旭山記念公園野鳥情報、2026(令和8)年11月1日日曜日。
ここ1週間の旭山記念公園と札幌市旭山都市環境林の野鳥の動きをまとめました。
この野鳥情報は、旭山で野鳥観察をしておられる方から直接ご提供を受けたものも含まれています。
また、後半では、野鳥以外の自然の情報も上げています。
●旭山記念公園および旭山都市環境林で野鳥などの観察や撮影をされるみなさまへお願い。
観察や撮影の際には、道を塞ぐなどにより、野鳥撮影をしない人の通行の妨げにならないようご留意ください。
また、人が通ることにより野鳥が逃げてしまった場合は、仕方ないものと受け止めてください。
●11月の野鳥観察会ですが、11月29日日曜日は募集定員に達したため、受付終了となりました。
あしからずご了承ください。
なお、11月14日土曜日(8時開始、参加費200円)はまだ受付しております。
みなさまのご参加をお待ちしております。
◎亜種表記について
当方ではこれまで、外見で容易に識別できるエナガ、カケス、ゴジュウカラの3種についてのみ、
エナガ(亜種シマエナガ)
カケス(亜種ミヤマカケス)
ゴジュウカラ(亜種シロハラゴジュウカラ)
と記してきましたが、基亜種とは別の亜種名がついている種については、外見での識別が困難なものでも同様に表記してゆきます。
なお、ウソとカワラヒワについては、別亜種が出現した際には本文中に明記します。
今週のトピックス
クマゲラ
今週も日によって近くで見られたり見られなかったりですが、10月31日土曜日、「双子沢川」の沢で雌1羽が近くで観察されました。
写真のように枯れ枝にとまって羽づくろいをしていましたが、少しして「巨木の谷」に移動、さらに沢を少しずつ上流側に移動しながら30分以上継続的に近くで見られていました。
このところ園内で見られていたのは雄が多かったのですが、この日は雌で、少なくとも2羽が旭山記念公園内に来ているということになります。
10月28日水曜日は朝9時前に「ミュンヘンの森」で雄が観察されました。
一方で11月1日日曜日は、藻岩山方面の遠くや旭山都市環境林から飛翔時の「プルプルプル」という鳴き声が聞こえてきましたが、園内での観察情報はなかったです。
クマゲラはいつもいうように、見られるかどうかはその時によります。
今週のシマエナガ
エナガ(亜種シマエナガ)
今週はほぼ毎日観察情報がありました。
11月1日9時前、「記念樹の森」で確認、「第1駐車場」を渡ってエゾヤマザクラの木にとまり、「遊具広場」方向に飛び去るのが観察され、15羽前後いました。
続いて9時40分頃「栗の木デッキ」付近から声が聞こえ、「巨木の谷」を通って「風の丘」から西に抜ける数羽が観察され、10m以内で見られる瞬間もありました。
10月31日9時10分頃、「記念樹の森」で確認、「双子沢川」の沢に入り、15分程そこにとどまったあと「吊り橋」を越えて北西側に飛んで行きました。
この時は10羽ほどで、10m以内で見られる瞬間もあり、写真はその時のものです。
10月30日金曜日9時5分頃、「森のユニバーサル園路」周辺で確認、しばらく辺りにとどまっていたようで、9時30分頃「記念樹の森」から「風の丘」方向に飛んで行く数羽が観察されました。
10月28日水曜日15時40分頃、森の家周辺で確認、西側の旭山都市環境林方面に飛び去る数羽が観察されました。
木々の葉がだいぶ落ち、シマエナガも以前よりは低い位置に降りて来て見られる機会が増えてきており、この先要注目です。
なお、西岡公園にて、10月30日の「おさんぽガイド」の際、14時45分頃取水塔近くで数羽の群れが観察されたので付記しておきます、ご参考までに。
夏鳥情報
ウグイス
10月31日にはまだ園内で「ヂッ ヂッ」と声が聞かれ、姿も見られました。
ウグイスは南に渡る頃で、来週にはもう見られなくなっている可能性がありますが、もう少し様子をみます。
ホオジロ
今週は園内での確かな観察情報はなかったですが、この先確かな観察情報がなければ、来週からここでは取り上げません(また来年)。
アオジ
10月31日現在まだ園内で「チッ」という地鳴きが聞かれていますが、姿はなかなか見つけられません。
