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旭山記念公園野鳥情報2025年8月11日(月曜日)

 

旭山記念公園野鳥情報、2025(令和7)年8月11日月曜日。

ここ1週間の旭山記念公園と札幌市旭山都市環境林の野鳥の動きをまとめました。

この野鳥情報は、旭山で野鳥観察をしておられる方から直接ご提供を受けたものも含まれています。

 

●旭山記念公園および旭山都市環境林で野鳥などの観察や撮影をされるみなさまへお願い。
観察や撮影の際には、道を塞ぐなどにより、野鳥撮影をしない人の通行の妨げにならないようご留意ください。
また、人が通ることにより野鳥が逃げてしまった場合は、仕方ないものと受け止めてください。

 

■8月17日(日)自然観察会はまだ参加受付しております。

8月17日(日曜日)
9時から11時頃まで
内容:公園内や旭山都市環境林を散策しながら植物や昆虫などを観察します。
野鳥が出たら野鳥観察も行います。

参加費:200円
集合:旭山記念公園森の家
定員:15名程度

※8月24日(日) 野鳥観察会は締め切りとなりました、あしからずご了承ください。

自然観察会

 

◎亜種表記について
当方ではこれまで、外見で容易に識別できるエナガ、カケス、ゴジュウカラの3種についてのみ、
エナガ(亜種シマエナガ)
カケス(亜種ミヤマカケス)
ゴジュウカラ(亜種シロハラゴジュウカラ)
と記してきましたが、基亜種とは別の亜種名がついている種については、外見での識別が困難なものでも同様に表記してゆきます。
なお、ウソ、カワラヒワについては別亜種が出現した際には本文中に明記します。

 

 

今週のトピックス
キバシリ(亜種キタキバシリ)
8月4日月曜日14時過ぎ、キバシリが園内で観察されました。
森の家裏のハルニレの幹を登っていく姿が10秒ほどの間見られました。
キバシリが8月に旭山記念公園内で観察されたのはこれが初めて、初記録となります。
通常は10月に山から降りて来て、4月前半に見られなくなります。
その前後にキバシリの観察情報はなく、その時だけ山から降りて来ていた可能性がありますが、この先も注意深く見てゆきます。

 

キビタキ
「巨木の谷」「柳のテント」付近の地面に砂浴びに来る幼鳥が見られています。
先週は雨がちの日が続いたせいか砂浴びはほとんど見られなかったのですが、昨日あたりから晴れてまたちょくちょく来ています。
幼鳥は8月9日の野鳥観察会の際にも「風の丘U字坂」で比較的近くで見られたほか、今年はちょくちょく観察情報があり、出会える機会はそれなりにあります。
写真は砂浴びはしていないですが、幼鳥です。
なお、雄成鳥は近くで見られたとの情報はなかったですが、本日8月11日「遊具広場の森」で囀りのようなぐぜりのような声が聞かれたほか、ときどき地鳴きも聞かれることもあります。

キビタキ幼鳥2025年8月11日

 

ヤマゲラ
この1週間も、8月5日、7日、9日そして本日11日と確実な観察情報がありましたが、同一個体かどうかは不明ですがすべて雌成鳥1羽の情報でした。
確かな観察情報が1日置きなのは単なる偶然として、同一個体であるとすればその個体が旭山に居ついている可能性があり、この先も見られる機会はありそうです。
ただし、今回の観察情報においてはいずれも「ピョッピョッピョッピョッピョッピョッ」とあの独特な鳴き声が聞かれたという話はなく、地鳴きもほとんどしないので、まったく偶然に出会う感じです。
ただし、ヤマゲラは大きく、林内の低い場所を飛ぶことが多いので、飛ぶ姿が視界に引っ掛かりやすく、何の鳥だろうと思って探してゆけば見つかり、割と近くで見られることもあります。
見られた場所は、5日が「記念樹の森」(写真1枚目)、7日が「ミュンヘンの森裏の道」、9日が「学びの森」(写真2枚目)そして11日が「ポートランドの小径」とまちまちですが、園内を歩いていれば見られることもあるかと思われます。
雄や幼鳥はこの1週間も観察情報がありませんでした。

