8月3日土曜日、「西岡ヤンマ団」の活動は毎年恒例のコシボソヤンマの観察会でしたよ。
いつもは午前中にフィールドで調査する「ヤンマ団」のメンバーはコシボソヤンマの観察会の日には午後からの活動になります。
コシボソヤンマは黄昏飛翔性といって夕方から活動することが多いので、ヤンマ団の活動時間もコシボソヤンマに合わせましたよ。
川に入って待っていると、川に沿ってコシボソヤンマがスーッと飛んできます。
オスは黄昏時から水面を低く飛びながらメスを探しますよ。
メスは流れの岸辺の朽木などに産卵します。
今年もコシボソヤンマが産卵する季節になりました。
今年産卵された卵は、卵で越冬したのち、2年間ヤゴの状態で川で暮らした後に羽化してトンボになりますよ。
西岡公園を流れる月寒川は樹に囲まれていて、コシボソヤンマの良い生息地になっています。
西岡公園のこの川は1985年に北海道で一番最初にコシボソヤンマが見つかった場所ですよ。
同じフィールドで調査活動をしている「さかな組」の調査ではこの場所からたくさんのヤゴが記録されていますが、もちろんコシボソヤンマの幼虫(ヤゴ)も観察されていましたよ。(観察したら川に戻しますよ。)
今年からはヤンマ団とさかな組の合同調査もありますよ。
友達も増えるし、情報共有も出来て、知見が拡がりますね。
だんだん暗くなってきて飛んでいるトンボも見えにくくなってきます。
みんなのテンションも上がってきます。
北海道のコシボソヤンマのオスの複眼は青みの強い美しい色をしていますよ。
大きな複眼は暗い所でもよく見えているんでしょうね。
網を構えて川に立ちますが、気が付いた時にはあっという間にコシボソヤンマは目の前を通り過ぎていきます。
この日はオス7頭が採集されましたよ。
まだ明るい時間には、通常のフィールドでの活動もありましたよ。
出発はいつもワクワク
森の中や
湿地や
池でトンボを探します
おおきなオオルリボシヤンマがうれしいね!
親子で網を振る素敵な時間
自然の中で、心が解き放たれますね。
トンボの先生に道内のトンボの新情報を聞いたり
捕まえたトンボの種類を図鑑で調べたり
トンボの標本も丁寧に作りますよ
トンボの先生が標本作りのお手本を見せてくれますよ。
いつもながらの神業で綺麗に整います。
こんなふうに作れるようになりたいね。
この日も、充実した時間を過ごせましたよ。
保護者の皆さま、北海道トンボ研究会の皆さま、卒業生スタッフの皆さま、ありがとうございました。
ヤンマ団のみんなも楽しかったね!!
お疲れ様でした。