旭山記念公園森の家で、2月24日(日曜日)の16時から17時30分まで、「ネイチャーカフェ 科学で読み解くとなりのイノチ まちのイノチ、森のイノチ」を開催します。
人間の社会の身近で見られる野生生物は、
どのような理由でその環境を選択したのか、
講師の長谷川雅広さんにより、知られざるイノチの在り方を講演していただきます。
また、ご自身で撮影された野生生物の写真とともにご紹介しますので、
そちらもご期待ください。
皆様のご参加をお待ちしております♪
毎週お送りしている旭山記念公園野鳥情報です。
2019年2月16日土曜日、ここ1週間の旭山記念公園と札幌市旭山都市環境林の野鳥の動きをまとめました。
この野鳥情報は、旭山で野鳥観察をしておられる方からご提供を受けたものも含まれています。
■今週のシマエナガ
◎エナガ(亜種シマエナガ)
今週は、森の家裏手=西側にあるイタヤカエデの木に頻繁に樹液を飲みに来ています。
昨日は10時頃から12時頃の間15~20分置きくらいに数羽が来ていました。
今日はさらに現れる頻度が高くなっており、土曜ということもあって撮影する方も多く訪れています。
明日も天候はそれほど悪くならない予報となっており、同様にシマエナガが出る可能性があります。
森の家でもシマエナガ情報を発信しています、お気軽にお立ち寄りください。
■今週のトピックス
◎ヒレンジャク
昨日、2月15日金曜日9時前、20羽から30羽のヒレンジャクの群れが公園の西の山から飛んで来て住宅街の方に抜けていきました。
昨日は観察されたのはその一瞬だけで、街の方に餌をとりに出ていったものと思われます。
今日は観察情報はありませんでしたが、まだ滞在している可能性があります。
キレンジャクがその群れに混じっていたかどうかは確認できませんでした。
◎ベニマシコ
旭山を訪れた方に、数日前に園内で撮影したベニマシコの写真を見せていただきました。
ベニマシコは旭山では4月~5月と9月から10月にそれぞれ1~2週間観察されるだけで、冬の観察情報は今までなかったので、これが冬の初記録ということになります。
◎クマゲラ
今週も西側エリアで観察されましたが、ここ2日は近くで見られたという情報はありませんでした。
◎ハヤブサ
2月10日日曜日10時前頃、森の家付近の上空を東から西に飛ぶハヤブサが観察されました。
高度が高く、すぐに見えなくなりましたが、旭山での観察情報は少ないです。
■その他の野鳥情報
◎ツグミ
園内で声がよく聞かれ、木に止まったり飛んでいるところが目視観察できますが、先週より数は減って常に3、4羽がいるという感じになっています。
◎オオアカゲラ
今週も西側エリアから都市環境林にかけての辺りで観察されています。
◎アカゲラ
園内でよく見られています。
写真は本日、森の家の前で撮影した雄の個体です。
◎コゲラ
園内でよく見られています。
◎ヤマゲラ
今週は園内での観察情報があり、声も時々聞かれます。
◎キクイタダキ
今週も毎日観察情報がありました。
◎ウソ
今週は観察情報はありませんでした。
◎マヒワ
こちらも今週は観察情報がありませんでした。
◎カワラヒワ
今週は観察情報がありませんでした。
◎シメ
園内で数羽が時々観察されています。
噴水広場と駐車場周辺に多いですが、昨日は風の丘の近くにもいました。
◎キバシリ
今週も森の家から風の丘の間にあるカラマツと廃屋からつり橋付近で観察され、囀りも比較的よく聞かれます。
◎ミソサザイ
今週は観察情報がありませんでした。
◎ノスリ
今週も観察情報がありました。
◎オオタカ、ハイタカ
今週はどちらも観察情報はありませんでした。
◎ハクセキレイ
展望台周辺から隣地にかけての辺りで時々見られます。
◎シジュウカラ、ハシブトガラ、ヤマガラ、ヒガラ、ゴジュウカラ
囀りを聞くことができますが、今週はヒガラの囀りが多く、シジュウカラはほとんど聞かれませんでした。
◎コガラ?
