今日の西岡公園は小雨の降る中、雷がゴロゴロなっています。
風が吹くと落ち葉がガサガサ音を立てて落ちてきます。
オニグルミの落ち葉です。
これで一枚の葉です。
羽状複葉といいますよ。長さが60センチ以上もありました。
複数の子葉からできている複葉のうち、鳥の羽のように葉柄から左右に2枚以上の子葉が並んでついている葉を羽状複葉といいますよ。
羽状複葉の葉を持つ樹木はヤチダモやナナカマド、イヌエンジュ、ヌルデ、などが西岡公園内にありますよ。
森の中ではホオノキの大きな落ち葉がガサゴソ音をたてて降ってきます。
案外大きな音なのでちょぴり驚いてしまいます。
オオバボダイジュの落ち葉で園路が黄色になっていました。
木の実をくわえたエゾリスが樹を登っていきました。
この秋はドングリもクリも少ないので冬のたくわえに苦労しているのでしょうか?
エゾトリカブトが咲いていました。
ヤマハハコ
アキノキリンソウがまだありました。
ゴマナ
ユウゼンギク
エゾリンドウ
イヌタデ
花が少なくなってきましたが、植物の果実の観察はまだ楽しめますよ。
こちらはマルバノヤマホロシ
コウライテンナンショウ
アキノウナギツカミの、この桃色の塊はつぼみにも見えますが、果実ですよ。
ミゾソバの黄緑色の果実
日当たりによっては桃色のものもあります。
サングラスのような形をしているのはヤブハギの果実です。
「ひっつきむし」ですよ。
表面を触るとざらざらしています。
マジックテープのような仕組みで衣服などにくっつきやすくなっていますよ。
動物による付着散布(動物の毛や人の衣類にくっついて運ばれ、分布域を広める植物の種子)の一種です。
こんな植物の種子は「ひっつきむし」などと呼ばれています。
ハエドクソウはフック状の棘に引っかかるタイプ。
ウマノミツバはかぎ状の棘でくっつきます。
キンミズヒキも見るからに引っ掛かりのある棘がありますね。
「ひっつきむし」にはべたべたする粘液でくっつくタイプなどいろいろありますよ。
ノブキはべたべたするタイプの「ひっつきむし」です。
湿原のヨシは穂を上げ葉の色も少しずつ淡い枯れ葉色になってきましたね。
ツタウルシの葉が赤くなっていました。
木の根元から集団では生えてきたかわいいキノコたち
紫色のうつくしい色合いのホオキタケの仲間
落ち葉が舞い降りる湿原には、来春花を咲かせる準備が整ったミズバショウの冬芽が水面から突き出ていました。
ユキムシの目撃情報もちらほら聞こえてきました。
紅葉はいつがピークでしょう?楽しみですね。
園内をのんびりお散歩するのは心がリラックスしますよ。
たくさんの人と自然の不思議や感動を分かち合いながら歩くと、それはもっと楽しくなるかもしれません。
多くの人の目で観察すると発見も多くなります。
西岡公園ではイベント「おさんぽガイド」が定期的に開催されていますよ。
ご自分で自然散策する時のヒントにもなるかもしれませんね。
ガイドボランティアのみなさんとおしゃべりしながら園内を散策しませんか?
7月から10月は、隔週金曜日の開催になります。開催時間は各回とも、13時から15時です。
小雨決行ですが、強風時は中止になります。
開催か判断に迷ったときは、当日の10時以降に管理事務所に電話でご確認、またはホームページでご確認下さい。
おさんぽガイドのチラシ こちらからもどうぞ。↓↓