ヤマゲラ雌2025年8月11日記念樹の森にて8月5日

ヤマゲラ雌2025年8月11日学びの森にて8月9日

 

 

今週のシマエナガ
エナガ(亜種シマエナガ)
今週も確かな観察情報はなく、暑さのため標高が高い場所に避暑に行っているか、広く動き回っている可能性が高そうです。

 

 

夏鳥情報
イカル
今週は確かな観察情報はなかったですが、今後もしばしば観察されるものと思われます。
山地に行くと今の時期は数羽から多いと20羽くらいの群れで見られ、囀りが聞かれることもあります。

 

クロツグミ
今週は、囀り、地鳴き、姿、幼鳥とも観察情報はありませんでした。
幼鳥は夏に見られることがあるのですが、今年は出ていないのかもしれません。

 

アカハラ
今週は園内での確かな観察情報はなかったです。

 

トラツグミ
今週は声も姿も確かな観察情報はなかったです。
7月に何度か鳴き声が聞かれた日がありましたが、それもそろそろ終わりなのかもしれません。
トラツグミはかつて10月中旬頃まで秋にも見られていましたが、ここ数年は秋の観察情報もほぼありません。

 

コルリ
今週も園内および「旭山都市環境林」での確かな観察情報はなかったですが、市内近郊の別の場所で雌の個体の確かな情報があったため、もう少し様子をみます。

 

オオルリ
今週は成鳥、幼鳥とも確かな観察情報はなかったですが、8月いっぱいは見られる可能性があります。
ただ、囀りは聞かれなくなり、地鳴きもほとんどしないので、たまたま見つかるという感じです。

 

キビタキ
(前述)

 

コサメビタキ
「学びの森」「巨木の谷」と森の家周辺でときどき見られています。
幼鳥はまだ「ごま塩」模様です。

コサメビタキ2025年8月11日親子

 

ウグイス
囀りは聞かれなくなりましたが、8月9日の野鳥観察会では「カラマツ林」で「ジッ ジッ」と地鳴きが聞かれたように、たまに地鳴きが聞かれ、鳴き声を頼りに見ていると笹薮の中を動く姿も見られることがあります。

 

ヤブサメ
「シリシリシリ」という囀りは聞かれなくなり、笹薮から「シュッ」という地鳴きが聞こえるだけですが、その声を頼りに笹薮の中を見ていると姿が見られることもあり、8月9日の野鳥観察会でも「風の丘U字坂」でそのように見られました。

 

センダイムシクイ
カラ類混群の中にときどき入っており、幼鳥がいることもあります。
「チヨチヨビー」という囀りもときどき聞かれていますが、センダイムシクイは例年8月下旬に南に渡るため、観察できる期間は今年もあと少しとなりました。

センダイムシクイ2025年8月11日

 

ホオジロ
この1週間は園内での確かな観察情報はなかったですが、この先もまだ見られることがあるかと思われます。

 

アオジ
この1週間は園内での確かな観察情報はありませんでした。

 

メジロ
「チュルチュルチリ」という囀りはあまり聞かれていませんが、「チューイ」「キュルキュル」という地鳴きはよく聞かれており、観察機会も多いです。
本日8月11日は「遊具広場五差路」付近のシラカンバに数羽の群れが飛んで来ましたが、幼鳥が親に餌をねだる様子も観察されました。
メジロは、写真のように低い位置に降りて来る機会は少なく、鳴き声を聞いて低い位置だと思ったら探してみるかといいかと。

メジロ2025年8月11日

 

キセキレイ
園内でときどき見られていますが、近隣住宅街での観察情報は今年は少ないです。

 

モズ
この1週間は園内での確かな観察情報はありませんでしたが、引き続き様子をみてゆきます。

 

ハリオアマツバメ
今週は確かな観察情報はなかったですが、8月中は「ピッ」という鳴き声が上空から聞こえ飛ぶ姿が見られることがしばしばあります。

 

ヤマシギ
今週も園内での確かな観察情報はありませんでした。

 

ツツドリ
今週は確かな観察情報はなく、「ボボッ」という鳴き声も聞かれなかったですが、ツツドリは8月後半になると林の低い位置で不意に見られることがあります。

 