カラ類混群の中に、時々、コガラっぽい個体を見ることがあります。
あくまでも「なんとなくハシブトガラと違う」という段階でまだ写真撮影も出来ておらず、確認はとれていないのですが、コガラも旭山では過去に秋から春の間に観察記録があり、コガラがいる可能性は低からずあります。
確認できるような写真が撮れましたらまた報告します。
◎ヒヨドリ、ハシブトガラス、ハシボソガラス
よく見られます。
◇野鳥写真撮影の方にお願い
旭山記念公園には野鳥撮影以外の、自然散策、犬の散歩などの方も多く訪れます。
冬の間、雪が踏み固められた道の幅が狭くなっているため、人が通る際には、道をお譲りください。
よろしくお願いします。
◆今週は野鳥の写真が1枚しかなかったので、おまけでエゾリスを1枚上げます。
イチイの木の中でクルミの実を食べていました。
◆そしておまけのおまけでもう1枚。
木の枝についた雪のかたまり、「雪地蔵」といいますが、これは猫のように見えませんか・・・!?
次回は2月23日土曜日に上げる予定です。
旭山でのバードウォッチング、皆様が多く見られるよう願っております。
先週はお休みしましたが、毎週お送りしている旭山記念公園野鳥情報です。
2019年2月9日、土曜日、ここ1週間の旭山記念公園と札幌市旭山都市環境林の野鳥の動きをまとめました。
この野鳥情報は、旭山で野鳥観察を続けておられる方からご提供を受けたものも含まれています。
■本日の野鳥観察会
本日8時より、7名の方にご参加いただきました、ありがとうございます。
観察会で確認できた野鳥は以下の12種です(順不同)
ハシブトガラス、ハシボソガラス、ゴジュウカラ、シジュウカラ、ハシブトガラ、
ヤマガラ、ヒガラ、ツグミ、キクイタダキ、クマゲラ、
アカゲラ、コゲラ
・クマゲラ、栗の木デッキ近くの木の低い位置に降りてきて目視でも十分観察できました。
今日見られたのは雄の個体でした。
クマゲラは観察会の後もしばらく園内から声が聞こえてきていました。
・キクイタダキ、つり橋左岸の大きなヨーロッパトウヒで観察されましたが上の方にいて遠く、橋を渡って右岸側に出たところで再び別のヨーロッパトウヒの中に姿を発見、5mくらいの低い位置まで降りてきてじっくりと観察することができました。
・アカゲラ、風の丘近くで木をつつく音が(クマゲラの他に)聞こえてきていて、飛んで移動する1羽を目視観察できました。
しかし他にもまだ木をつつく音が聞こえており、それはオオアカゲラだった可能性もありますが、目視確認できなかったのでアカゲラだけの記録としました。
・ツグミの声が時々聞こえてきていましたが、数は少なかったです。
・風の丘近くでハシブトガラとヒガラが近くで鳴き声を競うかのように囀りし合っていました。
・シマエナガは観察されませんでした。
・ヒレンジャクは観察会の間は観察されませんでした(後詳述)。
・キバシリは観察会の後でカラマツ林に現れ、囀りも聞くことができました。
■今週のトピックス
◎ヒレンジャク
ヒレンジャクがまだ滞在しています。
2月3日日曜日、ヒレンジャク10~15羽程度の群れが森の家周辺など園内で観察されました。
2月8日金曜日、昨日は森の家の近くで3羽の姿を目視しましたが、それ以外は確認できませんでした。
2月9日、本日も第2駐車場付近から声が聞こえてきましたが、目視できず、数は不明でした。
ヒレンジャクは例年であれば1月下旬には旭山では見られなくなりますが、今年は2月に入っても確認できました。
昨日が3羽しか確認できなかったのは、群れが分かれていて偶然か、いなかったものについてはもう渡ってしまったのかは分かりません。
◎クマゲラ
今週も西側エリアで毎日のように観察されました。
■今週のシマエナガ
◎エナガ(亜種シマエナガ)
昨日、最高気温がマイナス10度を下回る大寒波の日でしたが、13時半頃に風の丘の辺りに10羽以下の群れが現れました。
このところ見られる頻度も低くなっているとの情報もあり、一方つがいで見られることが多くなっていくことが予想されます。
写真は昨日2月8日の1枚です。
森の家でもシマエナガ情報を発信しています、お気軽にお立ち寄りください。
■その他の野鳥情報
◎オオアカゲラ
今週も西側エリアから都市環境林にかけての辺りで観察されています。
