8月8日の園内

自然情報

陽が射したり、お昼頃にはどしゃ降りになったり、不安定な空模様の西岡公園ですが、雨が止むとセミの声が聞こえています。

コエゾゼミの声に交じって今年はツクツクボウシがたくさん鳴いています。

カリガネソウの紫色の花

先週からカリガネソウの花が咲き始めています。

キンミズヒキの黄色い花

キンミズヒキもあちこちで見られます。

ハンゴンソウの黄色い花

背の高いダイナミックなハンゴンソウの黄色い花も咲き始めましたよ。

オオアワダチソウの穂のような花

オオアワダチソウの花も咲き始めて湿原で風に揺れています。

オオルリボシヤンマの青い複眼

複眼がきれいなオオルリボシヤンマです。

オスがメスを探したり、餌を採ったりしていましたよ。

オオルリボシヤンマの青い複眼

湿原のアシの上をオオルリボシヤンマがゆうゆうと飛びます。

クサカゲロウの幼虫

木道の手すりの上をゴミが動いている!!

クサカゲロウの幼虫

横から見ると脚や、牙が見えました。

クサカゲロウの幼虫ですね。

背中に色々なものをのせて、ゴミに擬態していますよ。

この牙で他の虫におそいかかります。

でも大きさは7ミリくらいでした。

木道は虫たちのハンティングの場です。

トンボやクモ、肉食のアブなどに遭遇しますよ。

虫網だけでなく、ルーペをもって木道も虫たちの観察を楽しめますよ。

ピンクのキノコ

桃色の可愛らしいこのキノコは、ニオイコベニタケです。

カブトムシのようなにおいがしますよ。

水色のトンボ

森の中ではモノサシトンボを見かけます。

チシマアザミのフワフワの種

チシマアザミがフワフワの種を付けています。

ミズバショウの倒れた葉

湿原ではミズバショウの倒れた大きな葉がみえます。

果実はもう見当たりません。

7月中旬には大きな果穂(カスイと読みます。青いトウモロコシのような部分)が付いていました。

熟した果穂は水につかるとバラバラにほどけて、水に浮かんで流されていきますよ。

湿原や川は、雨などで増水すると水位が変わります。

そんな、ミズバショウが水没したタイミングで流されていくのでしょうか。

発芽したミズバショウの種

7月19日のイベントで果穂を水につけてバラバラにする実験をしてみました。

果穂を水につけると数分でドロドロにほどけていきましたよ。

これは、その時のミズバショウの種です。

水に浮かべておいて観察していました。

本日、8月8日にはこのくらい、葉と根が出てきていますよ。

管理事務所に展示しているので興味のある方はご覧ください。

自然界では土に根を下ろしている所でしょうか。

白い植物

土からもこもこ出ているのは、アキノギンリョウソウでしょうか?ギンリョウソウでしょうか?

この季節はどちらも現れるので咲くまで見わけが付きません。

花を咲かせたタイミングで中をのぞくと柱頭の色が違います。

アキノギンリョウソウは淡い黄いろ、ギンリョウソウはブルーなのでわかりますよ。

カノツメソウの白い花

カノツメソウ

弟切草

オトギリソウ

ぶら下がったヘラのような形の緑色の種

アオダモの果実

連なった緑色の果実

コイチヤクソウの果実

白い花の塊

ヨツバヒヨドリ

上を向いたシャクジョウソウの果実

上を向いて並んでいるのはシャクジョウソウの果実です。

いきものや、植物たちが晩夏の気配を感じさせてくれていますね。

 

8月9日「おさんぽガイド」開催します

ガイドボランティアの方々とおしゃべりしながら園内を散策しませんか。

  • 8月9日(金曜日)
  • 参加費 100円
  • 当日5分前までに管理事務所で受付をお済ませください。
  • 歩きやすい靴と羽織もの、飲み物、双眼鏡(なければレンタルもあります)

7月から10月は、隔週金曜日の開催です。

開催時間は各回とも、13時から15時です。

小雨決行です。

荒天などで中止の場合は当日11時までにホームページや園内の掲示板でお知らせいたします。

おさんぽガイドの日程についてはこちらからもどうぞ↓↓↓

「おさんぽガイド」はじまります。 – 西岡公園 (sapporo-park.or.jp)

 

ツタウルシ、ダニ、ハチなどに注意が必要な季節になりました。

歩きやすい足元と、肌を出さない服装で散策をお楽しみください。

園内の花や山菜、動植物の採集と傷つける行為は禁止されております。

皆さまのお越しをお待ちしております。