旭山記念公園野鳥情報、2022(令和4)年11月25日金曜日
ここ1週間の旭山記念公園と札幌市旭山都市環境林の野鳥の動きをまとめました。
この野鳥情報は、旭山で野鳥観察をしておられる方からご提供を受けたものも含まれています。
◎12月の旭山野鳥観察会は、10日(土曜日)と25日(日曜日)に行います。
参加受付は11月26日(土曜日)午前10時から、電話及び森の家窓口にて先着順にお受けいたします。
◎今週のシマエナガ
エナガ(亜種シマエナガ)
今週もシマエナガは森の家の周りで観察されています。
森の家の周りでは1日に2、3回来ることもあれば来ない日もあり、11月19日土曜日には4回来ました。
木の高い位置を通ることがほとんどですが、今週は何度か低い位置にも来て撮ることができました(今日の写真2枚)。
まだ5羽前後の群れで見られることが多いですが、そろそろ大きな群れで見られるようになると思われます。
◎今週のトピックス
キレンジャク
今週も園内でキレンジャク50羽前後の群れが何度か観察され、最新の観察情報は現時点では11月24日のものです。
キレンジャク、旭山では50羽から100羽の群れが見られた場合、数日でいなくなる年と2月くらいまで見られる年がありますが、今年はどうなるか様子をみてゆきます。
ただ、上空を飛んだり高い木にとまることはあっても、観察しやすい場所にはなかなか来ません。
夏鳥旅鳥情報
ミヤマホオジロ
今週も確かな観察情報はありませんでしたが、1月初旬に見られた年もあるため、まだ少し様子をみてゆきます。
カシラダカ
今週も確かな観察情報はありませんでしたが、こちらももう少し様子をみます。
メジロ
今週は確かな観察情報はありませんでしたが、まだもう少し様子をみます。
ベニマシコ
11月15日火曜日が現時点で園内での最後の観察情報です。
この先1週間観察されなければ、来週からここでは取り上げません(また来年)。
モズ
今週も確かな観察情報はなく、これで2週間情報がありません。
ただ、モズはここ数年で1月中旬まで見られた年もあったため、まだ様子をみてゆきます。
キジバト
11月9日水曜日が現時点で園内での最後の観察情報です。
この先1週間観察されなければ、来週からここでは取り上げません(また来年)。
◎冬の鳥情報
カケス(亜種ミヤマカケス)
引き続き学びの森から巨木の谷にかけての双子沢川沿いで観察されていて、朝8時台までに見られることが多いです。
ミュンヘンの森から森の家の周りにも時々来ます。
イスカ
今週は確かな観察情報はありませんでした。
マヒワ
今日も園内で観察されましたが、やはり10羽前後の群れが上空を飛び回るだけで、今のところあまりじっくりとは観察できていません。
ベニヒワ
今週も確かな観察情報はありませんでしたが、まだ様子をみてゆきます。
シメ
園内で声を聞くことが多くなってきましたが、なかなか低い位置には来ないです(元々そういう鳥ではありますが)。
アトリ
今週は確かな観察情報はありませんでした。
ウソ
「フィッ」という柔らかい鳴き声がときどき園内で聞かれていますが、やはり今のところ近くでの観察機会はなかなかありません。
キクイタダキ
今週も観察情報はほぼ毎日あり、展望台の松や噴水広場近く、そしてミュンヘンの森でも見られています。
ツグミ
学びの森周辺で見られる機会が多くなってきています。
なお、ハチジョウツグミはこの秋以降今のところまだ観察されていません。
シロハラ
今週も確かな観察情報はありませんでした。
ヒレンジャク
数羽が何度か見られただけで、例年のように園内に居つくようなことにはなっていません。
ヒレンジャクは例年1月中旬にいなくなりますが、今年はこのままその時期が過ぎてしまうのか。
キレンジャク
(上述)
ミソサザイ
遊具広場やつり橋周辺など園内で時々見られていますが、木の高さ数mの枝に上がっていることもあります。
コガラ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでしたが、冬の間は見られる可能性があります。
◎留鳥その他情報
クマゲラ
今週は園内で近くで見られたという情報があり、旭山都市環境林からはほぼ毎日声が聞こえてきていて、時々姿も見られています。
オオアカゲラ
今週も園内で見られており、今日も雄の観察情報がありました。
アカゲラ
観察機会が多い状態が続いています。
コゲラ
今週もよく見られており、近くで見られることもよくあります。
ヤマゲラ
今週は園内での観察情報があり、今日は森の家の周りに「ピョッピョッピョッ」と大きな声で鳴きながら飛んで来て、近くで見ると雌の個体でした。
フクロウ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでした。
オオタカ
今週は確かな観察情報はありませんでした。
ハイタカ
今週も森の家周辺での観察情報がありました。
ノスリ
今週は確かな観察情報はありませんでした。
トビ
今週は園内での観察情報があり、今日は森の家上空から「ピーヒョロロー」という声が聞こえて来て、姿が見え、ハシブトガラスが追いかけていました。
ハヤブサ
今週も確かな観察情報はありませんでした。
ゴジュウカラ(亜種シロハラゴジュウカラ)
観察機会は多く、近くに寄れることもあります。
シジュウカラ
観察機会は多いですが、笹薮や地面に降りて餌を探していることがよくあります。
ハシブトガラ
観察機会は多いですが、なぜか理由は分からないですが以前より近くに寄れなくなっているように感じられます。
ヤマガラ
観察機会は多いです。
今日は学びの森付近のイチイに実を食べに来ていました。
ヒガラ
園内の針葉樹で観察機会が多いです
カワラヒワ
11月19日に10羽前後で群れ飛んでいたという情報があり、今日も学びの森で観察され、まだ見られています。
今年は越冬するのかどうか、注意深く見てゆきます。
ハクセキレイ
今週は噴水広場付近で何度か観察されました。
スズメ
遊具広場やちびっこ広場など道路沿いで見られています。
ヒヨドリ
観察機会は多く、3羽前後で見られることがよくあり、賑やかな声で鳴いているのは先週と同じです。
ハシボソガラス
くるみをくわえて飛び上がり、上空からそのくるみを落として割って食べるという行動が主に第1駐車場でときどき見られています。
写真はくわえて飛び上がる前のものです。
ハシブトガラス
園内でよく見られており、30羽以上集まっていることもあります。
次回は2022年12月2日金曜日に上げる予定です。
旭山でのバードウォッチング、皆様が多くの野鳥を見られることを願っております。