◎アカゲラ
園内でよく見られています。
◎コゲラ
園内でよく見られています。
◎ヤマゲラ
今週は藻岩山から「キョッキョッキョッキョッ」という大きな鳴き声が何度か聞こえてきたくらいで、情報は少なかったです。
◎キクイタダキ
今週も松の木を巡って歩くとほぼ必ず見られました。
◎ウソ
今週も藻岩山から声が聞かれた日がありましたが、近くでの観察情報はありませんでした。
◎マヒワ
今週は観察情報がありませんでしたが、いなくなったかどうかは不明です。
◎カワラヒワ
今週は観察情報がありませんでした。
◎キバシリ
今週も森の家から風の丘の間にあるカラマツと廃屋からつり橋付近で観察されていますが、散策路から少し離れた高い木にいることが多く、近くで観察できる機会がなかなかありません。
囀りも比較的よく聞かれます。
◎ミソサザイ
今週は観察情報がありませんでした。
◎ツグミ
今週も数羽が園内でよく見られましたが、先週よりは数が減った印象です。
亜種ハチジョウツグミは1月下旬以降情報がありません。
◎シメ
今週も旭山記念公園内では数羽が時々見られるだけですが、下の住宅街には10~15羽の群れがよくやって来ています。
◎ノスリ
毎日のように観察情報があります。
◎オオタカ、ハイタカ
今週はどちらも観察情報はありませんでした。
◎ハクセキレイ
展望台周辺から隣地にかけての辺りで時々見られます。
◎シジュウカラ
2月2日、今年初めて囀りを聞きました=「初鳴き」でした。
囀りは「ツーピーツーピー」と低い音と高い音を交互に繰り返します。
ハシブトガラ、ヤマガラ、ヒガラ、ゴジュウカラも囀りしており、他キバシリも時々聞かれ、野鳥の囀りを聞くことが多くなってきました。
◎ヒヨドリ、ハシブトガラス、ハシボソガラス
よく見られます。
◇野鳥写真撮影の方にお願い
旭山記念公園には野鳥撮影以外の、自然散策、犬の散歩などの方も多く訪れます。
冬の間、雪が踏み固められた道の幅が狭くなっているため、人が通る際には、道をお譲りください。
よろしくお願いします。
次回は2月16日土曜日に上げる予定です。
旭山でのバードウォッチング、皆様が多く見られるよう願っております。
旭山記念公園では、「森のたんけん隊 in 旭山」に参加する方を募集中です!冬の旭山記念公園で、野生動物の痕跡を探す冒険をしてみませんか?
「森のたんけん隊」は、旭山記念公園を舞台に生きもの同士のかかわりをして命をつないでいるのかを、
毎回様々なテーマで観察を行なって、子どもの好奇心や探求心を刺激する子供向けプログラムです。
ぜひご参加ください!
色々なすぐさのシマエナガがたくさん詰まった姿が可愛らしいパズルなど、正解がたくさんあるフレキシブルパズルを、森の家で販売開始しました。パズルで遊びながら、木に親しむことができますよ♪
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森や木を通して人づくり、社会づくりを目指して活動されております。
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ぜひ森の家に来て、お手に取ってみてください♪
※森の家は、金曜、土曜、日曜、祝日の10時から16時まで開館しています。
「旭山冬のフェスティバル2019」今年も開催します!
【プログラム】
・イグルーづくり(積雪量により変更になることがあります)
・スノーシューウォーク 10時15分スタート スノーシュー無料貸出
・自然素材を使ったクラフト
・クイズラリー 完走プレゼント付き
・雪遊び広場
・ツリーイング体験 小学3年生以上、大人可
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・
【旭山冬のフェスティバル2019】
2019(平成31)年2月11日(月曜・祝日)
9時半受付開始、10時スタート、15時頃まで
参加費:大人200円 高校生以下100円 未就学児無料
豚汁1杯100円 (ご希望の方は受付時に別途お申込みください)
※悪天候により中止となることもあります、予めご了承ください。
※当日は野外で活動しやすい服装と靴でお越しください。
※昼食は各自ご持参ください。
寒さに負けず、雪の森で遊びましょう!
