旭山記念公園野鳥情報2023年1月13日（金曜日）

旭山記念公園野鳥情報、2023（令和5）年1月13日金曜日

ここ1週間の旭山記念公園と札幌市旭山都市環境林の野鳥の動きをまとめました。

この野鳥情報は、旭山で野鳥観察をしておられる方からご提供を受けたものも含まれています。

◎明日1月14日（土曜日）朝8時より野鳥観察会を行います。
こちらまだ募集定員に達していないため、明日直接ご来場での参加も受付いたします。
参加ご希望の方は、明日8時少し前までに森の家にお越しください。

1月29日（日曜日）もまだ参加お申し込み受付中です。

◎今週のトピックス
ヤマゲラ
本日1月13日、学びの森周辺で2羽を同時に声で確認しました。
しかしどちらも近くで見ることができず（ゆえに写真もなし）、雌雄は確認できませんでした。
ヤマゲラはこれから春先にかけて見られる頻度が高くなり、声は毎日どこかから聞こえてくるようになって観察の楽しみが増えます。

◎今週のシマエナガ
エナガ（亜種シマエナガ）
今週は3～6羽ほどの小さな群れで観察され、10羽以上の群れの観察情報はありませんでした。
例年であればまだ10羽以上の群れで見られる時期でもあり、今後も見られることはあるでしょうけれど、動きに注目してゆきます。
なお、イタヤカエデの樹液はまだ今冬は確認していません。

◎季節の野鳥情報（夏鳥、冬鳥、旅鳥など）
ミヤマホオジロ
今週も園内での確かな観察情報はありませんでした。

カシラダカ
今週も園内での確かな観察情報はありませんでした。

マミチャジナイ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでしたが、まだ現れる可能性はあります。

イカル
1月11日に森の家上空を1羽で飛んでいましたが、この先まだ見られるかもしれません。

モズ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでしたが、まだ見られる可能性はあります。

カケス（亜種ミヤマカケス）
今週も引き続き学びの森からつり橋にかけての辺りとミュンヘンの森周辺で見られることが多かったです。
ミュンヘンの森にいた場合、たいていそこから栗の木デッキの方向に飛んで行きますが、双子沢川沿いに学びの森とミュンヘンの森をつないで移動している可能性が高そうで、事実そのライン上以外の場所で見ることは少ないです。
森の家から登山道入口付近では時々見られますが、それもそのラインの延長上と考えることができます。

イスカ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでした。

マヒワ
今週は一転してほとんど見られなくなりました。
今後の動きがどうなるかまったく読めず、要注目です。

ベニヒワ
今週も園内での確かな観察情報はありませんでしたが、全道的に今の時期はほとんど見られていないようです。

シメ
学びの森周辺にいることが多く、園内他の場所でも声を聞くことがあり、「チェッ」という舌打ちするような音や「シー」という鳴き声を聞く機会が増えて来ています。

アトリ
今週は確かな観察情報はありませんでした。

ウソ
今週は何度か声が聞かれた程度で、近くで観察できたという情報はありませんでした。

キクイタダキ
噴水広場からピクニックテラス周辺や、つり橋周辺の針葉樹やミュンヘンの森そして風の丘近くでも時々見られていますが、先月よりも観察情報は少なくなっています。

ツグミ
今週も学びの森周辺でよく見られ、多いと10羽ほどが辺りにいることもあります。
上空を10羽以上で飛んでいることもあり、今年はツグミは多いです。

ハチジョウツグミ
今冬は今のところまだ観察されていません。

ヒレンジャク
一昨日1月11日朝8時過ぎに風の丘の近くで数羽が観察されましたが、それも数日振りの観察情報で、それ以降は観察情報はありません。
例年であれば1月中旬には見られなくなりますが、今年はどうでしょうか。

キレンジャク
今週は園内での確かな観察情報はありませんでした。

ミソサザイ
つり橋周辺で時々見られ、森の家の周りに来ることもあります。

コガラ
今週も園内での確かな観察情報はありませんでした。

オジロワシ
今週も確かな観察情報はありませんでした。

◎留鳥情報
クマゲラ
今週も園内で観察されましたが、藻岩山から声が聞こえてくることが多いです。
ただ、近くにはいるのでいつひょっこり現れるかは分かりません（楽しみです）。

オオアカゲラ
今週も園内で観察されており、雌雄どちらも観察情報がありました。

アカゲラ
園内でよく見られています。
写真下はヌルデの実を食べる雌です。

コゲラ
今週もよく見られています。

ヤマゲラ
（上述）

フクロウ
今週は園内での観察情報はありませんでした。

オオタカ
今週は園内での観察情報はありませんでした。

ハイタカ
今週は園内での観察情報はありませんでした。

クマタカ
今週は園内での観察情報はありませんでした。

ノスリ
今週は園内での観察情報はありませんでした。

トビ
今週は園内での観察情報はありませんでした。

ハヤブサ
今週も園内での観察情報はありませんでした。

ゴジュウカラ（亜種シロハラゴジュウカラ）
観察機会は多く、近くに寄れることもあります。

シジュウカラ
観察機会は多いです。

ハシブトガラ
観察機会は多く、樹木の種子を食べに来る姿がよく見られます。

ヤマガラ
観察機会は多く、森の家の周りと学びの森付近でよく見られます。

ヒガラ
針葉樹林に行くと見ることが極めて多いです。
（写真は広葉樹シラカンバにとまっている時のものですが）

カワラヒワ
今週もほぼ毎日学びの森から展望台周辺で観察されていましたが、このまま越冬しそうです。
数はたいてい1羽です。

ハクセキレイ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでしたが、環状通り南10条の辺りで飛んでいるのを見ました。

スズメ
遊具広場やちびっこ広場など道路沿いで見られています。

ヒヨドリ
観察機会は多く、いつもどこかから声が聞こえてくるように感じられます。
アズキナシの実を食べにももちろんよく来ています。

ハシボソガラス
第1駐車場から展望台、噴水広場にかけての辺りでよく見られています。

ハシブトガラス
園内でよく見られています。

◎冬の昆虫（苦手な方へ・・・昆虫の写真があります・・・）
冬には昆虫は見られない・・・そんなことはありません。
雪の上でも活動する昆虫を見ることができます。
セッケイカワゲラの仲間、ユスリカの仲間、トビムシの仲間そして今日紹介するクモガタガガンボの仲間などは、雪の上で活動します。
本日1月13日は気温が上がったせいか、クモガタガガンボの仲間が1匹歩いていました。
この先もまだ見られ、特に雪解けが近づくと見られる機会が多くなります。

次回は、2023年1月20日金曜日に上げる予定です。

旭山でのバードウォッチング、皆様が多くの野鳥を見られることを願っております。