「西岡ヤンマ団」の活動がありました2025.09.07

湿原でトンボを採る子供たち

「西岡ヤンマ団」

9月の活動日は朝から雨ふりの怪しい空模様ではじまりました。

トンボの調査には雨は歓迎できないお天気です。

この日は午前中の活動は室内活動から始めましたよ。

トンボの講師から話を聞く団員

トンボの専門家の講師からミルンヤンマという黄昏飛翔性のヤンマについてのお話を聞きましたよ。

ミルンヤンマが好きな色は何色かな?そんなお話もしてくださいましたよ。

西岡公園にも黄昏飛翔性のコシボソヤンマがいますね。

同じような習性のトンボがほかにもいたんですね。

トンボのクイズもしましたよ。見分け方についてや、生態についてどれだけわかっていたかな?

自分が知らなかったことにも気が付くことができたのではないでしょうか。

湿原でトンボを採る子供たち

そんなことをして過ごしているうちに、雨が上がっていましたよ。

ちょっとだけ早弁をしてみんなで調査に出かけました。

湿原でトンボを採る子供たち

木道のある湿地にもトンボがいました。

湿原でトンボを採る子供たち

ピカピカの光沢をもったタカネトンボがぐるぐる巡回しています

湿原でトンボを採る子供たち

卒業生のお兄さんも応援に駆けつけてくれました

みんなのあこがれです。

トンボを捕まえた子供

トンボは昆虫の中でも飛ぶ速さがトップです。

捕まえるのはトンボの動きを予想したり、全身を使ったり、いろいろな能力が必要です。

それぞれのトンボの生態を熟知すると要領よく採集できるようにもなりますよ。

自分で捕まえられるようになってきたら嬉しいですよね。

トンボ採りは昆虫採集の中でも忍耐が必要で、難しく、そして楽しいものです。

トンボを捕まえた子供

やっと採集したら、人差し指と中指で翅を挟んでトンボを持ちます。

オニヤンマを追いかける子供たち

広場ではオニヤンマを追いかけます。

走る走る!!

赤トンボ

赤トンボと呼ばれるアカネの仲間がたくさん出てきました。

まだ暑い日が多いですが、秋がやってきていますね。

トンボの先生に標本作りを教えてもらう子供

管理事務所に戻ったら恒例のトンボの標本作りです。

トンボの先生が見守ってくれますよ。

標本作りをする子供

標本は丁寧に作って、データをしっかり入れます。

きちんと保管すれば、何十年後にもしっかりとこの時代この場所に存在した生き物の物的証拠として残ります。

トンボ合わせをする様子

最後に、今日採集したトンボをみんなから聞いて、トンボ合わせをしますよ。

幼虫時代を水の中で暮らすトンボの調査は西岡公園の自然環境の状態、健全さを把握する上での指標になっています。

西岡公園では毎月のヤンマ団の活動でトンボの調査をすることを通して、自然を守ることにつながっていますよ。

 

みんな、今日も一日楽しかったね!

講師の皆さん、ボランティアのお兄さんたち、保護者のみなさん、お疲れ様でした。

そして本当にありがとうございました。