毎週上げている「旭山記念公園野鳥情報」ですが、今週は担当者不在につきお休みとさせていただきます。
次回は2月9日(土曜日)、その日に行う野鳥観察会の様子とともに上げる予定です。
よろしくお願いします。
旭山記念公園森の家で、2月24日(日曜日)の16時から17時30分まで、「ネイチャーカフェ 科学で読み解くとなりのイノチ まちのイノチ、森のイノチ」を開催します。
人間の社会の身近で見られる野生生物は、
どのような理由でその環境を選択したのか、
講師の長谷川雅広さんによる知られざるイノチの在り方を、
ご自身で撮影されたイキイキとした写真の紹介とともに、
講演していただきます。
皆様のご参加をお待ちしております♪
毎週お送りしている旭山記念公園野鳥情報です。
2019年1月26日、土曜日、ここ1週間の旭山記念公園と札幌市旭山都市環境林の野鳥の動きをまとめました。
この野鳥情報は、旭山で野鳥観察を続けておられる方からご提供を受けたものも含まれています。
■今週のトピックス
◎ヒレンジャク、キレンジャク
1月26日土曜日、本日、ヒレンジャク10~15羽程度の群れが園内で観察されました。
ヒレンジャクはいたりいなかったり、情報があったりなかったりという状況が1月の間は続いていましたが、例年であれば1月下旬には旭山では見られなくなります。
しかし今年は下旬になってもまだ残っていました。
この先いつまで見られるかは分かりませんが、ヒレンジャクは旭山では越冬が観察されたことはないので、じきにいなくなると思われます。
また、今日のヒレンジャクの群れの中にキレンジャクもいたという情報もありました。
キレンジャクは旭山ではこのようにヒレンジャクの群れの中に1、2羽混ざっているという観察例が多いですが、何度かキレンジャクだけで越冬したこともあり、この先の動きは読めません。
ヒレンジャクはシラカンバやポプラの高い木の上の方にいることが多いので、「チリリー」「ヒーッ」とうか細い声が聞こえたら高い木を探すと見つかるかもしれません。
◎マヒワ
1月22日日曜日に7羽程度の群れが森の家付近で観察されました。
先週、マヒワが久し振りに観察されたがこの先は分からないと書きましたが、今日もやはり7羽程度の群れが園内で観察されており、ここにきて越冬のためにいついた可能性が出てきました。
マヒワはシラカンバとカラマツによく来ます。
鳴き声は「ギュイーッ」「ヒヒッ」といった感じです。
■今週のシマエナガ
◎エナガ(亜種シマエナガ)
今週もほぼ毎日、森の家から風の丘にかけての辺りで観察されましたが、10羽以上の群れで見られる時と、7羽程度の時と2羽の時がありました。
繁殖に向けて群れがばらばらになり始めた頃で、2羽でいるのはおそらくつがいでの行動と思われます。
まだひと月ほどは10羽以上の群れで見られることもありますが、頻度がだんだんと落ちてきます。
また、群れで行動する場合は声が少し離れたところでも聞こえて見つけやすいですが、2羽の場合は鳴く瞬間が少なくなり、気づきにくくなります。
しかし、鳥の鳴き声が聞こえていなかった中で突然、エナガの「ジュルッ」「ツーツーツー」「ヒリリッ」という声が聞こえてくることがあるので要注意です。;
今日午前10時頃も森の家西側で2羽と思われる声を聞きました。
・1月25日(金曜日)、7時頃から雪が時折強く降っていましたが、8時40分頃に雪がやんだところで、風の丘付近に7羽前後の群れが現れました。
カラマツ林にいる間はゆっくりと採餌していましたが、デッキから巨木の谷の開けた辺りは一気に飛び抜け、双子沢川に入ったところで観察できなくなりました。
写真は1月25日の1枚です。
森の家でもシマエナガ情報を発信しています、お気軽にお立ち寄りください。
■その他の野鳥情報
◎クマゲラ
この1週間もほぼ毎日園内西側エリアにクマゲラが来ていましたが、風の丘付近に観察情報が集中しています。
観察情報は雌の個体がほとんどですが、雄の個体も時折見られます。
観察時間も朝から午後3時頃までの情報がありますが、傾向としては朝9時前くらいまでの情報が多いです。
◎オオアカゲラ
今週も毎日のように観察されています。
雌の情報が多いですが、今週は雄も森の家の裏で観察されました。
◎アカゲラ
園内でよく見られています。
◎コゲラ
