旭山記念公園と札幌市旭山都市環境林でその時に見られる花や虫や動物を、毎週、写真で紹介します。
2020年7月26日
今週はエゾリスからいきましょう。
今朝撮影、森の家の裏に来てヤマグワの実を食べていました。
こちらは金曜日に撮影、学びの森の近くに2匹いたうちの1匹。
2匹とも子どものように見えました。
続いて昆虫。
マユタテアカネ
今年初めて見ました。
マユタテアカネ、旭山では数はごく少ないですが、毎年見られています。
ジョウザンミドリシジミ
上が雄、下が雌、雌はこのように地味ですが、写真を撮れる機会は少ないです(気づかないだけ?)
ジョウザンミドリシジミはまだ普通に見られますが、だいぶ鱗粉が落ちて色も鮮やかさがなくなってきています。
コキマダラセセリ
セセリチョウの多くは褐色系の色合いですが、これは近くで見ると意外ときれいです。

オオシロオビアオシャクと思われる蛾の仲間
蛾の仲間でも色合いのきれいなものはいます。
オオハキリバチ
園内で見られています。
よほどのことがない限りは人を刺さないものの、まったく刺さないわけではないので注意は必要です。
7月24日から今日までの3日間に観察された主な昆虫(五十音順)
アカウシアブ、アカシジミ、アカハナカミキリ、アキアカネ、アブラゼミ、
エゾオオマルハナバチ、エゾコマルハナバチ、エゾスジグロシロチョウ、オオシロオビエダシャク、オオスズメバチ、
オオハキリバチ、カラスシジミ、キバネセセリ、キマワリ、クロヒカゲ、
コエゾゼミ、コキマダラセセリ、コクワガタ、コチャバネセセリ、コミスジ、
コムラサキ、サカハチチョウ、シータテハ、シオカラトンボ、シオヤアブ、
ジョウザンミドリシジミ、スジクワガタ、セイヨウオオマルハナバチ、セイヨウミツバチ、タカネトンボ、
ノシメトンボ、ハンノアオカミキリ、ヒメウラナミジャノメ、ヒメキマダラヒカゲ、ヒラタシデムシ、
ヒロオビトンボエダシャク、マメコガネ、マユタテアカネ、ミヤマクワガタ、モンキチョウ、
モンスズメバチ、ヤマキマダラヒカゲ、ルリシジミ、
この1週間で、アブラゼミ(7月25日)とコエゾゼミ(7月24日)の初鳴きを記録しました。
今年はハナカミキリの仲間がとても少ないです。
続いて花、自生種編。
ヤナギタンポポ
8月中旬、立秋を過ぎて咲く花というイメージでしたが、園内1か所でもう咲き始めました。
ヨツバヒヨドリ
こちらは北海道の夏らしい花。
今年は展望台北西側法面下に多く咲いていますが、蝶、特にヒョウモンチョウが今年はあまり寄って来ていません、どうしたのでしょうか。
オオウバユリ
花期が短く、ピークはもう過ぎ、まだ少しだけ咲き残っています。
しかし、今年はオオウバユリの花をあまり見なかった。
近年ではもっとも不作だったように思います。
キンミズヒキ
花が多く見られるようになり、「ひっつき」も順調に作られています。
ハエドクソウ
旭山でいまいちばん多く見られる花はこれでしょう。
ただ、とても小さな花で、うっかりすると葉だけが目について、長い穂の先っぽについている花は見落とすかもしれません。
7月24日から今日までの3日間に観察された主な自生種の花(五十音順)
イワガラミ、ウツボグサ、ウマノミツバ、エゾアカバナ、エゾタチカタバミ、
オオウバユリ、オオバコ、オオバボダイジュ、カタバミ、キンミズヒキ、
コウゾリナ、シナノキ、ダイコンソウ、ツユクサ、ツルアジサイ、
ヌスビトハギ、ノリウツギ(植栽含む)、ハエドクソウ、ヤナギタンポポ、ヤブジラミ、
ヤマハギ、ヨツバヒヨドリ
外来種の花も写真1枚。
メマツヨイグサ
すっと立つ黄色い花、咲き始めました。
7月24日から今日までの3日間に観察された主な外来種の花(五十音順)
エゾノギシギシ、キクニガナ(チコリ)、コウリンタンポポ、シロツメクサ、ヒメジョオン、
ブタナ、フランスギク、ヘラオオバコ、メマツヨイグサ、ムラサキツメクサ、
ムラサキツユクサ
夏の散策は、水分補給など熱中症対策をした上でお歩きください。