アオジは通常11月に入ると見られなくなりますが、今年はどうでしょうか。
ベニマシコ
10月31日には園内で「ピッ ポッ」と声が聞かれていましたが、そろそろいなくなる頃で、様子をみてゆきます。
イカル
時々上空から「キョ キョッ」と鳴き声が聞こえてきますが、近くで見られたとの情報はなかったです。
イカルは11月に入ってもまだ見られる年がありますが、今年はどうでしょうか。
キセキレイ
今週は確かな観察情報はなかったです。
キセキレイは例年10月中旬から下旬に南に渡っていなくなりますが、もう少し様子をみます。
メジロ
11月1日現在園内でまだ確認されていますが、11月に入っても残っているのは珍しいことで、そろそろ南に渡っていなくなる頃です。
ただ、メジロはここ数年、冬でも市内で観察情報があり、ごく少数が残る可能性もあります。
メジロは、本州以南では留鳥です。
モズ
今週も園内での確かな観察情報はなかったですが、冬に再び見られるようになる年もあるので、まだ様子をみてゆきます。
キジバト
今週は確かな観察情報はなかったです。
キジバトは通常11月上旬にいなくなりますが、今年はどうでしょうか。
旅鳥情報
カシラダカ
今週は園内での確かな観察情報はなかったですが、もう少し様子をみます。
マミチャジナイ
今週は確かな観察情報はなかったですが、この先まだ見られる可能性はあり、冬になってから来ることもあります。
冬に見られる鳥情報
シメ
園内でほぼ毎日声が聞かれたり遠まきに姿が見られたりしていますが、近くで見られたとの観察情報はなかったです。
シメはひと冬に何度かは近くで見られる機会があります。
キクイタダキ
今週は園内での観察情報がいくつかありましたが、10月31日11時頃「吊り橋斜面」の広葉樹にとまっていたという観察情報がありました。
この先観察機会は増えてゆくものと思われます。
キバシリ
今週は園内での確かな観察情報はなかったですが、元々キバシリは頻繁に見られるというほどでもないので、この先もときどき見られるものと思われます。
なお、カケス(亜種ミヤマカケス)は、11月1日現在まだ見られていません。
今年は山の木の実が豊作であると推測され、その場合は旭山には降りて来ない可能性もあります。
ツグミなど北から渡って来る冬鳥も、今のところ観察情報はありません。
留鳥情報
クマゲラ
(前述)
オオアカゲラ(亜種エゾオオアカゲラ)
園内でときどき見られていますが、現在までのところ観察頻度は高くはなく、本格的に冬になってから観察頻度が高くなるものと思われます。
アカゲラ(亜種エゾアカゲラ)
園内一円での観察機会は多く、静かに歩いていると木をつつく小さな音が聞こえ、探すと見られることもしばしばあります。
コゲラ(亜種エゾコゲラ)
「ギーキーッキッキ」という独特の鳴き声が園内随所で聞かれ、近くで見られることもあります。
ヤマゲラ
10月31日、藻岩山方面の遠くから「ピョッピョッピョッピョッピョッ」と鳴き声が聞こえてきましたが、今週は近くで見られたとの観察情報はなかったです。
なお、その同じ時、同じ方向のさらに遠くからクマゲラの「キョーン」という声も聞こえてきました。
ヤマゲラも、見られるかどうかはその日次第です。
なお、写真は、先週のものと同じ時に撮影した別ショットです。
オオタカ
今週は園内での確かな観察情報はなかったです。
ハイタカ
今週は園内での確かな観察情報はなかったですが、ときどき来ているものと思われます。
ハイタカは例年秋から12月にかけては観察機会が増える傾向にありますが、今年はどうでしょうか。
ノスリ
10月31日、9時前に旭山都市環境林上空を帆翔し旋回上昇する1羽が見られ、ハシブトガラス3、4羽がモビング(追いかけ)に向かいしばらく絡んだ後でともに西側に流れ、そのうち1羽が目視では見えなくなるくらい遠くまで追いかけていました。
さらに9時10分頃、北側からもう1羽が現れ、一時目視可能なほど低く飛んだあと旋回上昇し、そこでもハシブトガラス3羽がモビングに来ていました。
写真は2回目の時のもので、このあと西に流れ小さくなって見えなくなりました。
渡りの可能性もありますが、この先もまだ見られる可能性もあります。
トビ
