今朝は一面雪が積もっていた西岡公園です。
一日中寒く感じましたが、午後には雪が融けていましたよ。
池が水鏡になる瞬間もありました。
風が止むと池のさざ波が消えて、周りの景色が映り込みます。
池にはマガモたちの姿がありました。
夏の間、オスのマガモは、メスのように褐色がかった地味な羽根の色をしていましたが、最近はすっかり美しい生殖羽に生え変わりましたよ。
オスの首から上は、光の加減で黒みがかったメタリックブルーにも、ピーコックグリーンにも見える美しい色に変わりました。
陽が差した時にはピカピカに輝いていましたよ。
もう1つのチャームポイントは、尾羽の一部がくるんと、上向きにカールしているところですよ。
他にも池には、カイツブリ、カワアイサ、がいましたよ。
ヤマセミも目撃情報もありました。
園内にはいたるところに、ヤドリギ(樹木の枝に寄生する植物)があります。
西岡公園にあるのは、赤い果実の「アカミノヤドリギ」です。
キレンジャク、ヒレンジャクが30羽以上いましたよ。
ヤドリギの果実をついばんだレンジャクたちは、果実の中の種子を運ぶ手伝いをします。
ヤドリギは種子散布の手伝いをしてもらえて、レンジャクはごちそうにありつける、お互いにとって良い話ですね。
レンジャクは、時おり小川の流れる湿原の方に降りて行っては、ずぶ濡れになって木の梢に戻って、羽繕いしていました。
寒くても水浴びをしていたようです。
他にもクマゲラが飛んでいる姿や、キバシリ、アカゲラ、ハシブトガラなどを見かけましたよ。
草地には、メタリックブルーの昆虫、メノコツチハンミョウの姿がありました。
草を食べていましたよ。
他にもシャクガの仲間が飛んでいました。
寒くても平気な昆虫がいるようですね。
寒い季節に活動するのには、彼らなりの理由がありそうですね。
他の樹木が落葉したので、最後には、黄色く紅葉したカラマツが目立ちます。
カラマツの葉の間から、小さな鳥の姿がありました。
キクイタダキが数羽、餌を採っていましたよ。
寒くなってきています。
暖かい服装で散策をお楽しみください。
園内の花や山菜、動植物の採集と傷つける行為は禁止されております。
皆さまのお越しをお待ちしております。