園内でよく見られています。
◎ヤマゲラ
本日、藻岩山から久し振りに「キョッキョッキョッキョッ」という大きな鳴き声が聞こえてきました。
また1月23日(水曜日)には、巨木の谷の上空を西から東=展望台方向に飛んで行く個体が観察されました。
ヤマゲラはこの先観察情報が増えていくものと思われます。
◎キクイタダキ
今週も松の木を巡って歩くとほぼ必ず見られました。
都市環境林のお寺跡地の広場にある松にも来ていましたが。
◎ウソ
今週も何度か声が聞かれましたが、やや遠くから聞こえることが多く、近くでの観察情報はありませんでした。
◎キバシリ
今週も森の家から風の丘の間にあるカラマツと廃屋からつり橋付近で観察されています。
囀りも比較的よく聞かれます。
◎ミソサザイ
今週は観察情報がありませんでした。
◎ツグミ
今週も数羽が園内でよく見られますが、つり橋周辺で見る機会が多いです。
また、亜種ハチジョウツグミを撮影された方もおられましたが、まだ滞在しているようです。
亜種ハチジョウツグミも例年2月上旬頃まで見られることがあります。
◎シメ
旭山記念公園内では数羽が時々見られるだけですが、下の住宅街には10~15羽の群れがよくやって来ており、旭山でも10羽以上で見られる可能性はあります。
◎ノスリ
本日9時過ぎ、園内で観察されました。
近くにヒレンジャクの群れがいましたが、ノスリが近づくとヒレンジャクは一斉に逃げました。
写真はその時のノスリですが、この前3分ほどこのカラマツのてっぺんにとまっていました。
一昨日1月24日(木曜日)も朝10時頃、東の街の方に飛んで行くノスリが観察されました。
ノスリもこのまま越冬する可能性があります。
◎オオタカ、ハイタカ
今週もどちらも観察情報がありました。
◎ハクセキレイ
展望台周辺から隣地にかけての辺りで時々見られます。
【2019年1月27日 追加情報】
◎カワラヒワ
1月27日朝10時前頃、森の家上空を飛ぶカワラヒワ1羽が観察されました。
「キリコロキリ」と鳴きながら北から飛んで来て藻岩山方向に行きましたが、旭山でカワラヒワが観察されたのは12月以来のことでした。
◎ゴジュウカラ
「フィッフィッフィッフィッ」「フィーッ」という囀りがよく聞かれます。
(下の写真は囀りしている時のものではありません)。
◎ハシブトガラ、ヤマガラ、ヒガラ
囀りを聞くことが多くなってきました。
◎シジュウカラ
こちらは囀りはまだです。
◎ヒヨドリ、ハシブトガラス、ハシボソガラス
よく見られます。
◇野鳥写真撮影の方にお願い
旭山記念公園には野鳥撮影以外の、自然散策、犬の散歩などの方も多く訪れます。
冬の間、雪が踏み固められた道の幅が狭くなっているため、人が通る際には、道をお譲りください。
よろしくお願いします。
◎旭山野鳥観察会2019年2月9日・土曜日・8時開始
毎月第2土曜日8時開始の「旭山野鳥観察会」、参加ご希望の方は森の家までご連絡ください。
次回は2月2日土曜日に上げる予定です。
旭山でのバードウォッチング、皆様が多く見られるよう願っております。
毎週お送りしている旭山記念公園野鳥情報です。
2019年1月19日、土曜日、ここ1週間の旭山記念公園と札幌市旭山都市環境林の野鳥の動きをまとめました。
この野鳥情報は、旭山で野鳥観察を続けておられる方からご提供を受けたものも含まれています。
■今週のトピックス
◎クマゲラ
この1週間はほぼ毎日園内にクマゲラが来ていました。
1月17日(木曜日)は、風の丘下の道のすぐ脇に立つカラマツの大木に雄の個体が来て、人の目線の高さで1時間以上餌を採っていました。
その間人が何人か通りましたが、逃げることなく餌を食べ続け、最初に確認してから1時間以上が過ぎたところで西側に飛んで逃げました。
写真はその時のものです。
今日も森の家近くのカラマツに雄の個体が来ていましたが、この1週間に園内では雌の個体も観察されており、動きが活発になってきた模様です。
◎ツグミ、シメ
1月16日水曜日、ツグミがつり橋下の双子沢川に降りて水を飲む様子が観察されました。
橋を見下ろすと次々と飛び立ち、10羽以上、20羽までいっていたかもしれないくらいの数がいましたが、先週より数が増えたと感じられます。
飛び上がった一部は近くにあるアズキナシの実を食べていました。