キジバト
「デデーポーポー」という鳴き声はこのところ毎日園内でも聞かれていますが、低い位置にはなかなか降りて来ません。

 

アオバト
8月4日日に園内で「オーアーオー」という鳴き声が聞かれましたが、近くで見られたとの観察情報はなかったです。

 

チゴハヤブサ
今週も園内での確かな観察情報はなかったですが、今年は近くで繁殖していないのでしょうか・・・

 

 

 

留鳥情報
クマゲラ
今週は先週よりさらに観察情報が少なくなり、園内で近くで見られたとの観察情報はなく、藻岩山や旭山都市環境林から遠目に声が聞こえて来るくらいでした。
夏はこんなものかなぁ、といった感じで、この先も見られるかどうかはその時次第でしょう。

 

オオアカゲラ(亜種エゾオオアカゲラ)
今週も園内で見られています。

 

アカゲラ(亜種エゾアカゲラ)
観察機会は多く、幼鳥も見られていますが、「キョッ」という鳴き声を出さずにいることもあるので、森の中では木をつついたり何かが笹の上に落ちる小さな音に注意してみてください(アカゲラだけに限らずですが)。
写真は幼鳥です。

アカゲラ幼鳥2025年8月11日

 

コゲラ(亜種エゾコゲラ)
観察機会は多く、幼鳥も成鳥も近くで見られる機会があります。

コゲラ2025年8月11日

 

ヤマゲラ
(前述)

 

オオタカ
今週は園内での確かな観察情報はなかったです。

 

ハイタカ
今週は園内での確かな観察情報はなかったです。

 

ノスリ
今週は園内での観察情報がありました。

 

トビ
今週は園内での確かな観察情報はなかったです。

 

ハヤブサ
今週は園内での確かな観察情報はなかったです。

 

オオセグロカモメ
今週も8月8日と9日に園内および近隣上空を飛ぶ姿が見られ、鳴き声も聞こえてきましたが、この先も注目してゆきます。

 

カワラヒワ
「噴水広場」周辺で見られていますが飛んでいたり遠目にとまっていたりで、近くでじっくり見られることはごく少ないです。

 

ゴジュウカラ(亜種シロハラゴジュウカラ)
園内一円でよく見られて、「テュッテュッテュッ」という地鳴きを聞くこともあります。

ゴジュウカラ2025年8月11日

 

シジュウカラ
園内一円でよく見られています。
幼鳥の「胸のネクタイ」は今週もまだ下までつながっておらず、頬の下の黒い線もまだつながっておらず、背中もまだオリーブ色ではありません。
もう少しすると2回目の幼鳥が出て来る可能性もあり、要注目です。
写真は親子で、左が幼鳥、右が成鳥です。

シジュウカラ親子2025年8月11日

 

ハシブトガラ
園内一円でよく見られています。
本日はクズの花序から花か花がらをついばんで食べている様子が観察されました(写真はクズに来ていますが食べているところではありません)。

ハシブトガラ2025年8月11日クズ

 

ヤマガラ
園内一円でよく見られています。

ヤマガラ2025年8月11日

 

 

ヒガラ
「作業員詰所」周辺のトドマツや園内各所の針葉樹で観察機会が多いほか、カラ類混群に入っていることもあります。
本日囀りが聞かれましたが、ヒガラはなぜか繁殖期が終わっても囀りをすることがよくあります。

 

ハクセキレイ
今週は園内での確かな観察情報はなかったです。

 

スズメ
道路沿いで見る機会があります。

 

ヒヨドリ
園内一円でよく見られており、幼鳥も出ています(写真)。

ヒヨドリ幼鳥2025年8月11日

 

ハシボソガラス
「展望台芝生斜面」や「テラス状階段」そして第1駐車場でよく見られています。

 

ハシブトガラス
園内で多く見られています。

 

 

 

旭山記念公園各所名称マップ
野鳥等が観察された詳細な地点をご案内するにあたり、園内各所に名称をつけました。
主に野鳥情報の記事でそれら名称を使用しており、「」(かぎかっこ)でくくったものがその名前で、こちらの地図で場所を確認することができます。
文字が小さいので拡大してご覧ください。