今週は園内での確かな観察情報はなかったです。
オジロワシ
10月31日9時30分頃、「西側エリア」を西から東にやや低く飛んで横切る成鳥1羽が観察されました。
冬に向かい、この先観察情報が増えるものと思われます。
なお、秋から冬にかけてオオワシも観察される可能性もあります。
ハヤブサ
今週は園内での確かな観察情報はなかったです。
フクロウ
今週は園内での確かな観察情報はなかったです。
カワラヒワ
今週は、主に森の家の周りで、10羽前後で飛び回る姿がほぼ毎日観察され、1から3羽でいることもあり、観察機会は少なくはないです。
写真は「ポートランドの森」で低い木にとまったところを撮影したものですが、この写真では三列風切羽の白い部分が大きく目立って見えるため、亜種オオカワラヒワの可能性があります。
亜種オオカワラヒワだとすればこの先南に渡っていなくなるものと思われますが、この先いつまで見られるのか、また亜種カワラヒワは見られるのかどうか、要注目です。
ゴジュウカラ(亜種シロハラゴジュウカラ)
園内で観察機会は少なくなく、「テュッ テュッ」という声が離れたところからでも聞こえてきたり、間近で見られることもあります。
シジュウカラ
園内での観察機会は多いです。
ハシブトガラ
園内で観察機会は多いです。
様々な木の実や草の種子を食べています。
ヤマガラ
「作業員詰所」前のイチイの実にはあまり(ほとんど)来ていない、と先週書きましたが、時々イチイの実を食べる様子も観察されています。
ヒガラ
囀りはまだ聞かれていますが、例年11月になるとほとんど囀りは聞かれなくなります。
近くで見られる機会は少なくはなく、「展望台の松」での観察機会も増えてきました。
ハクセキレイ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでした。
スズメ
道路沿いで見られることがあります。
ヒヨドリ
園内で観察機会は多く、3羽から5羽で集まっていることがよくあります。
ハシボソガラス
主に「第1駐車場」周辺、「噴水広場」周辺から道路沿いでよく見られています。
写真は、森の家の前で地面を歩きながら採餌していた個体で、先週お伝えしたように、10月25日の野鳥観察会でも同様の行動が見られていました。
ハシブトガラス
園内で多く見られています。
旭山記念公園各所名称マップ
野鳥等が観察された詳細な地点をご案内するにあたり、園内各所に名称をつけました。
主に野鳥情報の記事でそれら名称を使用しており、「」(かぎかっこ)でくくったものがその名前で、こちらの地図で場所を確認することができます。
文字が小さいので拡大してご覧ください。
レストハウス「ぽるく」、今年の営業は11月8日日曜日17時までです。
エゾリス(リス科)
木の枝でオニグルミの実を食べるよく見る光景ですが、顔がよく見えません。
旭山記念公園でいちばんきれいに色づくヤマモミジ2026年秋
今年は色づきがいまいちで、木の下の方は枝がだいぶなくなっています。
さらに今年は、その木の背景となるシラカンバの色づきもいまいちで、きれいな黄色の屏風にはなっていません。
次の写真、1枚目は2026年10月26日、2枚目は10月28日撮影のものです。
ツルウメモドキの実(ニシキギ科)
今年は、つる性木本のツルウメモドキも実=果実が豊作で、園内2か所でたくさん実がなっています。
黄色い殻に赤い実が包まれていて、熟すと殻が開いて中の赤い実が見えるようになりますが、この黄色と赤の取り合わせがきれいです。
そのツルウメモドキの実を使った飾り物を、期間限定で森の家の玄関風除室に飾っています。
次の写真、1枚目がツルウメモドキの実のアップ、2枚目が飾り物です。
11月23日月曜日祝日、「クリスマスリース作製体験」を森の家にて行います。
このツルウメモドキをはじめ、様々な自然素材を作ったオリジナルクリスマスリースを作ることができます。
13時開始、参加費1200円(材料費、保険代込み)
参加ご希望の方は、森の家までご連絡ください。
次回は、2026年11月8日日曜日に上げる予定です。
旭山でのバードウォッチング、皆様が多くの野鳥を見られることを願っております。