なお、ハチジョウツグミがいるかどうかは確認できませんでした。
同じ時にシメも数羽、川の水を飲んでいました。
シメもこの1週間で数が増えたように思われますが、最大で10羽ほどです。
■今週のシマエナガ
◎エナガ(亜種シマエナガ)
今週はほぼ毎日、森の家から風の丘にかけての辺りで見られました。
●1月13日は9時半頃にカラマツ林を北から南=風の丘方面から森の家方面へ20分以上かけてゆっくりと移動し、撮影時間も多くとれました。
この日はまた昼頃には学びの森でも観察されています。
●1月14日は8時半過ぎと11時過ぎに森の家からミュンヘンの森にかけての辺りに現れ、低い木にもとまって撮影にはいい条件で観察できました。
●1月15日は14時半頃、森の家北側(裏側)のイタヤカエデの木に樹液を飲みに来ていました。
下の写真はその時のものです。
●今日も森の家の周りで何度か観察されていますが、明日も天気が悪くない予報で、見られる可能性は高そうです。
森の家でもシマエナガ情報を発信しています、お気軽にお立ち寄りください。
■冬の鳥情報
◎キクイタダキ
今週も松の木を巡って歩くとほぼ必ず見られました。
展望台の松にも来ることがあるので、お車でお越しの際には、行き帰りにそこもチェックしてみるといいかと思います。
◎ウソ
本日9時頃、風の丘西側の尾根辺りから複数のウソの声が聞こえてきましたが、姿が見えるほど近くには来ませんでした。
また、森の家の横にある桜の木の下に冬芽を食べた跡の皮が落ちていたので、今朝のうちにそこに来ていた可能性があります。
◎マヒワ
1月14日に一度だけ第2駐車場付近でマヒワの声を聞きました。
数は少なくせいぜい3羽程度と感じられましたが、それまでひと月以上とその後は観察情報がなく、どのような経緯で飛んで来たのかはまったく分かりません。
◎キバシリ
今週も森の家から風の丘の間にあるカラマツと廃屋からつり橋付近で観察されていますが、2羽同時に観察されることもあります。
囀りも聞かれるゆになりましたが、ミソサザイに似たきれいで賑やかな声です。
◎ミソサザイ
今週は観察情報がありませんでした。
◎ヒレンジャク
今週は観察がありませんでした。
◎ノスリ
今週も観察情報がありました。
■留鳥情報
◎オオアカゲラ
雌の個体が引き続き時々観察されています。
◎アカゲラ
園内でよく見られていますが、雄と雌どちらもよく見られます。
◎コゲラ
園内でよく見られています。
写真は1月18日に撮影したものです。
この大きさでは分かりにくいですが、これは雄の個体でした。
でした、というのは、撮影時には気づかず、PCで拡大して見たところ、頭部に赤い羽があるのが確認できた、ということです。
頭部だけをトリミングし拡大した写真です。
このように赤い羽がはっきりと見えます。
しかし、同じ個体を連続的に撮影した中には、赤い羽が見えないものもありました、というより、赤い羽がはっきりと見えたのはこの写真だけでした。
この写真は赤い羽がよく見える方です。
次が同一個体の別の写真、やはり頭部を拡大しています。
よぉ~く見ると、茶色い羽の下がうっすらと赤くなっているように見えなくもないですが、しかし前の写真ほどはっきりと赤い羽が見えるわけではありません(目の錯覚かと疑うくらいのレベルでしょうか)。
このようにコゲラは、雄の赤い羽がよく見えません。
頭をよく動かす鳥なので、現場での肉眼での観察では見えないことがほとんどで、写真に撮って拡大してみて分かることがあります。
しかし、拡大してもはっきりと見えないことがあるため、赤い羽が見えないからといって雌とは言い切れないのが難しいところです。
皆様も、コゲラを撮影した際には、拡大して頭部を見てください。
◎ヤマゲラ
今週は園内近いところでの観察情報はありませんでした。
◎オオタカ、ハイタカ
今週もオオタカ、ハイタカともに観察情報がありました。
◎ハクセキレイ
展望台周辺から隣地にかけての辺りで時々見られます。
◎シジュウカラ、ハシブトガラ、ヤマガラ、ヒガラ、ゴジュウカラ、ヒヨドリ、ハシブトガラス、ハシボソガラス
よく見られます。
ハシブトガラ、ヤマガラ、ヒガラ、ゴジュウカラは囀りを聞くことがあります。
次回は1月26日土曜日に上げる予定です。
旭山でのバードウォッチング、皆様が多く見られるよう願っております。