陽が射したり、お昼頃にはどしゃ降りになったり、不安定な空模様の西岡公園ですが、雨が止むとセミの声が聞こえています。
コエゾゼミの声に交じって今年はツクツクボウシがたくさん鳴いています。
先週からカリガネソウの花が咲き始めています。
キンミズヒキもあちこちで見られます。
背の高いダイナミックなハンゴンソウの黄色い花も咲き始めましたよ。
オオアワダチソウの花も咲き始めて湿原で風に揺れています。
複眼がきれいなオオルリボシヤンマです。
オスがメスを探したり、餌を採ったりしていましたよ。
湿原のアシの上をオオルリボシヤンマがゆうゆうと飛びます。
木道の手すりの上をゴミが動いている!!
横から見ると脚や、牙が見えました。
クサカゲロウの幼虫ですね。
背中に色々なものをのせて、ゴミに擬態していますよ。
この牙で他の虫におそいかかります。
でも大きさは7ミリくらいでした。
木道は虫たちのハンティングの場です。
トンボやクモ、肉食のアブなどに遭遇しますよ。
虫網だけでなく、ルーペをもって木道も虫たちの観察を楽しめますよ。
桃色の可愛らしいこのキノコは、ニオイコベニタケです。
カブトムシのようなにおいがしますよ。
森の中ではモノサシトンボを見かけます。
チシマアザミがフワフワの種を付けています。
湿原ではミズバショウの倒れた大きな葉がみえます。
果実はもう見当たりません。
7月中旬には大きな果穂(カスイと読みます。青いトウモロコシのような部分)が付いていました。
熟した果穂は水につかるとバラバラにほどけて、水に浮かんで流されていきますよ。
湿原や川は、雨などで増水すると水位が変わります。
そんな、ミズバショウが水没したタイミングで流されていくのでしょうか。
7月19日のイベントで果穂を水につけてバラバラにする実験をしてみました。
果穂を水につけると数分でドロドロにほどけていきましたよ。
これは、その時のミズバショウの種です。
水に浮かべておいて観察していました。
本日、8月8日にはこのくらい、葉と根が出てきていますよ。
管理事務所に展示しているので興味のある方はご覧ください。
自然界では土に根を下ろしている所でしょうか。
土からもこもこ出ているのは、アキノギンリョウソウでしょうか?ギンリョウソウでしょうか?
この季節はどちらも現れるので咲くまで見わけが付きません。
花を咲かせたタイミングで中をのぞくと柱頭の色が違います。
アキノギンリョウソウは淡い黄いろ、ギンリョウソウはブルーなのでわかりますよ。
カノツメソウ
オトギリソウ
アオダモの果実
コイチヤクソウの果実
ヨツバヒヨドリ
上を向いて並んでいるのはシャクジョウソウの果実です。
いきものや、植物たちが晩夏の気配を感じさせてくれていますね。
ガイドボランティアの方々とおしゃべりしながら園内を散策しませんか。
7月から10月は、隔週金曜日の開催です。
開催時間は各回とも、13時から15時です。
小雨決行です。
荒天などで中止の場合は当日11時までにホームページや園内の掲示板でお知らせいたします。
おさんぽガイドの日程についてはこちらからもどうぞ↓↓↓
「おさんぽガイド」はじまります。 – 西岡公園 (sapporo-park.or.jp)
ツタウルシ、ダニ、ハチなどに注意が必要な季節になりました。
歩きやすい足元と、肌を出さない服装で散策をお楽しみください。
園内の花や山菜、動植物の採集と傷つける行為は禁止されております。
皆さまのお越しをお待ちしております。