今日は一日中、雨が降ったりやんだり。
あるていど気温もあり、日差しが出ると急に蒸し蒸ししてくる山の中。
園内では、小さな花たちが咲いています。
明るい黄色の花と細い雄しべが可愛い花ですが、オトギリソウを漢字で書くと
「弟切草」という少々物騒なものになります。
鷹匠の兄が、鷹のキズを治す秘薬の秘密を漏らした弟を切ったという平安時代の伝説が由来です。
葉に浮かぶ黒点は、兄が弟を切った際飛び散った血だと言われています。
そのすぐそばに咲いていた小さな花。

ハエドクソウ(蠅毒草)です。咲き終わった花は、萼部分からピッと下を向き、茎にそうようになっています。
この名前の由来も、根や葉を煎じたものでハエ取り紙を作っていたからだそうです。

アップだと、こんな感じ。小さな花です。
そのまた隣に咲いていたのはヤブハギ。

マメ科らしい形の花ですね。小さい花ですが、森の中ではピンク色が結構目立ちます。
雨上がりの後は空気が澄むようで、花色もきれいに見えます。
多分、曇天なのも写真を撮るのにはいいんでしょう。(その割にはピンぼけばかりですが)
さて、雨が続くと沢山のカタツムリが園路に出てきます。
旭山のカタツムリは大きめなものが多く、カラの色も暗褐色、赤、緑とバラエティに富んでいます。

カタツムリは日本に500種類ほどいるらしく、それも地域によって特徴のあるものが多いそうです。
この写真のものはなんという種類なのでしょう。
とにかく雨後はどこにでも出てくるカタツムリ。

階段のすみっこにいたりもしますので、歩かれるときは時々足下を見てくださいね!
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森の家は明日の火曜日・水・木曜日と休館日です。次の開館は金曜日です。
レストハウスは通常通り営業しておりますので
ご利用のほどよろしくお願い申し上げます。