にしおか魚組~水生昆虫調査をやりました!

昨日は、にしおか魚組の活動で、今年最後の野外調査を行いました。
今回は水生昆虫がテーマで、水生昆虫の専門家酒井健司さんが来てくれました。
まずは、大漁川で水生昆虫を探します。

酒井さんから、水生昆虫のとり方を教えてもらい、いよいよ調査スタート!
川の中の石をとって、バケツの中で洗ってみると、小さな水生昆虫がとれました。
でも、よ~くじっくり観察しないと分からない位小さい生き物たち。
いつもの魚調査では、網ですくって確認してすぐにまたすくっていた子ども達も
今回はじ~っくり網の中を観察していました。

タモ網で川をすくってみると、ヤゴやヘビトンボなどの大きな水生昆虫がとれました。
この場所は、コオニヤンマやホンサナエの生息地になっているので、この2種のヤゴは
多かったですが、他にもコシボソヤンマやニホンカワトンボのヤゴもとれました。

一通りとり終わったら、次はソーティングとよばれる作業です。
バットに移し、落ち葉や小石の中から水生昆虫を探し出し、1種類ずつ小さなお椀に
仕分けていきます。
これがなかなか大変!でも隊員たちは、じ~っくりと観察して、動いた虫を素早くピンセット
で捕まえていました。この集中力には、スタッフもビックリです!

午後からはとれた水生昆虫をスケッチしました。
ヘビトンボや、コオニヤンマのヤゴなどの大きめの水生昆虫は見ながらスケッチできますが、ナガレアブやキハダヒラタカゲロウなどは、ルーペや顕微鏡を使って、体の細部まで観察しながら書いていきます。

みんなの観察スケッチが完成しました!!
どれも細部まで良く観察して描かれています。
今回の調査では、17種類の水生昆虫と7種類の魚、3種類の貝がとれました。

今回で無事今年の魚組の調査は終了です。
次回からは、いよいよ報告展に向けたまとめの作業が始まります!