旭山記念公園野鳥情報、2024(令和6)年11月24日日曜日。
ここ1週間の旭山記念公園と札幌市旭山都市環境林の野鳥の動きをまとめました。
この野鳥情報は、旭山で野鳥観察をしておられる方からご提供を受けたものも含まれています。
●12月の定例野鳥観察会は、14日(土曜日)と22日(日曜日)に行います。
お申込みは、11月30日(土曜日)10時より、電話及び窓口直接にて受け付け開始となります。
皆様のご参加をお待ちしております!
◎亜種表記について
当方ではこれまで、外見で容易に識別できるエナガ、カケス、ゴジュウカラの3種についてのみ、
エナガ(亜種シマエナガ)
カケス(亜種ミヤマカケス)
ゴジュウカラ(亜種シロハラゴジュウカラ)
と記してきましたが、今回以降、別の亜種名がついている種については、外見での識別が困難なものでも同様に表記してゆきます。
なお、ウソ、カワラヒワについては別亜種が出現した際には本文中に明記します。
今週のシマエナガ
エナガ(亜種シマエナガ)
今週も園内でほぼ毎日観察されています。
本日の定例野鳥観察会では、開始10分で「カラマツ林」の辺りに10~15羽の群れが来て、位置は高かったですが、10分近く留まっていて観察できました。
終了寸前にも森の家の前に出たとの情報がありましたが、それには間に合わず、他10時頃までに「吊り橋」周辺と「遊具広場」周辺で3~5羽の少ない群れが見られたとの情報もありました。
今日は8時台から出ていましたが、この1週間は10時半から11時台に出る日が何日かありました。
場所は「巨木の谷」から「カラマツ林」の辺りと、森の家周辺、「吊り橋」周辺の情報が多く、それ以外はぼちぼちです。
ただこれも、この先動きが変わる可能性があります。
今週のトピックス
ミヤマホオジロ
11月22日、ミヤマホオジロ雌1羽の観察情報がありました。
場所は「藻岩山登山口」から「木の橋」にかけての辺りです。
今年は何度か観察情報がありましたが、それらすべて通過のものと思われ、1回見られて翌日はもういないということの繰り返しです。
ただ、過去に12月や1月上旬に出たこともあるので、まだこの先見られるかもしれません。
アオバト
先週、1羽だけ残ったアオバトがまだ見られるかもしれないと書きましたが、11月18日、同じ1羽と思われる雌が園内で観察されました。
森の家周辺、「ポートランドの森」辺りに出たとのことですが、やはりナナカマドの実を食べていたそうです。
渡らないのであれば、まだこの先見られるかもしれません。
夏鳥情報
メジロ
今週も確かな観察情報はなかったです。
メジロは通常夏鳥であるものの、毎年真冬にも市内での観察情報があり、渡らない個体もいるものと思われますが、今後はそのようにイレギュラーに見られた場合のみ取り上げることにして、ここではいったん終わりにします(また来年)。
イカル
今週は確かな観察情報はありませんでしたが、もう少し様子をみます。
モズ
今週も確かな観察情報はありませんでしたが、まだもう少し様子をみます。
アオバト
(前述)
旅鳥情報
ルリビタキ
今週も確かな観察情報はありませんでしたが、この先確かな観察情報がなければ、来週からここでは取り上げません(また来年)。
ミヤマホオジロ
(前述)
カシラダカ
今週も確かな観察情報はありませんでしたが、もう少し様子をみます。
※今年の秋から初冬にかけて、旭山ではマミチャジナイとシロハラの確かな観察情報は今のところありません。
冬の鳥情報
ツグミ
園内の木に降りていたという情報もありますがやはりまだ少なく、今日の観察会でも上空を数羽で飛んで行くのが見えたり声も何度か聞かれたりしましたが、まだ渡りが続いているものと思われます。
今年は園内のアズキナシやナナカマドの実が豊作なので、食べに降りて来てもらいたいものです。
シメ
今週はナナカマドの実を食べていた、「学びの森」で低い位置に降りていた、という観察情報がありました。
今日の観察会では「噴水広場」周辺で「シーッ」という声が聞かれましたが、よく見られるのはその辺りです。
マヒワ
本日数羽が上空を飛んでいましたが、たまに園内で確認できる程度で、まだ少ないのか、この冬はこのまま少ないのか、要注目です。
キクイタダキ
本日の観察会後半、「作業員詰所」付近の低いトドマツに3、4羽が入り、10分以上近くで観察することができました(終わり時間が近かったので切り上げましたが、キクイタダキはまだそこにずっといました)。
その辺りでの観察情報が増えつつあり、この先期待できます。
一方で園内他の場所ではまだ観察情報は少ないです。
キバシリ(亜種キタキバシリ)
今週は確かな観察情報はなかったですが、キバシリは元々個体数が少ないようで、よく見られる年でも毎日見られるというほどでもないです。
ミソサザイ
本日の観察会では、「巨木の谷」と「森の階段」付近そして「ちびっこ広場」で声が聞かれましたが、見える位置に出てくることはなく、「ジュッ」という声だけが聞かれました。
ただし今年は声を聞く機会が昨冬よりは多いと感じており、上記の他「ポートランドの小径」から「カラマツ林」にかけてと「遊具広場の森の散策路」などで鳴き声を聞いたら、粘っていれば観察・撮影できると思います。
※ヒレンジャク、キレンジャクは今年はまだ旭山では確認されていません。
留鳥情報
クマゲラ
今週も毎日ではないですが園内に飛んで来ており、11月19日火曜日には「遊具広場」で雌1羽を5m以内のごく近くで見られたとの情報がありました。
