毎年恒例となりつつある両生類の卵塊調査。
主に西岡公園にすむ両生類(エゾアカガエルやエゾサンショウウオ)の卵の数や、産む場所を記録しています。
今年も両生類の専門家「高井 孝太郎さん」↓をゲストにお迎えし、調査を行いました☆
今回の大きな目的は「去年の調査結果と比較すること」です。
調査は2チームに分かれ、去年の調査地の地図を見ながら行いました。
調査地に着くなり継続の隊員は「(同じ時期なのに)去年より湿地の水が少ない!!」と環境の変化を感じたようです。
小さなことかもしれませんが、早くも去年との変化を感じ取ってくれて嬉しいです☆
早く卵塊調査をしたいようなので、役割を分担して環境調査(気温・水温・水深・水流の有無)を行い、その後すぐに卵を探してみました。
しかし調査開始後すぐには見つけられず「今年は湿地の水も少ないし、カエルたちもここでは産んでないのかな~」とみんなで言っていましたが
木道の下や茂みの中まで探してみると次々見つかり、結局予定していた調査場所を全て周り終えた頃には12時を過ぎていました。
今回の 隊員達はいつも以上に根気強く、集中力も切れず、たくさんの正確な記録がとれて素晴らしい調査結果が残せたと思います。
午後には2チームの調査結果を一つの大きな地図にまとめ(見つけた場所・数など)みんなで去年の結果と見比べながら、高井さんに解説してもらいました。
気温や湿地の水の量などには変化がありましたが、卵塊数に大きな変化は見られず、カエルたちは去年と同様西岡公園に生息しているのではないか?
ということになりました♪
その他にも、一つの卵塊にどれだけ卵があるのか数えてみたり、普段カエルがどのような物を食べているのか?も、少し調べてみました。
いつも真剣に隊員たちと向き合ってくれる高井さんなので、隊員達も質問をしやすい様子で、午後の活動も盛り上がっていました!!
今年の調査は去年の記録と併せ、年度末に予定している報告展や、来年の調査に活かしたいと思います!
時間はかかりますが、たくさんのデータを集め、より正確な西岡公園の両生類の生息状況をつかみたいです。
それではみなさま、第二回の魚組もお疲れさまでした。ゲストの高井さん、ありがとうございます♪
※にしおか魚組の調査活動は、札幌市から特別な許可を得て行っております。
許可無く木道から湿地へ降りたり、川や池などの魚類を捕まえることは禁止されていますので、ご了承ください。