旭山記念公園野鳥情報、2026(令和8)年9月14日月曜日。
ここ1週間の旭山記念公園と札幌市旭山都市環境林の野鳥の動きをまとめました。
この野鳥情報は、旭山で野鳥観察をしておられる方から直接ご提供を受けたものも含まれています。
また、後半では、野鳥以外の自然の情報も上げています。
●旭山記念公園および旭山都市環境林で野鳥などの観察や撮影をされるみなさまへお願い。
観察や撮影の際には、道を塞ぐなどにより、野鳥撮影をしない人の通行の妨げにならないようご留意ください。
また、人が通ることにより野鳥が逃げてしまった場合は、仕方ないものと受け止めてください。
9月の野鳥観察会・自然観察会・樹木観察会のご案内
定例 野鳥観察会
②9月27日(日曜日) ※募集定員に達したため受付終了となりました。
※10月の開催分については、9月26日土曜日10時から受付開始となります。
B.自然観察会
9月20日(日曜日)
9時から11時頃まで
参加費:200円
集合:旭山記念公園森の家
定員:15名程度 先着順
C.バードウォッチャーのための樹木観察会
②9月22日(火曜祝日)
9時から11時頃まで
参加費:300円(資料代含む)
集合:旭山記念公園森の家
定員:15名程度 先着順
いずれも定員になり次第受付を終了いたします。
定員になりましたら前日までにホームページでお知らせいたします。
なお、前日までに定員のお知らせが上がらなかった会については、事前お申込みなしでの当日のご参加も受け付けております。
その場合、ご希望の日の開始時間前までに「森の家」に直接お越しください。
よろしくお願いします。
◎亜種表記について
当方ではこれまで、外見で容易に識別できるエナガ、カケス、ゴジュウカラの3種についてのみ、
エナガ(亜種シマエナガ)
カケス(亜種ミヤマカケス)
ゴジュウカラ(亜種シロハラゴジュウカラ)
と記してきましたが、基亜種とは別の亜種名がついている種については、外見での識別が困難なものでも同様に表記してゆきます。
なお、ウソとカワラヒワについては、別亜種が出現した際には本文中に明記します。
今週のトピックス
キビタキ
前回、観察情報は少ないと書きましたが、9月12日土曜日、9月13日日曜日、14日月曜日も園内で観察されており、観察機会がまた増えてきました。
南に渡っていなくなるにはやはりまだ早かったようです。
9月12日の野鳥観察会の際に「遊具広場の森」で雄が比較的近くで見られ、その後「巨木の谷」でも比較的近くて低い位置で雄が見られ、「双子沢川」沿いでは雌も見られました。
9月13日も時間は違いますが、同じ「遊具広場の森」と「巨木の谷」で見られました。
9月14日は「学びの森」で「ヒッヒッヒッ キュピキュピ」という鳴き声が聞こえました。
キビタキは通常9月いっぱいまで旭山記念公園で見られますが、今年はいつまで見られるか要注目です。
今週のシマエナガ
エナガ(亜種シマエナガ)
今週は園内での観察情報は少なく、この状態が4週続いています。
この先は観察機会が多くなってゆくのか、そうであればいつ頃からかなど、シマエナガの動きには注目しています。
夏鳥情報
オオルリ
今週は確かな観察情報はなかったです。
オオルリは通常9月中旬頃に南に渡っていなくなりますが、その時期になってきており、注視してゆきます。
キビタキ
(前述)
コサメビタキ
コサメビタキは引き続きほぼ毎日観察情報があり、「森の家坂」から「栗の木坂」の周辺、「巨木の谷」そして森の家の周りなどで観察情報があります。
カラ類混群に入っていることもありますが、木々の葉で姿を探しにくい状況は変わっていません。
コサメビタキは例年10月上旬まで見られますが、今年はどうでしょうか。
クロツグミ
9月13日9時頃「巨木の谷」で「キュロキュロ」という鳴き声が聞こえましたが姿は確認できませんでした。
この先まだ見られる可能性があります。
アカハラ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでしたが、秋にときどき見られることがあります。
トラツグミ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでしたが、10月まではときどき姿が見られることがあります。
ウグイス
「巨木の谷」周辺でほぼ毎日「ヂッ ヂッ」という地鳴きが聞かれていますが、笹薮である上に沢の中で鳴いており、姿はなかなか見つけられません。
先週のように「山紅葉坂」や「記念樹の森」のように近くで見られる場所に来れば、鳴き声を頼りに姿を探すこともできます。
ヤブサメ
9月11日金曜日に「ポートランドの森」で「チュッ」という地鳴きが聞かれましたが、12日以降の確かな観察情報はありません。
ヤブサメは通常9月中旬から下旬に南に渡っていなくなりますが、もう少し様子をみます。
センダイムシクイ
今週も確かな観察情報はなく、この先確かな観察情報がなければ、来週からここでは取り上げません(また来年の春に)。
ホオジロ
今週も園内での確かな観察情報はなかったです。
ホオジロは9月下旬から10月中旬に南に渡っていなくなり、その時期が近づいてきましたが、まだ様子をみてゆきます。