旭山記念公園各所名称マップ

 

エゾシカ
園内で頻繁に現れており、昨日は7頭、本日は親子3頭の観察情報がありました。
本日「遊具広場」に現れたのは、母と昨年生まれの子そして今年生まれの子の3頭と思われ、写真にはそのうち子の2頭が写っています。
観察情報の多くは「遊具広場」から「噴水広場」「テラス状階段」、「学びの森」そして「ちびっこ広場」の辺りからのものです。

エゾシカ2025年8月11日2頭の小鹿

 

エゾリス
今週は、オニグルミのまだ外側の緑色の部分が残った果実をくわえてシナノキを登っているところの写真、「遊具広場の森」で撮影した1枚です。
今の時期園内各所で比較的よく見られ、午前中であれば見られないことの方が少ないくらいです。

エゾリス2025年8月11日オニグルミの果実をくわえて木を登る

 

ニホンカナヘビ
こちらも園内で見られる機会が多く、今日は2時間半ほど園内を歩いている間に、全部で11回遭遇しました。
よく見られるのは、笹薮の縁の法面(斜面)で、これは「遊具広場と噴水広場の間の道」に出てきたものですが、ニホンカナヘビが動くと「カサカサ」と笹の音がするので、その方向を見るといることがよくあります。

ニホンカナヘビ2025年8月11日

 

アオカナブン
今年はアオカナブンを見る機会が例年より多いと感じられますが、たいてい飛んでいるときに見るもので、とまっている姿を観察することがなかなかできません。
この時も飛んで来ましたが、目で追っていると笹薮の下に降りて歩き始めたので、なんとか撮ることができました。
アオカナブンは青緑色に光っているので、飛んでいても分かりますが、ハルニレなどの樹液に寄って来ることもあります。
夏を代表する昆虫のひとつでしょう。

アオカナブン2025年8月11日

 

ゴマダラカミキリ
カミキリムシ科の1種で、旭山記念公園ではそれほど多くはないですが、大きくて見応えがあるカミキリムシです。
この時は「第1駐車場」柵の手すりの上を行進していました。

ゴマダラカミキリ2025年8月11日

 

ノコギリカミキリ
こちらのカミキリムシは例年ぽつぽつ見られますが、たいてい草むらや林床などの地面を歩いている時に遭遇します。
こちらも大きいカミキリムシです。

ノコギリカミキリ2025年8月11日

 

ハネナガキリギリス
「展望台北西斜面」などで盛んに「チョギース」と鳴いているこの虫、姿はなかなか見られないですが、たまたまこの時は見える場所でじっとしていました。
今年は例年より多く鳴いているように感じています。

ハネナガキリギリス2025年8月11日

 

ウスキツバメエダシャク
蛾の仲間、シャクガ科のウスキツバメエダシャク。
昼行性で色も白いため蝶のようにも見えます。
旭山では普通種で、大発生する年もありますが、今年はときどき見られるくらいで少ないです。

ウスキツバメエダシャク2025年8月11日

 

ミドリヒョウモン
蝶の仲間、タテハチョウ科のうちヒョウモンチョウの仲間の1種。
今年は多く見ら、元々ヒョウモンチョウの中では最も多いと思われる種類ですが、他の種類のヒョウモンチョウはほとんど見られていません。

ミドリヒョウモン2025年8月11日

 

ゲンノショウコ
フウロソウ科の多年草。
本来は白い花が咲きますが、ピンクの花が咲くこともあり、この花はうっすらとピンクがかって見えました。
園内の明るい場所に多く見られ、街中でも見られることがあります。

ゲンノショウコ2025年8月11日

 

ヤナギタンポポ
キク科の多年草、今週もまだまだたくさん咲いていますが、そろそろ綿毛の種子も見られるようになってきました。

ヤナギタンポポ2025年8月11日

 

ネジバナ
ラン科、今週も咲いています。
これはきれいにねじれて咲いています。

ネジバナ2025年8月11日

 

 

次回は、2025年8月17日日曜日に上げる予定です。

 

旭山でのバードウォッチング、皆様が多くの野鳥を見られることを願っております。