少なく、この先観察機会は増えてゆくものと思われます。
キバシリ
今週も園内での確かな観察情報はなかったですが、この先もときどき見られるものと思われます。
※ツグミ
11月2日月曜日に千歳市内でこの秋初めて確認しましたが、旭山記念公園ではまた確認されていません。
ツグミは渡来当初はぱらぱらと少ない数が見られ、その後増えるという傾向があります。
なお、カケス(亜種ミヤマカケス)は、11月8日現在まだ見られていません。
今年は山の木の実が豊作であると推測され、その場合は旭山には降りて来ない可能性もあります。
留鳥情報
クマゲラ
今週も園内で近くで見られた日がありました。
本日11月8日10時20分頃、藻岩山方面から「プルプルプル」と飛翔時の鳴き声が聞こえ、森の家上空で姿が見え、「ミュンヘンの森」のハルニレのてっぺん付近にとまる姿が見えました。
その個体は3分ほどで「山紅葉坂」方面に飛び去って見えなくなりましたが、直後にそれを追うようにもう1羽が旭山都市環境林方面から「ミュンヘンの森」上空に飛んで来て北西側に飛び去るのが見えました。
近くで見られなかったのでその2羽の性別はいずれも不明です。
さらに11時頃、旭山都市環境林方面からまた飛翔時の鳴き声が聞こえましたが、時間的に判断して、先の2羽とは別個体と思われます。
11月6日9時30分頃、「記念樹の森」で羽づくろいをする雌1羽が観察され(写真)、その後「吊り橋」方面に飛んで見えなくなりました。
11月3日9時過ぎ、園内から円山方面に続けて飛び去る2羽が観察されました。
今週は園内でのクマゲラの観察機会は多かったですが、来る時もあれば来ない時もあるのは同じです。
オオアカゲラ(亜種エゾオオアカゲラ)
11月8日8時30分頃、「記念樹の森」で雌1羽が観察され(写真)、「巨木の谷」方面に飛んで見失いました。
また9時頃に「遊具広場」で雌を見たとの観察情報もありましたが、同一個体かどうかは不明です。
アカゲラ(亜種エゾアカゲラ)
園内一円での観察機会は多く、静かに歩いていると木をつつく小さな音が聞こえ、探すと見られることもしばしばあります。
また「キャッキャッキャッ」と2羽で鳴きあう光景も今週は見られました。
コゲラ(亜種エゾコゲラ)
「ギーキーッキッキ」という独特の鳴き声が園内随所で聞かれ、近くで見られることもあります。
たいてい近くに2、3羽います。
ヤマゲラ
11月3日9時過ぎ、藻岩山方面の遠くから「ピョッピョッピョッピョッピョッ」と鳴き声が聞こえてきましたが、先週から今週にかけてその辺りから聞こえてきたことが何日かありました。
11月7日8時過ぎ、「藻岩山登山口」方面から鳴き声が聞こえてきましたが、今週は近くで見られたとの観察情報はなかったです。
ヤマゲラも、見られるかどうかはその日次第です。
オオタカ
今週は園内での確かな観察情報はなかったです。
ハイタカ
今週は園内での確かな観察情報はなかったです。
ノスリ
今週は園内での確かな観察情報はなかったですが、先週までの動きが渡りであればこの先春まで見られない可能性もあり、様子をみてゆきます。
トビ
11月6日に園内での確かな観察情報がありましたが、トビは旭山記念公園ではときどき見られることがある、というくらいです。
オジロワシ
今週は園内での確かな観察情報はなかったですが、この先観察情報が増えるものと思われます。
なお、秋から冬にかけてオオワシも観察される可能性もあります。
ハヤブサ
今週は園内での確かな観察情報はなかったです。
フクロウ
今週は園内での確かな観察情報はなかったです。
カワラヒワ
今週も主に森の家の周りで観察されており、10羽前後で飛び回っていたとの観察情報もあり、この先いつまで見られるか要注目です。
なお、今週は近くで見られたり撮影できたりといった機会がなかったため、亜種オオカワラヒワだったかどうかは不明です。
ゴジュウカラ(亜種シロハラゴジュウカラ)
園内で観察機会は少なくなく、「テュッ テュッ」という声が離れたところからでも聞こえてきたり、間近で見られることもあります。
シジュウカラ
園内での観察機会は多いです。
ハシブトガラ
園内での観察機会は多いです。
ヤマガラ
「作業員詰所」前のイチイの実に来る回数が増えてきており、少し離れていれば撮影する機会にも恵まれます。
ヒガラ
囀りはまだ聞かれており、「展望台の松」や「作業員詰所周辺」などで近くで見られる機会もしばしばあります。
ハクセキレイ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでした。
スズメ
道路沿いで見られることがあります。
ヒヨドリ
園内で観察機会は多く、たいてい3羽から5羽で行動しています。
ハシボソガラス
主に「第1駐車場」周辺、「噴水広場」周辺から道路沿いでよく見られていますが、主に地面で採餌するハシボソガラスは、雪が積もると観察機会が減り、数日間ほとんど見られないこともあります。
ハシブトガラス
園内で多く見られています。
旭山記念公園各所名称マップ
野鳥等が観察された詳細な地点をご案内するにあたり、園内各所に名称をつけました。
主に野鳥情報の記事でそれら名称を使用しており、「」(かぎかっこ)でくくったものがその名前で、こちらの地図で場所を確認することができます。
文字が小さいので拡大してご覧ください。
レストハウス「ぽるく」、今年の営業は本日11月8日日曜日をもって終了となりました。
今年も一年ありがとうございました。
2027年は4月10日前後にオープンの予定です。
イヌエンジュ(マメ科)
紅葉の季節もそろそろ終わりを迎えます。
多くの広葉樹が赤や黄色に色づくなか、イヌエンジュは緑色のまましぼんで終わっています。
木が枯れているのではないかと思ってしまいますが、専門家の方に聞くと、イヌエンジュはこうなるものだということで一安心。
でもやはり、見ていると心配になってしまいます。
11月7日のヤマモミジ
一気に雪が、冬が来ました。
この日は紅葉と雪の写真が撮れました。
11月23日月曜日祝日、「クリスマスリース作製体験」を森の家にて行います。
このツルウメモドキをはじめ、様々な自然素材を作ったオリジナルクリスマスリースを作ることができます。
13時開始、参加費1200円(材料費、保険代込み)
参加ご希望の方は、森の家までご連絡ください。
次回は、2026年11月15日日曜日もしくは17日火曜日に上げる予定です。
旭山でのバードウォッチング、皆様が多くの野鳥を見られることを願っております。