アオジ
9月12日の野鳥観察会の際に「展望台北西斜面」の藪から「チッ」という地鳴きが聞かれ、13日には森の家の周りと「巨木の谷」、14日は「遊具広場の森」「巨木の谷」で地鳴きが聞かれており、やはり夏に戻って来て秋まで過ごすという動きがあるようです。
姿は見られても一瞬ですが、アオジは10月下旬に南に渡っていなくなり、この先まだ見られる機会はありそうです。
イカル
園内のヌルデに来ているところは観察されておらず、今年は来ないかもしれません。
ただ、9月14日にも上空を「キョキョッ」と鳴きながら飛んでおり、近くにいることはいるので、引き続き注視してゆきます。
キセキレイ
今週もほぼ毎日園内で観察されており、9月13日には「学びの森」付近、9月14日も「第2駐車場」方面から鳴き声が聞こえてきました。
ただ、近くで見られたとの情報はなかったです。
キセキレイは通常10月中旬から下旬に南に渡っていなくなりますが、今年はどうでしょうか。
メジロ
囀りは聞かれていませんが、「チュイー」という地鳴きは聞かれており、観察機会は多いです。
「チュイー」という声は100mくらい離れていても聞こえることがあります。
モズ
今週も園内での確かな観察情報はなかったですが、まだ様子をみてゆきます。
チゴハヤブサ
9月10日木曜日、園内上空から「ケーケケッ」という鳴き声が聞こえてきました。
チゴハヤブサは通常9月下旬まで見られることがあり、もう少し様子をみます。
ツツドリ
今週は園内での確かな観察情報はなかったですが、この先確かな観察情報がなければ、来週からここでは取り上げません(また来年の春に)。
キジバト
飛んでいる姿はほぼ毎日見られ、園内に来ていることもあります。
写真は4年前の2022年9月5日に「巨木の谷通り」で撮影したものですが、このように近くで見られる機会もあるかもしれません。
アオバト
今週は飛ぶ姿も含め確かな観察情報はなかったですが、もう少し様子をみます。
ヤマシギ
今週は確かな観察情報はなかったですが、ヤマシギは10月上旬まで滞在しているようで、今後も稀に見られることもあるかもしれず、もう少し様子をみます。
冬に見られる鳥情報
シメ
9月10日に数羽の鳴き声が聞かれましたが、近くで見られたとの情報はなかったです。
なお、カケス(亜種ミヤマカケス)は早い年であれば9月初旬に見られるようになりますが、今年はまだ見られていません。
今年は山の木の実が豊作であると推測され、その場合は旭山まで降りて来ない可能性もあり、要注目です。
留鳥情報
クマゲラ
今週もほぼ毎日藻岩山方面や旭山都市環境林から鳴き声が聞こえており、園内で鳴き声が聞かれたり姿が見られたりということもありました。
9月14日10時頃「巨木の谷」に1羽が飛んで来て、遠巻きに姿は見えましたが日陰で暗かったため、雌雄は確認できませんでした。
クマゲラは日によって動きが変わっており、クマゲラが見られるかどうかはその日しだいです。
オオアカゲラ(亜種エゾオオアカゲラ)
9月12日の野鳥観察会の際に「遊具広場の森」の道路寄りの辺りにいる雌1羽が観察されましたが、今後観察機会が増えてゆくのか、そうであるならいつ頃からか、要注目です。
9月14日には「作業員詰所」付近のニセアカシアの高木をつついていました。
なお、写真は数日前に富良野市内で撮影した雄です。
アカゲラ(亜種エゾアカゲラ)
園内での観察機会は少なくはないです。
明らかに幼鳥と分かる頭頂部が赤い個体はそろそろ見られなくなってきました。
コゲラ(亜種エゾコゲラ)
「ギーキーッキッキ」という鳴き声が独特で存在に気づきやすく、その声をたよりに探すと近くで姿が見られることもあります。
9月14日9時過ぎに「新桜並木」でカラ類混群(シジュウカラ、ハシブトガラ、ヤマガラ、ヒガラ)とメジロと一緒に比較的近くで見られました。
ヤマゲラ
9月12日の野鳥観察会の際に「藻岩山登山口」方面から「ピョッピョッピョッピョッピョッ」という鳴き声が聞こえてきており、園内でもときどき見られています。
オオタカ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでした。
ハイタカ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでしたが、オオタカともども、ときどき来ているものと思われます。
ノスリ
9月12日の野鳥観察会の際に、西側上空を帆翔する1羽が見られ、秋になってしばしば観察されるようになりました。
トビ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでした。
オジロワシ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでした。
ハヤブサ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでした。
フクロウ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでした。
カワラヒワ
