「西岡ヤンマ団」の活動がありました

2025年8月3日「西岡ヤンマ団」の活動がありました

西岡ヤンマ団の8月の活動日はコシボソヤンマ観察会でした。

名前の通り、腹部がはっきりとくびれているヤンマです。

コシボソヤンマは、黄昏飛翔性のあるトンボで夕方から暗くなる時間帯や早朝に飛ぶトンボです。

そのため人目に付きにくいトンボですよ。

北海道に生息していることは長い間、研究者の間でも知られていませんでした。

コシボソヤンマが北海道で発見されたのは1985年です。

西岡公園のこの川は1985年に北海道で一番最初にコシボソヤンマが見つかった場所ですよ。

駐車場わきの小さな川は、周りを樹木に囲まれていて、むき出しの土や、朽木があったりと、コシボソヤンマの産卵できる条件が整った豊かな環境です。

西岡公園は大都市でコシボソヤンマが観察できる貴重な場所なんですよ。

この日はそんな、黄昏飛翔性のコシボソヤンマの活動時間に合わせて「西岡ヤンマ団」は夕方からの活動になりました。

青みがかった複眼のコシボソヤンマのオス

北海道産のコシボソヤンマのオスは青みがかった美しい複眼をしている個体が多いです。

本州産のコシボソヤンマのオスの複眼の色は緑色ですよ。

スタッフから説明を受ける団員達

団員たちは、いつもと違って暗くなる時間帯に水辺で活動するので、事故が起こらないように注意が必要です。

安全な活動にするためのルールをみんなで約束します。

川を見て歩く団員たち

川が急に深くなるところや、ツタウルシが肌にぶつかりそうなところや、活動が活発になってきたスズメバチに注意することなど、みんなで確認したら調査活動開始ですよ。

広場でトンボを探す団員

この日はコシボソヤンマのほかにもマユタテアカネ、ミヤマアカネ、ナツアカネ、コオニヤンマ、モノサシトンボ、ノシメトンボ、オオヤマトンボ、コシアキトンボ、オニヤンマにも出会えましたよ。

広場でトンボを探す団員

通称トンボ広場の上空を飛んでいるトンボも気になります。

川に入ってトンボとりする団員

川沿いにコオニヤンマや、コシボソヤンマが行ったり来たりしています。

川に入ってトンボとりする団員

水面すれすれをスイーっと飛んでいきます。

川に入ってトンボとりする団員

川の中をコシボソヤンマ採集のために歩いていくうちに...だんだんと長靴に水が入ってもへっちゃら、スニーカーのまま水の中を歩くのもへっちゃら...。

そういうのもふくめて全部楽しそう。わんぱくな素顔を見せ始める団員達。

これもヤンマ団では毎年のことです。

川の中でヤゴを発見する団員

薄暗い時間帯で見えにくくなってきます。

なかなかコシボソヤンマは、捕まえることができません。

気晴らしに水の中を探すとヤゴを発見!

コヤマトンボのヤゴ

コヤマトンボのヤゴを見つけましたよ。

来年トンボになるヤゴです。

コシボソヤンマもそうですがヤゴの状態で何年も水の中で過ごすトンボはけっこういますよ。

同じ場所にリリースしましたよ。

元気でね!来年会えるかな?

あちこちで採集できた喜びの声が聞こえてきました。

大事に三角紙に収める姿がありましたよ。

例年採集されるのはオスがほとんどです。

今年の観察会でもメスは2頭しか記録が出ませんでした。

採集したトンボを持つ団員

そんなメスを採集できた団員はとっても嬉しそう!

やったね!

記録だけを見るとメスの数が少なく感じるのですが、本当はオスと比べてそんなに数は違いません。

行動の仕方がオスより人目につきにくいようです。

トンボの行動はまだまだふしぎがいっぱいですね!!

団員たちは調査活動を通じて、トンボを見たり、触ったり、行動を観察したり、どんな状況で、どんなところにいたのか...など体験しながら生き物や自然のことを知っていきますよ。

 

「西岡ヤンマ団」は活動を見守って下さる講師陣、ボランティア、保護者のみなさんのおかげで成り立っている活動です。

長時間に及ぶ自然の中での活動や活動報告や研究成果を発表するために作られるポスターつくりも温かく見守り、励ましてくれています。

いつもありがとうございます。

みんなもよく頑張ったね!

お疲れさまでした。