またその時は近くに他に雄2羽がいて、辺りに合計3羽がいたとのことです。
今日は園内で確認できませんでしたが、この先も結構な頻度で見られる可能性が高そうです。
オオアカゲラ(亜種エゾオオアカゲラ)
園内でときどき見られており、雄と雌どちらも見られています(写真は雄です)。
アカゲラ(亜種エゾアカゲラ)
今日の観察会でも20mほど離れていましたが、採餌するアカゲラ雄をじっくりと観察できました。
また今週はハリギリの実(種子)を食べる様子も観察されましたが、ハリギリの実は鳥たちの好物で、シマエナガが食べることもあります。
アカゲラは園内一円で「キョッ」という声がしばしば聞かれ、観察機会も多いです。
コゲラ(亜種エゾコゲラ)
観察機会は多く、今日の野鳥観察会でも声は何度か聞かれましたが、近くに寄れず、そんなこともしばしばあります。
ただ、10mくらいまでであれば、近くに寄ってもすぐには逃げずじっくりと観察できる野鳥ではあります。
ヤマゲラ
今週は園内で声を聞いたとの情報はありましたが、近くで見られたという情報はなかったです。
フクロウ
今週は確かな観察情報はありませんでした。
オオタカ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでした。
ハイタカ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでした。
ノスリ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでした。
トビ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでした。
ハヤブサ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでした。
オオセグロカモメ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでした。
カケス(亜種ミヤマカケス)
今週も確かな観察情報はなかったですが、西区小別沢でカケスを数日前に見たとの情報があり、近い所にはいるようです。
ただ、今後旭山に来るかどうかは分かりません。
カワラヒワ
今週も渡りの途中と思われる数羽の群れの他、今日の観察会でも「学びの森」周辺で2、3羽が見られ、「キリコロキリー」という鳴き声が分かりやすいこともあり、観察機会はまだ多いです。
亜種オオカワラヒワがいたかどうかは確認できませんでした。
このまま冬の間も見られるのか、移動して見られなくなるのか、要注目です。
ゴジュウカラ(亜種シロハラゴジュウカラ)
園内一円でよく見られており、近くで見られる機会も少なからずあります。
シジュウカラ
園内一円でよく見られています。
ハシブトガラ
園内一円でよく見られており、今週も「遊具広場の森」のサルナシ(コクワ)の実を食べにときどき来ていました。
ヤマガラ
「作業員詰所」前のイチイの実を食べに来る頻度は落ちましたが、そこに限らず園内一円でよく見られています。
ヒガラ
今週も囀りが聞かれていましたが、2羽かそれ以上で鳴き合うということはなく、ほんとうの意味での囀りとはやはり違うように感じられます。
園内一円の針葉樹で観察機会が多いです。
ハクセキレイ
今週は確かな観察情報はありませんでした。
スズメ
道路沿いで見る機会があります。
ヒヨドリ
数は数羽に減りましたが、ほぼいつでもどこかから鳴き声が聞こえてくる状況ではあります。
今年生まれの幼鳥はもう外見では分からなくなりました。
ハシボソガラス
「噴水広場」から「テラス状階段」の辺りと第1駐車場でだいたいいつも見られます。
ハシブトガラス
園内でよく見られています。
旭山記念公園各所名称マップ
野鳥等が観察された詳細な地点をご案内するにあたり、園内各所に名称をつけました。
主に野鳥情報の記事でそれら名称を使用しており、「」(かぎかっこ)でくくったものがその名前で、こちらの地図で場所を確認することができます。
文字が小さいので拡大してご覧ください。
◎今週のエゾリス
エゾリス
雪が積もる前、自分で地面に埋めたと思われる何かを探していました。
◎「バーズ・オブ・ア・フェザー」 ビリー・アイリッシュ
アメリカの人気若手実力派シンガーソングライター、ビリー・アイリッシュ Billie Eilish。
彼女の最新ヒット曲が「バーズ・オブ・ア・フェザー」 Birds Of A Featherです。
タイトルに「鳥」が入っていますが、歌詞を見ると、その曲名を歌う部分以外にはいっさい鳥は出てきておらず、やや重たい内容、人間関係に揺れ動く心を歌っています。
この「バーズ・オブ・ア・フェザー」とはアメリカでは「似た者同士」という意味で使われる慣用句だそうですが、なんであれ鳥好きとしては反応してしまいます。
ご興味がある方はネットで探して聞いてみてください。
◎「トリテン」 国立科学博物館 特別展「鳥」のご案内
東京上野にある国立科学博物館にて「特別展 鳥」通称「トリテン」開催中です。
2025年2月24日まで開催、東京に行かれる方は足を運んでみてはいかがでしょうか。
詳しくは以下のリンクよりホームページをご覧ください。
次回は、2024年12月1日日曜日に上げる予定です。
旭山でのバードウォッチング、皆様が多くの野鳥を見られることを願っております。