9月13日に久しぶりに園内で「キリコロキリー」という鳴き声が聞かれましたが、観察情報は少なく、この先見られる機会が増えるのかどうか、注意深く見てゆきます。
ゴジュウカラ(亜種シロハラゴジュウカラ)
園内で観察機会は少なくなく、間近で見られることもあります。
シジュウカラ
成鳥、幼鳥とも観察機会は多いです。
林のなかで「ツッ ツー」とか細い声で鳴いていることがあり、その声だけではヒガラと混同することもあり、さらに両者が同じ場所にいることもあるので注意が必要です。
ハシブトガラ
園内で観察機会は多いです。
写真の個体は9月14日に撮影したものですが、この個体は目の後ろの白いメッシュが大きく見えました。
ヤマガラ
観察機会は多いです。
なお、今年は「作業員詰所」前のイチイの木には実が数個しかなっておらず、ヤマガラが食べに飛んで来る姿はほぼ見られないものと思われます。
ヒガラ
囀りはまだ高い木の上の方から聞こえてくることがあります。
コゲラの項で触れた9月14日の混群の中にはヒガラの幼鳥も混じっており、広葉樹にも来ていました。
ヒガラは松の木の中で「チーチチッ」などと鳴きながら移動して採餌しており、葉や枝の陰ではないよく見える場所に出て来ることもあります。
ハクセキレイ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでした。
スズメ
道路沿いで見る機会があります。
ヒヨドリ
園内一円で見られています。
9月13日には「森の家南斜面」のキタコブシの種子を食べに数羽が来ており、幼鳥も確認できました。
写真は、少々分かりにくいですが、その時のものです。
ハシボソガラス
主に「第1駐車場」周辺、「噴水広場」周辺から道路沿いそして森の家周辺でよく見られています。
オニグルミの実=くるみを空中から道路に落として割る行動はまだ見られていませんが、今年はオニグルミの実が豊作で、今後見られるものと思われます。
ハシブトガラス
園内で多く見られています。
レストハウスから展望台の辺りに、手に持っている食べ物を狙うハシブトガラスがいるので、お気を付けください。
森の家の周りにも食べ物をチェックしに来る個体がいるので、ご注意ください。
旭山記念公園各所名称マップ
野鳥等が観察された詳細な地点をご案内するにあたり、園内各所に名称をつけました。
主に野鳥情報の記事でそれら名称を使用しており、「」(かぎかっこ)でくくったものがその名前で、こちらの地図で場所を確認することができます。
文字が小さいので拡大してご覧ください。
エゾシカ(シカ科)
9月9日、「寺田京子句碑」付近で撮影、2頭並んで草を食んでいました。
このほかに2頭計4頭がそこにいましたが、角のある雄はいませんでした。
ニホンカナヘビ(カナヘビ科)
このところ森の家のデッキ付近あるいは館内で小さい個体をよく見かけます。
園内でも、散策路脇の枯れ葉や枯れた笹がある場所でよく見られています。
ヒナバッタ(バッタ科)
見る機会が少ないバッタを運よく撮ることができました。
草むらで「シャシャ」と鳴き、その声は比較的よく耳にします。
オオアヤシャク(シャクガ科)
色合いは地味ですが、模様がきれいな蛾を見つけました。
このオオアヤシャクも見られる機会は少ない昆虫です。
ネバリノギク(キク科)
「森の家南斜面」で今年もネバリノギク(帰化植物)が咲き始めました。
エゾノコンギクと似た感じの花ですが、次の写真の下、たまたま近くで両種が咲いており、見比べると違いが分かります。
その写真の向かって左がネバリノギク、右がエゾノコンギクです。
ホソバウンラン(オオバコ科)
帰化植物で、道路沿いや空き地などで見られるホソバウンランがありました。
今まで旭山記念公園では確認されておらず、今回が初記録となります。
ホソバウンランは場所により群生しますが、旭山ではまだこの1株だけでした。
今後は増えるのかどうか、要注目です。
タラノキの種子(ウコギ科)
「第1駐車場」入り口付近の柵の外に、目線より下に見ることができるタラノキがあり、黒い実がなっているのを間近で観察することができます。
この実はメジロ、ヒタキ類、アオジ、カラ類、ヒヨドリなど野鳥がよく食べます。
カツラの種子(カツラ科)
「作業員詰所」前の電源盤付近のカツラに種子(果実)がなってきています。
小さなバナナのような形をしていて、今年は豊作です。
カツラは雌雄異株で、雌の株にしか果実はなりません。
この果実は主にアトリ科の野鳥がよく食べるため、この秋から冬は、このカツラの木もチェックポイントとして覚えておくといいかもしれません。
ゲンノショウコ別名「神輿草」(フウロソウ科)
ゲンノショウコの種子が見られるようになってきました。
次の写真上は、種子が持ち上がった状態で、この形がお神輿の上にある飾りににているため、別名「神輿草」とも呼ばれています。
写真下は、持ち上がる前の状態です。
ゲンノショウコは種子が見られる一方、まだ花も多く咲いているので、この先しばらく「神輿草」観察を楽しめそうです。
次回は、2026年9月21日月曜日に上げる予定です。
旭山でのバードウォッチング、皆様が多くの野鳥を見られることを願っております。